食と農
㈲人と農・自然をつなぐ会~第40回お茶摘み交流会に参加しました
たくさん聴いて、体験し、食べた交流会!
同社代表取締役 杵塚敏明さん |
そば打ち体験も好評 |
お茶の葉を丁寧に摘みました |
美しい茶畑は日本の原風景 |
天気に恵まれ、東都生協以外に地元の消費者なども参加して総勢100人を超える大交流会になりました。
初日はお茶の手揉み体験・そば打ち体験・鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に自由に参加。
夕方からは「無農薬茶40年を振り返って」と題した講演会で、同社代表取締役の杵塚敏明さんから、害虫を殺すのではなく共存するためにどうしたら良いかなど、農薬無散布でお茶を栽培してきた40年の歩みや、食に対する考え方などのお話を伺い、質疑応答が行われました。
夕食、懇親会では、猪飯、天ぷら、のびるの和え物、ふきの煮物、たけのこの煮物、鶏の煮物、手打ちそばなど、地元の料理を食べながらにぎやかに交流しました。
翌日は、餅つきと朝食の後、茶畑へ移動して茶摘み体験を行い、新芽を手摘みしました。「上の葉しか取らないことにびっくり」「お茶の葉が柔らかかった」など、作業を通して、茶の芽の美しさ、力強さを満喫。木陰での昼食タイムには、美しい茶畑を眺めながら手作り弁当とお茶を味わいました。
交流会終了後、東都生協の参加者は近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。
「TPPや平和のことも考えた」「貴重な体験だった。作り手の大変さが分かった」という声にもあるように、現地でのさまざまな体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。
「かぞの豚」のふるさと、㈱加須畜産・明和農場を訪問!
「かぞの豚」の品質・安全へのこだわりとおいしさの理由を体験
㈱加須畜産の明和農場を |
「かぞの豚」に関する |
豚バラのリエットなど |
「かぞの豚」(※)を取り扱う㈱加須畜産は、埼玉県加須市を中心に群馬県下合計5カ所の農場によるグループ内一貫生産を行っており、グループ内での母豚数はおよそ千頭、年間出荷頭数は約2万頭。安全でおいしい豚肉を安定的に供給できるよう日々努力している産直産地です。
同牧場では、㈱加須畜産の田口和寿社長から農場内の様子や生産状況について説明を聞き、農場を見学、衛生管理が行き届いていることを確認しました。
その後は、加須市内の食堂でかぞの豚を使ったシェフによる肉料理(サラダ、スープ、前菜4種盛り合わせ、パスタ、メインの肉料理、デザートの全6品、レシピ付き)を味わいながら交流会。
ここでは「かぞの豚」に関してのクイズも行われ、会場は大いに盛り上がりました。クイズの解答ごとに田口社長から丁寧な説明もあって、みんな納得。
「『かぞの豚』の挽肉は利用していなかったが、今日話を聞いて今後は食べたいと思った」
「十年以上『かぞの豚』を食べているが、素晴らしい肉ということをあらためて認識した」
「豚を少ししか見られなかったのは残念。でも、とても勉強になった」
など、参加者は「かぞの豚」の品質・安全へのこだわりとおいしさの理由を、楽しくおいしく学ぶことができました。
もーもータオルを届けに行こう!
八千代牛乳のふるさとに組合員の思いを届けました!
高秀牧場の高橋さんからの感謝状 |
手から食べてくれたよ |
上手に搾れたよ! |
「八千代牛乳を応援しておいしい牛乳を飲み続けたい」という組合員の思いが詰まったタオルとメッセージの贈呈式を、2016年3月12日、千葉北部酪農農業協同組合・高秀牧場にて行いました。
贈呈式は、菜の花畑を一望できるバーベキューコーナーで行われました。
はじめに子どもたちが自分で書いて持参したメッセージを読み上げて、高秀牧場の高橋憲二さんにプレゼント。
続いて組合員から寄せられた白いタオルとメッセージを贈呈しました
高橋さんからは、もーもータオルを贈る取り組みへの感謝状をいただき、子どもたちが代表して受け取りました。
その後の牧場見学では、広い牛舎を巡りながら高橋さんのお話に真剣に聞き入りました。
酪農体験の時間では、餌やりでの乳牛と触れ合い、乳搾りでの牛の乳房の温かさに、大人も子どもも大喜びでした。
参加者からは「牛が健康そうで愛情深く育てられているのが分かった」「生産者の前向きな姿勢が伝わり、これからも安心して牛乳が飲める」などの感想が寄せられ、産地への理解を深める機会ともなりました。
視察訪問企画第2弾!
(農)茨城県西産直センター 視察訪問
レタス畑で説明を受けました |
しいたけの施設を視察 |
活発な意見交換が行われました |
最初にレタス生産者・小泉晃一さんの畑を視察。生育期間中の温度管理や出荷時の留意点について聞き、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。
次に、にんじん生産者・八城理一さんの畑では、昨年9月の記録的な大雨による被害や現時点の生育状況について説明を受けました。栽培の手順や農薬などの使用も確認しました。
しいたけ生産者・安喰(あぐい)啓太さんの施設も訪問。
2011年3月11日以降、原木栽培しいたけの利用減少から設備投資を行って菌床しいたけの出荷を始め、ようやく安定出荷できるようになったこと、現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えることなどの話を聞き、原木から菌床へ移行中の栽培状況を確認しました。
その後同センターの事務所に移動し、産地の概要や取り組みについて質疑応答を行いました。
昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部会長の印出昇さん、事務局の渡部央さんを交え、活発な意見交換が行われました。
視察訪問に参加した組合員は、自然災害など生産者にはさまざまな苦労があることをあらためて実感しました。
参加者からは
「土づくりから収穫まで、安全・安心な生産の努力がうかがえた」
「消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じた」
「原発問題でしいたけの原木栽培が難しくなり、多額の設備投資をして菌床栽培を取り入れたことを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったことが分かった」
などの感想がありました。
第40回お茶摘み交流会に参加
(有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)主催
竹で食器や箸を作りました |
茶の手もみ体験、 |
そば打ちも体験、 |
杵を振り上げ、餅つきに挑む |
長年農薬無散布で栽培を続けてきた茶畑 |
待望の茶摘み |
この交流会は、「やぶきたみどり」などのお茶でおなじみの(有)人と農・自然をつなぐ会が毎年行われており、今年で40回目の節目を迎えました。
2日間通して天気に恵まれ、地元の消費者などの参加もあり、総勢100人を超える大交流会でした。東都生協からも子ども7人を含む11家族・20人が参加しました。
初日は、お茶の手もみ体験、そば打ち体験、鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に、参加者が各自自由に参加しました。
夕方からの「無農薬栽培40年を振り返って」と題した講演会で、(有)人と農・自然をつなぐ会の代表の杵塚敏明さんに、40年の歩みや食に対する考え方などについてお話を伺いました。その後質疑も行われました。
参加者全員が集まったにぎやかな夕食懇親会では、猪飯、天ぷら、のびるの和え物、フキの煮物、筍の煮物、鶏の煮物、手打ちそばなど、地元の手作りの料理を食べながら活発に交流。
翌日は、餅つきを行い、朝食の後で茶畑へ移動し、いよいよ茶摘み体験。手提げのビニール袋や小さい籠に各自摘んだ茶葉を入れ、集めては大きな籠に移しながら新芽を手摘みしました。体験作業を通して、茶の芽の美しさ、力強さを満喫しました。
昼食は、お茶畑の近くの木陰に座り、美しい茶畑の景色を眺めながら手作りのお弁当とお茶をいただきました。
交流会終了後、東都生協の参加者は、近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。
現地でのさまざまな体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。
参加者からは、
「初めての体験。お茶の葉が柔らかかった。楽しい思い出になった」
「とても楽しい時間を過ごせた。お茶を飲むのが楽しみ。TPPや平和のことも考えた」
「馬に乗ったり動物に触って楽しかった。茶摘みが楽しかった」
「貴重な体験をした。作り手の大変さが分かった」
「茶摘みは上の葉しか取らないことにびっくり。そば打ちも初めてで楽しかった」
「子どものころの風景。人が大勢集まることが素晴らしい。素敵な体験だった」
「子どもが生き生きとしていた。究極の食育体験をさせることができた」
などの感想が寄せられました。
こめ豚を食べれば休耕田利用につながり、食料自給率もUP!
私にもできる「食の未来づくり運動」を見つけた!
こめ豚を使った調理実習 |
中華風黒酢肉だんごを使った一品 |
試食しながら交流もしました。 |
まず「千葉のこめ豚」をしゃぶしゃぶにして野菜サラダにトッピング。臭みがなく、ただお湯でゆでるだけでOK。「もったいないシリーズ房総食料センターのなす乱切り(素揚げ風)」は小間切れ肉と炒めて色も味も良く、高評価でした。
玉ねぎ・にんじんを炒め「ごま油香る中華風黒酢肉だんご」をたれごと絡めた酢豚風の一品も手軽で美味。料理初心者にもうれしい品が並びました。
試食と交流の後はこめ豚の学習会。豚の飼育期間約180日のうち出荷前の約60日間は国産の飼料用米を10%給与。その米の量は1頭分約18㎏。
組合員がこめ豚を利用すると食料自給率向上につながると参加者一同納得。私にもできる食の未来づくり運動を見つけて、心もおなかも大満足でした。
八千代牛乳のふるさとへ「もーもータオル」を届けました!!
皆さんから提供いただいたタオルと、メッセージを八千代牛乳生産者へ届けました。
生産者より感謝状をいただきました |
牛の餌やりも初体験 |
高橋さんのお話を聞きながら牛舎を見学 |
「八千代牛乳を応援しておいしい牛乳を飲み続けたい」という組合員の思いを届けるため、2016年3月12日、千葉北部酪農農業協同組合の生産者・高秀牧場(千葉県いすみ市)にて贈呈式を開催し、東都生協から組合員29人が参加しました。
贈呈式は菜の花畑を一望できるバーベキューコーナーで行われました。子どもたちが自分で書いたメッセージを読み上げて高秀牧場の高橋憲二さんにプレゼント。続いて組合員から寄せられた白いタオルとメッセージを贈呈しました。
高橋さんからは、もーもータオルを贈る取り組みへの感謝状を子どもたちが代表でいただきました。
酪農体験では、広い牛舎を巡りながら高橋さんのお話を真剣に聞き入りました。餌やりでの牛との触れ合い、乳搾りの牛の乳房の温かさに、おとなも子どもも大喜びでした。
参加者からは、
「牛が健康そうで愛情深く育っているのが分かりました」
「生産者の前向きな姿勢が分かり、これからも安心して牛乳が飲めます」
といった声が寄せられました。
子どもからは、
「餌は何を食べているかが分かりました」「うしのうんちとかも りようしていること。八千代牛乳で作ったチーズが世界でもこうひょうなのがびっくりです」などの感想が寄せられました。
産直産地・千葉北部酪農農業協同組合の安全・安心でおいしい「八千代牛乳」の生産にかける思いへの理解を深める機会となったようです。
(農)茨城県西産直センター 視察訪問。
産直産地の視察訪問企画 第2弾!
レタスの畑を視察 |
にんじんの畑を視察 |
しいたけの施設を視察 |
説明と質疑応答 |
視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認するという目的で行っています。
現地では、最初にレタス生産者の小泉晃一さんの畑を視察。
生育期間中の温度管理のことや、出荷時に気をつけていることなどについて細かく説明していただき、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。
次ににんじん生産者の八城理一さんの畑を視察。栽培の手順や農薬などの使用について聞き取りをし、確認しました。
昨年9月の記録的な大雨による水害で大きく被害を受け、そのときの状況から現時点の生育状況について説明をしていただきました。
続いてしいたけ生産者の安喰(あぐい)啓太さんの施設を視察。原木から菌床へ移行中の菌床や栽培状況を確認しました。
2011年3月11日以降、放射能が検出される状態が継続し、原木栽培しいたけは利用が減少。同センターでは設備投資を行い、菌床しいたけの出荷を始めようやく安定した出荷ができるようになりました。
安喰さんからは「現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えていく」との話がありました。
その後は(農)茨城県西産直センター本部に移動し、産地の概要や取り組みについての説明を受け、質疑応答。
昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部部会長の印出昇さん、事務局の渡部さんを交え、活発な意見交換が行われました。
自然災害など、生産者には消費者が思いも及ばないような苦労があることもあらためて実感しました。
参加者からは
「土壌づくりから収穫するまで、安全で安心な生産にかける生産者の努力がうかがえました」
「農作物に取り組む真摯な姿勢がいろいろな資料から見て取れました。消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じました」
「にんじんが去年の水害で出荷できなかったということで心が痛みました」
「しいたけ農場にて、福島第1原発事故問題で原木栽培が難しくなってしまったこと、多額の設備投資をして菌床栽培も取り入れて軌道に乗り始めたことなどを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったのだと思いました」
「生協のものは安心して食べられる実感を再度確認しました」
などの感想が寄せられました。
平和食品工業㈱を視察訪問しました
視察訪問企画 第1弾! 東都生協との約束事を守るための仕組みや取り組みを組合員自らが確認しました
商品の説明 |
商品の食べ比べおよび試食評価 |
工場施設を説明を受けながら視察 |
工場施設の視察 |
活発な意見交換と質疑応答 |
視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認するという目的で行っています。
最初に、坂戸工場の堀内次長よりパワーポイントを使って会社および工場内の概要の説明と、営業担当の押川さんより東都生協取扱商品の説明を受けました。
原材料の厳しいチェックとISO22000(食品安全マネジメントシステム)の高度な品質・衛生管理手法を導入し、安全性の確保を徹底していることなどの説明がありました。
続いて、クリームシチュー3種とカレー3種の食べ比べおよび試食評価を実施。
クリームシチュー・カレールウともに、プライベートブランド(PB)のほか市販品2種を味を確認しながら試食しました。
試食評価後にPBと市販の原材料の比較表が配られ、あらためて東都生協取扱商品の品質について確認しました。
昼食を挟み、工場内の製造現場を説明を受けながらの視察。
直火焼きカレールウの製造中の工場を見学し、直火釜やフレークにする過程や包装工程を視察し、金属探知器やX線探知機の説明を受けました。
メーカーの方々の詳しい説明を伺いながら、工場内に入る前の徹底した服装の準備、虫などの侵入に対する対策、その後の検査などを確認しました。
最後に、質疑応答と参加者一人ひとりから感想を述べました。質疑応答では活発な発言が見受けられ、視察への積極的な参加意欲が感じられました。
今回はPB主体の工場だけに、あらためて東都生協のPBについて確認し理解を深めることができ、有意義な視察訪問となりました。
参加者からは、
「会社内がとてもきれいでした。工場の従業員の方々が皆、礼儀正しく、あいさつしてくれてとても感じが良かった」
「食品を扱う仕事は細心の注意を払いながら品質を管理し、よりおいしい商品を目指して日々努力していらっしゃることが分かりました」
「工場も清潔で品質管理も行き届いているので感心しました。東都直火焼カレールウの工程はとても興味深く見学させていただきました」
「平和食品工業さんの取り組みや社員教育の素晴らしさに感動しました」
「自分が購入し食べたことがある商品が、どのような所でどのような方法で作られているのかが分かり、良かったし安心しました」
などの感想がありました。
食べる・補充する「回転備蓄」
期限切れの前に普段の食事で消費するのがコツ
ロングライフパンを |
ノンカップめんの試食も |
保存食への認識も深まった |
ツナ缶、ノンカップ麺、ロングライフパンを例に、「賞味期限をチェックし、期限が切れる前に普段の食事で消費してから買い足すことで、備蓄のサイクルを確立する」という保存食品利用の学習はとても役立ったようです。
伊藤食品㈱のスライドによるツナ製造ラインの説明は、工場見学に行く機会をなかなか持てない参加者にとって勉強になりました。
試食はクラッカーにツナ缶とアボカドで作ったディップのおつまみ。東都生協の学習会に初参加だった同社は、「組合員の生の声が聞けた」とうれしそうでした。
トーエー食品㈱の環境に配慮したノンカップ麺は、かんすい不使用の国産小麦粉の麺、昆布・かつお節などの天然エキスを使用したスープ、お湯を注ぐだけの手軽さと保存もかさばらないなどいいことずくめ。
うどんとそばを試食しながら製造方法についても学びました。
㈱コモは、おいしいパンを求め、イタリアでパネトーネ種に出会ったのだとか。この酵母を持ち帰り、イタリア人から指導を受け、保存料不使用で長期保存可能のコモパンが誕生したそうです。
生地が幾層にもなっているからこその口当たり...なるほどと思わせる説明を聞きながら、伊藤食品㈱とのコラボで作られたクリームチーズ・ツナ缶・野菜のクロワッサン・サンドイッチを試食しました。
この日は3社によるクイズも行われ、保存食への新しい発見もできた楽しい会となりました。