ウクライナの方に聞く ―ロシアによる侵攻―
東都生協 第3地域委員会・平和募金企画
「日本ウクライナ文化協会」副理事長の |
「母国にとどまる家族や友人と |
第3地域委員会は2022年8月25日、同年2月に始まるロシアによるウクライナ侵攻について、ウクライナの方から直接話を聞き、現在進行中の戦争について学び、平和について考える学習会を開催。
来日されて15年、愛知県在住のナターリヤさんとアンジェリカさんを迎え、ウクライナの歴史や文化、戦禍の中で暮らす人たちの現況を伺いました。
破壊された街、不自由な地下室での生活、子どもの病気、市民への無差別攻撃におびえる日々。
報道では感じ取れない、残忍で凄惨(せいさん)な被害を伝える生の声に胸が詰まります。
「全世界でこの戦争を止めないと、さらに被害が広がる」「世界の平和は努力しなければつくれない」...辛い心情の中、語られたお二人の言葉を心に刻みました。
*この企画は会場とオンラインで60人を超える参加がありました。
専門家から学ぶ -新成人を狙う悪徳商法の手口-
第3地域委員会主催「悪徳商法学習会」
うまい話には裏があるかも!! |
「4月から成年年齢が18歳に。何が変わる?」
第3地域委員会は、新成人を狙った悪徳商法に対する学習会を2022年3月10日に開催しました。
講師にお招きした板橋区消費者センター相談員・山崎法子さんは、
「親の同意なく携帯電話・クレジットカードなどの契約ができる一方、取り消しは容易にできない。」
外に出れば悪質業者が甘い誘いで牙をむく。サイトを見ただけで個人情報が抜き取られ、気付かぬうちに契約させられたり...。」
と具体例で分かりやすく解説。
「子どもや孫に今日の話を伝えたい」「あの時の電話はもしかして詐欺?」わなにはまるのは若者だけではないと、みんな肝に銘じました。トラブルに遭遇したら、一人で悩まず地域の消費生活センターへ!
八千代牛乳をもっと知ろう ─オンライン交流会─
千葉北部酪農農業協同組合と「八千代牛乳」学習交流会を開催
おいしさの秘密教えます |
おいしいご飯、いただきます |
2021年8月26日、第3地域委員会はモーモーくんの牛乳でおなじみの千葉北部酪農農業協同組合との楽しい交流会を開催。
同産地の村上沙記さん・五香智嗣さんと、参加者の東都生協組合員の各家庭をオンラインでつなぎました。
まずは工場の成り立ちから、搾乳された生乳がどのような工程を経て私たちのところに届くのかを学習。
後半は生産者・高木信行さんからのビデオ放映のほか、鈴木耕太朗さんの牛舎からは、かわいい子牛が登場!!
朝夕2回の搾乳、餌やりや牛舎の掃除、堆肥づくりなど、生産者の1日は早朝から始まる大変な作業ですが、「牛が好きだから頑張れる」と熱い思いを語ります。
牛は2~3歳で初めてお産をし、1年に1回子牛を産みます。「人間と同じで、お産を経験しないとミルクは搾れない」と、参加者
からの質問にも丁寧に答えていただきました。
オンライン交流会は、第3地域委員会にとっても初めての試み。反省点を踏まえ、"身近に顔の見える交流会"としてこれからも続けていきたいと夢は膨らみます。さて、次はどこの産地に行きましょうか!!
世界のおうちごはんと簡単デザート~北欧のおうちごはん~
第3地域・千代田ブロック委員会「北欧のおうちごはん」学習会
学習会の様子 |
講師手作りのレシピ |
講師手作りの写真満載のレシピに沿って、北欧諸国の特徴、料理に欠かせない食品や調味料についてキーワードを使って説明、スパイスの香りも楽しみました。
参加者からは、「材料があるので家で作ってみます」との声も。コロナ禍で調理実習ができずとも「自宅ですぐ実践」という姿勢に、みんな触発されたようです。
「憲法って誰のため?」学習会を開催
2019年11月21日 第3地域委員会主催「種田和敏弁護士・憲法学習会」
講師の種田和敏弁護士 |
憲法学習会の様子 |
種田氏は、始めに「そもそも憲法って何?」について、天皇、内閣、国会、裁判所が守らなければならない最高法規で、数々の法律は憲法を基に作られていることなど、紙芝居形式で説明。
続いて、自由民主党の憲法改正草案の中で、国民の関心が高い憲法第9条について解説しました。
「『自民党の改憲草案』と入力して検索してみてください。皆さんも、自民党の憲法改正草案にどんな条文が書かれているか自身の目で確かめてみましょう」と参加者に訴えました。
私たち国民の権利・自由を守るために国を縛るのが憲法。
種田氏は「もし、改正のための国民投票が実施されることになった場合には、良く分からないから棄権したり、人に勧められるまま投票したりすることのないように、自分の考えを持って行動しましょう」と呼び掛けました。
参加者からは、
「憲法と法律の違いがよく分かった」「非常に分かりやすく、とても勉強になった。何が一番重要で、論点は何なのかが明確になり、大きな収穫があった」「憲法が身近に感じられた。今私たちは大変な時にいることを実感した」などの声が寄せられました。
これまで憲法にあまり興味がなかった組合員も、この学習会に参加したことで関心を持つことができたようです。
「思いを伝えるエンディングノート」学習会
参加者同士で自身の体験なども語り合いました
ライフプラン・アドバイザー |
今後の人生にも役立つエンディングノート |
金田さんはエンディングノートの必要性を解説するだけでなく、ノートに書き記さなくても家族が困らないように大切なことを簡単に伝える裏技も紹介。
50代~80代の参加者は5人で1グループになって、自身の体験や日頃から感じていることなど、2時間では語りきれないほど話し合いました。
「エンディングノートに記入することは、家族に思いを伝えるだけではなく、人生を振り返ることで今後の人生をより良く、自分らしく生きるための気付きにつなげる役割があることが学べました」と主催者。
参加者からは「グループワークでいろいろな考えを聞くことができ、とても参考になった」などさまざまな感想が聞かれました。
防災駅伝 ~親子で学ぶ防災~
ゲームを通じ、楽しみながら防災知識を身に付けました
公益財団法人市民防災研究所が用意した「すごろく」は、コマを進めながら日頃の防災知識が確認できるというものです。
2人1組になり、1人がたすき掛けをしたランナーになってクイズに答え、もう1人がサイコロを振ります。大人でも考え込んでしまう難問もあって前に進めず、各組とも苦戦。最初は「簡単な問題でしょ」と高をくくっていたのが吹っ飛び、「結構難しい!」との声が上がりました。
その後、袋に水を入れるだけでマカロニやご飯がすぐにできる防災食や、柔らかい真空パックのパンを試食。これが非常食なの? と感動していました。防災知識も得られ、試食も楽しかったと好評の企画でした。
鶏舎見学と収穫体験
産直産地・JAやさと生産者のこだわりを知りました
ピーマンの収穫体験 |
自然光も差し込む平飼の鶏舎 |
同産地の養鶏農家では、毎日目で見て鶏の調子を確認。弱っていたりいじめられている鶏は別の小屋に隔離して管理しています。
安全・安心にこだわるのは、「みんなにおいしいものを食べてほしいから」。「おいしい卵のためには鶏の健康が第一、餌や飼い方は妥協できない。これからもこだわっていきたい」との熱い思いを聞きました。
ピーマンときゅうりの収穫体験の後は昼食交流。
「『産直平飼いたまご』へのこだわりなど、さまざまな話が聞けて勉強になった」「循環型農業の取り組みや農業研修制度も素晴らしく、農業の未来を感じた」と参加者の感激もひとしおでした。
実際に見て話を聞くと、生産者のご苦労や真摯な取り組みがよく分かります。
同ブロックは今後も積極的に産地・メーカー交流訪問企画を開催していく予定です。
エコクラフトで籠編み体験
久しぶりの"集中作業"!
初体験に四苦八苦 |
洗濯バサミで形を整える |
紙バンドとは、新聞紙や牛乳パックの再生紙で作られた細ひもを12本まとめて平たいテープにしたもの。牛乳パックからは白色のひもができますが、これに着色した物もありカラー・バリエーションも豊富。昔、ひもはつるや竹製でしたが、材質が代わっても編み方は同じです。
ただ、つるのような柔軟さはないので、所々に木工用ボンドと洗濯バサミを使って編んでいきます。参加者は初めての籠作りに四苦八苦。
「は~」とため息をつき、「不器用な私が参加してしまって、どうしよう」と嘆いていた人も、最後は「できて良かった」と満足げでした。
久しぶりの集中作業に、頭も使って楽しい時間を過ごせました。
電力自由化について学習会を開催
電力自由化に備えよう!
熱心に傾聴する参加者 |
中央は講師の吉田明子さん |
講師にお招きした特定非営利活動法人 FoE Japan の吉田明子さんは、自由化に伴うリスクなどを分かりやすく解説。
FoE Japanは、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGOです。
参加者は熱心に講義を聞いていて、今本当に知りたいテーマなのだと実感しました。
中身の濃い講義に、参加者からは「今後の地球環境を考えてエネルギーを選ぶことが大切だと思った」「再生エネルギーの電力会社を知ることができ、良かった」など多くの声が寄せられました。
主催者からは、「多くの組合員の方に参加していただいてうれしい。今後も皆さんの関心の高いテーマを取り上げていきたい」と満足そうでした。