みんなの活動:これまでの活動報告

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2019.09.03
東都生協では、次世代に歴史の事実と平和の大切さを伝えていくため、平和について学び、交流する機会として「平和のつどい」を毎年夏に開催しています。

「ピ-スアクションinナガサキ」の活動報告

「ピ-スアクションinナガサキ」の活動報告

東友会 仲伏幸子さん

東友会 仲伏幸子さん

東友会の皆さんにひざかけを贈呈

東友会の皆さんにひざかけを贈呈

おとあそび音楽隊ファミリーコンサート

おとあそび音楽隊ファミリーコンサート

組合員が毛糸で編んだひざかけ

組合員が毛糸で編んだひざかけ

「原爆と人間」パネル展示

「原爆と人間」パネル展示

16回目を迎える今年は、「平和の願い メロディにのせて♪」をテーマに7月28日(日)府中市市民活動センタープラッツバルトホールで開催。東都生協の平和活動報告、被爆者の証言、「原爆と人間」のパネル展示や、戦争ホーキづくり、ハートのモール、折り鶴の再生・循環プロジェクトの折り紙を使用した折り鶴づくりのほか、東京藝術大学「おとあそび♪音楽隊」ファミリーコンサートを上演。約130人の参加がありました。

東都生協がこの間取り組んできた平和活動を紹介
おとあそび♪音楽隊によるオープニング演奏の後、昨年の8月に実施した「ピ-スアクションinナガサキ」に参加された3人より活動報告をしました。

一般社団法人東友会 仲伏幸子さん 被爆体験のお話し
仲伏さんは、5歳の時に、爆心地から約1.7㎞の広島市西観音町で被爆しました。
橋の上で座り込んで、水を求める人々に応えることができないまま、郊外に避難。大やけどを負ったお母様は、何の手当ても受けることができず、2日後に亡くなりました。
「誰にも再びあのような悲惨な経験をさせてはならない、生きて核兵器のない世界を見届けたい」という思いを込めて被爆者証言活動を続けていらっしゃいます。
戦時中のお話や被爆の証言などを直接お聴きする機会は、年々減っています。そのような中、一般社団法人東友会の皆さんからの貴重なお話を直接聴かせていただける機会はとても大切です。

一般社団法人東友会の皆さんにひざかけを贈呈
被爆証言に続き、仲伏さんにひざ掛けを贈呈しました。このひざかけは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会(ピースニットカフェ)・サークル(パッチワーク三本杉)の皆さんがつなぎ合わせて作ったものです。

東京藝術大学「おとあそび♪音楽隊」ファミリーコンサート
「おとあそび♪音楽隊」は、東京藝術大学大学院応用音楽学研究室を修了した音楽療法研究者・実践者で構成された音楽集団です。障害児者のための音楽療法を実践的に研究するとともに、就学前の親子にむけた「おとあそび♪親子教室」(東京藝大公開講座)を開講しています。コンサートでは、「さんぽ」、「翼をください」など全13曲を演奏。参加者に楽器を配付して全員で「うみ」演奏しました。



展示・体験コーナー
ロビーでは、ハートのモールづくり、戦争ホーキ作りの体験、展示ミニ学習、組合員が毛糸で編んだひざかけ、パネル「原爆と人間」を展示しました。


参加者の感想
・仲伏幸子さんの被爆証言が大変心にささりました。これからもずっと東友会を応援したいと思います。
・とても楽しいコンサートでした。また、開催して欲しいです。
・初めての参加でしたが大切なことを共有できる素敵な機会となりました。コンサートでは小さなお子さんと一緒に楽しめました。
・参加できる音楽会でとてもよかったです。子どもが平和について学ぶ機会が持てて良かったです。

学習会 「ゲノム編集 最新の品種改良技術の現状を知る」を開催しました。

最新の品種改良技術であるゲノム編集について学びました。

2019.07.29

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講師の四方先生

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学習会の様子

7月13日(土)文京シビックセンターにて、農研機構 本部 広報部広報課 四方 雅仁(しかた まさひと)さんを講師に、最新の品種改良技術であるゲノム編集について学びました。(参加人数 54人)


品種改良(育種)には、性質の異なる品種を交配し目的の性質のものを作る「交配育種」、突然変異で遺伝子を書き換える「突然変育種」、遺伝子組み換えで新たな性質を付与する「遺伝子組み換え育種」、遺伝子を狙い撃ちし、変異を起こさせる「ゲノム編集育種」があります。ゲノム編集は、品種改良技術の1つであり突然変異育種を効率化させたものです。

ゲノム編集は、もともとある遺伝子に狙って変異を起こすことが可能です。ゲノム編集技術で生じる変異は自然界でも起こりうることであり、今までの突然変異での変化との差を見出すことはできず、科学的な検証もできません。ゲノム編集で育種が進められている例として、超多収イネや、芽の毒素産生量を減らしたジャガイモなどがあります。

遺伝子組み換えによる育種との違いは、その生物が本来持つ遺伝子に変異を起こすゲノム編集に対し、遺伝子組み換えは、遺伝子を加えることでその生物が本来持っていない新しい性質を足すという点です。

ゲノム編集という新しい技術を利用していくためには、正しい情報を得た上で、消費者、生産者、企業などが様々な視点から議論することが必要です。そのため今回のような講演会で情報提供したり、厚生労働省、農林水産省、消費者庁が主催で消費者や事業者などとの意見交換会が行われていることが語られました。

最後に、野地専務理事より、私たち消費者は何を選ぶかがリスクへの抵抗手段なので、東都生協のパブリックコメント通り、ゲノム編集については、確実な表示をし、それをもとに個人個人が選択できることが最低限必要なことだと話しました。

<参加者の声>
・ゲノム編集できる作物をいろいろ紹介してもらえてよかった。 ゲノム編集には不安なこともあるので、少なくとも表示をしてほしい と政府に要望したいです。
・ゲノム編集への参加者からの不安の声はもっともだと思います。一方、気候変動など世界規模でみた食糧難を考えると新技術を全否 定はできないと思います。なので、表示によって消費者が選べるようになること切に希望します。
・遺伝子組み換えとの違いが分かり、突然変異と同じだということですが、新しい技術については、しばらく年月をかけて経過を見る ことも必要だと思う。
・説明はとてもわかりやすかったです。良いか悪いかは別とすれば理解はできました。科学的なところでは、きちんとされていている ことがわかりました。
・「安全性」とは何か?自分でどう判断していくのかが難しいなと思いました。
・科学的な根拠なしに安全性を疑うのはどうかと思いました。

<農研機構とは>
農業、食品産業、農村の健全な発展のための研究、農機具の改良の研究、新品種の栽培試験などを行う農林水産省所管の国立研究開発法人(独立行政法人)

※東都生協は厚生労働省に「ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上取扱い(案)」に対する意見を提出しています。
詳細はこちらをご覧ください。


学習会 「海や川を汚染するマイクロプラスチック」を開催しました

身近なプラスチックの問題について考えました。

2019.07.09

 6月29日(土) さんぼんすぎセンターに於いて、東京農工大学 農学部環境資源科学科教授の高田秀重さんをお招きして「海や川を汚染するマイクロプラスチック」をテーマに学習会を行いました。

 学習会では、マイクロプラスチックの問題点や、人への影響、プラスチックによる汚染を低減するために必要な課題や対策などを、わかりやすくお話いただきました。

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講師の高田秀重 氏

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会場の様子

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原田副理事長より3R活動リーフレットの紹介

マイクロプラスチックの問題点は?
 マイクロプラスチックは、直径5mm以下のプラスチックの微細な粒子です。プラスチック製品の破片や化学繊維などが廃棄物処理されず川を通じて海に流出し、波や紫外線により壊れて細かくなりマイクロプラスチックになります。

 また、マイクロプラスチックには、プラスチック製品に含まれる有害物質や、海洋に溶け出している有害物質が吸着されることがわかっており、これを魚や海鳥がエサと間違えて食べてしまうことなどによる生態系への影響が心配されています。

 海鳥、魚、貝、ウミガメ、クジラなど200種以上の海洋生物がプラスチックを食べてしまっていることがわかっています。タイでは、クジラの胃の中から80枚ものレジ袋が見つかった事例もあるそうです。

何も手を打たなければ、海に流入するプラスチックの量は、20年後10倍に増加する
 海洋のマイクロプラスチックは、除去することができません。しかし、何も手を打たなければ、海に流入するプラスチックの量は、20年後10倍に増加し、海洋プラスチック汚染はさらに深刻化します。

わたしたちにできること
 ごみのポイ捨てをしない。させない。レジ袋、ペットボトル飲料、ストロー、使い捨て弁当箱、個包装のお菓子、液体せっけん、ポケットティッシュなど、特に使い捨てのものの使用をできるだけ使わない。断る。
 また、わたしたちの意識啓発や行動と併せて、国にプラスチックごみを減らすための法規制や、生産・流通の枠組み作りをつくるように働きかけることも必要と話されました。

 最後に、原田副理事長より、7月1日(月)より配付する東都生協の3R活動リーフレット「みんなですすめる環境にやさしいくらし」を紹介しました。
リーフレット「みんなですすめる環境にやさしいくらし」はこちらをご覧ください。

参加者の声
・プラごみについては、今までも気を付けているつもりでしたが、世間にはまだまだ私の知らないプラごみ削減の方策があるのだと知りました。これからも気を付けて生活していこうと思います。

・昨年からぐっと身近になってきた「マイクロプラスチック問題」ですが今日の学習会に参加してより恐怖を感じました。

"きちんとリサイクルすれば大丈夫!" と思ってきましたが、今日からはリデュースに意識を切り替えて生活しようと思いました。自分はもちろんですが子どもたちにも伝えていこうと思います。

・プラスチック製品を減らすということは、難しい部分もあるが皆が少しづつでも気を付けていけば減らせるし、そのようにしないと人間の生命に危機がくることを感じました。

・プラスチックによる海洋汚染はすでに手遅れの状態です。日本の取り組みが世界から遅れているのはとても残念です。人々のモラルの問題も大切だが国が拡大生産者責任を基にした規制を法制化することが求められると思う。

2019協同組合フェスタTOKYOに出展・参加しました。

若手生産者との協同で、日本の農業を盛り上げる機会に!

2019.06.27

   東京の協同組合と協同組合どうしが連携していることを知っていただく機会として、2019年6月18日(火)から22日(土)5日間にわたって、JA東京アグリパーク(渋谷区代々木)で「2019協同組合フェスタTOKYO」が行われ、東京都の様々な協同組合による商品紹介とお楽しみイベントが行われました。来場者は5日間で4,000人を越え終日盛況でした。













   東都生協は、6月21日(金)・22日(土)の2日間、新世代プロジェクト・若手生産者の取り組みのPRとして、新世代プロジェクトの動画投影やパネル展示、料理レシピの配付、100年トマト、ミニトマトの試食・販売、若手生産者の青果セットの販売などを行いました。最終日には(農)埼玉産直センターからも応援にかけつけていただき、来場者に商品のこだわりを伝えました。














   イベントでは、家庭で利用されず眠っている食品を寄付していただくフードドライブも行い、5日間で76個・約10kg(内容量)が集まりました。集まった食品は、東都生協でも関係のある、フードバンク狛江にお届けしました。

◇主催:東京の協同組合間の協力と連携のあり方を考える連絡協議会
◇参加団体:13団体

2019ピースアクションinTOKYO&ピースパレードに参加しました。

東京から世界へ向けて平和への思いと核兵器廃絶を訴えました。

2019.06.10

地域で音楽活動をしているジャズユニット
「A・Due」によるコンサート


東都生協の平和活動を報告


核兵器廃絶をアピールしながら行進


平和のメッセージを沿道の人たちに呼びかけました

2019年5月29日(水)「核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界をめざして」をテーマに、東京から世界に向けて平和への思いと核兵器廃絶を訴える「ピースアクションinTOKYO&ピースパレード」が東京ウィメンズプラザホール(渋谷)で開催されました。当日は 生協や東友会など15団体190人の参加があり、東都生協から23人が参加しました。

オープニングは、地域で音楽活動をしているジャズユニット「A・Due」(ア・ドゥエ)CHIHIROさんのピアノ、久力譲二さんのベースによるピースコンサートがありました。

語り継ぐ「『あの日』のナガサキから生きぬいて」では被爆証言として米田チヨノさんの被爆体験の証言を映像で紹介。

忘れられないあの日、辛うじて奇跡的に生き延びた被爆者から原爆投下直後の惨状や、被爆した方々の治療の状況について話され、当時被爆者への差別の苦痛は計り知れないものだったと重ねて語られました。その証言の映像紹介の後、証言を聞いた参加団体の代表者よりリレートークを行いました。

続いて、松井一實広島市長、田上富久長崎市長からのメッセージが、それぞれ代読され、両市の核兵器廃絶に向けたさらなる決意と「ピースアクションinTOKYO」への期待が表明されました。

「参加団体リレートーク」では9団体が工夫を凝らした様々な平和活動の取り組みについて発表し、日ごろの活動について参加団体の相互の理解を深めました。

東都生協からは2018年東都生協の平和活動について、第15回平和のつどいの紹介、被爆者の被爆証言を聞くお話会などの報告を行いました。

続いて行われた「ピースパレード」では、表参道から原宿を通り神宮公園までの道のりを宣伝カーから平和をアピールしました。
「一緒に歩こう」の声をあげて参加者全員で平和のメッセージを沿道の人たちに呼びかけました。

平和の大切さをかみしめ、今私たちは何をしていくべきなのかを考える一日なりました。

東都生協は、東日本大震災への支援活動を続けています  

2018年度 東日本大震災支援 募金収支報告

2019.05.31

今年3月7日~8日、組合員が被災地(福島県)を視察訪問しました。被災当時の状況・その後の様子・現状を知る貴重な機会となりました。

東日本大震災から8年。東都生協では、被災された方々、そして取引先産地・メーカーを支援する募金活動に継続して取り組んでいます。また、商品利用を通じて募金できる1点1円募金の仕組みもあります。

2018年度の募金活動についてご報告します。集まった募金は、組合員が被災地を訪問して視察・交流する企画や、被災者を支援・応援する企画への協賛などで活用させていただきました。ご協力ありがとうございました。

被災地の願いは「忘れないで」。復興にはまだまだ支援が必要ですので、2019年度も引き続き、ご協力をお願いします。

<募金の使途>
寄せられた募金は、以下の内容で活用いたします。
①東都生協取引先関係者・団体の復興支援のため
②被災地に送る支援物資の調達ならびに支援活動、復興に向けた取り組みを支援・応援する活動など
③日本生活協同組合連合会および各生協などが呼び掛ける被災者を支援・応援するための募金

募金方法

OCR注文書で募金を受け付けます。

■記入方法:注文書裏面下段、特別企画注文欄の「商品(申込)番号」の欄に以下の
6ケタ番号をご記入いただき、「数量」欄に募金口数をお書きください。

■ 1口 200円の場合 ⇒ 商品(申込)番号:365998
※200円 × ご記入口数 の募金額になります

■ 1口 1,000円の場合 ⇒ 商品(申込)番号:365980
※1,000円 × ご記入口数 の募金額になります



※産直の東都生協.coop(旧:さんぼんすぎドットコム)利用の方は、インターネット注文でも募金ができます。FAX登録者はFAX専用注文書で、電話注文センターからでも募金ができます。

※募金に対する領収証の発行はできません。この募金は寄付金控除の対象になりませんのでご了承ください。

皆さまのご協力をお願いいたします。



2018年度もご支援ありがとうございました。

≪2018 年度の収支報告≫  2019年3月20日現在

◆募金総額:5,016,034円
(内訳)
 支援募金:1,239,000円 
 前年度繰越額:2,467,563円
 1点1円募金:33,407円
 前年度繰越額:1,276,064円

◆活用総額:925,345円
(内訳)
 2018年避難者と支援者によるふれあいフェスティバル     75,942円
 福島県生協連福島の子ども保養プロジェクト        100,000円
 くらし・地域復興応援募金 いわて生協          100,000円
 くらし・地域復興応援募金 コープふくしま        100,000円
 くらし・地域復興応援募金 みやぎ生協          100,000円
 福島県被災地視察・交流                 449,403円

*残金は、2019年度に引き継いで活用させていただきます。


2018年度「今年の冬エコ」報告(11月~翌1月末に実施)

エコライフにチャレンジして普段のくらしを見直してみませんか

2019.04.10

応募総数は107枚、チャレンジした人の合計は275人でした



夏に続き、家庭で1週間、エコライフチャレンジする取り組みを通して省エネを実践し、普段のくらしを見直すきっかけをつくることを目的に組合員活動情報紙ワォ299号とホームページで組合員のみなさんに広報し、また12月連絡会で活動団体へチャレンジシートを配付しました。

同時に「100万人のキャンドルナイト※」を呼びかけたところ、初めて取り組んだ人や、防災用品の見直しにもつながったとの感想が寄せられ、エネルギーのことだけでなく、防災のことについてなど家族で共有されたことが伺えました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

◆アイデアの一覧はこちら(アイデア一覧へ)

※2001年にカナダで起きた原発反対のための自主停電運動が始まりです。冬至(2018年は12月22日)の夜8時から10時の2時間、電気を消してキャンドルの灯りだけで過ごす「静かな環境活動」です。





東日本大震災被災地視察 ~東日本大震災を忘れない~ 視察報告

福島の被災地の現状を知り、これからを考える

2019.03.31

2011年3月11日に発生し、22,000人を超える犠牲者を出した東日本大震災から8年。
今年も「コープふくしま」にご協力いただき、「3・11」の直前である3月7日・8日の1泊2日で富岡町、大熊町、双葉町、浪江町を訪れました。

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海岸沿いに見える福島第2原発

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紙芝居のようす

今回もコープふくしまの常務理事 宍戸義広さんが被災地のガイドを務めてくださり、移動するバスの中では、同行いただいた震災当時1歳のお子さんを持つコープふくしまの組合員理事さんより震災時のお話がありました。「放射線の影響を恐れ、公園で思いっきり遊ばせることもできなかった。親として本当に辛く、申し訳ない気持ちでいっぱいになった」と涙を浮かべながら語っていました。

コープふくしまでは、ただ不安を煽るのではなく、放射能についての学習会や、組合員に協力を得ての「陰膳方式」と呼ばれる食事調査(家庭の食事を1人分余分に作り、実際に食べた分量で2日間6食分を保存して検査機関で測定する)、医療生協と連携してWBC(ホールボディカウンタ)による内部被ばく測定を実施するなど、放射能について正しく学習し放射能汚染に向き合った活動を行っています。

福島の被害は、地震や津波の被害と原発事故による被害です。放射線の高い地域では、8年を経ても「帰宅困難地域」となっていて、汚染土を運ぶトラックと除染を行う作業員の姿しかありません。民家の玄関は1軒、1軒、柵で覆われています。震災前は賑やかだったであろう店舗の立ち並ぶ街は、8年前から時計が止まったように当時のままの形を残し、人だけが消えてなくなったといった、まるでSF映画でも見ているかのような印象でした。

8年を経過すると、テレビの報道もめっきり少なくなり、復興は進んでいるように思えますが、実際に現地に行くとまだまだ復興にはほど遠いという印象を受けました。

移動するバスの中で視聴したDVDの中で、当時、農畜産業を営んでいた方が話されていた「原発事故の影響で家も仕事もすべて奪われた。今はお金も何もいらない、震災前の普通で当たり前の日常を返してほしい」この言葉が胸に突き刺さりました。

2日目は、全国から寄せられた支援のお返しに、福島の被災当時の状況を伝え、2度と福島のような事が起きないように「紙芝居」を持って全国を回っている松田さんと菅野さんの紙芝居を拝見しました。被災当時の混乱した状況や情報が錯綜している様子や、被災者を救出できなかった、ある消防団の苦悩を描いた2作品でした。お二人とも当時の様子がよみがえり、涙をこらえながらお話をしてくださいました。

福島第一原発の事故は「天災」ではなく「人災」です。この企画を通して、福島の教訓を忘れず、福島の現状を伝え、1人ひとりが、何ができるのか考えるきっかけとなればと思います。

印鑰智哉さんに聞く「種子から考える、私たちの食の未来」学習会報告

3月15日、文京シビックセンターに於いて、日本の種子を守る会・事務局アドバイザーの印鑰智哉(いんやく ともや)さんをお招きして学習会を開催。

2019.03.28

3月15日、文京シビックセンターに於いて、日本の種子を守る会・事務局アドバイザーの印鑰智哉(いんやく ともや)さんをお招きして「種子から考える私たちの食の未来」というテーマで学習会を行いました。

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講師の印鑰智哉氏

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会場の様子

学習会では、まず地球の歴史、生物の歴史を辿り、「地球は微生物の星、微生物と植物の共生により地球上に豊かな土壌が生まれ、生命の栄養・エネルギーが生み出され、生態系が維持されています。そんな豊かな地球が大変な事態をむかえています。」と印鑰氏は語りました。
さらに、第1次世界大戦あたりから化学肥料の活用が始まり、第2次世界大戦後、世界的に「緑の革命」の名前で化学肥料大量使用の農業が拡大。化学企業が農業生産のあり方を支配し、種子+化学肥料+農薬をセットして売り込む工業農業への流れにより、その化学肥料・農薬が土壌を破壊したと話されました。

日本の食卓に欠かせない米、麦、大豆。
種子法(主要農作物種子法)は、安定的に優良な品種の米、麦、大豆の種子の生産を行うため、国・都道府県の責任を規定した法律です。各都道府県で計画的に土地に合った種子が生産され、安価な価格で生産農家に安定提供され、日本の食料生産を支えてきました。しかしその種子法が昨年廃止されてしまいました。

この先、種子が民間企業・多国籍企業に委ねられてしまい、種子の多様性がなくなり、種子の値段が高騰する危険性が出てきています。今まで国が保護し、農家の方が守り育ててきた種子が脅かされているといえます。

◇自由なタネがなければ自由な社会は作れない。
印鑰氏は、一方で世界では、20年以上前に「種子の自由」運動が提唱され、世界の小農運動、食の運動に大きな影響を与えていること。地球の気候変動を止められるのは農業であり、農業は土壌の栄養を回復させ、水害や日照りにも強くなることなどにも触れ、国連は2019年~2028年を、小規模家族農業を強化する「家族農業10年」と定め、大規模企業型農業推進から小規模家族農業、アグロエコロジーへの転換こそが解決策であると話されました。

日本でも種子法廃止を受けて、独自の条例で公的種子事業を継続させている自治体も増えています。種子の権利(公共性・多様性)を守る新しい法律の確立など、食を守る取り組みを広げていくことが求められています。


<参加者の声>

・農家の高齢化、後継者不足の解決策として農業を企業が担っていくというのは正解ではないとよく分かりました。
・説明が分かりやすかった。ドキュメンタリー映画「種子―みんなのもの?それとも企業の所有物?」の紹介があり、映画も見てみたいと思いました。
・気候変動にまで影響する農業の大切さや、種がいかにグローバル企業に仕切られているのか。この大変さを報道しない。日本の政策が世界と逆になっていることを知り、ドッキリ。
・種子法復活に向けて今出来ることを考えたい。
・世界の潮流から広く現状の知識を知ることが出来ました。

2018.12.30


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太田伊早子 弁護士

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学習会の様子


 2018年12月11日(火)文京シビックセンターにて、横浜法律事務所弁護士 太田伊早子さんをお招きして憲法学習会を開催しました(参加人数41人)。

 学習会では、憲法は何のためにあるのか、現日本国憲法と与党の憲法改正案との違い、改憲時の国民投票法の問題点について分かりやすく話していただきました。
 
 まずは憲法と法律の違いについて学びました。法律は国家が国民に義務を課すものであり、憲法は国家を制限し国民の自由と権利を保障するもの。憲法第13条には「すべて国民は、個人として尊重される」とあり、個人の尊厳が憲法の一番の理念。どんな人であれ、生まれながらにして尊厳をもった特別な個人であり、尊厳をもって生きていくためにはさまざまな自由(権利)が保障され、すべての人が平等に扱われる必要があると記されている、と話されました。

また、現在の憲法と憲法改正案との違いについては、現日本国憲法は主語が「日本国民」であることに対し、改正案の主語は「日本国」と、主語の違いに注目し、改正案の憲法は国家あっての国民という考えがしみわたっていると語り、国民は、国の役に立つかどうかが問われることになること、憲法9条を改正することは、日本は戦争を放棄することをやめることであり、改正された憲法は、再度日本が戦争で大打撃を受けるなどしない限り再改正は難しい。そうならないためには、戦争が行われる前に平和の流れを作ることが大切と説明されました。

最後に、自分は護憲派だが、改憲派でも護憲派でもよいので、憲法について自分の考えを持つことが大切だと話されました。

今回の学習会を通じ、憲法についてみんなで考える大切な機会となりました。

 参加者からは、「何も知らないまま子どもたちが大人になるときに困るような社会が作られているのは恐ろしいことなので、もっと関心を持っていこうと思った」「日本人が平和な日々をずっと送れるよう考えたい」などの感想が寄せられました。

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