みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

「浜の母さん 海の幸の料理教室」を開催

料理教室を通して「枝幸魚つきの森」運動への理解を深めました

2017.05.08

右端が枝幸漁協女性部部長上野さん"

右端が枝幸漁協女性部部長上野さん

「バラちらし寿司」「秋鮭の三平汁」「秋鮭のバター焼き」「ホタテカレー風味」

「バラちらし寿司」「秋鮭の三平汁」
「秋鮭のバター焼き」
「ほたてカレー風味」

東都生協は2017年2月22日・23日の両日、料理講習や試食交流を通して組合員に産地や商品について知ってもらおうと、北海道の産直産地・枝幸漁業協同組合(*)女性部による「浜の母さん 海の幸の料理教室」を梅田地域学習センターと高井戸地域区民センターで開催しました。

まず、枝幸「魚つきの森」運動や加工工場について紹介。東都生協と枝幸漁協、北海道漁連が協定を結んで今年で10年。

植樹活動や交流などを通して生命の源である川と海を守り、漁場・資源管理型漁業によって生産される水産物を利用して豊かな食生活を推進する「枝幸魚つきの森」の取り組みが広がっています。

産地の北海道・枝幸町には毎年、東都生協の組合員が訪れ、植樹や鮭の稚魚やほたて稚貝の放流活動に参加しています。

放たれた鮭はベーリング海を2周し、4年で母川に回帰しますが、海の環境変化によって戻る鮭が減り、秋鮭の漁獲量は10年前の半分以下になっている現状が産地の枝幸漁協から報告されました。

同産地では朝水揚げされた鮭を昼には製品にしているので鮮度抜群であること、毛がにはメスと8㎝以下のものは漁獲せず、量を決めて大事に獲ることをルールとし、きちんと資源管理していることなどを学習しました。

その後は「枝幸の浜の母さん」こと枝幸漁協・女性部の皆さまと一緒に料理講習と試食。「北海道の話と、試食にひかれ参加した」という男性参加者も一緒に楽しく調理。

普段の漁の様子や地元での食べ方の話しで盛り上がった試食では、「とにかくおいしい」「冷凍秋鮭はアルミホイルをかぶせて焼くとしっとりおいしくできるなど、今後役立つ知識が得られた」と大好評でした。

「魚つきの森」マークの商品を組合員が利用することが、良質な水産物を普及させ、産地を元気にし、豊かな海を次世代に残すことにつながります。

組合員からは、「産地を応援していきたい」との声が上がり、料理教室を通して枝幸「魚つきの森」運動を進める理解が広がりました。

(*)枝幸漁業協同組合:北海道のオホーツク海に面する枝幸郡枝幸町で活動する漁業協同組合。冬季は流氷に覆われるオホーツク海は流氷が運ぶ動植物プランクトンが豊富なため、さまざまな魚介が集まる豊かな漁場です。漁の中心は毛がに、さけ・ます、ほたて、たこなど。毛がには水揚げ量日本一。


「浜の母さん、海の幸 料理教室」を開催

産直産地・枝幸漁協の森を守り、海を育て自然と共生する取り組みについて学習・交流

2017.04.18
東都生協は今年で10回目となる北海道枝幸(えさし)漁業協同組合の女性部による「浜の母さん、海の幸 料理教室」を2017年2月22日は梅田地域学習センター(足立区)、23日は高井戸地域区民センター(杉並区)で開催し、抽選で選ばれた合計66人の方が参加しました。

最初に、枝幸漁協の佐藤部長より、枝幸町の地形や自然、漁業、「魚つきの森」の取り組みなどについて説明。

枝幸町の紹介DVDも視聴し、持参していただいた「流氷」や、流氷の天使といわれる「クリオネ」の生きた実物も見ることができ、遠い枝幸を少し身近に感じられました。

参加者からは、「山を育てることで漁業を育て"みんなを幸せに"との取り組みには、あらためて第一次産業こそ生きる源と知りました」「枝幸の場所を勘違いしていました。養殖の方法も思っていたのと違い、新しい発見がいっぱいです」との声が聞かれました。




枝幸漁協女性部の皆さま



現地の自然やくらし、漁業の様子などを学習



熱く語る枝幸漁協の佐藤部長


各テーブルごとに枝幸漁協の女性部の方が講師として入り、浜の母さんの味や調理を教わりました。都会の私たち用に塩分を控えめにしていただきましたが、枝幸は漁師町なので、本場では塩分がもっと濃いとのことでした。

メニューは、枝幸の海の幸をたっぷり使った、バラちらし寿司・秋鮭の三平汁・秋鮭のバター焼・ほたてカレー風味の4種類。特に今年は毛がにの提供もあり、参加者は思わずにっこり。

お料理の一番人気は、塩鮭と白菜、にんじん、大根、ねぎ、豆腐と具だくさんの三平汁でした。




各テーブルで女性部の皆さまが直接指導



味を確かめながら料理



盛り付けには各テーブルの個性が


出来上がった料理をテーブルに並べ、参加者と枝幸漁協の女性部、北海道漁連の方々、東都生協の役職員が一緒に会食。枝幸の様子や暮らし、漁のこと、お料理のことなどを聞きながら交流しました。

参加者からは「鮭のバター焼きにしょうゆとみりんのタレをかけるのが参考になりました。」「新しいメニュー(ほたてカレー味)、素材を生かした三平汁など「海の幸」が本当においしかった。指導してくださった女性部の方の枝幸の話も楽しかった」などの感想が出されました。




盛り付けにもこだわりが



メニューは4種類



会食懇談、いろいろな方と話せました


千葉北部酪農農業協同組合を交流訪問(第6地域委員会)

「八千代牛乳」の味が生乳に近い訳

2017.04.10

市販牛乳との比較実験

市販牛乳との比較実験

清潔な牛舎

清潔な牛舎

子どもも大勢参加しました

子どもも大勢参加しました

第6地域委員会は2017年3月25日、千葉北部酪農農業協同組合の藤崎牧場の交流訪問を行いました。大人17人・子ども7人が参加しました。

千葉北部酪農農業協同組合の信川氏、藤崎牧場の藤崎氏から同農協が生産する「八千代牛乳」や藤崎牧場の特徴、酪農の現状について教えていただきました。市販の牛乳と八千代牛乳の違いが分かる実験も行いました。

東都生協組合員から贈られた搾乳用の「もーもータオル」の活用や、清潔な牛舎を維持・管理する取り組みにより「八千代牛乳」生産者の原乳は細菌数が少ないことことについて説明を受けました。

市販の牛乳と比べ「八千代牛乳」は、低温で、しかも短時間で殺菌する高温短時間殺菌法(75度15秒、HTST法)を採用。「八千代牛乳」は生乳に近い、さらっとした癖のない味になるそうです。

今回の企画は、牧場見学や乳搾り体験を通して、千葉北部酪農農業協同組合との産地直結を実感し、利用につなげることが目的です。牛乳の消費が減り厳しい環境の中、手間やコストがかかるにも関わらず安全な牛乳を作り続ける酪農家の存在に、参加者一同感銘を受けました。

藤崎牧場は、藤崎さんが学生の時から持っていた「酪農をやりたい!」という夢を追いかけ、1頭の牛からスタートしました。しかし、後継者がいないため、あと数年で終わりになります。とても残念ですが、藤崎さんは「飼料や環境にこだわり作っている安全・安心な八千代牛乳の存在を広めてほしい」と語ります。

主催した第6地域委員会は「八千代牛乳を利用し紹介し、応援していくことが今の私たちにできることだと思います。第6地域委員会でも企画などを通し広く伝えていきたいと思います」と話していました。

おいしくてヘルシー、みんな大満足 

東都生協の食材を使用して8品目を調理・試食

2017.03.02

作り方も分かり参考になりました

作り方も分かり参考になりました

いずれも有機野菜・雑穀を使用

いずれも有機野菜・雑穀を使用

小平西部ブロック委員会は2016年12月7日、小平中央公民館で「健康に良い試食会」を開催しました。

毎年試食会を開催して毎回異なるメニューを作ってきましたが、今回はれんこんステーキ、おからのポテサラ風、手巻き寿司、キャベツとひじきの重ね煮、ミニ玄米ハンバーグ、かぼちゃのサモサ、おからと豆腐の濃厚ガトーショコラなど8品目。

いずれも有機野菜と雑穀を使用し、ヘルシーでおいしい料理が出来上がりました。

参加者は「ヘルシー料理の作り方が大変参考になった」「家でも早速作りたい」と満足そうでした。

委員長の松本桂子さんは、「今年もヘルシー料理を皆さんに満足していただきうれしい。各家庭に戻ってぜひ実践してほしい」と語っていました。

組合員も職員も、若手生産者を応援

有機質資材「米の精」を活用した農畜産業についても学びました

2017.03.02

「米の精」の取り組みを説明

「米の精」の取り組みを説明

肥料や飼料として活用が広がる「米の精」

肥料や飼料として活用が広がる「米の精」

2016年12月10日、第4地域委員会は「新世代チャレンジプロジェクト応援わいわい企画第2弾」を開催。

東洋ライス㈱は、金芽ロウカット玄米と、BG無洗米製法から出る肌ぬかを粒状の有機肥料に製品化した「米の精」を紹介しました。

また、(農)多古町旬の味産直センターからは、肥料に「米の精」を使って甘さの強いさつまいも「べにはるか」を栽培していること、千葉北部酪農農業協同組合は牛の飼料に「米の精」を配合していることなどを説明。

産地・組合員・職員が共にテーブルを囲み交流しました。

「供給に携わる職員も産地に入って手伝うことで農を知り、組合員も買い支えるだけでなく産地の現状を知り、産地参入型で3者の力が集まる生協であってほしい」と、生産者は力説。

"親父の次に頑張る新世代"を応援したくなる企画でした。

新商品おしゃべり会を横浜会場で開催

組合員自身で企画前の新商品を評価し、商品づくりにつなげる活動「新商品おしゃべり会」報告

2017.03.02

容器もしっかり見て評価します

容器もしっかり見て評価します

「豆乳コーンスープ」は7大アレルゲン不使用で防災用品にも

「豆乳コーンスープ」は7大アレルゲン
不使用で防災用品にも

2016年度から新商品おしゃべり会に横浜会場が加わりました。会場はJR横浜線の鴨居駅から徒歩20分ほどの場所にある横浜センターです。

毎月1~2品の新商品を試食し、味や食感のバランスを評価します。また、商品ガイドで原材料や製造工程などの説明を受け、仕様内容や規格、価格についても評価し、総合的な判断やコメントなどを報告書に記載します。試食の準備はメンバーが、商品に記載された方法で行います。

今回の新商品、防災用にストックできる「玄米ごはん(プレーン)」は、175gで価格300円(税抜き)。国産コシヒカリを使用した缶詰で、ふたを開ければすぐ食べられます。

最初はそのままで、次にレンジで温めて試食。玄米はぼそぼそするイメージですが、今回は「レンジで温めるとよりおいしい。少し柔らかめの食感、玄米が苦手なお子さんやお年寄りにも良いかも」との評価でした。

賞味期限は製造日から3年間と長めで「長期保存も可能でとても便利」という一方、「防災用にまとめ買いしたいが、やや価格が高い」との評価もありました。姉妹品に「玄米ごはん(ほんのりしょうゆ味)」もあります。

もう一品は、「豆乳コーンスープ」160gで価格265円(税抜き)。コーンの甘みを生かし、豆乳でクリーミーに仕上げたレトルトスープは、牛乳・小麦粉不使用なので牛乳アレルギーの方も食べられます。
この商品は湯煎をして利用します。昨年は悪天候により、北海道産コーンの生産が少なく、原料不足だったことが説明されました。

「豆乳コーンスープ」には、「とうもろこしだけでなく玉ねぎも国産でおいしい」「豆乳臭さもなく食べやすい」という良い評価や、「とうもろこしの原料調達の難しさを紙面で紹介してほしい」という声も。

担当職員はしっかりと受け止め、商品案内でアピールしていくと話していました。

組合員が㈱ニッコーを視察訪問しました

同社のモットー「自分の子どもに安心して食べさせられる食品を作る」には組合員も共感!

2017.03.01

メーカーの熱い思いを確認

メーカーの熱い思いを確認

今年度、東都生協の視察訪問企画の第1弾として株式会社ニッコー(神奈川県大和市)に伺いました。

参加者は事前にメーカーの資料で予習をして、2016年11月8日の視察に臨みました。

工場では野菜の泥落とし、皮むき、洗浄、カットの様子を見学してから、シューマイの成型ライン、具材を煮るライン、冷凍ライン、包装ラインまでを見学。

同社の青柳さんから「できるだけ国産の野菜を中心に使っています。ここで行っていることは規模は違いますが、皆さんがご家庭でされていることと大差はありません」という説明があり、参加者も大きな関心を寄せていました。

また検査室では検査担当者との意見交換を行い、菌などに対しての厳しい姿勢を学ぶこともできました。

工場視察の後は、わたしのこだわり商品「東都鶏ごぼうしゅうまい」「東都えびしゅうまい」などを試食しながら、㈱ニッコーの沿革とこれからのビジョンについて営業の山崎さんからのお話を拝聴。特に「自分の子どもに安心して食べさせられる食品を作る」というモットーには参加者から大きな共感が寄せられました。

最後に、現在「麻婆茄子丼の具」などに使う野菜を栽培する自社野菜畑の見学も行い、充実した内容になりました。

参加者からは「初めて冷凍食品工場を見学したが、徹底した衛生管理が行われていると分かり、良い勉強になった」「原材料へのこだわり、従業員の仕事への真っすぐな姿勢を知り、これからも安心して注文できる」などの感想がありました。

現地に行き自身の目で確かめたことで、東都生協とメーカーのつながりをあらためて実感した一日となりました。


視察訪問企画
東都生協の取扱商品を生産する産地・メーカーの生産現場や関連施設を視察することにより、東都生協との約束事・それを守るための仕組み・その他の仕組みの運用実態・産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを、組合員自らが確認する企画。東都生協の組合員が参加する商品活動の一つとして取り組んでいます。

参加者みんなで楽しく収穫体験

野菜の収穫体験や生産者との交流も楽しく!

2017.02.13

名物の深谷ねぎ

名物の深谷ねぎ

顔と同じぐらいのキャベツを収穫

顔と同じぐらいのキャベツを収穫

2016年11月12日、墨田北ブロック委員会は東都生協の産直産地の(農)埼玉産直センターが主催する「埼玉産直センター収穫祭」に参加しました。

大きなキャベツをお母さんと一緒に収穫する子どもたち、生産者の方に手伝ってもらって長ねぎを収穫する子ども、自分で選んだ野菜の収穫をする組合員...。長ねぎ、白菜、大根など10品目の収穫を全員が楽しみました。

会場には赤飯・焼きそば・豚汁などの出店や野菜の即売会の他、キッズコーナーも。深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」も会場の賑わいに一役買いました。

参加者からは「野菜の種類も豊富で家族みんなで楽しめた」「新鮮な野菜を安くゲットできて良かった」などの声が聞かれ、主催者は「収穫体験では各コーナーの生産者の方といろいろな話ができた」と、産地交流訪問とは一味違う生産者との交流ができる収穫祭参加を喜んでいました。

清水農民組合産直会を訪問しました

後継者問題を抱える産地を、買い支えて応援したい!

2017.02.09

急傾斜での作業、生産者の苦労を体感

急傾斜での作業、生産者の苦労を体感

第7地域・武蔵野西ブロック委員会は2016年11月15日、みかんの収穫体験と学習、交流を目的に「清水農民組合産直部会」(静岡市清水区)を訪問。

山の斜面を染める鮮やかな色、たわわに実ったみかんを収穫しました。どれも甘く果汁たっぷりでおいしいみかんでした。

交流では、当初30人ほどいた生産者が4人に減ったこと、高齢化に加え後継者がいない問題、放任園が増え鳥獣被害に苦慮していることなどの現状を聞きました。

参加者からは「こんなにおいしいみかんがなくなるのは寂しい」「ぜひ買い支えたい」「急斜面での作業がいかに大変かよく分かった」「後継者がいないのは残念」などの感想が聞かれ、日本の農業が直面する深刻な問題の一端を知ることができました。


生産者が教える「箱みかん」の保存方法

*下のみかんに負担がかからないように、半分を取り出して常温で保存します*

くらぶち草の会を交流訪問

30年前から農薬無散布・化学肥料不使用です

2017.02.09

農薬・化学肥料不使用の畑で野菜の収穫体験

農薬・化学肥料不使用の畑で
野菜の収穫体験

好天に恵まれた交流訪問でした

好天に恵まれた交流訪問でした

2016年11月9日、船橋東ブロック委員会はくらぶち草の会との交流訪問企画を実施しました。

世田谷センターを出発し、道の駅「くらぶち小栗の里」に到着したのは午前11時ごろ。早速、みんなで小松菜、みず菜、サニーレタスの収穫体験を行いました。

苗の植え付けごろの台風の影響で生育が遅れ、全体にまだ小ぶりの仕上がりでした。その後、生産者と昼食交流をしました。

創始者の一人の佐藤さんからは、くらぶち草の会が30年も前から農薬無散布で化学肥料を使わない農業に取り組んできたこと、苦労したことなどを聞きました。生産者37世帯のうち、新規就農者が19世帯とのお話に、一同は驚きました。

「生産者の苦労話を直接聞くことができた。これからもっと買い支えたい」「たくさんの野菜を収穫できてうれしかった」と好評だった交流訪問。天候にも恵まれ、楽しいひとときを過ごすことができました。

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