くらし
親子講座「心を育てるお金の話」~親子でお小遣いゲーム~を開催
お金を大切に扱うこと、消費者としての自覚を持つことの大切さを親子で学びました
この企画は、消費生活に関する正しい知識や基本的な考え方を身に付け、消費者力アップを図るオープン講座として開催。近年、多重債務やカードローン地獄に陥る若者が増えています。子どもの頃からお金を大切に扱うことや、消費者としての自覚を持つことの大切さについて、ワークショップ形式で学びました。
ゲームは、定額制のお小遣いをやり繰りして、「自分の欲しいものは今買う? 後で買う? 買わない?」と考えながら進めるシュミレーションゲームです。
子どもは考えながら買い物をして、臨時収入を銀行へ預けたり、足りなければ下ろしたり。それを1カ月のお小遣い帳を付けて振り返り、ゲームを通してお金の使い方を学びました。
ゲーム終了後、親向けに「お小遣いセミナー」を開催、子どもにはお金に関する楽しいクイズを行いました。帰り際には、講師より参加した子ども全員に、お小遣い帳が手渡されました。
親子で一緒に楽しみながら、心を育てる活動につながりました。
お小遣いってなあに?⇒ 家計の一部を任されることです。
買い物をするときは⇒「必要なもの(本や文房具)」「ほしいもの(ゲームや菓子など)」を区別し、「今すぐ買う」「後で買う」「買わない」を考えて、「やりくり」を学びます。
子どもの感想
「お小遣いを大事に使いたい」
「よく考えて使いたい」
大人の感想
「お金の管理を学ぶために任せてみる、という視点を知ることができました」
「お小遣いの渡し方についてとても参考になりました」
「幼児のための救急・応急手当」を開催!
いざという時、大切な家族や身近な人たちを守るために
ご夫妻での参加もありました。 |
応急手当普及員・中村茂美さん |
熱はあるかな? |
胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)を30回。 |
AEDは電源を入れ、ナレーション通りに |
食べ物を喉に詰まらせた場合、子どもは |
大人が喉に詰まらせた場合は、肩胛骨と |
「子どもは昨日できなかったことが、 |
応急手当は、まず自分の身を守ることが大切です。
感染症予防のため、路上で倒れている人に対応する際は、ビニール手袋をする、なければビニール袋を手袋代わりにし、血液や唾液には直接触らないようにします。
次に、熱があるか確認し、耳元で呼び掛け、反応を確認。
呼吸を確認し、普段どおりの呼吸がばなければ胸骨圧迫を行います。
人工呼吸をする時は、感染防止の観点より人工呼吸用のマウスピースなどを使用します。何もなければ無理に人工呼吸を行わなくても構いません。
心臓が止まり5分経つと、救命率は90%を切ります。東京都内で、救急車到着は7分程度かかるといわれていますので、適切な119番通報と居合わせた人の応急手当により、命が助かる可能性が高まり、社会復帰につなげることができます。
誰かの愛する家族を守るため、勇気を持って対応したいものです。そのためには、一度だけ研修を受けて満足するのではなく、いざというときに適切に対応できるように、機会あれば何度でも繰り返して研修を受けることが大切です。
参加者からは
「実際にやってみると結構難しく、練習できてよかった」
「大人と子どものやり方の違いも分かった」
「AEDの使い方や、周りの方々への対応を覚えました」
などの声がありました。
「思いをかたちにしよう!はじめの一歩」講座を開催!
活動参加のきっかけ・行動・広がりを見付ける講習
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この講座は、ボランティア参加のきっかけになるように、一人ひとりが行動することで新しい発見やつながり合えること、「自分にもできること」を考えることを目的に開催。
講師にNPO法人ホロコースト教育資料センターの石岡史子氏をお呼びし、はじめにアイスブレイク「はじめまして!」を全員で行い、次にスライド上映・お話「かばんについて・ハンナの生い立ち・生涯」を視聴。石岡さんの活動参加のきっかけ・つながりについての話に耳を傾けました。
ポーランドのアウシュビッツ収容所博物館から借りた「かばん」に書かれていた「ハンナ・ブレイディ 1931年5月16日生まれ 孤児」。その少ない情報から調べていくと、差別から生まれた悲しい歴史がありました。
この話を聞いて自分が大切にしているものは何か、またその理由をグループの人と話し合い、それぞれの思いを共有しました。そして、その思いをかたちにするために自分ができること、みんなが出来ることを考えました。
後半は、アクティビティ(グループワーク)。
「活動参加のきっかけ・行動・広がり」を見付けるために、①リストから大切にしたい「言葉」を選び、②選んだ「言葉」について、なぜそう思うのかを話し合い、③その「言葉」について話し合いました。
共感部分について、大切にしたいことや自分ができること、みんなでできること、社会参加に向けてという順にグループで出し合いました。グループで話し合ったこと、大切にしたいこと、社会参加についてなどを発表しました。
最後に、ミーティング「自分にもできること」参加しての感想や今やってみたいこと、関心のあることなどを発表してもらい終了しました。
ボランティアに興味をもって参加していただいた方も多く、グループワークでも、今後何か始められそうな勢いでした。
一人一人が日常生活で始められる身近なことにつながっていると考えるきっかけになりました。
■参加しようと思ったきかけは...
- 小さな感動にもっと敏感になりたいと思ったので
- 自分ができることが見つかるのでは? と思って
- 自分の時間ができた。家事をするだけの自分に気が付きなにかリフレッシュするきっかけが欲しくて
- 年齢的に余裕ができ、何かのお役に立てれば、自分も楽しめればと思って
■感想
- いろいろな方のお話しが聞けてよかった。自分自身の考えていることもはっきりしたり、表現することで気付いたこともあります
- 13歳のあんなかわいい子がなぜ死ななきゃいけなかったのか。二度と繰り返さないよう考え行動していきたいと思った
- ハンナの話が素晴らしくよかった。子どもにも教えたい。心が洗われるようななんともいえない気持ちになりました
- 13歳の命が今の世代に残してくれた大切なもの、無駄にはしたくない
- グループでの話も心に響くことが多く、参加してよかった
- 同じ思いを持って参加した方々と意見交換できたが、それが発展するまでにはいってないのが残念
生活力アップ!「防災知っ得! 講座」を開催しました
~少しの勇気で救える命があります。消防署救命入門の「AEDの実践」~
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いざという時に落ち着いてAEDの操作ができるように、池袋消防署の消防士お二人が講師。備えてほしい防災用品の紹介や、非常食の試食も行いました。
通報から救急隊員の到着まで約7分かかり、その間に救命救急が人の命を左右します。救急隊員が到着するまでは胸骨圧迫(心臓マッサージ)が急務となります。参加者は講義に続いて、胸骨圧迫を行うまでを訓練。
手順は、大きく分けて、
(1)まず周囲の安全確認し外見の観察を行う
(2)「分かりますか!」などと声を掛け、反応がなかったら大声で助けを求め、119番とAED搬送を依頼する
(3)呼吸を確認し、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を繰り返し行う
――の3段階。各過程で行うことを学びながら、実際の訓練を行いました。
AEDを初めて操作する人も多かったものの、AEDの音声案内に沿って簡単に操作できることも分かり、心肺蘇生の訓練をしました。
AEDは心臓がけいれんしている状態を止めるために、電気ショックで一時的に心臓を止める機能を持ったもので、作動後はすぐに胸骨圧迫と人口呼吸を繰り返し行う必要があります。
<AEDを用いた応急手当の要領>
①肩をたたきながら声を掛ける
②反応がなかったら大声で助けを求め、119番通報とAED搬送を依頼する
③呼吸を確認する
④普段どおりの呼吸がなかったら、すぐに胸骨圧迫を30回行う
⑤胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う
⑥AEDが到着したら電極パッドを胸に貼る
⑦電気ショックの必要性はAEDが判断する
「救命の連鎖」として、「心停止の予防」「早い発見と通報」「早い心肺蘇生と除細動」「一次救命処置」が命を救う必要な行動ということを学びました。
AEDがどこに備え付けてあるのか、普段から確認しておくことも必要です。
病院へ行った方がいいのか、それとも救急車を呼んだ方がいいのか。急な病気で困った場合は、迷わず「東京消防庁救急相談センター♯7119へ連絡してください」とのことでした。
後半は、東都生協取り扱いの防災商品を展示し、東都生協商品部職員からの説明に続き、試食を行いました。防災用品を常備していない方も「参考になった」との感想でした。
※AED:Automated External Defibrillator=自動体外式除細動器
東都人材バンクの企画が、ますます楽しみに!
「東都人材バンク」制度で、組合員が持つ能力・技術を通じて学び合い、多様な活動を広げています
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この日参加した東都人材バンク登録講師は16人。
「キレない子どもたちの食育講座」「八千代牛乳で生キャラメルをつくろう」「太極拳」「ヨガ」「トールペイント」「生け花」「アロマ」「整理収納術」「和菓子作り」「天然酵母パン」など、本当に多岐にわたっていました。アロマの化粧品作りやとんぼ玉アクセサリーなど、いくつか実演体験も。
東都人材バンク制度は個人では利用できませんが、地域の活動を担う支部・ブロック・グループなどの団体では活用が可能。
今年度東都人材バンクを利用して、支部・ブロックやグループで企画しようと考えている組合員の皆さんにとっては、興味のある分野の講師に講義内容を質問したり、実体験もできる絶好の機会となりました。
参加者からは
「フェイスストレッチングってなんだろうと思っていたけれど、しわになりやすい部分に簡単なストレッチをするのだと分かった。面白そうなので、やってみたい」
「夏に向けて、とんぼ玉を企画したい」
――などの声がありました。
これからも東都人材バンクを利用した楽しい企画が期待できそうです。
介護学習会を開催しました
どう選ぶ? 介護施設 ~ 公的施設と有料老人ホーム ~
講師の矢坂健彦さん |
公的施設、高齢者住宅、民間施設を比較しながら、高齢者施設の種類(公的施設と民間施設)、入所・入居条件、費用の比較、各施設の特徴、また、有料老人ホームの入居一時金の保全措置やクーリングオフなどについて説明していただきました。
「老人ホームの選び方として重要なのは、自分がどのようなことを優先するのかを考え、入居する時期を決定(想定)してから探すこと、本人の気持ち・身体の状態、家族で話すこと」と矢坂さんは話します。また「選ぶ項目を10個以上挙げ、7個以上当てはまれば見に行くことを勧めます。少なくても2カ所以上は見に行きましょう」と説明しました。
参加者からは、「有料老人ホームの有用な情報が得られた」「具体的な料金やマイホーム借り上げ制度が分かってよかった」「元気なうちに考えておかなくてはいけない。これからに向けての国の方針が分かった」などの感想がありました。
テーマ活動交流会を開催しました !
「来て! 見て! 聞いて! 私たちの活動」
東都生協(コープ)では、組合員のつながりを大切にし、テーマや分野ごとにネットワークづくりを目指すための活動交流の場として、2012年1月25日、文京シビックセンター区民会議室A・Bにてテーマ活動交流会を開催しました。
グループやサークル、支部運営委員会、支部テーマ別委員会、ブロック委員会、専門委員会から58人が参加し、日々の活動の発表や展示を行い、「くらし」「平和」「環境」「福祉」「食と農」「子育て」「商品」に分かれ、活動報告や今後のつながりについて意見交流しました。
団体発表では8団体から、ドイツ生まれの竪琴「ライアー」の演奏、簡単服飾のリメイク、生ごみ堆肥化の方法や成果、平和の朗読の実演、社会保障・消費者問題をテーマにした活動、子どもの本の読み聞かせや環境についてなど、日頃の活動報告がありました。
展示コーナーには、7団体から写真やイラストや作品などのさまざまなものが飾られ、参加者とも交流を深めました。
グループ交流では、自己紹介の後団体発表や展示の感想を発表し合い、活動を広げるためや交流の場を作る工夫などで話し合い盛り上がりました。最後にグループごとに発表し会場全体で共有しました。
【参加】
グループ10団体、サークル2団体、支部テーマ別委員会7団体、支部運営委員会2団体、ブロック委員会2団体、専門委員会3団体 計26団体
消費者力講座を開催しました
「消費者力UP! あなたの常識・非常識」――賢い消費者になるために!
東都生協(コープ)組合員活動委員会では2011年度、消費生活全般の消費者力を高める連続講座を開催し、第8回消費者力検定を受検する目的で、検定試験前に3回、終了後1回の計4回の連続講座を開催しました。講座には延べ82人の参加がありました。検定試験は21人が受験しています。
第1回は、連続講座のガイダンスの後、自己紹介ゲーム・クイズを行い、衣生活、食生活、住生活、環境の基礎知識を学習しました。
第2回は契約・悪質契約サービスについて学び、グループワークで内容証明郵便を作成、葉書でクーリングオフを作成しました。
第3回では、ライフプランとファイナンシャルプランについて考え、金融商品、家計についても学びました。
第4回は、第8回消費者力検定結果、成績票、級認定証、解答解説を配付し、検定の振り返りをしました。消費者被害の現状の事例を共有し、悪質業者への対処方法として、必要ない物は明確に断ることを再認識しました。「断り方ゲーム」で断り方を学びました。
今後の啓発手法では、グループに分かれてゲームや紙芝居をしたり、新聞の記事を参考にしながら企画を立て、実際に企画書を作成し発表しました。
大事なポイントとして、新聞などの内容を見落とさないこと。リコール情報など見落としがち。気になる記事はファイリングしておく、インターネットで検索してみる、国民生活センターのメール登録をしておき、賢い消費者になること...と講師からアドバイスを受けました。
参加された方々が賢く生活していくため、消費生活に関する知識を幅広く学び、身近な地域での啓発活動や地域づくりにつなげていくことが期待されます。
日時・講師 |
会場 |
内容 |
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第1回 |
2011年9月28日(水) 広重 美希さん |
東京都消費生活総合センター17階 教室1・2 |
衣生活(クリーニングトラブル他)、食生活(食に関する安全と表示)、住生活(住生活の様々な契約)、環境(低炭素社会と環境ラベル) |
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第2回 |
2011年10月13日 (木) 飯村 久美さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
契約・悪質商法・サービス。グループワークで内容証明郵便について、ハガキでクーリングオフを作成 |
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第3回 |
2011年10月26日 (水) 下本 国子さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
生活経済(ライフプラン・金融商品・家計など) |
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第4回 |
2012年1月12日(木) 広重 美希さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
第8回消費者力検定の分析「東都生協の消費者力」、第8回消費者力検定の解説、消費者被害の現状、ワークショップで 「今後の活動の生かし方(さまざまな啓発手法について)、グループ発表 |
第1回目の講座 |
第1回講座 |
第2回講座 内容証明郵便 | 第4回講座 |
第4回講座 |
第4回講座 |
介護学習会を開催しました
認知症を知ろう! ~正しく知れば怖くない~
学習会の様子 |
当日は21人の参加者があり、体験の一部を忘れる老化による"ただの物忘れ"とそのこと全体を忘れる"病気"認知症との相違や、介護家族を疲弊させる周辺症状(徘徊、妄想、不潔行為など)をどのように乗り切るのか、などについて学びました。
また、参加者は認知症のスクリーニングテストのひとつであるHSD-Rテスト(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)を実際に体験し、ビデオを鑑賞して、認知症の人へのより適切な接し方も学びました。症状の背景には不安や喪失感があることを理解して接する、受容的な態度で肯定も否定もしない、感情は保たれているという認識を持って接する、など、介護する側が寛容なこころで接することが大切であるとのお話でした。
講演の流れには認知症テストの体験、ビデオ視聴が組み込まれ、最後まで集中して聴くことができたようです。その後の質疑応答も、活発に行われました。
参加者からは
「認知症になっても人としての感情はある。そのまま受け入れることがとても重要であることが理解できた」
「具体的な治療法や薬の話が聞けて良かった」
――などの感想がありました。
くらし委員会では介護学習会第3弾として、2月28日(火)、文京シビックセンター地下2階研修室A・Bにて、「どう選ぶ? 介護施設 ~公的施設と有料老人ホーム~」を開催します。詳細は、組合員活動情報紙「ワォ」第168号をご覧ください。
「防災知っ得! 講座パート1」応急救護体験・AED講習を開催!
実践型式の応急救護を実践体験しました
患者へのAEDの電極パッドの |
三角巾の巻き方を実践体験 |
小石川消防署の消防士3人の方による実践型式の応急救護を学ぶ今回の企画には、組合員16人が参加しました。参加者のうち3人ほどは、AEDを扱った経験があるようでした。
救急隊からは、なぜ心肺停止状態での心臓マッサージが急務となるか、またAEDの役割について説明がありました。AEDは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)という医療機器。
AEDには、心臓がけいれんしている状態を止めるため、一時的に電気ショックを与え、心臓に正常なリズムを取り戻させる機能があります。AEDを作動させた後は、併せてすぐに心肺マッサージをしなければなりません。また、救急車が到着するまでは、マッサージを続けなければなりません。
そのためには人手が必要。目の前で倒れてしまっている人を発見したら、まず声を掛け、どのような状態か見分けます。
「意識なし」「呼吸なし」「体温はまが温かい」と分かれば、周りの安全を確認します。手助けして欲しい人をはっきりと指名し「あなた、救急車を呼んでください」「そちらの方はAEDを探して持ってきてください」と明確に意思表示する必要があります。
講習では併せて、普段の生活の中でのけがの対応として、三角巾の使い方を習得。骨折、深い切り傷に有効な三角巾の巻き方を実践体験しました。
参加者からは、「やはり、見る、聞く、体験すると急な対応で慌てないで行動できると確信できた」「今度、消防署の救命講習も受けてみます」などの感想がありました。