くらし
暖も取れ、調理もできるカセット・コンロ活用術
災害に備えてカセットコンロを使った簡単調理法を学びました
米は洗わずに炊く |
カセットコンロを使った簡単調理 |
非常時に配られるパン・水など災害用備蓄食品に飽きた頃にカセットコンロでできる簡単調理法を習いました。
栄養に富むにんじんを使ったご飯は土鍋で作ります。
中に入れる油揚げはしょうゆに漬けておき、干ししたけの戻し汁をだしとして使い、米の上にラップに包んだ卵を載せて炊きます。
米は洗わずに炊くと聞き一瞬たじろぎましたが、出来上がりは上々でした。
イチョウ切りの大根を湯がき、湯の中にお肉を入れて味はしょうゆのみ。他は小松菜とわかめのあえ物。これもゆがいてポン酢で味付け。
「災害に備えて調理体験ができて良かった」と好評でした。
金属アレルギーについて学習会を開催
砂遊びが原因だったことも!
講師の中山秀夫医師 |
切実な質問が出されました |
講師のアレルギー専門医・中山秀夫先生は「金属がアレルギーを起こすのではなく、金属がイオン化し表皮のたんぱく質と結合することで免疫細胞がリンパ節まで運ばれ、体が反応するのです」と、分かりやすい説明からスタート。
金属アレルギーはパッチテストで原因となる金属を見つけますが、このテストが行える医療機関は多くないそうです。
また、周期表で隣り合わせの元素(金と水銀、コバルトとニッケルなど)は兄弟分であり、どちらかにアレルギーが出た人はもう一方でも症状が出るということでした。
長い時間をかけ体内にアレルゲンがたまり発症することも多い金属アレルギー。すぐに認識されない場合もあり、発症のきっかけも「銀歯」「ゴルフクラブ」などさまざま。
5歳の子どもの手のかぶれが治らず来院したケースでは、クロム、ニッケルなどに反応があり、突き止めたら原因は砂遊びだったそうです。
また、インフルエンザ予防接種に使われるチメロサールは水銀加工物のため、アレルギー反応が出る場合もあります(水銀や金アレルギーの人はチメロサール不使用の予防接種を)。
女性は、ファンデーションケースの地金のニッケル、金属製のビューラーにも注意が必要です。
アレルギーが起きた場合は、とにかく原因物質を除去する(または触れない)こと!
アンケートでは「分かりやすく有意義だった」「身の回りにはたくさん金属があるが、特に歯の金属がさまざまな病気を引き起こすことが分かって良かった」と好評でした。
子どもを災害から守るために、私たちにできること!
女性目線での子連れ・孫連れ防災対策を学びました
「ママプラグ」設立は3・11被災者 |
防災食品「安心米」「えいようかん」 |
被災地ではどんな問題が起きるか、子ども・孫を守るために必要な対策を考えました。いざというときには想像もつかないこと...。例えば携帯電話が通じない場合、子どもは公衆電話をかけた経験がないと使えないということも起こります。
「電話のかけ方は、子どもに伝えておく大切な情報の一つ」とは、講師のNPO法人ママプラグ・富川万美副理事長の言葉。
さらに、家族で共通ルールを作る、避難場所を事前に決めておく、命を大切にする、の3つが重要とのことでした。参加者からは「体験者のお話が聞けてとても勉強になった」「備えることの大切さを感じた」などの声が聞かれました。
お金のたまるツボはどこ・・・かにある
投資により世界情勢が見えて面白い!
講師のライフプラン・アドバイザー |
講師の話を聞き漏らさないよう傾聴 |
利率と利回り、資産運用商品には何があるかなどの話に、配付資料を目で追いながら聞き漏らすまいと、参加者一同ペンを片手に必死に傾聴。
「ドルコスト平均法」「目論見書」のチェックポイント、「NISA」など、耳なれない用語を頭に叩き込みました。
説明を聞いても分からない人は投資には向かない、投資により世界情勢が見えて面白いと思える人は向いているかも...とは、講師の話。
きっぱりと「私はやらない」といい切る人、前回よく分からなかったと再度学びにきた人、以前投資に失敗した人たちなど、今回の講座名に興味がある人が集まった会でした。
東都生協の商品活動「得・とく・ト~ク」第2弾
「オーガニックコスメとは?」㈱ロゴナジャパンを招き学習
説明する㈱ロゴナジャパンの森島さん |
オーガニックコスメのサンプル |
まず商品部職員が「東都ナチュラル」の品ぞろえについて説明。次に㈱ロゴナジャパンの森島純さんが、資料を使ってオーガニックコスメの歴史や自社商品を紹介しました。
1960年代に環境問題への関心の高まりからエコロジー活動が活発になり、1978年にドイツで創業されたロゴナ。オーガニックコスメに使う成分は「ハーブエキス」「植物油、植物ワックス」「精油、芳香蒸留水」「ナチュラル色素(鉱物/ミネラル)」「植物由来のマイルドな界面活性剤」で、石油由来の原料や動物由来の原料などは使わないという話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
また、ロゴナベーシックのハンドクリームやモイスチャライザーなどは、実際に手に取って香りや塗り心地・保湿具合なども確認。ロゴナベーシックは、日本人の肌とくらしを考えて開発された日本限定品です。
会場のテーブルにはシャンプーやコンディショナー、歯磨き粉、ファンデーションなども並び、その場で試すことができない商品は、中身の状態や匂い、製品表示などをしっかり検証。会場に漂うエッセンシャルオイルの香りに、アロマ効果も実感しました。
参加者の皆さまは、試して気に入った商品が商品案内に登場するのを心待ちにされているようでした。
意識して体を動かし、年齢不詳を目指しましょう
笑い方を〝オホホホ〞にするとしわが寄りにくくなる!
意識して動くことが大切 |
みんなでカルメン |
目を大きく開けて口角を上げ「こんにちは」と声に出してあいさつすることが、老け顔を防ぐ第一歩なのだとか。年を重ねると顔の筋肉も一部分しか使わなくなり、ほうれい線も深くなりますが「笑い方を〝オホホホ〞にするとしわが寄りにくくなる」とも。
また「体は動かさないと硬くなり老化につながるので、意識して動くことが大切」ということで、最後はみんなでカルメンを舞いました。
ストレスをなくし、ホルモン循環を活発にし、血の巡りを良くする...運動は健康に生活するための秘訣。
参加者からは、「盛りだくさんの内容で楽しかった」「先生からパワーをもらえた」との感想が聞かれました。
年度の終わりに大掃除
アズマ工業㈱から講師を招き「楽にきれいに」を学びました
商品を実際に手にして確かめました |
商品の良さが分かった |
まず、資料「おそうじの基本7か条」をもとに勉強。ちょっとしたお掃除のコツを知り、洗剤を使わず汚れを落とす工夫満載の商品を使って「楽にきれいに」を学ぶこの講座。商品を実際に手にして説明を聞くので分かりやすく、参加者にも大好評でした。
特に参加者の注目を集めたのは「お風呂床用ブラッシングスポンジ」。ブロック委員長の柏木さんも思わず試したくなったそうです。
組合員の声を聞き改良を加えられた商品は使い勝手も上々。実物を目と手で確かめることで、カタログでは伝わらない商品の良さを知る機会にもなりました。
年度末のリラックス企画で、身体も心も軽やか
東都人材バンクの講師を招き健康ヨーガ教室を開催
姿勢が矯正された感じ |
真剣に自分の体と向き合う |
年度末はいつも体を動かす企画を実施していますが、今回は東都人材バンクの大和香要子さんに講師を依頼。先生自身が経験した「病気とヨガとの出会い」などの話を交えた丁寧な指導の下、参加者は真剣に自分の体と向き合いました。
「腕を動かすときは肩甲骨を、歩くときには骨盤を意識する」という説明も分かりやすく、テレビを見ながらできるマッサージ、正しい立ち方のポイントなど、普段の生活に簡単に取り入れられる内容が大好評でした。
「驚くほど身体が軽くなった」「姿勢が矯正された感じがする」と参加者。主催者も「講師の方が素敵。東都人材バンクという仕組みはとても良いです。身体が軽くなると心も軽くなりますね」と大満足の時間を過ごせたようです。
直下型地震から家族を守る防災学習会を開催
東京災害ボランティアネットワーク・福田伸章さんが講演
自分のいのちは自分で守ろう |
「安心米」 |
東都生協は2015年2月21日、「直下型地震から家族を守るために」と題した防災学習会を開催。
東日本大震災から4年、今後30年間に震度6弱以上の地震の確率は60%~70%(政府・地震調査研究推進本部)といわれ、首都圏に直下型地震が起きた時の心構えは誰にとっても必要です。
大切な人や自分自身を守るために、防災・減災について日頃の備えを考え、効率的な防災食の備え「ローリングストック」を学び、防災食の試食も行いました。
講師の東京災害ボランティアネットワーク(※)・福田伸章さんの講演は、東日本大震災直後に支援に入られた経験や、20年前の阪神大震災など幅広いデータと実例に基づいた分かりやすいお話でした。
「自宅にいる時に地震災害が起こってしまったら、その直後どのような行動をとりますか?」という質問に、参加者から「火を消す」「出口を確保する」などさまざまな答えがありました。しかし、「まず頭も守る」が大切と阪神・淡路大震災の地震直後の写真を事例にしながら説明されました。寝室には懐中電灯・ホイッスル(救援を呼ぶため)・厚底スリッパ(足元が危険なため)を最低限備えておくとよいそうです。
福田伸章さんがいちばん強くおっしゃっていたことが「災害時は誰かに助けてもらうのではなく、動ける自分たちは助ける立場にならなければならない」ということ。
参加者の感想から「自分のいのちは自分で守ろう」「自分たちのまちは必ず自分たちで守ろう」と強く意識付けされたことが伺えました。くらしを守るためには、災害への備えは常にアンテナを張って情報をキャッチしましょう。
※東京災害ボランティアネットワーク:阪神・淡路大震災を契機に設立され、東日本大震災・台風第26号伊豆大島土石流災害など現地で支援。首都圏の大災害への具体的な対応を検討し、住民の防災意識を高める活動を実施しています。
自分の基準を持って、スリムな生活を!
今の「私基準」を決めて、スリム&シンプルな暮らしを
環境カウンセラー・二木玲子さん |
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「生→今→死」の過程で、何も持たないところから始まり、物が増え、最後は何も持っていけない...これは間違いなく人生の決められたルールです。
講座では、物を選択する基準・買う基準を持って、物に囲まれたくらしを見つめ直し、スリムな生活を送ることを推奨。
すぐに実行に移せること、今後役立つことなど、考えさせられることの多い意義ある時間でした。迷う物・残す物・捨てる物など、「MOGMOG」2015年5月号特集(p.3~)も参考にして、過去の思いではなく、今の「私基準」を決めて、くらしの整理を進めてみてはかがでしょうか。