みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

足立センターとの新世代チャレンジプロジェクト

(農)房総食料センター、㈱野菜くらぶと東都生協・足立センターが直接コラボ

2016.09.14

各産地の取り組みを聞きました

各産地の取り組みを聞きました

野菜を生で食べると本当の味が分かります!

野菜を生で食べると
本当の味が分かります!

2016年6月30日、第1地域委員会は「野菜を知って、食べて、産地を応援しよう! 新世代チャレンジプロジェクト産地との試食交流会」を開催。

今年度の足立センターとのコラボ産地・(農)房総食料センター、㈱野菜くらぶそれぞれの取り組みを聞き、一緒に野菜を調理し試食しました。

中でも朝穫りとうもろこしは本当に甘くて大好評。

野菜作りについて熱心に質問する参加者が多く、
「今日のことを思い出しながら注文したい」「野菜を生で食べると本当の味が分かり、生産者のご苦労も分かる」との声も聞かれました。

天候不順や虫害など生産者が抱える問題や、試行錯誤しながらおいしい野菜を生産していることについて直接知ることができ、実りある交流となりました。

(農)茨城県西産直センターで枝豆の収穫を体験!

小玉すいか・枝豆・とうもろこしの収穫体験を通じ産直産地と交流

2016.09.14

枝豆の収穫体験

枝豆の収穫体験

買い支える必要を実感しました

買い支える必要を実感しました

2016年7月7日、四谷ブロック委員会は(農)茨城県西産直センター交流訪問を実施し、小玉すいか「スマートボール」、枝豆、とうもろこしの畑で収穫体験を行いました。

スマートボールの受粉作業は全て手作業で受粉後30日で収穫できること、枝豆の畑は栽培量が少ないため交代で栽培を行うこと、とうもろこしは1株に2本ほど実が成り、上の実を残して下は落とすことなどを伺いながら収穫しました。

収穫体験後は、生産者や同センター職員の皆さんと昼食交流。野菜たっぷりのカレー、サラダ、天ぷら、かぼちゃの煮付け、とうもろこし、すいか...とテーブルいっぱいのごちそうをいただき「とうもろこし収穫後の畑は、根などが残っているまま攪拌(かくはん)すると良い土になる」など土づくりの話も。

生産者の熱心な取り組みを垣間見て、これからも買い支えなければと実感した一日でした。
2016.09.14

圧巻の充填ライン

圧巻の充填ライン

試食しながら交流会

試食しながら交流会

萩山ブロック委員会主催で2016年6月24日、「大学いものたれ」や「すき焼割り下」でおなじみの㈱ポールスタアを交流訪問。

説明を聞いた後、白衣に帽子・マスクを装着し、いざ工場内へ...。すぐそばで見学できたソースやたれの生産ライン、充てんラインは圧巻でした!

また、「おばあちゃんの油なすのたれ」「胡麻ぽん」を使ったアレンジ試食会ではみんなおいしいと大絶賛。国産野菜を使用、無添加にこだわった頑固なまでの職人魂に、ますます同社の商品が好きになりました。

交流会では、「ソースのびんはリユースできないの?」と問題提起する場面もあり、参加者の関心の高さを知ることもできました。

萩山ブロックとしてはお膝元(東村山市)の魅力あるメーカーに出会えて大満足。お忙しい中、案内してくださった同社の伊東則昭さん、酒井康博さん、ありがとうございました。

「ひたち野 穂の香卵」の産地を交流訪問しました

JA新ひたち野で飼料用米の田植え体験&㈱小幡畜産の鶏舎見学・交流

2016.09.14

稲が倒れないように丁寧に田植え

稲が倒れないように丁寧に田植え

ひたち野 穂の香卵の鶏舎

ひたち野 穂の香卵の鶏舎

鶏舎内では全員白衣とマスク着用

鶏舎内では全員白衣着用

東都生協は2016年5月21日、JA新ひたち野と㈱小幡畜産を訪問し、飼料用米の田植え体験と昼食交流と鶏舎見学を実施。飼料用米を配合した餌で育てた鶏の卵「ひたち野穂の香卵」。その飼料用米の産地・JA新ひたち野と日本販売農業協同組合連合会の協力を得て行われた体験交流企画です。

はじめに茨城県石岡市にあるJA新ひたち野の田んぼに到着。田植えの仕方の指導を受けて、一列に並んで田植えをスタート。慣れない手つきで泥に足を取られながらも、一生懸命苗を植えました。

田植え終了後はバスでJA新ひたち野本店に移動し、生産者やJAの皆さんと一緒に昼食タイム。「ひたち野 穂の香卵」 を使ったお料理をおいしくいただきながら、大いに交流しました。

「ひたち野 穂の香卵」についての学習では、餌をとうもろこしでなく米にした経緯や畜産の自給率などについて学び、活発な質疑応答が行われました。

その後バスで㈱小幡畜産へ。養鶏場や飼料・飼育方法について説明を聞き「ひたち野 穂の香卵」の鶏舎と飼料場・堆肥場を見学しました。

参加者からは、
「田植えの体験では、大変な労力を要することが分かって良かった」
「鶏舎が興味深かった。鶏の健康などいろいろ手間をかけていることを感じた」
「いのちを支えるものを作っている方々に感謝と応援をしたい」
などの感想が聞かれました。

飼料用米ができるまでの一端を知るとともに、輸入飼料に頼らず日本の風土に合ったお米を鶏の餌として生かした養鶏について実体験を通して学ぶことができ、充実した一日となりました。

㈱小幡畜産:
JA新ひたち野管内唯一の養鶏農家。開放鶏舎で1段ケージ飼いを行っています。「ひたち野 穂の香卵」は養鶏用飼料の主原料のとうもろこしをひたち野産飼料用米に置き換え(配合率約60%)、自家配合した餌を鶏に与えています。

第3回商品委員会を開催しました

組合員も参加し、新しく東都生協で取り扱う商品を確認!

2016.09.14

事前に届くガイドを読み出席し、1品ずつチェック

事前に届くガイドを読み出席し、
1品ずつチェック

「うさちゃんビスケ」「のりものクッキー」「くまちゃんビスケ」

「うさちゃんビスケ」「のりもの
クッキー」「くまちゃんビスケ」

実際に商品を手に取って確認

実際に商品を手に取って確認

商品委員会は、9つの地域から選出された組合員と組合員理事、商品部と安全・品質管理部の部長が構成メンバー。毎月、新しく取り扱う商品を確認し、商品活動全体を取りまとめます。

商品事業が基本方針などに沿っているかの評価・提言や、新商品おしゃべり会や商品モニターの評価結果など商品関連の活動報告、組合員の声の紹介、アレルギーに関する学習会などの企画も話し合います。

また、委員は各地域の連絡会で新商品説明を行い、地域の声を商品事業につなげています。

今月は、9月の新登場商品194品、地域振興商品1品、催事商品4品の合計199品を確認。商品基準に合うか、組合員のニーズに合うか、説明・表示が分かりやすいかなどをチェック。その後担当職員との質疑応答を行いました。

一部をご紹介すると、アレルギー対応商品の菓子3シリーズは、有機野菜を原料に用いた甘さ控えめのやさしい味で、しっかりかめる硬さもあることを確認。人気商品の「栗ご飯の素」は、昨年国産栗が不作だったため、韓国産栗の原料が提案されました(新物の国産栗が出回れば切り替える予定)。

「『生姜蜂蜜』は蜂蜜含有量が低いのにこの商品名で良いのか」との質問には、「『蜂蜜加工品』なので問題はないが商品案内を工夫する」と回答がありました。

9月の利用促進商品選定では2品を試食し「いわしの生姜煮」に決定。冷凍品ですが自然解凍でも食べられ、各地域の連絡会で試食・学習してもらい、利用普及を進めていきます。

委員からは、東都生協としてふさわしい商品提案をしてほしいとの要望も。東都生協の商品や活動をより良くしたいと積極的で活発な論議が行われました。

被災産地・メーカー交流訪問&被災地視察を行いました

岩手県の(有)本多商店、宮城県の㈱高橋徳治商店と㈱ささ圭と交流。被災地の今を知り、これからの支援の在り方を考えました

2016.08.22

2016年7月22日と23日の1泊2日の日程で、東日本大震災で被災した岩手県の(有)本多商店、宮城県の㈱高橋徳治商店と㈱ささ圭の3メーカーの交流訪問、被災地の視察を行いました。子ども5人を含む11家族20人が参加しました。

東都生協では、継続的に東日本大震災で被災された方々、そして取引先産地・メーカーを支援する募金活動に取り組んでいます。本企画は、東日本大震災への支援募金を活用した企画です。

月日の経過とともに東日本震災関連の報道も減少していますが、被災地や被災産地・メーカーを視察・訪問を通じて、被災当時の状況と復興の過程、今後の支援の在り方について現地で実際に見聞し確かめ、震災を風化させないことを目的としています。


津波で大きな被害を受けたサン・アンドレス公園

津波で大きな被害を受けたサン・アンドレス
公園にてガイドの方の説明を受けました

本多商店の本多サト子さんが震災の絵本の<br>読み聞かせをしてくださいました

(有)本多商店の本多サト子さんが震災の絵本の
読み聞かせをしてくださいました

初日は、一ノ関駅に到着後、バスで大船渡市へ移動。昼食後、碁石海岸で美しい海を見学。津波があったとは信じがたいほど穏やかな海でした。

現地ガイドの方にバスに同乗していただき、大船渡市内の被災地視察。サン・アンドレス公園、大船渡市場、賀茂神社などを回り、当時の状況と復興の過程をお聞きしました。

その後、(有)本多商店に到着し、工場見学。写真などの資料を基に当時の状況をお伺いしました。津波で工場を失っても、わかめを早く出荷できるよう努力されたこと、丁寧にわかめを製造していることなどがよく分かりました。

(有)本多商店の皆さまとの夕食交流会では、三陸海岸のおいしいお料理をいただき、心のこもった温かいおもてなしをいただきました。



(有)本多商店の皆さまとの夕食交流会

(有)本多商店の皆さまとの夕食交流会

㈱高橋徳治商店で笹かまぼこの新工場を見学

㈱高橋徳治商店で笹かまぼこの新工場を見学

翌日は、朝早くバスで出発。途中「奇跡の一本松」などを車中より見学しながら移動。津波の威力の大きさと被害の甚大さを実感しました。

㈱高橋徳治商店に到着し、工場見学。被災後、山の方に工場を再建し材料にこだわった笹かまぼこを製造されていることがよく分かりました。

震災時のお話では、たくさんの映像を見ながらお話をお聞きしました。生々しい事実に参加者は胸塞がる思いでしたが、生産者の方々の前向きな姿勢に心を打たれたようです。昼食交流でもいろいろなお話を交わし、交流することができました。


次に㈱ささ圭の手造りかまぼこ工房へ。かまぼこ工房では、炭火手焼き笹かま体験・試食とお買い物をし、メーカー紹介と被災時のお話をお聞きしました。

当時の新聞記事や写真を見ながら、震災で残ったお店ですぐに再開されたことなどのお話に、参加者も心励まされました。㈱ささ圭本社工場にて工場見学。丁寧に笹かまぼこを製造していることがよく分かりました。

仙台駅に向けて出発。仙台駅より帰路につきました。

㈱高橋徳治商店の高橋英雄さんのお話

㈱高橋徳治商店の高橋英雄さんのお話

㈱ささ圭の佐々木圭亮さん靖子さんご夫妻のお話

㈱ささ圭の佐々木圭亮さん靖子さんご夫妻のお話

㈱ささ圭の手造りかまぼこ工房にて<br>炭火手焼き笹かま体験と試食

㈱ささ圭の手造りかまぼこ工房にて
炭火手焼き笹かま体験と試食

被災地の方々の思いやさまざまなことを乗り越えてのお考えに触れることができ、多くのことを得ることができた2日間でした。一人ひとりがあらためて自分たちにできることを考え、行動につなげていかなければと思いました。


参加者の声
  • 東京にいると分からないことを知ることができ、いろいろと勉強になりました
  • 言葉に言い表せないほどの苦しみ悲しみを経て、それでも今があり前向きに生きていかなければと頑張っている姿に感動しました
  • 未だに仮設住宅が建ち並んでいて、復興はまだまだ途上であると感じました
  • これからも自分に協力できることはしていきたい
  • 笑顔の裏に抱えておられる、その重さを知りました
  • この企画に参加できて良かった。被災したメーカーの皆さんの明るさが心に染みました
  • これから何ができるか考えていきます。まずは伝えていきたいと思います

(農)茨城県西産直センターを組合員が視察訪問

土づくりから収穫まで安全・安心にこだわった農作物作りを確認

2016.08.12

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レタスの畑を視察

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にんじんの畑を視察

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しいたけの施設を視察

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説明と質疑応答

2016年2月26日、茨城県の結城郡八千代町に位置する農事組合法人茨城県西産直センターを、組合員5人で視察訪問しました。

視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認することが目的です。

現地では、最初にレタス生産者の小泉晃一さんの畑を視察。

生育期間中の温度管理のことや、出荷時に気を付けていることなどについて細かく説明していただき、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。

続いて、にんじん生産者の八城理一さんの畑を視察。

昨年9月の記録的な大雨による水害で大きく被害を受け、そのときの状況から現時点の生育状況について説明をしていただきました。

栽培の手順や農薬などの使用について聞き取りをし、確認しました。

続いて、しいたけ生産者の安喰啓太さんの施設を視察。

2011年3月11日以降、原木栽培しいたけの利用減少と今後も永続的に放射能が検出されてしまうことから、設備投資を行い菌床しいたけの出荷を始めようやく安定した出荷ができるようになったことや、現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えていくことなどの説明をしていただきました。

原木から菌床へ移行中の菌床や栽培状況を確認しました。

その後、(農)茨城県西産直センターに移動し、産地の概要や取り組みについての説明を受け、質疑応答を行いました。

昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部部会長の印出昇さん、事務局の渡部さんを交え、活発な意見交換が行われました。

自然災害など、生産者には消費者が思いも及ばないような苦労があることもあらためて実感しました。

参加者からは
「土づくりから収穫するまで、安全で安心な生産の努力がうかがえました」
「農作物に取り組む真摯な姿勢がいろいろな資料から見て取れました。消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じました」
「にんじんが去年の水害で出荷できなかったということで心が痛みました」
「しいたけ農場にて、原発問題で原木栽培が難しくなってしまったこと、多額の設備投資をして菌床栽培も取り入れて軌道に乗り始めたことなどを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったのだと思いました」
「生協の物は安心して食べられるとの実感を再度確認しました」
などの感想がありました。

(農)茨城県西産直センターで「すいかの学校」

すいかの畑に、わらを敷くのは何のため?

2016.07.28

東都生協では、2016年も「すいかの学校」を(農)茨城県西産直センターで開催しました。「すいか」の苗植えから収穫まで、普段なかなか体験できない果物の連続3回の農作業体験企画として毎年人気が高く、今年も定員40人を超える47人の応募があり、抽選の結果、16家族40人(おとな23人、小学生11人、小学生未満6人)の参加となりました。

小玉すいか「スマートボール」の苗はユウガオに接木し、「マダーボール」(ラグビーボール型の小玉すいか)は「実生(みしょう)」といって、小玉すいか本来の味により近づけるため、接ぎ木しません。接ぎ木の目的は、苗を丈夫にし、病気に強くし、成りを良くするためです。

(農)茨城県西産直センター生産者の安達一夫さんには、私たちの農業休験のスケジュールに合わせ、1カ月以上も前から接木や、米ぬかやぼかし肥料を使った土づくりなど、すいか作りの準備をしていただきました。


第1回 4月3日 曇り
すいか作りをするハウスは、苗の種類ごとに2棟別々。マルチ(※1)を張り、植え付けるところに穴を開け、マダーボールとスマートボールの苗をそれぞれ植え付けていきます。まず、苗をぬるま湯につけて湿らせてから、マルチの穴に植え付けます。それぞれ自分の植えたところに"大きくなあれ"との願いを込めて、名前を書きました。 最後にマルチを張っていないところに稲わらを敷きつめました。

すいかの苗植え、大きくなるかな

すいかの苗植え、大きくなるかな

すいかの雌花に雄花の花粉を付け交配する「花合わせ」はとても貴重な体験

すいかの雌花に雄花の花粉を付け交配する
「花合わせ」はとても貴重な体験


第2回 5月29日 晴れ

すいかには、雄花の雌花があり、今回は特別にその交配作業(花合わせ)を体験。交配作業を終えた雌花に、受粉日の目印になる赤い毛糸を取り付けました。

その後、ハウスとハウスの間に有機質肥料「米の精」をまき、すいかのベッドとなるわらを敷きます。

「米の精」は東都生協で扱う「金芽米」(BG無洗米)の精米工程でできる肌ヌカを加工した有機質資材。同産地では、今までとぎ汁として捨てられていた成分を肥料として有効活用する循環型農業を実践しています。

受粉日を示す毛糸を付けます

受粉日を示す毛糸を付けます

ハウスの間にわらを敷きます。生長したすいかは、つるを<br>ハウスの外まで伸ばします

ハウスの間にわらを敷きます。生長したすいかは、つるを
ハウスの外まで伸ばします

第3回 6月26日 快晴

安達さんからすいかの生育状況の説明を受けました。スマートボールは交配の後、うどんこ病にかかりましたが、マダーボールの方は青々していました。収穫前に、2種類のすいかの味比べをするため試食しました。交配してから33~34日たつとおいしいすいかに育ちます。今回は、大きいすいかの方が甘かったようです。


(農)茨城県西産直センター・すいか生産者の安達一夫さん

(農)茨城県西産直センター・すいか生産者の安達一夫さん

自分で育てたすいかは特別

自分で育てたすいかは特別

【参加者の声】
  • わたしが、一ばんたのしかったのは、なえをうえることと、しゅうかくすることです。どうしてなえをうえることが楽しかったかというと、「すいかがどれだけ大きくそだっていくんだろう?」と、はやくすいかのおおきさがしりたかったからです。
  • 安達さんの月と植物についてのお話(※2)も、自然界の摂理なのか、それともロマンチックなお話なのか? でも私は信じたい。

※1 マルチ: 農地の畝を覆う、ビニールやポリエチレンなどのフィルム。英語の「マルチング」の略。目的は、①保温による生育促進 ②病害虫の発生防止・反射フィルムによるアブラムシ飛来防止 ③雑草防止-などの効果があります。
※2 安達さんのお話: 植物の樹液は、満月に向かうときに下から上に流れ、新月に向かうときに上から下に流れるとする農法。この理論では、植え替えや接ぎ木、剪定(せんてい)は、新月に向かう時期が良いとされます。第1回目の2016年4月3日は、新月の4月7日に向かう日に設定されました。

ひたち野 穂の香卵 飼料用米 田植え体験&鶏舎見学・交流

JA新ひたち野・㈱小幡畜産の交流訪問報告

2016.07.18

慣れない手つきで真剣に田植え

慣れない手つきで真剣に田植え

本物の田んぼでの田植えは、子どもにとっても貴重な体験

本物の田んぼでの田植えは、
子どもにとっても貴重な体験

労働の後の昼食は美味でした

労働の後の昼食は美味でした

「ひたち野 穂の香卵」を使った料理

「ひたち野 穂の香卵」
を使った料理

鶏舎にウイルスなどを持ち込まないように、全員が白衣・マスクを着用

鶏舎にウイルスなどを持ち込ま
ないように全員が白衣・マスク
を着用

鶏舎内の様子

鶏舎内の様子

飼料用米を給餌した鶏の卵は黄身が白くなります

飼料用米を給餌した鶏の卵は
黄身が白っぽくなります

2016年5月21日、東都生協は新ひたち野農業協同組合と㈱小幡畜産を子ども15人を含む10家族28人で訪問し、飼料用米の田んぼでの田植え体験と昼食交流、そして鶏舎見学を行いました。

飼料用米を配合した餌で育てた鶏の卵「ひたち野 穂の香卵」。その飼料用米の産地であるJA新ひたち野と「ひたち野 穂の香卵」の販売窓口である日本販売農業協同組合連合会の協力を得て行われた体験交流企画です。

石岡市東田中田園都市センターに到着後、着替えをして長靴に履き替え徒歩で田んぼに移動。

田んぼにて田植えの仕方の指導を受けたあと、一列に並び田植え作業開始。晴れ渡った空のもと、おとなも子どもも慣れない手つきで泥に足を取られながらも一生懸命に田植えを行いました。JAの職員の方々も指導しながら一緒に植えました。

田植え終了後、田んぼの脇で手足を洗い、東田中 田園都市センターに移動して着替え。バスでJA新ひたち野本店に移動し、生産者やJAの皆さまと一緒に昼食をいただきました。「ひたち野 穂の香卵」 を使ったお料理など、おいしい昼食を食べながら大いに交流しました。

続いて「ひたち野 穂の香卵」についての学習。配付された資料に沿って、餌をとうもろこしでなく米にした経緯や畜産飼料の自給率などについて説明を受け、その後質疑応答も行われました。

JA新ひたち野 直売所「大地のめぐみ」でお買い物をしたあと、バスで㈱小幡畜産の養鶏場へ移動。車内で白衣・マスク・靴カバーが配布され、各自装着しました。

㈱小幡畜産の養鶏場にて飼料・飼育方法についての説明を受けたあと、「ひたち野 穂の香卵」の鶏舎と飼料場・堆肥場を見学しました。

その後、取っておいてくださった二黄卵を割って見ました。卵が3個入っていたものや、卵の中にまた卵が入っていたものなどもありました。

おいしい卵を作るために餌作りからしっかりと取り組んでいることを、実体験を通して学ぶことができた充実した一日となりました。

飼料用米ができるまでの一端を知るとともに、輸入飼料に頼らない日本の風土に合ったお米を鶏の餌として生かした養鶏について楽しく学び「ひたち野 穂の香卵」への理解を深めることができました。

参加者からは
「労力を要する大変な作業である田植えを体験できてよかった」
「初めて田んぼに入り、泥が思ったより深くびっくり」
「深く埋まる田んぼの泥の感触が良かった」
「最初は泥や田んぼの中の生き物が嫌だったが、最後は楽しかった」
「スコッチエッグや茶碗蒸しなど食事がものすごく豪華でおいしかった。幸せな気分になった。また食べたい」
「鶏舎には普段入る機会がないため興味深かった。卵を採るために鶏の健康などいろいろ手間をかけられていることを感じた」
「『ひたち野 穂の香卵』の黄身の白さにびっくり」
「命を支えるものを作っている方々に感謝と応援をしたいとあらためて思った」
などの感想がありました。


㈲人と農・自然をつなぐ会~第40回お茶摘み交流会に参加しました

たくさん聴いて、体験し、食べた交流会!

2016.07.05

同社代表取締役 杵塚敏明さん(右)と一緒にお茶の手もみ体験

同社代表取締役 杵塚敏明さん
(右)と一緒にお茶の手もみ体験

そば打ち体験も好評

そば打ち体験も好評

お茶の葉を丁寧に摘みました

お茶の葉を丁寧に摘みました

美しい茶畑は日本の原風景<

美しい茶畑は日本の原風景

静岡県藤枝市にある㈲人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)は、2016年4月23日、24日に1泊2日の日程で第40回お茶摘み交流会を開催。

天気に恵まれ、東都生協以外に地元の消費者なども参加して総勢100人を超える大交流会になりました。

初日はお茶の手揉み体験・そば打ち体験・鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に自由に参加。

夕方からは「無農薬茶40年を振り返って」と題した講演会で、同社代表取締役の杵塚敏明さんから、害虫を殺すのではなく共存するためにどうしたら良いかなど、農薬無散布でお茶を栽培してきた40年の歩みや、食に対する考え方などのお話を伺い、質疑応答が行われました。

夕食、懇親会では、猪飯、天ぷら、のびるの和え物、ふきの煮物、たけのこの煮物、鶏の煮物、手打ちそばなど、地元の料理を食べながらにぎやかに交流しました。

翌日は、餅つきと朝食の後、茶畑へ移動して茶摘み体験を行い、新芽を手摘みしました。「上の葉しか取らないことにびっくり」「お茶の葉が柔らかかった」など、作業を通して、茶の芽の美しさ、力強さを満喫。木陰での昼食タイムには、美しい茶畑を眺めながら手作り弁当とお茶を味わいました。

交流会終了後、東都生協の参加者は近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。

「TPPや平和のことも考えた」「貴重な体験だった。作り手の大変さが分かった」という声にもあるように、現地でのさまざまな体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。
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