みんなの活動:これまでの活動報告

「幼児のための救急・応急手当」を開催!

いざという時、大切な家族や身近な人たちを守るために

2012.09.27

ご夫妻での参加もありました。

ご夫妻での参加もありました。

応急手当普及員・中村茂美さん「感染症を防ぐためビニール袋を手袋代わりに」

応急手当普及員・中村茂美さん
「感染症を防ぐためビニール袋
を手袋代わりに」

熱はあるかな? まずは意識の確認を。「聞こえますか?」

熱はあるかな?
まずは意識の確認を。
「聞こえますか?」

胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)を30回。そして人工呼吸を2回行います。これを繰り返します。胸骨圧迫だけを続けてもかまいません。

胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)を30回。
そして人工呼吸を2回。
これを繰り返します。
胸骨圧迫だけを続けても構いません。

AEDは電源を入れ、AEDのナレーション通りに電極パッド(6歳ぐらいまでは小児用電極パッド)を胸に貼り、操作します。その後は引き続き救急隊員の到着まで胸骨圧迫を続けます。

AEDは電源を入れ、ナレーション通りに
電極パッド(6歳ぐらいまでは小児用
電極パッド)を胸に貼り、操作します。
その後は引き続き救急隊員の到着まで
胸骨圧迫を続けます

食べ物を喉に詰まらせた場合、子どもはうつぶせにして背中を叩きます。講師は人形で、参加者は子どもと実習(訓練では背中は叩きません!)

食べ物を喉に詰まらせた場合、子どもは
うつぶせにして背中を叩きます。
講師は人形で、参加者は子どもと実習
(訓練では背中は叩きません!)

大人が喉に詰まらせた場合は、肩胛骨と肩胛骨の間を叩いて、異物を出します。

大人が喉に詰まらせた場合は、肩胛骨と
肩胛骨の間を叩いて、異物を出します

「子どもは昨日できなかったことが今日できたりするもの」と、お子さんやお孫さんのけがを事例に、日常生活の注意点などを話しました。

「子どもは昨日できなかったことが、
今日できたりするもの」と、
お子さんやお孫さんのけがを事例に、

日常生活の注意点などを話しました

東都生協は2012年9月11日、文京シビックセンターで幼児のいる保護者を対象に、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸、AEDの使い方、食べ物を喉に詰まらせた場合の対応を学びました。講師は、東京消防庁応急手当普及員・中村茂美さんと小石川消防署・大槻職員。

応急手当は、まず自分の身を守ることが大切です。

感染症予防のため、路上で倒れている人に対応する際は、ビニール手袋をする、なければビニール袋を手袋代わりにし、血液や唾液には直接触らないようにします。

次に、熱があるか確認し、耳元で呼び掛け、反応を確認。
呼吸を確認し、普段どおりの呼吸がばなければ胸骨圧迫を行います。

人工呼吸をする時は、感染防止の観点より人工呼吸用のマウスピースなどを使用します。何もなければ無理に人工呼吸を行わなくても構いません。

心臓が止まり5分経つと、救命率は90%を切ります。東京都内で、救急車到着は7分程度かかるといわれていますので、適切な119番通報と居合わせた人の応急手当により、命が助かる可能性が高まり、社会復帰につなげることができます。

誰かの愛する家族を守るため、勇気を持って対応したいものです。そのためには、一度だけ研修を受けて満足するのではなく、いざというときに適切に対応できるように、機会あれば何度でも繰り返して研修を受けることが大切です。

参加者からは
「実際にやってみると結構難しく、練習できてよかった」
「大人と子どものやり方の違いも分かった」
「AEDの使い方や、周りの方々への対応を覚えました」
などの声がありました。