みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

視察訪問企画第2弾!

(農)茨城県西産直センター 視察訪問

2016.06.07

レタス畑で説明を受けました

レタス畑で説明を受けました

しいたけの施設を視察

しいたけの施設を視察

活発な意見交換が行われました

活発な意見交換が行われました

東都生協は2016年2月26日、農事組合法人茨城県西産直センター(茨城県結城郡八千代町)の視察訪問を行いました。

最初にレタス生産者・小泉晃一さんの畑を視察。生育期間中の温度管理や出荷時の留意点について聞き、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。

次に、にんじん生産者・八城理一さんの畑では、昨年9月の記録的な大雨による被害や現時点の生育状況について説明を受けました。栽培の手順や農薬などの使用も確認しました。

しいたけ生産者・安喰(あぐい)啓太さんの施設も訪問。

2011年3月11日以降、原木栽培しいたけの利用減少から設備投資を行って菌床しいたけの出荷を始め、ようやく安定出荷できるようになったこと、現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えることなどの話を聞き、原木から菌床へ移行中の栽培状況を確認しました。

その後同センターの事務所に移動し、産地の概要や取り組みについて質疑応答を行いました。

昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部会長の印出昇さん、事務局の渡部央さんを交え、活発な意見交換が行われました。

視察訪問に参加した組合員は、自然災害など生産者にはさまざまな苦労があることをあらためて実感しました。

参加者からは
「土づくりから収穫まで、安全・安心な生産の努力がうかがえた」
「消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じた」
「原発問題でしいたけの原木栽培が難しくなり、多額の設備投資をして菌床栽培を取り入れたことを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったことが分かった」
などの感想がありました。

第40回お茶摘み交流会に参加

(有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)主催

2016.05.25

竹で食器や箸を作りました

竹で食器や箸を作りました

茶の手もみ体験、右は同社代表取締役の杵塚さん

茶の手もみ体験、
右は同社代表取締役の杵塚さん

そば打ちも体験、幅がばらばらなのも手打ちの醍醐味

そば打ちも体験、
幅がばらばらなのも手打ちの醍醐味

杵を振り上げ、餅つきに挑む

杵を振り上げ、餅つきに挑む

長年農薬無散布で栽培を続けてきた茶畑

長年農薬無散布で栽培を続けてきた茶畑

待望の茶摘み

待望の茶摘み

2016年4月23日と24日の1泊2日の日程で、静岡県藤枝市にある (有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)主催の第40回お茶摘み交流会が開催されました。

この交流会は、「やぶきたみどり」などのお茶でおなじみの(有)人と農・自然をつなぐ会が毎年行われており、今年で40回目の節目を迎えました。

2日間通して天気に恵まれ、地元の消費者などの参加もあり、総勢100人を超える大交流会でした。東都生協からも子ども7人を含む11家族・20人が参加しました。

初日は、お茶の手もみ体験、そば打ち体験、鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に、参加者が各自自由に参加しました。

夕方からの「無農薬栽培40年を振り返って」と題した講演会で、(有)人と農・自然をつなぐ会の代表の杵塚敏明さんに、40年の歩みや食に対する考え方などについてお話を伺いました。その後質疑も行われました。

参加者全員が集まったにぎやかな夕食懇親会では、猪飯、天ぷら、のびるの和え物、フキの煮物、筍の煮物、鶏の煮物、手打ちそばなど、地元の手作りの料理を食べながら活発に交流。

翌日は、餅つきを行い、朝食の後で茶畑へ移動し、いよいよ茶摘み体験。手提げのビニール袋や小さい籠に各自摘んだ茶葉を入れ、集めては大きな籠に移しながら新芽を手摘みしました。体験作業を通して、茶の芽の美しさ、力強さを満喫しました。

昼食は、お茶畑の近くの木陰に座り、美しい茶畑の景色を眺めながら手作りのお弁当とお茶をいただきました。

交流会終了後、東都生協の参加者は、近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。

現地でのさまざまな体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。

参加者からは、
「初めての体験。お茶の葉が柔らかかった。楽しい思い出になった」
「とても楽しい時間を過ごせた。お茶を飲むのが楽しみ。TPPや平和のことも考えた」
「馬に乗ったり動物に触って楽しかった。茶摘みが楽しかった」
「貴重な体験をした。作り手の大変さが分かった」
「茶摘みは上の葉しか取らないことにびっくり。そば打ちも初めてで楽しかった」
「子どものころの風景。人が大勢集まることが素晴らしい。素敵な体験だった」
「子どもが生き生きとしていた。究極の食育体験をさせることができた」

などの感想が寄せられました。

こめ豚を食べれば休耕田利用につながり、食料自給率もUP!

私にもできる「食の未来づくり運動」を見つけた!

2016.05.04

こめ豚を使った調理実習

こめ豚を使った調理実習

中華風黒酢肉だんごを使った一品

中華風黒酢肉だんごを使った一品

>試食しながら交流もしました。

試食しながら交流もしました。

いなぎブロック委員会と第8地域とーと会 いなぎ産地交流の会共催による「こめ豚を食べてみよう!交流会」は2016年2月20日、㈱コープミート千葉の石井高広さんを講師に迎え開催。

まず「千葉のこめ豚」をしゃぶしゃぶにして野菜サラダにトッピング。臭みがなく、ただお湯でゆでるだけでOK。「もったいないシリーズ房総食料センターのなす乱切り(素揚げ風)」は小間切れ肉と炒めて色も味も良く、高評価でした。

玉ねぎ・にんじんを炒め「ごま油香る中華風黒酢肉だんご」をたれごと絡めた酢豚風の一品も手軽で美味。料理初心者にもうれしい品が並びました。

試食と交流の後はこめ豚の学習会。豚の飼育期間約180日のうち出荷前の約60日間は国産の飼料用米を10%給与。その米の量は1頭分約18㎏。

組合員がこめ豚を利用すると食料自給率向上につながると参加者一同納得。私にもできる食の未来づくり運動を見つけて、心もおなかも大満足でした。

八千代牛乳のふるさとへ「もーもータオル」を届けました!!

皆さんから提供いただいたタオルと、メッセージを八千代牛乳生産者へ届けました。

2016.04.11

生産者より感謝状をいただきました

生産者より感謝状をいただきました

牛の餌やりも初体験

牛の餌やりも初体験

高橋さんのお話を聞きながら牛舎を見学

高橋さんのお話を聞きながら牛舎を見学

搾乳前に牛の乳房をきれいに拭くために使う白いタオルを贈る「心をつなぐもーもータオルキャンペーン」では、4801枚のタオルと298枚のメッセージが集まりました。

「八千代牛乳を応援しておいしい牛乳を飲み続けたい」という組合員の思いを届けるため、2016年3月12日、千葉北部酪農農業協同組合の生産者・高秀牧場(千葉県いすみ市)にて贈呈式を開催し、東都生協から組合員29人が参加しました。

贈呈式は菜の花畑を一望できるバーベキューコーナーで行われました。子どもたちが自分で書いたメッセージを読み上げて高秀牧場の高橋憲二さんにプレゼント。続いて組合員から寄せられた白いタオルとメッセージを贈呈しました。

高橋さんからは、もーもータオルを贈る取り組みへの感謝状を子どもたちが代表でいただきました。
酪農体験では、広い牛舎を巡りながら高橋さんのお話を真剣に聞き入りました。餌やりでの牛との触れ合い、乳搾りの牛の乳房の温かさに、おとなも子どもも大喜びでした。

参加者からは、
「牛が健康そうで愛情深く育っているのが分かりました」
「生産者の前向きな姿勢が分かり、これからも安心して牛乳が飲めます」
といった声が寄せられました。

子どもからは、
「餌は何を食べているかが分かりました」「うしのうんちとかも りようしていること。八千代牛乳で作ったチーズが世界でもこうひょうなのがびっくりです」などの感想が寄せられました。

産直産地・千葉北部酪農農業協同組合の安全・安心でおいしい「八千代牛乳」の生産にかける思いへの理解を深める機会となったようです。

   

(農)茨城県西産直センター 視察訪問。

産直産地の視察訪問企画 第2弾!

2016.03.31

P1020411%2B.JPG

レタスの畑を視察

P1020415%2B.JPG

にんじんの畑を視察

P1020432%2B.JPG

しいたけの施設を視察

P1020422%2B.JPG

説明と質疑応答

2016年2月26日、茨城県の結城郡八千代町に位置する東都生協の産直産地・農事組合法人 茨城県西産直センターを、組合員5人で視察訪問しました。

視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認するという目的で行っています。

現地では、最初にレタス生産者の小泉晃一さんの畑を視察。
生育期間中の温度管理のことや、出荷時に気をつけていることなどについて細かく説明していただき、栽培管理状況や収穫後の畑の管理などを確認しました。

次ににんじん生産者の八城理一さんの畑を視察。栽培の手順や農薬などの使用について聞き取りをし、確認しました。
昨年9月の記録的な大雨による水害で大きく被害を受け、そのときの状況から現時点の生育状況について説明をしていただきました。

続いてしいたけ生産者の安喰(あぐい)啓太さんの施設を視察。原木から菌床へ移行中の菌床や栽培状況を確認しました。

2011年3月11日以降、放射能が検出される状態が継続し、原木栽培しいたけは利用が減少。同センターでは設備投資を行い、菌床しいたけの出荷を始めようやく安定した出荷ができるようになりました。

安喰さんからは「現在出荷している原木しいたけの出荷が終了したら菌床しいたけだけの出荷に切り替えていく」との話がありました。

その後は(農)茨城県西産直センター本部に移動し、産地の概要や取り組みについての説明を受け、質疑応答。

昼食交流では、代表理事の堤利一さん、監事の安達一夫さん、生産部部会長の印出昇さん、事務局の渡部さんを交え、活発な意見交換が行われました。
自然災害など、生産者には消費者が思いも及ばないような苦労があることもあらためて実感しました。

参加者からは

「土壌づくりから収穫するまで、安全で安心な生産にかける生産者の努力がうかがえました」
「農作物に取り組む真摯な姿勢がいろいろな資料から見て取れました。消費者に良いものを提供しようという熱い思いを感じました」
「にんじんが去年の水害で出荷できなかったということで心が痛みました」
「しいたけ農場にて、福島第1原発事故問題で原木栽培が難しくなってしまったこと、多額の設備投資をして菌床栽培も取り入れて軌道に乗り始めたことなどを知り、ここにも大きな災害の犠牲があったのだと思いました」
「生協のものは安心して食べられる実感を再度確認しました」
などの感想が寄せられました。

平和食品工業㈱を視察訪問しました

視察訪問企画 第1弾! 東都生協との約束事を守るための仕組みや取り組みを組合員自らが確認しました

2016.03.15

P1020398.jpg

商品の説明

P1020391.jpg

商品の食べ比べおよび試食評価

IMG_2420.jpg

工場施設を説明を受けながら視察

IMG_2421.jpg

工場施設の視察

P1020394.jpg

活発な意見交換と質疑応答

2016年2月18日、埼玉県坂戸市にある平和食品工業株式会社の坂戸工場を、東都生協の組合員5人が視察訪問しました。

視察訪問企画は、東都生協の扱う商品について生産現場や関連する施設を視察することにより、東都生協との約束事、それを守るための仕組み、その仕組みの運用実態、産地・メーカーの特徴的な取り組みなどを組合員自らが確認するという目的で行っています。

最初に、坂戸工場の堀内次長よりパワーポイントを使って会社および工場内の概要の説明と、営業担当の押川さんより東都生協取扱商品の説明を受けました。

原材料の厳しいチェックとISO22000(食品安全マネジメントシステム)の高度な品質・衛生管理手法を導入し、安全性の確保を徹底していることなどの説明がありました。

続いて、クリームシチュー3種とカレー3種の食べ比べおよび試食評価を実施。

クリームシチュー・カレールウともに、プライベートブランド(PB)のほか市販品2種を味を確認しながら試食しました。

試食評価後にPBと市販の原材料の比較表が配られ、あらためて東都生協取扱商品の品質について確認しました。

昼食を挟み、工場内の製造現場を説明を受けながらの視察。

直火焼きカレールウの製造中の工場を見学し、直火釜やフレークにする過程や包装工程を視察し、金属探知器やX線探知機の説明を受けました。

メーカーの方々の詳しい説明を伺いながら、工場内に入る前の徹底した服装の準備、虫などの侵入に対する対策、その後の検査などを確認しました。

最後に、質疑応答と参加者一人ひとりから感想を述べました。質疑応答では活発な発言が見受けられ、視察への積極的な参加意欲が感じられました。

今回はPB主体の工場だけに、あらためて東都生協のPBについて確認し理解を深めることができ、有意義な視察訪問となりました。

参加者からは、
「会社内がとてもきれいでした。工場の従業員の方々が皆、礼儀正しく、あいさつしてくれてとても感じが良かった」
「食品を扱う仕事は細心の注意を払いながら品質を管理し、よりおいしい商品を目指して日々努力していらっしゃることが分かりました」
「工場も清潔で品質管理も行き届いているので感心しました。東都直火焼カレールウの工程はとても興味深く見学させていただきました」
「平和食品工業さんの取り組みや社員教育の素晴らしさに感動しました」
「自分が購入し食べたことがある商品が、どのような所でどのような方法で作られているのかが分かり、良かったし安心しました」
などの感想がありました。

食べる・補充する「回転備蓄」

期限切れの前に普段の食事で消費するのがコツ

2016.03.03

ロングライフパンを利用した「回転備蓄」の例

ロングライフパンを
利用した「回転備蓄」の例

ノンカップめんの試食も

ノンカップめんの試食も

保存食への認識も深まった

保存食への認識も深まった

2015年12月17日、水元金町ブロック・伊興ブロック・お花茶屋ブロック・足立とーと会・とーと会チャレンジクラブ合同で、伊藤食品㈱・トーエー食品㈱・㈱コモを招き、「おいしく食べたい! 保存食試食&学習会」をシアター1010にて開催。

ツナ缶、ノンカップ麺、ロングライフパンを例に、「賞味期限をチェックし、期限が切れる前に普段の食事で消費してから買い足すことで、備蓄のサイクルを確立する」という保存食品利用の学習はとても役立ったようです。

伊藤食品㈱のスライドによるツナ製造ラインの説明は、工場見学に行く機会をなかなか持てない参加者にとって勉強になりました。

試食はクラッカーにツナ缶とアボカドで作ったディップのおつまみ。東都生協の学習会に初参加だった同社は、「組合員の生の声が聞けた」とうれしそうでした。

トーエー食品㈱の環境に配慮したノンカップ麺は、かんすい不使用の国産小麦粉の麺、昆布・かつお節などの天然エキスを使用したスープ、お湯を注ぐだけの手軽さと保存もかさばらないなどいいことずくめ。

うどんとそばを試食しながら製造方法についても学びました。

㈱コモは、おいしいパンを求め、イタリアでパネトーネ種に出会ったのだとか。この酵母を持ち帰り、イタリア人から指導を受け、保存料不使用で長期保存可能のコモパンが誕生したそうです。

生地が幾層にもなっているからこその口当たり...なるほどと思わせる説明を聞きながら、伊藤食品㈱とのコラボで作られたクリームチーズ・ツナ缶・野菜のクロワッサン・サンドイッチを試食しました。

この日は3社によるクイズも行われ、保存食への新しい発見もできた楽しい会となりました。

みそ作りの奥深さを体験

「おみその同窓会」

2016.03.03

「手作りみその同窓生」

「手作りみその同窓生」

持ち寄ったの手作りみその味比べ

持ち寄った手作りみその味比べ

好みのブレンドで作ったしじみ汁

好みのブレンドで作ったしじみ汁

府中中央ブロックは2015年11月20日、ルミエール府中にて手作りみその同窓会を開催しました。この企画は、2015年2月に仕込んだみそを持ち寄り、味比べをしようという目的で行われました。

出席者9人のうち、みそ作りをしたことのない2人に対し、まずテキストに添ってみそ作りの説明が行われ、次に各自持ち寄った手作りみそを比較。

それぞれの好きなブレンドで合わせみそにしてもらい、しじみ汁を作りました。

みそは、見た目同様、塩辛いもの、甘いもの、優しい味のものといったように、個性的な味があることが分かりました。

作る人が違えば、みその味も違う。みそ作りの奥深さを体験できた一日でした。

味も良し会話も楽し、農家レストラン

全農パールライス㈱・(農)房総食料センター・(農)さんぶ野菜ネットワーク・マルイ食品㈱の方々と試食しながら交流

2016.03.03

8種もの料理が並んだ

8種もの料理が並んだ

産地・メーカーの方々との会話も弾む

産地・メーカーの
方々との会話も弾む

2015年11月7日、ソレイユさがみにて、第8地域委員会は全農パールライス㈱・(農)房総食料センター・(農)さんぶ野菜ネットワーク・マルイ食品㈱を迎え、一日限定「農家レストラン」を開催しました。

「一日店長」より趣旨やお品書きの説明を受けてから、参加者はテーブルに並べられた8種類もの献立から、バイキング形式でチョイス。

テーブルでは普段交流のない組合員や産地・メーカーの方とざっくばらんに会話をしたり、合間のクイズ大会に気合を入れて挑んだり...と楽しいひとときを過ごしました。

料理には新鮮な野菜やこだわりの食材が使われているので、野菜のおいしさを実感。特に「鶏の焦がしねぎソース」は、「農家レストランらしいおいしさだった」と評判でした。

大豆づくりを通して農業の現状を学ぶ

産直産地のJAやさとにご協力いただきました 

2016.03.03

このひもに沿って種を植えるんだね

このひもに沿って種を植えるんだね

みんなでピザ作り

みんなでピザ作り

豆腐作り。固まったかなぁ?

豆腐作り。固まったかなぁ?

「地域総合産直」のモデル産地・JAやさとは、茨城県のほぼ中央、自然豊かな石岡市にあります。

今年もJAやさとの協力を得て、農業体験企画「大豆コース〜種から育てた大豆でおいしいお豆腐を作ろう〜」を開催。種まきから草取り、収穫、豆腐作りの体験を通じて、大豆の生育過程や国産大豆の現状などを学ぶ食育企画です。

2015年7月から12月までの5回にわたる作業に参加したのは延べ34家族85人。

初回はNPO法人アグリやさと()の柴山進さんから「作業体験する畑は7年間農薬を使っていない」などの説明を受けた後、大豆の種まきを行いました。

植えたのは「青大豆」。熟しても青く、甘みが特徴の品種です。柴山さんからは食料自給率やTPP(環太平洋経済連携協定)、遺伝子組換え作物、世界と日本の農業など、農業を巡る情勢を学習。

大豆の成長を見守りながら、地元の食材を生かした料理を通じて生産者と交流する機会も設定。9月に起きた関東・東北豪雨災害についても、被害の深刻さを現地で肌で感じることに。

同産地は米の収量減少、キャベツの生育遅れなど大きな影響を受けましたが、みんなで育てた大豆は無事に収穫ができ、最終回にはこの大豆で豆腐を作りました。

参加者からは「8月の草取りは暑くて大変だったが、生産者はこの中で作業していることを痛感した」「貴重な体験ができた。この企画に参加して東都生協で野菜を注文するようになり、野菜を食べる量も増えた」など感慨深い声が聞かれました。

通常の産地交流訪問では味わえない「作る喜びと大変さを実感できる体験農業」は、産地直結に欠かせない取り組みの一つになっています。


*NPO法人アグリやさと
農業生産者と、消費者・小中高校生・親子が農業体験交流や食と農についての理解を図る活動のほか、農業への参入希望者を援助する活動を行い、食と農の正しい理解と健全な社会の発展に寄与することを目的としています。
前の10件 16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26