みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

商品委員会主催 放射能学習会 報告

~国産水産物について~

2015.07.06

水産庁より招いた講師の方々

水産庁より招いた講師の方々

大勢の幅広い年齢の参加者

大勢の幅広い年齢の参加者

東都生協は2015年3月4日、商品委員会主催の放射能学習会を東京都消費生活総合センターで開催。

講師には水産庁漁政部加工流通課・課長補佐の岡野正明氏を招き、水産物の放射性物質調査について講演をしていただきました。

主な内容は、福島の原発事故から4年経て、食品を巡る環境はどうなっているかということ。特に、国産水産物などの放射性物質の調査結果や、安全性確保のための取り組みについて学びました。

参加者は幅広い年齢層で小さいお子さん連れの人も多く、それぞれに深い関心を持って参加していることがうかがえました。

今回の講演で水産物の放射性セシウムについては理解できたものの、参加者皆さんの不安が全て解消されたということではなかったようです。

アンケートでは「放射能学習会は今後も定期的に開催してほしい」「日本海を含め全国レベルの話も聞きたい」「健康被害について、放射性物質排出の方法、調理の際の工夫などを知りたい」といった意見・感想も多く聞かれました。

東都生協の安全・品質管理部では現在、1週間に約85検体を検査し、商品の供給時に2週間に1度のペースで検査結果報告を組合員に配付しています。また、東都生協のホームページでも残留放射能自主検査結果が検索できるシステムになっています。

今回、この情報があまり利用されていないことも分かりました。

参加者にとって放射性物質を巡る現状を知ることができた学習会になりました。

輸入飼料に頼らず、大切に牛を育てる姿勢に感動!

産直産地・千葉北部酪農農業協同組合・高秀牧場を交流訪問

2015.07.06

できるだけ自給飼料を給餌

できるだけ自給飼料を給餌

大きな牛でおそるおそる搾乳体験

大きな牛で
おそるおそる搾乳体験

水元金町ブロックは2015年4月25日「千葉北部酪農農協に行こう 高秀牧場さん訪問交流会」を開催。

高秀牧場は、産直産地・千葉北部酪農農業協同組合に所属する生産者です。牛舎で牧場主・高橋さんから「現在は輸入飼料75%、国産飼料25 %の割合だが、この割合を逆転させるべく、自身の農場で牧草や米、とうもろこしまでを栽培して牛に給餌する飼料を自給。寝る間も惜しんで努力している」と聞き、参加者はとても感動しました。

餌には栄養豊富な米わら、酒かす、しょうゆかす、ビールの搾りかすも入れ、量は1頭ずつ計算して与えるなど厳しく管理。牛のふんは堆肥として、尿からは液肥を生産し田んぼの肥料として無駄なく利用するなど、循環型酪農を実践しています。

「国産100%を目指す酪農家に出会え、とても心強く思った」「口にするものへの関心がより一層高まった」など参加者の感想は冊子にまとめ、高秀牧場さんへ贈る予定です。

輸入飼料に頼らない酪農家の姿に、八千代牛乳の素晴しさをしみじみ感じることができた一日でした。

「魚のゆりかご水田プロジェクト」生きもの調査に参加

琵琶湖と田んぼ、くらしを未来につなぐ

2015.06.25

用水路の魚観察会

用水路の魚観察会

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田んぼの生き物調査

生き物観察。中央が希少なニゴロブナ

生き物観察。中央が希少なニゴロブナ

田んぼから琵琶湖を望む

田んぼから琵琶湖を望む

2015年6月14日、産直米の産地・JAグリーン近江(滋賀県)の「魚のゆりかご水田プロジェクト」が実施した田んぼの生きもの調査に、東都生協からも参加しました。

「魚のゆりかご水田プロジェクト」では、魚道づくりや環境に優しい農業を通じ、琵琶湖に住む魚が周辺の田んぼや用水路を行き来できるように取り組んでいます。こうして、かつての命あふれる田園環境を再生し、生きものと人が共生できる農業・農村を創造していくことを目指しています。

当日は地元の小学生や大学生など120人以上が参加して琵琶湖につながる用水路の生きものを観察しました。

訪れた用水路では、魚道(魚の通り道)が整備されていました。琵琶湖から遡上してきたニゴロブナやギンブナなどが田んぼで産卵をし、田んぼで成長した稚魚が再び琵琶湖に戻ります。

子どもたちは生きもの発見で大盛り上がりの様子でした。稚魚もいっぱい、またバケツから出てしまうような大きなニゴロブナも採取しました。

みんなで採取した魚たちについて、琵琶湖博物館の学芸員からの、説明がありました。今回は二ゴロブナ、ナマズ、ドジョウ、エビなど多くの魚類や大タニシなどの貝類などが見られました。

琵琶湖固有種のニゴロブナは、伝統的特産物の鮒ずしの原料として有名ですが、近年は外来魚の繁殖などでその数が激減しています。

ギンブナは天然でクローン増殖(雌性発生)を行うことや、ギンブナは全てメスしかいないなど、生きものたちの不思議な生態についても聞くことができました。また外来種のブラックバスは川を上ることができないため、魚道では見られないそうです。

生産者からは「一度は琵琶湖と分断されてしまった田んぼに琵琶湖の生き物が戻りつつあることを実感している」との話がありました。

これは、魚類が遡上できるように用水路を改修したり、農薬や化学肥料の使用量を削減し環境に配慮して農作物を生産するなど地域ぐるみで取り組んでいる成果だといえます。
2015.06.23
2015年6月13日(土)宮城県石巻市立牡鹿中学校運動会で炊き出し支援を行いました。参加者は、㈱コープミート千葉、㈲匝瑳ジーピーセンター、東都生協組合員・職員の18人。

到着したときの潮の香りで、牡鹿中学校が海岸そばの立地であることが分かりました。高台に位置する牡鹿中学校。校庭から眼下に海を見下ろすことができます。3.11の時、津波被害はなかったものの、地割れの被害があったそうです。

集まった保護者の皆さん・地域の皆さんによる大漁旗の飾りが風になびき、とても雄大で力強さを感じさせました。中学校だけではなく、地域ぐるみの運動会のようです。炊き出しメンバーが準備を進める中、10時の開始の号砲に合わせ、「輪~今、凛と咲け牡鹿の蕾~」というテーマで運動会が開会しました。

全校生徒49人による「紅白対抗 障害物リレー」で始まり、2種目めの「THE 女の戦い!綱タイヤ引き合戦」では、チームごとにタイヤに放射状に付けた紐を引っ張り合い、自分の陣地に持って行った数の多さをチームごとに競います。競技は次々と行われ、東都生協からの支援物資「東都もーもーティシュ」は、参加賞として皆さんの手に渡っていきました。

組合員の災害支援募金で贈った大漁旗

   組合員の災害支援募金で贈った大漁旗

地域の人たちも一緒に綱引き

地域の人たちも一緒に綱引き

昼食タイム、いよいよ今回の炊き出しの出番。この日のメニューは「黒毛和牛焼肉弁当」「冷やしきゅうり」「たまごプリン」「飲料」「ポップコーン」「焼き鳥」。あっという間に長蛇の列ができ、250食の弁当は瞬く間に無くなりました。皆さんから「おいしかったよ」「ありがとう」という声を掛けていただきました。生徒たちからも、「おいしいでーす」と大きな歓声が上がりました。

東都生協のテントの前はたちまち行列に

   東都生協のテントの前はたちまち行列に

250食分の牛肉を焼き続けます!

250食分の牛肉を焼き続けます!

午後、最初の種目は、全校生徒による「全校ソーラン『侍』」。生徒たちは皆同じ衣装を身にまとい、腰までの長い鉢巻を付け準備をしていましたが、演技直前に私たちのところへ駆け寄り、生徒会長が代表して「おいしい給食を準備してくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉をいただきました。

放送でも「今日のお弁当は東都生協さん、コープミート千葉さんからのご支援です」とアナウンスいただき、大きな拍手を受けました。暑い中、ひたすら焼肉作りをした職員やお弁当のご飯を盛り続けた組合員からも、思わず笑顔がこぼれました。

「全校ソーラン『侍』」は船での作業をモチーフにした踊りでソーラン節の音楽とともに踊りが始まると、頭上にはカモメたちが舞い、大漁旗がなびき、そこはまるで船上にいるかのような空間に。アンコールの声が掛かると生徒たちは再度踊りだし、雄姿を見せてくれました。

残念ながら閉会を待たずに出発となりましたが、中学生の若く力強い姿と地域の皆さんの楽しそうなひとときに接することができました。震災から4年、地域の皆さんが前に進んでいることを、少し感じることのできた一日でした。

お弁当は育ち盛りの中学生にも大好評

   お弁当は育ち盛りの中学生にも大好評

迫力ある中学生の踊り

迫力ある中学生の踊り

帰路は、今年3月に全線開通したばかりの常磐自動車道を通り、福島県内に入りました。立ち寄った道の駅「そうま」では、「震災伝承コーナー」という展示施設が併設されており、震災当時のことを伝えるパネルや津波で潰された学校の机などが展示されていました。津波の恐ろしさをあらためてうかがい知ることができました。

いわき市四倉までの道中も、あちこちに除染された土壌の袋がいくつも並んでいたり、民家の庭に置かれているのを目の当たりにしました。時が止まった町は異様で寂しい光景に見え、高速道路わきに設置された線量表示計の「0.2~5.3/μ㏜」という表示が、まだ何も解決されていない現実を示すかのようでした。

参加メンバー一行のすぐ前を走っていた大型観光バスには大勢の男性が乗っていましたが、やがてそのバスは「Jヴィレッジ」へと入っていきました。Jヴィレッジは元競技施設で、今は原発事故の対応拠点として使われています。未だ収束しない原発事故、そこには今も必死に向き合っている多くの方々がいることを忘れてはなりません。

※この活動には、組合員の皆さまからお預かりした「東日本大震災支援募金」、および対象商品の利用1点につき1円を支援募金として活用する「1点1円募金」を活用しています。

津波で折れ曲がった標識

津波で折れ曲がった標識

津波で潰された学校の机

津波で潰された学校の机

「5.20TPP緊急国会行動 ~閣僚会合での『合意』は許さない!~ 」報告

TPP交渉参加阻止に向け、夜間のアピール行動を実施

2015.06.08

夜遅くの集会・デモに関らず各地から駆け付けた参加者

夜遅くの集会・デモにかかわらず
各地から駆け付けた参加者

東都生協も独自の横断幕でアピール

東都生協も独自の横断幕でアピール

2015年5月下旬からTPP交渉の大筋合意を目指すTPP閣僚会合の開催が取り沙汰されていました。こうした状況を受け、東都生協は日本のTPP交渉参加阻止への賛同団体として急遽参加。

2015年5月20日午後7時、日比谷公園霞門を出発し、国会までデモをし、国会衆議院と参議院の請願受付で請願書を国会議員に手渡しました。

緊急の呼び掛けにもかかわらず、北海道からの参加者をはじめ各地からさまざまな参加者が集まり「情報を開示しろ」「国会決議を守れ」などと声を張り上げて行進しました。

その後、衆議院第2議員会館前でのアピール行動にも参加し、午後8時半に解散しました。

自然の恵みに感謝

第3地域委員会「三浦半島EM研究会交流訪問」報告

2015.06.08

飯塚さんの畑で収穫体験

飯塚さんの畑で収穫体験

大根の畑で撮った集合写真

大根の畑で撮った集合写真

2015年3月6日、第3地域委員会は三浦半島EM研究会を訪問。飯塚聡さん・洋平さん親子の大根・キャベツ畑で収穫体験をしました。海に囲まれた丘陵地帯で自然の恵みをいっぱい受け、大切に育てられている農作物。畑で腰を低くして気合を入れて引き抜けば、大きな三浦大根! 大歓声が上がりました。

同産地では、EM(effective microorganisms=有用微生物群)と米ぬかなどの有機物を活用し、農薬や化学肥料を極力使用しない栽培をしています。交流会には洋平さんのほか生産者・川島義徳さんも加わり「EM菌の活用は人・地球に優しく、食べておいしい。健康な野菜を作ることが使命」と力強く語りました。

土づくりに手間と時間をかけ旬の作物を大切に育てる父を見て育った若者たちが、これからの日本の農業を背負って立ちます。風は冷たいけれど春はもうそこまで来ている、と実感した一日でした。

北海道網走郡津別町にて産直産地10団体と交流

産直産地・JAつべつで開催した視察・交流報告

2015.06.08

新世代チャレンジプロジェクトの取り組みを報告

新世代チャレンジプロジェクト
の取り組みを報告

玉ねぎ選果場でJAつべつ職員が説明

玉ねぎ選果場でJAつべつ職員が説明

網走流氷観光砕氷船からの眺め

網走流氷観光砕氷船からの眺め

2015年2月21日~22日、北海道網走郡津別町にて東都生協産直生産者団体協議会・北日本地区の10団体と東都生協職員、組合員が視察・交流を行いました。

東都生協産直生産者団体協議会は、東都生協と取り引きのある農産物生産者団体、農産物販売業者で構成されます。

まずはJAつべつの玉ねぎ選果施設を視察。昨年秋収穫した玉ねぎはコンテナに入れられ、倉庫に保管されています。約1.3t入るコンテナが収穫期は何基も畑に並ぶと聞き、北海道ならではの広大な農業現場を想像することができました。

玉ねぎは、傷ものを手作業で除き、選果機でS~2Lサイズに分けて1日100tずつ出荷。近年の運送費高騰の中でも、玉ねぎなど手頃な価格の野菜は値を上げるわけにいかず、コスト削減に苦慮しているそうです。

東都生協産直生産者団体協議会・北日本地区会議では、東都生協職員がオーガニックブランド「東都ナチュラル」や新世代チャレンジプロジェクトの取り組みについて報告。

その後、分科会「生産者の奥さんと消費者の思いを語る」「新世代チャレンジプロジェクト~未来の農業を語る~」を行いました。

「じゃがいもやにんじんは光が当たると青くなり、すぐ規格外にされる」という生産者の奥さんの言葉には「もったいない」と組合員から声が挙がり、トマト生産者からは、規格外のものは料理に使いジュースも自宅で作ること、トマトを適当な大きさに切って煮てザルでこせばジュースができることを教わりました。

東京から就農しカラーピーマンを生産するご夫婦の奥さまからは「2月の種まきから7月末の出荷までとにかく大事に育てています。就農4年、収入は少なくても、やりたかった仕事なので頑張ります!」と、熱い気持ちが伝わってきました。新規就農者や若い奥さんのパワーに期待を新たにした貴重な時間でした。

収穫体験で、野菜好きの子になったかも!?

第9地域委員会「子どもと一緒に収穫体験に行こう!」交流訪問報告

2015.06.08

にんじん見ーつけた

にんじん見ーつけた

里いもの説明を聞く

里いもの説明を聞く

第9地域委員会は2015年3月14日、「子どもと一緒に収穫体験に行こう!」と題して小さな子ども連れ対象の産地交流訪問を実施。22人(子ども11人)で(農)埼玉西部産直グループ(埼玉県入間郡三芳町)へ行ってきました。

バスでは「にんじんが大好きで参加しました」と元気な声。畑では手で土をかき分けてにんじんを掘り出し、ほうれん草も長い根を引っこ抜いて大喜び。また、冬前に土ごと収穫され倉庫に山のように保管されていた里いもは、親いも・小いも・孫いもの説明を聞いてから土を払ってゲットしました。

中には土遊びに夢中になる子や、おネムになる子もいましたが、それぞれ本当にいい笑顔。終始温かく見守ってくださった生産者の皆さんのおかげで、野菜が育つ様子を知ることができ、野菜好きの子になったかも...と、感謝の一日になりました。

(農)埼玉産直センターでこだわりのトマト作りを学びました

産直産地・(農)埼玉産直センターと実施する通年型の農業体験企画

2015.06.06

トマトの苗の植え付け

トマトの苗の植え付け

トマトの茎を支柱に結びます

トマトの茎を支柱に結びます

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2棟のハウスで出荷用のトマトを収穫

再建された肥料センターを見学。稼動はこれからです

再建された肥料センターを見学。
稼動はこれからです

(農)埼玉産直センターのトマト生産者から、トマト作りについて学ぶ農業体験企画。2014年11月、2015年1月・3月の全3回で、延べ30人の組合員とその家族が参加し、トマトの苗植えから収穫まで体験しました。
 
同センターでは微生物農法を実践し、安全・安心でおいしい生産物を出荷。1984年から東都生協の産直産地として取引が始まり、「百年続く産地・産直」を目指した登録百年トマトの産地でもあります。

昨年2月の大雪でビニールハウスの約60%が倒壊するなど甚大な被害を受けて再建途上の中、今回の企画に協力いただきました。

第1回は苗植え用穴掘りと苗植え、第2回は芽かきと茎を支柱に結ぶ作業、第3回は収穫。作業後の昼食は生産者と楽しく交流しながら、取れたて野菜のしゃぶしゃぶやトマト鍋などに舌鼓。最後の昼食会では、同産地の木村友一代表理事から、参加家族ごとに修了証とトマト4㎏が授与がされました。

また、肥料センターを2回見学。1回目は雪害で屋根が倒壊した後の更地状態でしたが、2回目には新しくなった施設の見学ができました。

参加者からは、「食についてきちんと考えたかったので、すごくためになった」「野菜を食べない子が、取れたてトマトや野菜を競うようにして食べて感動した」などの感想がありました。今回の体験・交流を通して産地を知り、生産者のこだわりを実感。「食」についてあらためて考えるきっかけとなりました。

第39回お茶摘み交流会に参加!

今年も(有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)主催の交流会に参加

2015.05.26

乗馬体験

乗馬体験

みんなで餅つき

みんなで餅つき

茶畑で新芽を手摘み

茶畑で新芽を手摘み

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摘んだ茶葉は籠やビニール袋へ

美しい茶畑でお茶摘み体験

美しい茶畑でお茶摘み体験

2015年4月25日と26日の1泊2日の日程で、静岡県藤枝市にある (有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)を訪問し、第39回お茶摘み交流会に参加しました。

お茶摘み交流会は「やぶきたみどり」などのお茶でおなじみの(有)人と農・自然をつなぐ会が毎年行なっている交流会で、今年で39回目を迎えます。

東都生協からは子ども10人を含む10組23人が参加しました。

2日間通して天気に恵まれ、東都生協以外にも地元の消費者の方などの参加もあり、参加者は総勢110人を超える大交流会でした。

初日は、お茶の手もみ体験・そば打ち体験・鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に、参加者が各自自由に参加しました。

夕方からは「原発事故から丸4年 福島の今」と題した講演会で、震災直後から被災地に取材に入り福島の今を伝え続けてこられたフリー・ジャーナリストの藍原寛子さんに、福島の現状についてお話を伺いました。

参加者全員が集まってのにぎやかな夕食懇親会では、山菜料理や新茶の天ぷら、地鶏料理、竹筒での炊き込み飯など、地元の手作りの料理を食べながら活発に交流しました。

翌日は、餅つきを行い、朝食の後で茶畑へ移動し、いよいよお茶摘み体験。手提げのビニール袋や小さい籠に各自摘んだ茶葉を入れ、集めては大きな籠に移しながら新芽を手摘みしました。体験作業を通して、お茶の芽の美しさ、力強さを満喫しました。

昼食は、お茶畑の近くの木陰に座り、美しい茶畑の景色を眺めながら手作りのお弁当とお茶をいただきました。

交流会終了後、東都生協の参加者は、近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。

現地での様々な体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。

参加者からは、
「念願のお茶摘みができてよかった。大変だったけれどとても楽しかった」
「親子ともども貴重な体験ができた。懇親会でも参加者の人たちの熱い思いに感銘を受けた。また来たい」
「暑いし、腰も痛いし、お茶摘みは思った以上に大変な作業だった。これからは今まで以上に感謝して飲みたい」
「いろいろな体験ができた。子どもたちもお茶に興味をもってくれたようだ」
「杵塚さんはじめ、生産者の人たちが温かい人ばかりで、心暖まる2日間だった」
「一つひとつ摘んで、蒸してもんで、手間のかかった貴重なお茶。これからは大事に飲んでいきたい」
などの感想がありました。
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