「浜の母さん 海の幸の料理教室」を開催
料理教室を通して「枝幸魚つきの森」運動への理解を深めました
2017.05.08
カテゴリ 食と農
右端が枝幸漁協女性部部長上野さん |
「バラちらし寿司」「秋鮭の三平汁」 |
まず、枝幸「魚つきの森」運動や加工工場について紹介。東都生協と枝幸漁協、北海道漁連が協定を結んで今年で10年。
植樹活動や交流などを通して生命の源である川と海を守り、漁場・資源管理型漁業によって生産される水産物を利用して豊かな食生活を推進する「枝幸魚つきの森」の取り組みが広がっています。
産地の北海道・枝幸町には毎年、東都生協の組合員が訪れ、植樹や鮭の稚魚やほたて稚貝の放流活動に参加しています。
放たれた鮭はベーリング海を2周し、4年で母川に回帰しますが、海の環境変化によって戻る鮭が減り、秋鮭の漁獲量は10年前の半分以下になっている現状が産地の枝幸漁協から報告されました。
同産地では朝水揚げされた鮭を昼には製品にしているので鮮度抜群であること、毛がにはメスと8㎝以下のものは漁獲せず、量を決めて大事に獲ることをルールとし、きちんと資源管理していることなどを学習しました。
その後は「枝幸の浜の母さん」こと枝幸漁協・女性部の皆さまと一緒に料理講習と試食。「北海道の話と、試食にひかれ参加した」という男性参加者も一緒に楽しく調理。
普段の漁の様子や地元での食べ方の話しで盛り上がった試食では、「とにかくおいしい」「冷凍秋鮭はアルミホイルをかぶせて焼くとしっとりおいしくできるなど、今後役立つ知識が得られた」と大好評でした。
「魚つきの森」マークの商品を組合員が利用することが、良質な水産物を普及させ、産地を元気にし、豊かな海を次世代に残すことにつながります。
組合員からは、「産地を応援していきたい」との声が上がり、料理教室を通して枝幸「魚つきの森」運動を進める理解が広がりました。