みんなの活動:これまでの活動報告

平和

2019ピースアクションinTOKYO&ピースパレードに参加しました。

東京から世界へ向けて、平和への思いと核兵器廃絶を訴えました

2019.06.10

地域で音楽活動を進めるジャズユニット「A・Due」によるコンサート

地域で音楽活動を進めるジャズユニット
「A・Due」によるコンサート

東都生協の平和活動を報告

東都生協の平和活動を報告

核兵器廃絶をアピールしながら行進

核兵器廃絶をアピールしながら行進

沿道の人たちに平和のメッセージを届けました

沿道の人たちに平和のメッセージ
を届けました

2019年5月29日「ピースアクションinTOKYO&ピースパレード」が東京ウィメンズプラザ・ホール(渋谷)で開催され、東都生協から組合員など23人が参加しました。「核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界をめざして」をテーマに、東京から世界に向けて平和への思いと核兵器廃絶を訴えました。

一般社団法人 東友会、東京地婦連、東京生協連の3団体が主催し、核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界を願って開催。当日は生協や一般社団法人 東友会など15団体190人が参加しました。

オープニングは、地域で音楽活動をしているジャズユニット「A・Due」(ア・ドゥエ)CHIHIROさんのピアノ、久力譲二さんのベースによるピースコンサート。

語り継ぐ「『あの日』のナガサキから生きぬいて」では、被爆証言として米田チヨノさんの被爆体験の証言を映像で紹介。

忘れられないあの日、辛うじて奇跡的に生き延びた被爆者から、原爆投下直後の惨状や、被爆した方々の治療の状況が話されました。当時の被爆者への差別がもたらした苦痛は計り知れないものだったと重ねて振り返りました。被爆証言の映像を紹介した後、証言を聞いた参加団体の代表者よりリレートークを行いました。

続いて、松井一實広島市長、田上富久長崎市長からのメッセージがそれぞれ代読され、両市の核兵器廃絶に向けたさらなる決意と「ピースアクションinTOKYO」への期待が表明されました。

「参加団体リレートーク」では、参加9団体が工夫を凝らしたさまざまな平和活動の取り組みについて発表し、日頃の活動について、参加団体が相互の理解を深めました。

東都生協からは2018年東都生協の平和活動について、第15回平和のつどいの紹介、被爆者の被爆証言を聞くお話会などについて報告しました。

続いて行われた「ピースパレード」では、表参道から原宿を通り神宮公園までの道のりを宣伝カーから平和をアピール。「一緒に歩こう」の声を上げて、参加者全員で平和のメッセージを沿道の人たちに届けました。

平和の大切さをかみしめ、今私たちは何をしていくべきなのかを考える一日なりました。

2018.12.30

太田 伊早子弁護士

太田 伊早子弁護士

学習会の様子

学習会の様子

東都生協は2018年12月11日、文京シビックセンターにて横浜法律事務所弁護士・太田 伊早子(おおた いさこ)さんをお招きして憲法学習会を開催しました(参加人数41人)。

学習会では、憲法は何のためにあるのか、現日本国憲法と自民党「憲法改正草案」との違い、改憲時の国民投票法の問題点について分かりやすくお話しいただきました。

まずは憲法と法律の違いについて学習。法律は国家が国民に義務を課すものですが、憲法は国家を制限し国民の自由と権利を保障するもの。憲法第13条には「すべて国民は、個人として尊重される」とあり、個人の尊厳が憲法の一番の理念です。

太田さんは「どんな人であれ、生まれながらにして尊厳を持った特別な個人であり、尊厳を持って生きていくためには、さまざまな自由(権利)が保障され、全ての人が平等に扱われる必要があると記されている」と話しました。

また、現在の憲法と憲法改正案との違いについては、現日本国憲法は主語が「日本国民」であるのに対し、自民党「憲法改正草案」では主語は「日本国」と、主語が違う点に注目。自民党の憲法改正草案について、太田さんは「"国家あっての国民"という考えが染みわたっている」と語ります。

もしこの草案の通りに憲法が改正された場合には「国民は、国の役に立つかどうかが問われることになる」と指摘。

「憲法9条を改正することは、日本が戦争を放棄することをやめることであり、改正された憲法は、再度日本が戦争で大打撃を受けるなどしない限り再改正は難しい。そうならないためには、戦争が行われる前に平和の流れを作ることが大切」と強調しました。

太田さんは最後に「自分は護憲派だが、改憲派か護憲派かを問わず、憲法について自分の考えを持つことが大切」としました。今回の学習会を通じ、憲法についてみんなで考える大切な機会となりました。

参加者からは、「何も知らないまま子どもたちが大人になるときに困るような社会が作られているのは恐ろしいことなので、もっと関心を持っていこうと思った」「日本人が平和な日々をずっと送れるように考えたい」などの感想が寄せられました。

平和募金企画 ピースアクション東京戦跡巡り ~東京に残る戦跡を訪ねて~

戦争の実相を知り、平和につなげる取り組みとして「東京戦跡めぐり」を行いました。

2018.11.28

2018年11月14日、東都生協では昨年に引き続き、平和募金を活用した東京戦跡巡りを実施しました。

東京大空襲の爪痕の残る戦跡を巡り、平和について考え、平和を語り継ぐことを目的としたこの戦跡巡りには14人が参加。

当日は、千代田区の九段下駅近くにある昭和会館の前で集合。全体説明の後、2グループに分かれてガイドの説明を聞きながら戦跡を巡りました。

九段会館(旧軍人会館)から靖国神社の歴史と役割などを学びながら靖国神社境内を巡り、身元不明の戦没者の遺骨が眠る千鳥ケ淵戦没者墓苑まで、約2時間30分をかけて徒歩で移動。

参加者は丁寧なガイドの説明に聞き入り、普段はあまり知ることの少ない東京の戦跡や歴史の問題を学ぶ貴重な機会となりました。







【参加者からの感想】
  • 良い企画だった。あらためて次世代に正しい知識を伝えられたらと良いと思います。この企画は継続してほしい
  • 東京に住んでいながら、なかなか行くことのできなかった戦跡に行く機会を得てありがたかった
  • 学校で習わなかった貴重な話を聞くことができ、一層興味を持った。子どもたちに正しい知識を伝えていきたいと思った
  • 以前も参加したが、今回は違った角度からのもので、とても勉強になった。ガイドさんも熱心でとても良かった


ノーベル平和賞受賞ICAN 川崎哲さんが語る ~世界から核兵器をなくすために~

ノーベル平和賞受賞ICAN 川崎哲さんを講師にお迎えして学習会を開催しました。

2018.11.07

講師の川崎哲さんと2017年ノーベル平和賞のメダルレプリカ

講師の川崎哲さんと2017年ノーベル
平和賞のメダルレプリカ

会場の様子

会場の様子

2018年10月25日(木)東京都生協連会館にて、ピースボート共同代表、ICAN国際運営委員の川崎哲(あきら)さんに、核兵器廃絶に向けたICANの取り組みについて、国際情勢を交えながら講演していただきました(参加人数58人)。

学習会の中で川崎氏は「ICANのノーベル平和賞受賞は、長年にわたって証言を続けてこられた被爆者の方々をはじめ、草の根で活動する一人一人の努力が実を結んだ結果」と説明。

さらに「核兵器を廃絶することは『理想的』ではなく『理性的な選択』である。もし今後、核兵器が再び使用されてしまえば人類は生き伸びることができず、核戦争には勝者はいない。核兵器禁止条約ができたことにより核兵器は悪である」と指摘しました。

川崎氏は「歴史の中で、奴隷制度の廃止や女性参政権など、人権を基礎に正義を求めるあらゆる運動は全て私たちが声を上げることから始まっている。『核兵器禁止条約』は核兵器の終わりの始まり。社会は変えられる」としました。

今回の学習会を通じて参加者は、核兵器廃絶に向けて「私たちができること」を考えるきっかけとなったようです。

【参加者からの感想】
  • 核兵器禁止条約によって価値観が変っていき、それが社会を変えていくということが、この30年間の他の事象(奴隷制度や女性参政権のことなど)を事例にしてよく分かりました
  • 明確で筋道の通ったお話を聞くことができ有意義な企画でした。参加してとても良かった
  • 核は「負の遺産」であると感じました。これ以上造らないこと!
  • 核を持つこと自体が恥ずかしいことなのだと世界が思うような時代に、早くなってほしい

  • ※特定非営利活動法人 アイキャン(ICAN)とは
    川崎さんが国際運営委員をされている特定非営利活動法人アイキャン(ICAN = The International Campaign to Abolish Nuclear Weapons = 核兵器廃絶国際キャンペーン)は2007年に発足した核兵器を禁止し廃絶するために活動する世界のNGO(非政府組織)の連合体です。スイスのジュネーブに国際事務局があり、2017年10月現在、101カ国から468団体が参加しています。2017年には核兵器禁止条約の成立に尽力したとしてノーベル平和賞を受賞しました。川崎さんは日本出身のただ一人の国際運営委員です。

    文責:東都生協・組織運営部

親子ピースチャレンジ ~戦争を知ろう、平和をつなごう~

第6地域委員会主催・平和募金企画の開催報告

2018.09.11


東都生協・第6地域委員会は2018年8月7日、世田谷区の成城ホールにて「親子ピースチャレンジ~戦争を知ろう、平和をつなごう~」を開催しました。参加者55人のうち、初参加者は26人でした。

大勢の親子に集まっていただき、アニメ「ガラスのうさぎ」の上映会と、平和のワークショップにチャレンジ。

ワークショップの「ピースキャンドル」では、紙コップに平和の願いを書いてLEDキャンドルを灯しました。

また、参加者全員で折鶴を折り「平和の木」を作成しました。この「平和の木」は、広島出身の地域コーディネーターの手で、広島平和公園に捧げられました。

東京大空襲を5歳で体験した組合員さんのお話も聞くことができ、親子で平和について考える良い機会となりました。

2018ピースアクションinナガサキに参加しました(8月7日~9日)

戦争も核兵器もない平和な未来を ~ナガサキ・ヒバクシャの思いを継承し、日本・世界に広げよう~

2018.08.29

東都生協では毎年、平和とより良いくらしの実現に向けて、平和募金を活用したピースアクションを実施しています。

ピースアクションとは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える取り組みです。

2018年8月7日から9日にかけて、被爆地での被爆の実相を学び、戦争体験の継承と平和の尊さについて考えることを目的に、東都生協組合員3人が平和代表団として、2018ピースアクションinナガサキに参加しました。また、9日には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に一般参加しました。



被爆の証言と紙芝居

長崎で被爆された早崎猪之助さんご自身の体験を直接伺い、被爆の実相を学び、多くの想いを知って平和の大切さを学びました。

三田村静子さんからは、紙芝居「『平和』を刻んだ少女」が読み上げられました。紙芝居は小学1年の時に被爆し、家族5人を亡くした菅原耐子さんの話を元に作られたものです。



生協平和のまち歩き

「城山小学校コース」として、碑巡りガイドの会ガイドさんの案内の下で、原爆投下中心地から約500mの城山小学校を中心に徒歩で移動。

国の史跡となった被爆校舎や少年平和像、同校での勤労動員中に被爆死した林嘉代子さん(当時15歳)ら女学生をしのんで母親が寄贈し、平和のシンボルとして親しまれてきた「嘉代子桜」などを見学しました。







ナガサキ虹のひろば

8月8日に日本生協連主催の「ナガサキ虹のひろば」が長崎市民会館文化ホールで行われ、全国から多くの参加がありました。

ステージでは長崎女子高校・龍踊部による龍踊り、リレートークイベント、2018子ども平和会議inナガサキの取り組み紹介、アピール文の読み上げ、被爆者歌う会による「ひまわり」による合唱など、次世代への被爆・戦争体験の継承を進めながら、取り組みの輪を全国へ広げることを確認しました。




長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

8月9日、朝から強い日差しが照り付けていました。式典会場に「平和の鐘」が響き渡る中、式典に参加した多くの方々とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を祈り黙祷し、終了後には原爆慰霊碑に献花、核なき平和な世界を願いました。



平和への願いを込めた折り鶴を献納

多くの組合員よりお預かりした、平和への思いを込めた千羽鶴を献納しました。



参加者の感想より
  • 事前に調べていた城山小学校で、少年平和像と嘉代子桜を見ることができて良かった
  • 当時14歳だった早崎さんの被爆証言を聴いて、胸が締め付けられる思いでした
  • 長崎は平和学習が盛んで驚きました。教育はとても重要で、未来を変える力を持っていると思いました
  • 平和とは何かを考える貴重な体験になりました

「平和がつくる 子どもたちの未来 第15回 東都生協平和のつどい」を開催

組合員からの平和募金を活用し、毎年夏に開催。子どもからおとなまで平和を考える1日になりました。

2018.08.10

ピ-スアクションinナガサキ参加者からの活動報告

ピ-スアクションinナガサキ参加者
からの活動報告

(一社)東友会 木村徳子さん

(一社)東友会 木村徳子さん

(一社)東友会の皆さまに膝掛けを贈呈

(一社)東友会の皆さまに膝掛けを贈呈

かわせみ座の人形劇「ことばのないおもちゃ箱」

かわせみ座の人形劇
「ことばのないおもちゃ箱」

展示・体験コーナーで「戦争ほうき(放棄)」作り

展示・体験コーナーで
「戦争ほうき(放棄)」作り

ヒバク者国際署名を呼び掛けました

ヒバクシャ国際署名を呼び掛けました

東都生協では、次世代に歴史の事実と平和の大切さを伝えていくため、平和について学び、交流する機会として「平和のつどい」を毎年夏に開催しています。

15回目を迎える今年は、「平和がつくる 子どもたちの未来」をテーマに2018年7月26日、北沢タウンホールで開催しました。

東都生協の平和活動報告、被爆者の証言、組合員から寄せられた平和メッセージの展示や「戦争ホーキ」作り、「ハートメッセージ」、紙芝居などの体験コーナーのほか、かわせみ座の人形劇を上演しました。お子さんの参加も多く、約130人の参加がありました。

はじめに、昨年8月に実施したピ-スアクションinナガサキに参加されたお二人より活動報告がありました。

続いて、一般社団法人 東友会(とうゆうかい)の木村徳子さんからは、長崎での被爆体験についてお話いただきました。

戦時中のお話や被爆の証言などを直接お聴きする機会は、年々減っています。そのような中、同会の皆さまからのお話を直接聴かせていただける機会は、とても貴重になっています。

被爆証言に続き、東都生協組合員から(一社)東友会の皆さまに膝掛けを贈呈しました。この膝掛けは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会(ピースニットカフェ)・サークル(パッチワーク三本杉)のメンバーがつなぎ合わせて作ったものです。

かわせみ座が上演した「ことばのないおもちゃ箱」は、かわせみ座設立以来、上演し続けている作品です。国内はもとより、海外でも公演を重ね高い評価を得ています。空想の広がりを持った舞台空間で人形と人形遣いが言葉を一切使わずにつづる独自の世界。人間では表現できない人形だからできる舞台表現に、大人も子どもも魅了されました。

会場ロビーでは、ひと裁ち折りハートのメッセージづくり、「戦争ほうき(放棄)」作りの体験、絵本の紹介、展示ミニ学習、組合員が毛糸で編んだ膝掛け、パネル「原爆と人間」の展示などを実施。

また、ロビーでは「ヒバクシャ国際署名」を呼び掛けました。東都生協は核兵器廃絶に向けた全国一斉アクション「PeaceWave2018」に登録し、昨年に引き続きヒバクシャ国際署名を呼び掛けています。

平和を伝えていくために、忘れてはいけない現実を、私たち一人ひとりが伝えていくことの大切さを実感した一日となりました。

東都生協は、今年も8月に被爆地ヒロシマ、ナガサキで被爆の実相を学び、核兵器の悲惨さ、平和について考える企画を実施します。

【参加者の感想】
  • 被爆者の方の体験談を聞くのは初めてだったのでとても貴重な時間でした
  • 人形劇はまるで人形が生きているかの動きで素晴らしかった
  • 夏休みに親子で参加できる企画が良かった
  • 参加体験できるブースで平和について分かりやすく考えることができました。いろいろな視点からの展示はとても勉強になりました


  • 東都生協の平和活動はこちら
     

2018ピースアクションinヒロシマに参加しました。(8月4日~6日)

今年のテーマは「ヒロシマの心を次世代のあなたへ ~知って、感じて、動きだそう~」

2018.08.10

東都生協では毎年、平和募金を活用したピースアクションの活動を行っています。

2018年8月4日から6日、被爆地での被爆の実相を学び、親子で平和の尊さについて考える契機とすることを目的に、組合員7人と事務局2人の9人で2018ピースアクションinヒロシマに参加しました。

1日目は、「入市被爆の新聞記者が伝えたかった被爆の実相」として、入市(にゅうし)被爆者の浅野温生さんからご自身の体験と、中国新聞記者として多くの被爆者の苦悩を取材したお話をお聴きし、被爆者のさまざまな苦悩を知って平和の大切さを学んだ後、平和記念公園内にある「原爆の子の像」へ、平和の思いを込めて折り鶴を捧げました。

2日目は、「碑めぐりガイドの会」のガイドさんの下、平和記念資料館から袋町小学校(平和資料館)までフィールドワークを行いました。

袋町小学校校舎は、1937年、当時としてはとても近代的な鉄筋コンクリートの建物として完成しましたが、1945年8月6日に被爆。

原爆のすさまじい爆風と高熱により、外郭のみを残し廃墟となりました。数日後には、被爆者の避難場所・救護所となり、児童や教職員、地域住民などの安否を尋ねる場所となりました。

1946年に学校が再開し、補修工事を繰り返しながら校舎が使われてきました。老朽化から2000年に解体工事が行われた際、しっくいや黒板の下から被爆者などの消息を伝える「伝言」が発見され、2002年に平和資料館となりました。

碑巡りのフィールドワークの後は日本生協連主催の「虹のひろば」に参加。
ステージでは被爆ピアノによる演奏、被爆の証言・伝承、展示コーナーでは全国の生協から平和・国際交流活動の紹介など多くの企画があり、次世代への被爆・戦争体験の継承を進めながら、取り組みの輪を全国へ広げることを確認しました。

また、東京都生協連主催のピースアクションinヒロシマにも参加。「広島医療生協原爆被害者の会」の綿崎直子さん、植松由紀子さんの被爆証言を伺い、各生協の取組みや感想を報告しました。

3日目は平和祈念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式)に参加。
式典会場は朝から強い日差しが照り付け、「平和の鐘」が響き渡る中、式典に参加した多くの方々と共に、核兵器廃絶と恒久平和の実現を祈り、黙祷しました。

式典終了後には原爆慰霊碑に献花し、式典に参加した多くの人々と共に核なき平和な世界を願いました。

参加者の感想より
  • 貴重な体験の連続でした。被爆者が年々少なくなる中で、毎年行われているこの企画は大変貴
    重なものでした
  • 平和について考える機会を与えてもらい学習できました。周りの人や家族に伝えていきたい
  • 原爆の恐ろしさ、悲惨さを身をもって感じた。被爆者の方の前向きな姿勢にとても勇気づけられました

2018.07.10


2018年7月7日、新宿駅西口で「ヒバクシャ国際署名をすすめる東京連絡会」が主催する「Peace Wave 2018 in TOKYO たなばたアクション」に、一般社団法人 東友会、東京都生協連や他団体と共に東都生協が参加しました。

参加者は、駅前で核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼び掛けました。その場で作った折り鶴や願いを書いた短冊を笹竹に結んでもらいました。

26人の被爆者をはじめ多くの団体から126人が参加し、午後4時から90分の活動で、360筆の署名と11,400円の募金が集まりました。

第35回沖縄戦跡・基地巡り報告

~沖縄、そして日本の平和を考える~

2018.05.07

東都生協の参加者

東都生協の参加者

嘉数高台(かかずたかだい)

嘉数高台(かかずたかだい)

糸数壕(あぶちらがま)入り口

糸数壕(あぶちらがま)入り口

沖縄県平和祈念資料館

沖縄県平和祈念資料館

平和の礎(いしじ)

平和の礎(いしじ)

2018年3月28日~30日、日本生活協同組合連合会、沖縄県生活協同組合連合会主催の「第35回沖縄戦跡・基地めぐり」に平和募金の一部を活用し、東都生協から9人が参加しました。(全体で33生協181人の参加)

1日目の全体会では「沖縄の歴史・沖縄戦・沖縄の基地」と題して、元コープおきなわの横田眞理子さんが講演し、DVD上映「海よ、いのちよ」を視聴。

続いて「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」と題し、米国潜水艦の魚雷により沈没した学童疎開船「対馬丸」の生存者、平良啓子さんの講演を聞きました。

夕食懇親会では沖縄の伝統的な演奏や踊りを見ながら、全国の生協の組合員、職員と交流を行いました。

2日目からは、3つのコース「基本コース」「親子コース」「辺野古・高江コース」に分かれて沖縄の戦跡や米軍基地などを見学しました。

【嘉数高台(かかずたかだい)】
嘉数高台は首里の軍司令部を守るため、その一帯に第一防衛線として陣地を構えました。そのため沖縄戦でもっとも激しい戦闘が行われた場所です。普天間米軍基地が一望できます。

【糸数壕(あぶちらがま)】
もともとは糸数集落の避難指定壕でしたが、戦場が南下するにつれて南風陸軍病院の分室となりました。軍医、看護婦、ひめゆり学徒隊が配属されました。

【沖縄県平和祈念資料館・平和の礎(いしじ)】
資料館は「平和の礎」と一体となって、恒久平和の実現を願って平和祈念公園に建設されました。礎には、国籍や軍人、非軍人を問わず沖縄戦で亡くなった人々の名が刻まれ、今も刻銘が続いています。

参加者からは、「テレビニュースなど報道も見ていたが、東京とは温度差がすごくあると感じた」「戦争のない平和な世界になってほしいとつくづく思った」「事前に学習をして参加をしたが、やはり現地での情報は大変貴重なものが多く勉強になった」などの声がありました。

それぞれの思いを沖縄から持ち帰り、現在の沖縄の問題や、これからの平和をめぐる課題について考える機会となった旅となりました。

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