食と農
農業体験「すいかの学校」
すいかの苗植えから収穫までの農作業を体験しした
ハウス内で苗植え |
花合わせを体験 |
雌花 |
雄花 |
花合わせから30日で収穫 |
すいかのベッド・ |
今年はユウガオに接木した「スマートボール」と「マダーボール」の2種類の小玉すいかを育てました。
4月に苗植え、5 月に伸びたつるに咲いた雄花と雌花の花合わせ(交配作業)を体験し、作業の終わった雌花には目印の赤い毛糸を付けます。その後、肥料「米の精(*)」をまき、すいかのベッドになるわらを敷きます。
6月には生育状況について生産者の安達さんから説明を受けた後、2種類のすいかの味比べをしてから、楽しみにしていた収穫を体験しました。
参加者からは「すいかのわらを敷くのは初体験。何のためにやるのかがよく分かった」「接木や花合わせなど、知らなかったことを実際に体験して学ぶことができ、大変勉強になった」などの感想がありました。
商品に対する生産者のこだわりや育てることの苦労など自然に左右される難しさを知る機会になったのではないでしょうか。あなたも農業体験企画にぜひご参加ください。
夏休みキッズ企画~科学実験で自由研究
糖度の測定と、pHの実験をしました
色素実験の塗り絵に感激 |
第6地域委員会は2016年8月3日、さんぼんすぎセンター調理室にて、安全・品質管理部の職員を講師に、食品の糖度の測定とpHの実験をしました。(参加者:子ども12人・大人17人)
子どもたちが「食の安全・安心」「食の大切さ」を知り、親子で東都の活動の楽しさを感じてもらうことが目的です。
果物・ジュースの糖度測定では、飲んで感じた甘さと実際の糖度の差に驚く子どもたちがいました。冷えていると糖度が感じにくくなることや、果物の糖の多さ、スポーツ飲料水にも少量とはいえないほどの糖分が含まれていることなどを解説。
果物の色素実験では予想外の色に変化する塗り絵に大盛り上がりでした。
参加者は小学生低学年が多く、pH実験は初めてとなった子どもが多いようでしたが、色の変化を通して水溶液の性質を学んだのですんなりと頭に入ったのではないでしょうか。「仲間づくり企画 わたしのこだわり&夏野菜で簡単アレンジランチ!」
簡単に栄養がとれるアレンジランチをみんなで試食
お子さんも含めみんなで調理 |
東都生協の素材を使った |
仲間づくり企画として計画し、「お友達を連れてきた方にはわたしのこだわり商品を試供品として差し上げます」と広報で呼び掛けました。
お友達を連れてくるという申し込みがありましたが、都合が悪くなりキャンセルとなり、残念ながらゲスト参加はありませんでした。当日は小学生のお子さん1人を含む4人の参加者と地域委員会メンバーで行いました。
まずは、ウエルカムドリンクとして「ハニーサワードリンク」を用意。その後、「アレンジモリモリそうめん」「野菜たっぷり豆腐サラダ」を各グループに分かれて調理しました。
「アレンジモリモリそうめん」のそうめんは、もちろん『わたしのこだわり 坂利さんの東都手延べ素麺』。ゆでた素麺の上に「東都須黒さんの味付けいなり」「東都ボンレスハム」「東都サラダ専科」そして産直野菜のみょうが、おくらなどをのせ、モリモリそうめんが出来上がりました。味付けには「東都つゆ」を使いました。暑い夏に、簡単に栄養がとれるアレンジランチで盛り上がりました。
わたしのこだわり商品について説明をしたことで「今度から商品案内をよく見て注文したい」「こだわりの意味がわかった」などの感想がありました。
足立センターとの新世代チャレンジプロジェクト
(農)房総食料センター、㈱野菜くらぶと東都生協・足立センターが直接コラボ
各産地の取り組みを聞きました |
野菜を生で食べると |
今年度の足立センターとのコラボ産地・(農)房総食料センター、㈱野菜くらぶそれぞれの取り組みを聞き、一緒に野菜を調理し試食しました。
中でも朝穫りとうもろこしは本当に甘くて大好評。
野菜作りについて熱心に質問する参加者が多く、
「今日のことを思い出しながら注文したい」「野菜を生で食べると本当の味が分かり、生産者のご苦労も分かる」との声も聞かれました。
天候不順や虫害など生産者が抱える問題や、試行錯誤しながらおいしい野菜を生産していることについて直接知ることができ、実りある交流となりました。
(農)茨城県西産直センターで枝豆の収穫を体験!
小玉すいか・枝豆・とうもろこしの収穫体験を通じ産直産地と交流
枝豆の収穫体験 |
買い支える必要を実感しました |
スマートボールの受粉作業は全て手作業で受粉後30日で収穫できること、枝豆の畑は栽培量が少ないため交代で栽培を行うこと、とうもろこしは1株に2本ほど実が成り、上の実を残して下は落とすことなどを伺いながら収穫しました。
収穫体験後は、生産者や同センター職員の皆さんと昼食交流。野菜たっぷりのカレー、サラダ、天ぷら、かぼちゃの煮付け、とうもろこし、すいか...とテーブルいっぱいのごちそうをいただき「とうもろこし収穫後の畑は、根などが残っているまま攪拌(かくはん)すると良い土になる」など土づくりの話も。
生産者の熱心な取り組みを垣間見て、これからも買い支えなければと実感した一日でした。
地元で愛されるこだわりのメーカー・㈱ポールスタアを交流訪問
こだわった頑固なまでの職人魂に共感!
圧巻の充填ライン |
試食しながら交流会 |
説明を聞いた後、白衣に帽子・マスクを装着し、いざ工場内へ...。すぐそばで見学できたソースやたれの生産ライン、充てんラインは圧巻でした!
また、「おばあちゃんの油なすのたれ」「胡麻ぽん」を使ったアレンジ試食会ではみんなおいしいと大絶賛。国産野菜を使用、無添加にこだわった頑固なまでの職人魂に、ますます同社の商品が好きになりました。
交流会では、「ソースのびんはリユースできないの?」と問題提起する場面もあり、参加者の関心の高さを知ることもできました。
萩山ブロックとしてはお膝元(東村山市)の魅力あるメーカーに出会えて大満足。お忙しい中、案内してくださった同社の伊東則昭さん、酒井康博さん、ありがとうございました。
「ひたち野 穂の香卵」の産地を交流訪問しました
JA新ひたち野で飼料用米の田植え体験&㈱小幡畜産の鶏舎見学・交流
稲が倒れないように丁寧に田植え |
ひたち野 穂の香卵の鶏舎 |
鶏舎内では全員白衣着用 |
はじめに茨城県石岡市にあるJA新ひたち野の田んぼに到着。田植えの仕方の指導を受けて、一列に並んで田植えをスタート。慣れない手つきで泥に足を取られながらも、一生懸命苗を植えました。
田植え終了後はバスでJA新ひたち野本店に移動し、生産者やJAの皆さんと一緒に昼食タイム。「ひたち野 穂の香卵」 を使ったお料理をおいしくいただきながら、大いに交流しました。
「ひたち野 穂の香卵」についての学習では、餌をとうもろこしでなく米にした経緯や畜産の自給率などについて学び、活発な質疑応答が行われました。
その後バスで㈱小幡畜産へ。養鶏場や飼料・飼育方法について説明を聞き「ひたち野 穂の香卵」の鶏舎と飼料場・堆肥場を見学しました。
参加者からは、
「田植えの体験では、大変な労力を要することが分かって良かった」
「鶏舎が興味深かった。鶏の健康などいろいろ手間をかけていることを感じた」
「いのちを支えるものを作っている方々に感謝と応援をしたい」
などの感想が聞かれました。
飼料用米ができるまでの一端を知るとともに、輸入飼料に頼らず日本の風土に合ったお米を鶏の餌として生かした養鶏について実体験を通して学ぶことができ、充実した一日となりました。
第3回商品委員会を開催しました
組合員も参加し、新しく東都生協で取り扱う商品を確認!
事前に届くガイドを読み出席し、 |
「うさちゃんビスケ」「のりもの |
実際に商品を手に取って確認 |
商品委員会は、9つの地域から選出された組合員と組合員理事、商品部と安全・品質管理部の部長が構成メンバー。毎月、新しく取り扱う商品を確認し、商品活動全体を取りまとめます。
商品事業が基本方針などに沿っているかの評価・提言や、新商品おしゃべり会や商品モニターの評価結果など商品関連の活動報告、組合員の声の紹介、アレルギーに関する学習会などの企画も話し合います。
また、委員は各地域の連絡会で新商品説明を行い、地域の声を商品事業につなげています。
今月は、9月の新登場商品194品、地域振興商品1品、催事商品4品の合計199品を確認。商品基準に合うか、組合員のニーズに合うか、説明・表示が分かりやすいかなどをチェック。その後担当職員との質疑応答を行いました。
一部をご紹介すると、アレルギー対応商品の菓子3シリーズは、有機野菜を原料に用いた甘さ控えめのやさしい味で、しっかりかめる硬さもあることを確認。人気商品の「栗ご飯の素」は、昨年国産栗が不作だったため、韓国産栗の原料が提案されました(新物の国産栗が出回れば切り替える予定)。
「『生姜蜂蜜』は蜂蜜含有量が低いのにこの商品名で良いのか」との質問には、「『蜂蜜加工品』なので問題はないが商品案内を工夫する」と回答がありました。
9月の利用促進商品選定では2品を試食し「いわしの生姜煮」に決定。冷凍品ですが自然解凍でも食べられ、各地域の連絡会で試食・学習してもらい、利用普及を進めていきます。
委員からは、東都生協としてふさわしい商品提案をしてほしいとの要望も。東都生協の商品や活動をより良くしたいと積極的で活発な論議が行われました。
被災産地・メーカー交流訪問&被災地視察を行いました
岩手県の(有)本多商店、宮城県の㈱高橋徳治商店と㈱ささ圭と交流。被災地の今を知り、これからの支援の在り方を考えました
2016年7月22日と23日の1泊2日の日程で、東日本大震災で被災した岩手県の(有)本多商店、宮城県の㈱高橋徳治商店と㈱ささ圭の3メーカーの交流訪問、被災地の視察を行いました。子ども5人を含む11家族20人が参加しました。
東都生協では、継続的に東日本大震災で被災された方々、そして取引先産地・メーカーを支援する募金活動に取り組んでいます。本企画は、東日本大震災への支援募金を活用した企画です。
月日の経過とともに東日本震災関連の報道も減少していますが、被災地や被災産地・メーカーを視察・訪問を通じて、被災当時の状況と復興の過程、今後の支援の在り方について現地で実際に見聞し確かめ、震災を風化させないことを目的としています。
津波で大きな被害を受けたサン・アンドレス | (有)本多商店の本多サト子さんが震災の絵本の |
初日は、一ノ関駅に到着後、バスで大船渡市へ移動。昼食後、碁石海岸で美しい海を見学。津波があったとは信じがたいほど穏やかな海でした。
現地ガイドの方にバスに同乗していただき、大船渡市内の被災地視察。サン・アンドレス公園、大船渡市場、賀茂神社などを回り、当時の状況と復興の過程をお聞きしました。
その後、(有)本多商店に到着し、工場見学。写真などの資料を基に当時の状況をお伺いしました。津波で工場を失っても、わかめを早く出荷できるよう努力されたこと、丁寧にわかめを製造していることなどがよく分かりました。
(有)本多商店の皆さまとの夕食交流会では、三陸海岸のおいしいお料理をいただき、心のこもった温かいおもてなしをいただきました。
(有)本多商店の皆さまとの夕食交流会 | ㈱高橋徳治商店で笹かまぼこの新工場を見学 |
翌日は、朝早くバスで出発。途中「奇跡の一本松」などを車中より見学しながら移動。津波の威力の大きさと被害の甚大さを実感しました。
㈱高橋徳治商店に到着し、工場見学。被災後、山の方に工場を再建し材料にこだわった笹かまぼこを製造されていることがよく分かりました。
震災時のお話では、たくさんの映像を見ながらお話をお聞きしました。生々しい事実に参加者は胸塞がる思いでしたが、生産者の方々の前向きな姿勢に心を打たれたようです。昼食交流でもいろいろなお話を交わし、交流することができました。
次に㈱ささ圭の手造りかまぼこ工房へ。かまぼこ工房では、炭火手焼き笹かま体験・試食とお買い物をし、メーカー紹介と被災時のお話をお聞きしました。
当時の新聞記事や写真を見ながら、震災で残ったお店ですぐに再開されたことなどのお話に、参加者も心励まされました。㈱ささ圭本社工場にて工場見学。丁寧に笹かまぼこを製造していることがよく分かりました。
仙台駅に向けて出発。仙台駅より帰路につきました。
㈱高橋徳治商店の高橋英雄さんのお話 ![]() ㈱ささ圭の佐々木圭亮さん靖子さんご夫妻のお話 | ㈱ささ圭の手造りかまぼこ工房にて |
被災地の方々の思いやさまざまなことを乗り越えてのお考えに触れることができ、多くのことを得ることができた2日間でした。一人ひとりがあらためて自分たちにできることを考え、行動につなげていかなければと思いました。
参加者の声
- 東京にいると分からないことを知ることができ、いろいろと勉強になりました
- 言葉に言い表せないほどの苦しみ悲しみを経て、それでも今があり前向きに生きていかなければと頑張っている姿に感動しました
- 未だに仮設住宅が建ち並んでいて、復興はまだまだ途上であると感じました
- これからも自分に協力できることはしていきたい
- 笑顔の裏に抱えておられる、その重さを知りました
- この企画に参加できて良かった。被災したメーカーの皆さんの明るさが心に染みました
- これから何ができるか考えていきます。まずは伝えていきたいと思います
(農)茨城県西産直センターを組合員が視察訪問
土づくりから収穫まで安全・安心にこだわった農作物作りを確認
レタスの畑を視察 |
にんじんの畑を視察 |
しいたけの施設を視察 |
説明と質疑応答 |
視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認することが目的です。
現地では、最初にレタス生産者の小泉晃一さんの畑を視察。
生育期間中の温度管理のことや、出荷時に気を付けていることなどについて細かく説明していただき、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。
続いて、にんじん生産者の八城理一さんの畑を視察。
昨年9月の記録的な大雨による水害で大きく被害を受け、そのときの状況から現時点の生育状況について説明をしていただきました。
栽培の手順や農薬などの使用について聞き取りをし、確認しました。
続いて、しいたけ生産者の安喰啓太さんの施設を視察。
2011年3月11日以降、原木栽培しいたけの利用減少と今後も永続的に放射能が検出されてしまうことから、設備投資を行い菌床しいたけの出荷を始めようやく安定した出荷ができるようになったことや、現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えていくことなどの説明をしていただきました。
原木から菌床へ移行中の菌床や栽培状況を確認しました。
その後、(農)茨城県西産直センターに移動し、産地の概要や取り組みについての説明を受け、質疑応答を行いました。
昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部部会長の印出昇さん、事務局の渡部さんを交え、活発な意見交換が行われました。
自然災害など、生産者には消費者が思いも及ばないような苦労があることもあらためて実感しました。
参加者からは
「土づくりから収穫するまで、安全で安心な生産の努力がうかがえました」
「農作物に取り組む真摯な姿勢がいろいろな資料から見て取れました。消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じました」
「にんじんが去年の水害で出荷できなかったということで心が痛みました」
「しいたけ農場にて、原発問題で原木栽培が難しくなってしまったこと、多額の設備投資をして菌床栽培も取り入れて軌道に乗り始めたことなどを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったのだと思いました」
「生協の物は安心して食べられるとの実感を再度確認しました」
などの感想がありました。