みんなの活動:これまでの活動報告

平和

「東京平和巡り」で東京大空襲・戦災資料センターと第五福竜丸展示館を見学

身近な戦跡や平和関連施設で戦争の実相を知り、平和について考え、平和の大切さを語り継ぎます

2012.11.28

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「東京大空襲・戦災資料センター」では
二瓶治代さんが戦争体験を証言

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「第五福竜丸展示館」では
学芸員・小林龍雄さんが説明

東都生協は2012年11月10日、「東京で、平和を考える。まず、知る」をテーマに、「東京平和巡り」を実施しました。当日は、小学生1人を含む6人が参加しました。

この企画は、東京都内・近郊の戦跡や平和関連施設の見学を通じて、戦争の実相を知り、平和の大切さを継承していく取り組みとして例年実施しています。

今回は、推定10万人もの尊い命が失われた東京大空襲と、水爆実験の被害を受けたマグロ漁船・第五福竜丸のそれぞれの惨状を知り、実相を学ぶことを目的に「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区北砂)と「第五福竜丸展示館」(東京都江東区夢の島)をマイクロバスで回りました。

「東京大空襲・戦災資料センター」では、1945年3月10日の東京大空襲に関するアメリカ軍が記録していた映像や当該者のインタビューなどが収められたNHKのVTRを鑑賞した後、学芸員の二瓶治代さんに、8歳の時に空襲に遭われたご自身の体験談を伺いました。

「爆弾が落ちるというより、降ってくるようだった」というお話に、当時のすさまじい状況が伝わってきました。

その後、写真や地図をはじめ、空襲による被災品などの展示資料を説明を受けながら見学し、最後に「東京大空襲・戦災資料センター」館長の早乙女勝元さんのメッセージVTRを視聴しました。

「第五福竜丸展示館」では、学芸員の小林龍雄さんに、1954年3月1日にビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けた第五福竜丸の展示に至るまでの経緯や、水爆実験による被害などについてのお話を伺いました。

小林さんは、水爆実験の環境への影響の大きさや被ばくした乗組員への影響など、核の脅威について説明しました。

その後、館内の第五福竜丸をはじめとする展示や、展示館前広場の久保山愛吉記念碑、第五福竜丸のエンジンなどを見学しました。

参加者からは
「犠牲になった一人一人のもっと生きていたかったであろう思い、生き残った者の悲しみを忘れてはいけないと思いました」
「戦争を繰り返してはいけないというメッセージを子どもと共有することができました」などの感想が寄せられました。

自分たちが暮らしている身近な地域で、身近なところから平和について学び考えていくことの大切さを知る機会となりました。
2012.11.12
東都生協では今年も、9月21日の「国際平和デー」の夜に、家族や身近な知り合いと平和について語り、鐘を鳴らして恒久平和の実現を祈念しようという企画、「東都生協発 100万人のピースベル」に取り組みました。

これは毎年、東都生協が組合員に呼び掛けて実施している企画。過去に起きた戦争や現在世界で起きている地域紛争や民族紛争、また核の問題などについて考えるきっかけとしてもらうことと、参加者から平和のメッセージを募り、寄せられたメッセージカードは国連へ届け、東京から世界平和を訴えることを目的に始まりました。

事前に取り組みへの参加者を募り、申込者には平和活動の紹介資料や、平和のメッセージ記入用のカードなどをお届けしました。今年は、参加者より計122枚の平和のメッセージをお寄せいただきました。カードはまとめて国連へ届け、東京から世界平和を訴えます。

★国際平和デー:International Day of Peace

国連が定めた平和の記念日。2002年からは毎年9月21日を「国際平和デー」に定め、以後、全ての国と人々にとって共通の理想である国際平和を祈念、推進していく「世界の停戦と非暴力の日」として、全ての国連加盟国、国連機関、地域組織やNGO、そして個人に対して、この日を適切な方法で祝い、この日一日は敵対行為を停止するよう呼び掛け、働き掛けています。
参加者から寄せられた平和のメッセージカードの一部を紹介します。
※画像をクリックすると拡大画面(PDFファイル)が開きます。





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第9回東都生協平和のつどいを開催しました

平和の大切さ、いのちの尊さについて、みんなで考えました

2012.09.24

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山田玲子さんの被爆証言

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東友会の皆さんへのひざ掛けの贈呈

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東友会湊武さんのごあいさつ

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河野康弘さんの演奏

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河野康弘さんのお話

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ユニセフのパネル展示

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東京大空襲に関する展示

次世代に歴史の事実を伝え、多くの組合員が平和の大切さについて学ぶ機会として、毎年夏に開催している東都生協平和のつどい。

第9回目となる今回は2012年9月1日、すみだリバーサイドホール(墨田区)を会場に開催。ファミリーピースコンサートと映画「それでも生きる子供たちへ」の上映、ロビーでの平和に関する展示などを行い、当日は約150人の参加がありました。

被爆証言と編み物の贈呈
中村紀子東都生協副理事長の開会のあいさつに続き、ヒロシマで被爆された山田玲子さんに、当時の体験や被爆状況などのお話を伺いました。山田さんは「原爆は人類を滅亡させる爆弾です」とあらためてその廃絶を訴えました。

その後、組合員がつないだモチーフ編みのひざ掛けを、東都生協組合員から山田さんはじめ東友会(東京都原爆被害者団体協議会)の皆さんに壇上にて贈呈し、東友会23区東部ブロック代表湊武さんより感謝の言葉をいただきました。

ファミリーピースコンサート
続いて行われたジャズピアニストの河野康弘さんによるファミリーピースコンサート「こころとこころのハーモニー」では、「イマジン」「私のお気に入り」「ノクターン9番」などの楽曲が演奏されました。

河野さんが行っている、チャリティーコンサートや募金で集めたお金で壊れたピアノを修復し国内外の施設に寄付する活動についてのお話など、素敵な演奏とその合間のお話が印象的でした。

参加者からは「平和についてすごく考えさせられました」
「草の根のように地道な活動を続けていくことが本当は難しいことと思います。当たり前の生活の中に幸せがあること、また大人の態度が子どもの態度を作っていくというところに共感しました」
などの声が寄せられ、こころ温まるコンサートになったようです。

映画上映
休憩を挟んで、映画「それでも生きる子供たちへ」の上映。

7カ国の子どもたちが直面する厳しい現実を、それぞれの国を代表する監督たちが赤裸々につづったオムニバス映画で、少年兵士やストリートチルドレン、エイズやドラッグなど、実際に各国で子どもたちが現実に直面している数々の問題を突き付けられました。

それぞれがとても重い内容でしたが、最終的には子どもたちの存在に救われる、個性的で愛にあふれた素晴らしい作品でした。

参加者からは
「どんな状況でも必死に生きる子どもたち。平和が一番大切なことを思い知らされました」
「戦争と貧困の中で懸命に生きる子どもたちのことに思いを馳せることができました」
「世界の子どもたちのことを考えさせられました。子どもたちのけなげな生き方に感動しました」
などの感想が寄せられました。

平和に関する展示
会場ロビーでは、東都生協があらたに購入した「原爆と人間展」のパネルや、紛争下の子どもの人権をテーマとしたユニセフの写真パネルや地雷レプリカ、東京大空襲に関する資料などを展示し、会場を訪れた人たちは熱心に見ていました。

今回も一日を通し、平和の尊さ、命の大切さを考える貴重な一日となりました。

戦争体験を次世代へ語り継ぐ「ピースカフェ」開催

戦争体験・被爆証言を聞き、平和の大切さを学びました

2012.09.11

東友会・東條明子さん。静かな語り口に平和への思いが込もります

東友会・東條明子さん。静かな語り口に
平和への思いが込もります

貴重な戦争体験を間近で聞くことができました

貴重な戦争体験を
間近で聞くことができました

2012年8月28日、渋谷区立消費者センターで東都生協の社会委員会主催で「ピースカフェ『戦争体験のお話し会』」を行いました。

東友会(東京都原爆被害者団体協議会)の東條明子さんをお迎えして被爆証言をお聞きし、その後お茶を囲みながら参加者で交流し、平和について学びました。当日は小学生のお子さんを含む21人の参加者がありました。

東友会は、広島・長崎で原爆の被害を受け東京に住んでいる被爆者が1958年11月16日に結成し、その後50年以上励まし合いながら被爆者のための運動を続けている団体です。

東都生協では長年東友会を支援し、被爆された方々と組合員との交流を深めてきました。その中で、被爆された方へ毎年編み物を送る活動を続けています。

当日は、東友会の皆さまへ贈るモチーフ編みの膝掛けをつくる活動をしている東都生協城南支部テーマ別委員会「ピースニットカフェ」のメンバーも参加しました。

1945年3月に東京で大空襲に遭い、親戚の住む広島へ疎開し、そこで被爆したという東條明子さん。ご自身の体験と思いをお話していただきました。

静かな語り口の中に、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさ、平和の大切さとともに、二度と広島・長崎の惨禍が繰り返されることのないよう被爆体験を語り継いでいくという強い意思を感じました。

核兵器のない平和な世界に向けて、今私たち一人ひとりがすべきこと・できることを考え実践していきながら、核兵器廃絶の機運を高めていかなければと、参加者はあらためて実感しました。

参加者からは、
「戦争体験のお話を聞き、次世代にも伝えていきたいと強く感じました」
「戦争の恐ろしさをあらためて感じました」
「できるだけこのような機会に参加してお話をお聞きしたいと思いました」
などの感想がありました。

松代大本営地下壕を見学しました

現地を見学し、地下壕の実相と地元での継承の取り組みを学びました

2012.08.21

れきみちの家で土屋光男先生が説明

れきみちの家で土屋光男先生が説明

象山地下壕内では生徒が説明

象山地下壕内では生徒が説明

舞鶴山地下壕・天皇御座所の見学

舞鶴山地下壕・天皇御座所の見学

東都生協(コープ)は2012年7月31日、長野県の松代大本営地下壕見学会を行い、高校生、中学生、小学生のこども3人を含む組合員18人が参加しました。

松代大本営地下壕とは、太平洋戦争末期、国家中枢機能移転のために、長野県埴科郡松代町(現在の長野市松代地区)などの三つの山[象山(ぞうざん)・舞鶴山(まいづるやま)・皆神山(みなかみやま)に分散して掘られた地下坑道跡です。

当日のガイドは、地元の学校法人篠ノ井学園 長野俊英高等学校 郷土研究班の生徒の皆さまと顧問の土屋光男先生にお願いしました。

郷土研究班は長野俊英高等学校の文化部で、松代大本営地下壕の案内のほか、「松代大本営Q&A」の発行、各種集会(「長野空襲を語り継ぐ会」など)での発表、長野県下の戦争遺跡の調査などの活動を行っています。

松代大本営地下壕の現地を見学し実相を学ぶことと、地元での継承の取り組みを学ぶことを目的に行われたこの企画。

当日は、象山地下壕と舞鶴山地下壕・天皇御座所の見学と、れきみちの家(長野俊英高等学校郷土研究班松代大本営等資料展示館)での学習などを行いました。

参加者からは
「今回の見学を通して、平和がどんなに尊く大切なことであるかをあらためて認識するとともに、事実を正しく理解していかなければならないと思いました」
「悲しい出来事から目をそらさず向き合い真摯に伝えていくこと。そして、戦争の惨劇を二度と繰り返してはいけないと伝えていくこと。これらの大切なことを子どもたちに教わりました」
「戦争を知らない子どもたちが、歴史の事実を後世に伝えていこうとする姿には頭が下がりました」
などの感想がありました。

「思いをかたちにしよう!はじめの一歩」講座を開催!

活動参加のきっかけ・行動・広がりを見付ける講習

2012.08.06

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東都生協は2012年6月29日、「生活力UP! 思いをかたちにしよう! はじめの一歩」講座を開催し、組合員21人が参加しました。(会場:東京都消費生活総合センター)

この講座は、ボランティア参加のきっかけになるように、一人ひとりが行動することで新しい発見やつながり合えること、「自分にもできること」を考えることを目的に開催。

講師にNPO法人ホロコースト教育資料センターの石岡史子氏をお呼びし、はじめにアイスブレイク「はじめまして!」を全員で行い、次にスライド上映・お話「かばんについて・ハンナの生い立ち・生涯」を視聴。石岡さんの活動参加のきっかけ・つながりについての話に耳を傾けました。

ポーランドのアウシュビッツ収容所博物館から借りた「かばん」に書かれていた「ハンナ・ブレイディ 1931年5月16日生まれ 孤児」。その少ない情報から調べていくと、差別から生まれた悲しい歴史がありました。

この話を聞いて自分が大切にしているものは何か、またその理由をグループの人と話し合い、それぞれの思いを共有しました。そして、その思いをかたちにするために自分ができること、みんなが出来ることを考えました。

後半は、アクティビティ(グループワーク)。
「活動参加のきっかけ・行動・広がり」を見付けるために、①リストから大切にしたい「言葉」を選び、②選んだ「言葉」について、なぜそう思うのかを話し合い、③その「言葉」について話し合いました。

共感部分について、大切にしたいことや自分ができること、みんなでできること、社会参加に向けてという順にグループで出し合いました。グループで話し合ったこと、大切にしたいこと、社会参加についてなどを発表しました。

最後に、ミーティング「自分にもできること」参加しての感想や今やってみたいこと、関心のあることなどを発表してもらい終了しました。

ボランティアに興味をもって参加していただいた方も多く、グループワークでも、今後何か始められそうな勢いでした。

一人一人が日常生活で始められる身近なことにつながっていると考えるきっかけになりました。

<参加者の声>
■参加しようと思ったきかけは...
  • 小さな感動にもっと敏感になりたいと思ったので
  • 自分ができることが見つかるのでは? と思って
  • 自分の時間ができた。家事をするだけの自分に気が付きなにかリフレッシュするきっかけが欲しくて
  • 年齢的に余裕ができ、何かのお役に立てれば、自分も楽しめればと思って

■感想

  • いろいろな方のお話しが聞けてよかった。自分自身の考えていることもはっきりしたり、表現することで気付いたこともあります
  • 13歳のあんなかわいい子がなぜ死ななきゃいけなかったのか。二度と繰り返さないよう考え行動していきたいと思った
  • ハンナの話が素晴らしくよかった。子どもにも教えたい。心が洗われるようななんともいえない気持ちになりました
  • 13歳の命が今の世代に残してくれた大切なもの、無駄にはしたくない
  • グループでの話も心に響くことが多く、参加してよかった
  • 同じ思いを持って参加した方々と意見交換できたが、それが発展するまでにはいってないのが残念

2012 ピースアクション in TOKYO & ピースパレード に参加

東京から世界へ向けて、平和への思いと核兵器廃絶を訴えました

2012.06.29
2012年5月21日(月)に「核兵器廃絶と戦争のない平和な世界をめざして」をテーマに、東京から世界へ向けて平和への思いと核兵器廃絶を訴える「ピースアクションin TOKYO & ピースパレード」が開催されました。

この取り組みは一般社団法人 東友会、東京都生活協同組合連合会、特定非営利活動法人 東京都地域婦人団体連盟(東京地婦連)の3団体が主催。当日は7生協と2団体から 217人の参加があり、東都生協(コープ)からも17人が参加しました。

「『ヒロシマ・ナガサキ』を語りつぐ」では、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が3月に新しく作成したパネルをその映像と朗読で構成。ヒロシマ、ナガサキだけでなく、その後に起こった核の惨禍も、証言や詩も交えて語られました。朗読は各生協で分担し、東都生協からは若林千津子理事が行いました。

続いて、松井一實広島市長、田上富久長崎市長からのメッセージが、広島市東京事務所の滝川卓男さん、長崎市東京事務所の徳満伸一郎さんよりそれぞれ代読されました。両市の核廃絶へのさらなる決意と「ピースアクションin TOKYO 」への期待が表明されました。

「参加団体リレートーク」では、7団体が日頃の平和活動の紹介や今後の取り組みについて発表し、各団体の日頃の活動を共有し合い理解を深めました。東都生協からは長澤文子理事が、過去の事実を継承する活動、国際的な視野で平和を考える活動など、2011年度に東都生協が取り組んだ平和に関するさまざまな活動を報告しました。

最後に「核兵器廃絶に向けたアピール」を東京地婦連(特定非営利活動法人東京都地域婦人団体連盟)の宮原恵子さんが朗読し、拍手で採択されました。

続いて行われた「ピースパレード」では、表参道から原宿を通り神宮通り公園までの道のりを、雲の切れ間から時折差し込む日差しの中、宣伝カーの平和アピールとともに歩きました。各団体が入り混じり、のぼり、小旗、横断幕、うちわや風船帽子などアピールもスタイルもさまざまに笑顔で呼び掛け、花の種を配って沿道の方たちに核兵器廃絶を訴えました。

パネル「原爆と人間」の説明文を朗読する若林千津子理事東都生協の平和の活動報告を行う長澤文子理事

パネル「原爆と人間」の説明文を朗読する
若林千津子理事

東都生協の平和の活動報告を行う
長澤文子理事


被爆者の方と大学生が語らい協力し合って核兵器廃絶の思いをつなぎます

被爆者の方と大学生が語らい

協力し合って
核兵器廃絶の思いをつなぎます

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さわやかな風に吹かれ、平和をアピール
しながら約1時間歩きました

到着した神宮通り公園での記念撮影。
お疲れさまでした!

沖縄戦跡・基地巡りを実施しました

沖縄戦の実相と今の沖縄が抱える基地問題を学び、平和について考えました

2012.04.20

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島袋淑子さんの講演

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糸数壕での山内榮さんの説明

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辺野古での具志堅徹さんの説明

東都生協は2012年3月27日~29日の3日間、日本生活協同組合連合会主催「沖縄戦跡・基地巡り」に、親子1組を含む計10人で参加しました。沖縄戦と基地問題を学び、現在の沖縄での諸問題やこれからの平和を巡る課題について、また戦争体験の継承について考え合う機会とすることを目的に、全国から29生協188人の参加がありました。

初日は、ひめゆり平和祈念資料館資料委員の島袋淑子さんの講演「沖縄戦の体験を聞く」をお聞きしました。壮絶な体験談をお聞きし、戦場においては異常が日常になってしまう恐ろしさを考えさせられました。

翌日は、糸数壕、沖縄県立平和祈念資料館、平和の礎、ひめゆり平和祈念資料館などを見学。沖縄の過去と現状を知ることができ、沖縄の人々の平和への想いを強く感じました。

最終日は、普天間基地の移設予定地の辺野古を見学し、「安保の見える丘」から嘉手納基地を眺め、現在の沖縄が置かれている状況を目の当たりにしました。太平洋戦争終結後も、沖縄では現在に至るまで何ら問題は解決していないことを痛感しました。

3日間を通し、沖縄を知ることは日本と沖縄そしてアメリカとの関係性を知ることであり、沖縄が内包する諸問題は現在の我々の日常と直結している問題であることを再認識しました。

参加者からは
「大きな視点で、絶えず物事の関連性を考えながら、目の前に起こること、ジャーナリズムの報道を注視していくことの大切さに、あらためて気付かされました」
「今回、戦争体験者の話を聞き、ガマに入り、基地を眺め、辺野古の浜を歩いた2泊3日は、これまで感じていた本土と沖縄の『距離感』を埋めてくれた、とても有意義な旅でした」
――などの感想がありました。

テーマ活動交流会を開催しました !

「来て! 見て! 聞いて! 私たちの活動」

2012.01.31

東都生協(コープ)では、組合員のつながりを大切にし、テーマや分野ごとにネットワークづくりを目指すための活動交流の場として、2012年1月25日、文京シビックセンター区民会議室A・Bにてテーマ活動交流会を開催しました。

グループやサークル、支部運営委員会、支部テーマ別委員会、ブロック委員会、専門委員会から58人が参加し、日々の活動の発表や展示を行い、「くらし」「平和」「環境」「福祉」「食と農」「子育て」「商品」に分かれ、活動報告や今後のつながりについて意見交流しました。

団体発表では8団体から、ドイツ生まれの竪琴「ライアー」の演奏、簡単服飾のリメイク、生ごみ堆肥化の方法や成果、平和の朗読の実演、社会保障・消費者問題をテーマにした活動、子どもの本の読み聞かせや環境についてなど、日頃の活動報告がありました。

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展示コーナーには、7団体から写真やイラストや作品などのさまざまなものが飾られ、参加者とも交流を深めました。

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グループ交流では、自己紹介の後団体発表や展示の感想を発表し合い、活動を広げるためや交流の場を作る工夫などで話し合い盛り上がりました。最後にグループごとに発表し会場全体で共有しました。

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参加者からは、「他の団体の取り組みを直接聞けたことは良かった」や「このような交流の場が今後も必要だと思う」など感想がありました。2時間という短い時間でしたが活発に交流ができた有意義な時間でした。

【参加】
グループ10団体、サークル2団体、支部テーマ別委員会7団体、支部運営委員会2団体、ブロック委員会2団体、専門委員会3団体   計26団体

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東都生協 東京平和めぐりを開催しました

身近な地域で平和の大切さを知りました

2011.12.26

「第五福竜丸展示館」では市田真理さんが説明

「第五福竜丸展示館」では
市田真理さんが説明

「東京大空襲・戦災資料センター」では二瓶治代さんが証言

「東京大空襲・戦災資料センター」
では二瓶治代さんが証言

東都生協(コープ)では、東京都内や近傍の戦跡や平和関連施設を見学し、学び、継承していく取り組みとして、「東京で、平和を考える。まず、知る。」をテーマに、2011年11月26日、「東京平和めぐり」を実施しました。

今回は、水爆実験の被害を受けたマグロ漁船「第五福竜丸」と、推定10万人もの尊い命が失われた東京大空襲のそれぞれの惨状を知り、実相を学ぶこと、親子で平和について考える機会とすることを目的に、「第五福竜丸展示館」と「東京大空襲・戦災資料センター」をマイクロバスで回りました。当日は、高校生1人、小学生2人を含む16人が参加しました。

「第五福竜丸展示館」では、学芸員の市田真理さんに、1954年3月1日にビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けた第五福竜丸の展示に至るまでの経緯や、水爆実験による被害、また、福島第一原発事故の放射能被害などについてのお話を伺いました。市田さんは、核実験による影響が50年以上経った今もあることなど、核の脅威について説明されました。その後、館内の展示や展示館前広場の久保山愛吉記念碑、第五福竜丸のエンジンなどを見学しました。

「東京大空襲・戦災資料センター」では、1945年3月10日の東京大空襲に関するアメリカ軍が記録していた映像や当該者のインタビューなどが収められたNHKのVTRを鑑賞した後、学芸員の二瓶治代さんに、8歳で空襲に遭われたご自身の体験談を伺いました。当時の凄まじい状況をお聞きし、犠牲になった命を無駄にしないためにも、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないと強く思いました。その後、写真や地図をはじめ、防空頭巾や防毒マスク、溶けたガラス杯、焼夷弾などの展示資料を、説明を受けながら見学しました。

参加者からは
「第五福竜丸展示館の学芸員の方に詳しく説明を聞き、あらためて放射能の恐ろしさを感じ、怖いと思いました」
「東京大空襲・戦災資料センターでのガイドの方のお話はとても衝撃的で、こんな悲惨なことが実際にあったのだと身につまされる思いでした」
「平和を維持することの難しさを学べたように思う」
「平和について考えることはいつの時も必要。こんな近いところで学べるのはとても良いこと」
――などの感想がありました。

自分たちが暮らしている身近な地域で、至近なところから平和を考えていくことの大切さを知る企画となりました。
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