平和
ボランティア企画「アジアの子どもたちに絵本を贈ろう」報告
2020年11月15日 第8地域委員会主催「アジアの子どもたちに絵本を贈ろう」報告
現地語に翻訳したシールの切り抜き |
日本語の上に翻訳シールを貼り付け |
6冊の絵本の翻訳が完成 |
今回の参加者の皆さんです |
東都生協が絵本を届けるボランティア企画「アジアの子どもたちに絵本を贈ろう」を始めて10年。今年は感染症予防対策を取っての開催となりましたが、日曜日開催ということもあって、お子さん3人が参加しました。
はじめに、DVDでアジアの紛争地帯などで暮らす子どもたちの様子や、絵本を読んだことのないアジアの子どもたちに絵本を届けることの意義、子どもたちが絵本を読めるという平和の大切さについて説明を受けました。
その後、各自が好きな絵本を選び、読み込んでから、日本語の絵本に現地の言葉のシールを切り貼りする作業に入ります。和やかな雰囲気の中で、それぞれ熱心に取り組んでいました。
最後に、絵本に現地の言葉で自分の名前を書き入れ、6冊の絵本が出来上がりました。この絵本は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会を通して、絵本を待つアジアの子どもたちに届けられます。
アジアの子どもたちの現状を知り、一人ひとりが平和について考えるきっかけにと開催した今回の企画。参加者にとって、平和の大切さを考える良い機会になったようです。
2020 ピースアクションinヒロシマ・ナガサキに参加しました
2020 ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ(主催:日本生活協同組合連合会)
子ども平和会議の様子 |
原爆ドーム・ガイドさんの動画解説で学習 |
東友会へ贈呈した組合員の手作り膝掛け |
ナガサキ虹のひろばで報告する関さん |
今年2020年は、終戦・被爆75年の節目の年。8月4日・5日はヒロシマ、8月7日・8日はナガサキから、それぞれ視聴型6企画とワークショップ型1企画をオンラインで開催しました(延べ100生協6,000人参加)。東都生協からは29人が参加しました。
「オンライン子ども平和会議2020」に参加した東京都A.Kさん(18歳)の感想
事前学習をして迎えた当日、同世代の子どもたち同士で世界の核兵器の現状や平和について話し合い、希望や考えを伝え合いました。私たちの今にも未来にも、核兵器は必要ありません。平和について学び合うことができて本当に良かった。
ヒロシマ オンライン碑巡り
ヒロシマの碑巡りもオンライン視聴形式で開催。オンライン上でしたが、広島について、被爆について、より近くに感じ、学ぶことができました。
ナガサキ虹のひろば 東都生協からは関さんが報告
8日のナガサキ虹の広場では昨年8月開催の「第16回東都生協平和のつどい」の活動について報告しました。
※東友会:一般社団法人 東友会。東京に住んでいる被爆者と、その家族のための事業と活動に取り組む
「憲法って誰のため?」学習会を開催
2019年11月21日 第3地域委員会主催「種田和敏弁護士・憲法学習会」
講師の種田和敏弁護士 |
憲法学習会の様子 |
種田氏は、始めに「そもそも憲法って何?」について、天皇、内閣、国会、裁判所が守らなければならない最高法規で、数々の法律は憲法を基に作られていることなど、紙芝居形式で説明。
続いて、自由民主党の憲法改正草案の中で、国民の関心が高い憲法第9条について解説しました。
「『自民党の改憲草案』と入力して検索してみてください。皆さんも、自民党の憲法改正草案にどんな条文が書かれているか自身の目で確かめてみましょう」と参加者に訴えました。
私たち国民の権利・自由を守るために国を縛るのが憲法。
種田氏は「もし、改正のための国民投票が実施されることになった場合には、良く分からないから棄権したり、人に勧められるまま投票したりすることのないように、自分の考えを持って行動しましょう」と呼び掛けました。
参加者からは、
「憲法と法律の違いがよく分かった」「非常に分かりやすく、とても勉強になった。何が一番重要で、論点は何なのかが明確になり、大きな収穫があった」「憲法が身近に感じられた。今私たちは大変な時にいることを実感した」などの声が寄せられました。
これまで憲法にあまり興味がなかった組合員も、この学習会に参加したことで関心を持つことができたようです。
平和募金企画 戦争体験のお話会&「ずんだもち作って食べて平和だね」
2019 年8月21日 第9地域委員会 平和募金企画
郷土料理 ずんだもち作り |
一般社団法人 東友会から田戸サヨ子さんをお招きし、戦争体験のお話を聞きました。
[会場:立川市女性総合センターアイム5階・調理実習室 参加者:22人(初参加2人)]
ご自身が広島で被爆体験をされ、当たり前のことが当たり前じゃない」とマイクを持たず最後まで立って話される、りんとしたお姿に、参加者は感銘を受けていました。子どもたちにも分かりやすく臨場感のあるお話でした。
お話をかみしめながら、田戸さんと一緒に郷土料理のずんだもちを簡単レシピで作り、試食交流会では「ずんだもち作って食べて平和だね」と感謝することができました。
初の試みの子どもサポーターたち(3人)は終始一生懸命お手伝いをしてくれました。参加者は「最後の子どもサポーターからの『平和が当たり前ではないということが分かった』などの一言がとても良かった」と語っていました。
一般社団法人 東友会の田戸サヨ子さんから戦争体験のお話を聞きました |
「2030年の子どもたちへの贈りもの~わたしができるSDGs」学習会
2019年9月20日 会場:東京都消費生活総合センター
これからの世界について、参加者が |
SDGs〔S:サステナブル=持続可能な D:デベロップメント=開発 Gs:ゴールズ=目標〕は、「全人類が、これから先も、地球上で豊かに暮らし続けていくために、今、取り組まなければならない17個の課題」のこと。2015年9月の国連サミットで採択された、2030年を達成期限とする国際目標です。
17の課題は相互に関係し合い、経済、環境、平和、人権など全てがつながっています。
東都生協は2019年9月20日、「2030年の子どもたちへの贈りもの~わたしができるSDGs」と題したセミナー・ワークショップ企画を開催。
一般社団法人 環境パートナーシップ会議に所属する髙橋朝美さんを講師に、SDGsの生まれた背景に地球の限界と人間の命の危機があること、自分の行動の先に誰かのくらしがあることなどを学習しました。
講義後のワークショップでは、これからの世界はどのように変わるか、その世界に不安はあるかなどについて意見を交換。未来の世界と17のゴールとの関わりを確認し、2030年はどのような世界になってほしいか、実現するためには何をするかなども話し合いました。
参加者からは「身近な行動でSDGsの達成に少しでも関われることが分かった」「自分事として考えられて良かった」などの感想が寄せられました。
一人ひとりの小さな行動が地球の未来につながっています。子どもたちが迎える2030年の世界に、私たちおとなは責任を待たなければ!
「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶署名」へのご協力ありがとうございました
東都生協では「ヒバクシャ国際署名」に取り組んでいます
2019年6月から9月にかけて東都生協が実施した「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶署名」(通称:ヒバクシャ国際署名)では、多くの皆さまにご協力いただき、ありがとうございました。
核兵器廃絶は、被爆者が心から求め、訴え続けてきた願い。この願いを実現させるために取り組む署名です。世界の全ての人が核兵器廃絶を求めることで、核兵器の廃絶を実現することを目指しています。
東都生協は2017年度、2018年度に引き続き、2019年度も署名活動に取り組み、7,756筆の署名(オンライン署名130筆含)をお預かりしました。署名は「ヒバクシャ国際署名をすすめる東京連絡会」へ送付し、その後国連へ届けられます。
東都生協では、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶署名」(通称:ヒバクシャ国際署名)を2017年度より取り組んでいます。2017年度は16,456筆、2018年度は4,577筆の署名をお預かりし、これまで累計で28,789筆をお預かりしました。
平和募金企画 2019ピースアクション東京戦跡巡り ~東京に残る戦跡を訪ねて~
戦争の実相を知り、平和につなげる取り組みとして「東京戦跡めぐり」を開催
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旧陸軍軍医学校跡地にたたずむ |
東京大空襲の爪痕の残る戦跡を巡り、平和について考え、平和を語り継ぐことを目的とした戦跡巡り。
今回は、戸山公園~学習院女子大学正門~陸軍戸山学校将校集会所跡~箱根山~国立感染症研究所内(納骨施設)~感通寺のコースを巡ります。
当日は、東都生協の組合員18人が参加。新宿区高田馬場駅前で集合し、全体説明の後、3グループに分かれ、ガイドの説明を聞きながら戦跡を徒歩で約3時間かけて巡りました。
新宿区戸山から早稲田にかけては、米軍による空襲被害とともに、旧日本軍による侵略戦争と植民地支配という加害の歴史が刻まれた史跡が数多く残っています。
コースを実際に歩いた参加者は、射撃場、軍医学校、技術本部、科学研究所など、旧日本陸軍の関連施設が広範に分布していたことや、町の片隅には今もなお、当時の軍施設の目印が残されていることなどに気付かされました。
歴史の果たす役割などを学びながら、参加者はガイドさんの丁寧な説明に聞き入り、普段はあまり知ることの少ない東京の戦跡や歴史の問題を学ぶ貴重な場となったようです。
さまざまな人々が、とても無残に犠牲となった戦争の実相について説明を受け、知らなかった人へ話すこと、伝えていくことの大事さを実感する企画となりました。
【参加者からの感想】
- 説明を聞かなければ気付かず通り過ぎてしまう所もいろいろ話してくださって、とても勉強になりました。勉強を続け、子どもや友人と話し合いたい
- そもそも山手線をまたいで陸軍関連の施設がこれだけ多数あることさえ知りませんでした
- 二度と戦争が起きないように、みんなで声を挙げていきたい
- 「日本は戦争の被害者であると同様に加害者でもある」という視点を忘れないでいたいと思いました。
2019ピースアクションinナガサキに参加しました(8月7日~9日)
「戦争も核兵器もない平和な未来を ~ナガサキ・ヒバクシャの思いを継承し、日本・世界に広げよう~」
東都生協では毎年、平和とより良いくらしの実現に向け、平和募金を活用したピースアクションに取り組んでいます。
ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える取り組みです。
2019年8月7日(水)から8月9日(金)にかけて、被爆地での被爆の実相を学び、戦争体験の継承と平和の尊さについて考えることを目的に、親子2組4人が平和代表団として、2019ピースアクションinナガサキに参加しました。
8月9日には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に一般参加しました。
被爆証言
早崎猪之助さん(公益財団法人 長崎平和推進協会 継承部会員)は奇跡的に生き残った生存者の一人として、原爆投下の日の一部始終を語りました。
三田村静子さん(公益財団法人 長崎平和推進協会 継承部会員)は、「核兵器廃絶と、平和の尊さを若い人に訴えていきたい」と活動しています。原爆の悲惨さ、戦争の愚かさを継承していくため、自身の被爆体験を紙芝居にして上演しました。
お二人の話を伺い、被爆の実相や多くの思いを知ることで、参加者は平和の大切さを学びました。
生協平和のまち歩き
「城山小学校コース」として、ガイドさんの案内の下、原爆投下中心地から約500メートルに位置する城山小学校を中心に巡る「生協平和のまち歩き」に参加。
国の史跡となった被爆校舎や少年平和像、同校で勤労動員中に被爆死した林嘉代子さん(当時15歳)ら女学生をしのんで母親が寄贈した「嘉代子桜」、資料館などを見学しました。
現存する被爆当時の校舎は、1999年に「城山小学校平和祈念館」として改装され、当時の状況を伝える資料が展示されています。
長崎市永井隆記念館・如己堂、被爆遺構を見学
長崎市永井隆記念館・如己堂(にょこどう)、爆心地の北東約500mに位置する被爆遺構の浦上天主堂(うらかみてんしゅどう)を見学しました。
如己堂は、自らも白血病と闘いながら被爆者の救護活動に務めた永井隆博士(享年43歳)が、生前二人の幼子とともに亡くなる前日までに過ごした家です。
ナガサキ虹のひろば
8月8日には、長崎市民会館文化ホールで開催された日本生協連主催の「ナガサキ虹のひろば」に参加しました。
ステージでは長崎大学チアリーディング部「BERRIES」によるオープニングイベント、長崎大学核兵器廃絶研究センター準教授・中村桂子氏による学習講演「核兵器を巡る世界の動きと私たちにできること」、長崎市立長崎商業高校・美術部の皆さまによる被爆継承のための紙芝居が行われました。
「2019子ども平和会議inナガサキ」取り組み紹介、光岡華子さん(ナガサキ・ユース代表団5期生 Youth Union Peace共同代表)による取り組み報告「『人と人』で分かり合えること」され、被爆者歌う会「ひまわり」の皆さんよる原爆の被害を訴える力強い歌が披露されました。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
8月9日、式典会場に「平和の鐘」が響きわたる中、式典に参加した多くの方々と共に核兵器廃絶と恒久平和の実現を祈って黙祷し、核なき平和な世界を願いました。
平和公園で折り鶴を捧げました
長崎県長崎市「平和公園」では、平和への思いを込めて千羽鶴を捧げました。
参加者の感想より
- あらためて原爆や戦争はいけないと思いました
- あらためて、悲惨な過去を繰り返さないように、日本が誇る非核三原則や、平和憲法を守りたいと思いました
- 知ることの大切さを、あらためて確認できました
- 今回の体験で感じたこと、学んだことを次の世代に伝えていきたいと思います
2019ピースアクションinヒロシマに参加しました
今年のテーマは、「ヒロシマの心を次世代のあなたへ ~知って、感じて、動き出そう~」
[1日目]浅野温生さんによる被爆証言 |
会場の様子 |
[2日目]原爆関係の遺構や慰霊碑を見学 |
「平和の子の像」 |
「虹のひろば」ステージ |
「虹のひろば」展示コーナー |
被爆者と全国の生協が交流 |
[3日目]平和記念式典の終了後、 |
2019年8月4日(日)から6日(火)、被爆地での被爆の実相を学び、親子で平和の尊さについて考える契機とすることを目的に、組合員9人(親子3組含)と事務局1人の10人が2019ピースアクションinヒロシマに参加しました。
1日目
合人社ウエンディひと・まちプラザ(広島市中区)で、「入市被爆の新聞記者が伝えたかった被爆の実相」として、入市(にゅうし)被爆者の浅野温生さんが講演。
浅野さんご自身の体験と、元中国新聞社の記者として被爆者・原爆・平和問題など多くの被爆者の苦悩を取材したお話を聴き、被爆者のさまざまな苦悩を知って平和の大切さを学びました。
その後、碑巡りガイドさんの案内の下、室内で慰霊碑巡りに参加し、異例碑などの説明を受けました。
2日目
コープひろしまのガイドさんによる案内の下、碑巡り(フィールドワーク)に参加。平和公園などの主要な遺構や慰霊碑などを中心に見学しました。
その後、広島平和記念資料館を見学し、平和記念公園の中の「原爆の子の像」に平和への思いを込めて折り鶴を捧げました。
碑巡りの後は日本生協連主催の「虹のひろば」に参加し、ステージでの学習講演企画や展示コーナーを見学。展示コーナーでは全国の生協から平和・国際交流活動の紹介など多くの企画があり、次世代への被爆・戦争体験の継承を進めながら、取り組みの輪を全国へ広げることを確認しました。
東京都生協連主催のピースアクションinヒロシマにも参加しました。「被爆者との交流 ― 被爆証言をお聴きする集い ― &生協交流」として、広島医療生協「原爆被害者の会」植松由紀子さんと綿崎直子さんのお二人からお話を聴き、後世に語り継いでいくために私たちに何ができるのかをあらためて考える機会となり、参加者は平和への思いを一層強くしました。
3日目
広島市の平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)に参加。
式典会場は朝から雨が降る天候でしたが、式典に参加した多くの方々と共に、核兵器廃絶と恒久平和の実現を祈って黙祷し、式典終了後には原爆死没者慰霊碑に献花。式典に参加した多くの人々と共に核なき平和な世界を願いました。
式典参加の後の碑巡りでは、2チームに分かれて「平和公園コース」「本川コース」に参加。「本川(ほんかわ)コース」は、広島二中原爆慰霊碑などの本川近くの慰霊碑と、本川小学校平和資料館などを見学しました。
参加者の感想より
- 今回何人もの被爆者の証言を聞くことができて良かった。惨劇を想像しながら話を聴くことができました。子どもたちと一緒に話を聴けたことは大変貴重なことでした。
- コープひろしまのガイドの説明がとても良かった。
- 何事もなかったかのような広島で、戦争中にこんな恐ろしいことが起きていたことを初めて知りました。(小学生)
- 今回の学びを、どう次の行動につなげていくかを親子で考えてみたいと思います。
「第16回 東都生協平和のつどい 平和の願い メロディにのせて♪」を開催しました。
平和について学び、交流する「東都生協平和のつどい」報告
「ピ-スアクションinナガサキ」報告 |
(一社)東友会 仲伏幸子さんの被爆証言 |
(一社)東友会の皆さまに膝掛け贈呈 |
おとあそび音楽隊ファミリーコンサート |
組合員が毛糸で編んだ膝掛け |
「原爆と人間」パネル展示 |
東都生協では、次世代に歴史の事実と平和の大切さを伝えていくため、平和について学び、交流する機会として「平和のつどい」を毎年夏に開催しています。
16回目を迎える今年は「平和の願い メロディにのせて♪」をテーマに2019年7月28日、府中市市民活動センター「プラッツ」バルトホールで開催しました。
当日は、東都生協の平和活動報告、被爆者体験者の証言、「原爆と人間」のパネル展示や「戦争ほうき(放棄)」作り、ハートのモール、折り鶴の再生・循環プロジェクトの折り紙を使用した折り鶴作りのほか、東京藝術大学「おとあそび♪ 音楽隊」ファミリーコンサートを上演。組合員など約130人が参加しました。
はじめに東都生協の平和活動を紹介「おとあそび♪音楽隊」によるオープニング演奏の後、昨年の8月に実施した「ピ-スアクションinナガサキ」に参加された3人より取り組み報告を行いました。
一般社団法人東友会・仲伏幸子さんより被爆体験のお話仲伏さんは、5歳の時に、爆心地から約1.7㎞の広島市西観音町で被爆。橋の上で座り込んで、水を求める人々に応えることができないまま、郊外に避難。大やけどを負ったお母様は、何の手当ても受けることができず、2日後に亡くなりました。
「誰にも再びあのような悲惨な経験をさせてはならない、生きて核兵器のない世界を見届けたい」という思いを込めて、仲伏さんは被爆者証言活動を続けていらっしゃいます。
戦時中のお話や被爆の証言などを直接お聴きする機会は、年々減っています。そのような中、一般社団法人東友会の皆さまから直接、こうした貴重な被爆証言を聴かせていただける機会はとても大切になっています。
一般社団法人東友会の皆さまに膝掛けを贈呈被爆証言をお話いただいた後、仲伏さんに東都生協より膝掛けを贈呈しました。この膝掛けは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会(ピースニットカフェ)・サークル(パッチワーク三本杉)のメンバーがつなぎ合わせて作ったものです。
東京藝術大学「おとあそび♪ 音楽隊」ファミリーコンサート「おとあそび♪音楽隊」は、東京藝術大学大学院応用音楽学研究室を修了した音楽療法研究者・実践者で構成された音楽集団。障害児・障害者のための音楽療法を実践的に研究するとともに、就学前の親子に向けた「おとあそび♪ 親子教室」(東京藝術大学公開講座)に取り組んでいます。
当日のファミリーコンサートでは、「さんぽ」「翼をください」など全13曲を演奏。参加者に楽器を配付して全員で「うみ」演奏しました。
展示・体験コーナーロビーでは、ハート型のモール作り、戦争ほうき(放棄)作りの体験、展示ミニ学習、組合員が毛糸で編んだ膝掛け、パネル「原爆と人間」の展示などを行いました。
参加者の感想- 仲伏幸子さんの被爆証言が大変心に刺さりました。これからもずっと東友会を応援したいと思います。
- とても楽しいコンサートでした。また開催してほしい。
- 初めての参加でしたが大切なことを共有できる素敵な機会となりました。コンサートでは小さなお子さんと一緒に楽しめました。
- 参加できる音楽会でとても良かった。子どもが平和について学ぶ機会が持てて良かった。