みんなの活動:これまでの活動報告

沖縄戦跡・基地巡りを実施しました

沖縄戦の実相と今の沖縄が抱える基地問題を学び、平和について考えました

2012.04.20

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島袋淑子さんの講演

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糸数壕での山内榮さんの説明

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辺野古での具志堅徹さんの説明

東都生協は2012年3月27日~29日の3日間、日本生活協同組合連合会主催「沖縄戦跡・基地巡り」に、親子1組を含む計10人で参加しました。沖縄戦と基地問題を学び、現在の沖縄での諸問題やこれからの平和を巡る課題について、また戦争体験の継承について考え合う機会とすることを目的に、全国から29生協188人の参加がありました。

初日は、ひめゆり平和祈念資料館資料委員の島袋淑子さんの講演「沖縄戦の体験を聞く」をお聞きしました。壮絶な体験談をお聞きし、戦場においては異常が日常になってしまう恐ろしさを考えさせられました。

翌日は、糸数壕、沖縄県立平和祈念資料館、平和の礎、ひめゆり平和祈念資料館などを見学。沖縄の過去と現状を知ることができ、沖縄の人々の平和への想いを強く感じました。

最終日は、普天間基地の移設予定地の辺野古を見学し、「安保の見える丘」から嘉手納基地を眺め、現在の沖縄が置かれている状況を目の当たりにしました。太平洋戦争終結後も、沖縄では現在に至るまで何ら問題は解決していないことを痛感しました。

3日間を通し、沖縄を知ることは日本と沖縄そしてアメリカとの関係性を知ることであり、沖縄が内包する諸問題は現在の我々の日常と直結している問題であることを再認識しました。

参加者からは
「大きな視点で、絶えず物事の関連性を考えながら、目の前に起こること、ジャーナリズムの報道を注視していくことの大切さに、あらためて気付かされました」
「今回、戦争体験者の話を聞き、ガマに入り、基地を眺め、辺野古の浜を歩いた2泊3日は、これまで感じていた本土と沖縄の『距離感』を埋めてくれた、とても有意義な旅でした」
――などの感想がありました。