平和募金企画 2019ピースアクション東京戦跡巡り ~東京に残る戦跡を訪ねて~
戦争の実相を知り、平和につなげる取り組みとして「東京戦跡めぐり」を開催
2019.10.29
カテゴリ 平和
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旧陸軍軍医学校跡地にたたずむ |
東京大空襲の爪痕の残る戦跡を巡り、平和について考え、平和を語り継ぐことを目的とした戦跡巡り。
今回は、戸山公園~学習院女子大学正門~陸軍戸山学校将校集会所跡~箱根山~国立感染症研究所内(納骨施設)~感通寺のコースを巡ります。
当日は、東都生協の組合員18人が参加。新宿区高田馬場駅前で集合し、全体説明の後、3グループに分かれ、ガイドの説明を聞きながら戦跡を徒歩で約3時間かけて巡りました。
新宿区戸山から早稲田にかけては、米軍による空襲被害とともに、旧日本軍による侵略戦争と植民地支配という加害の歴史が刻まれた史跡が数多く残っています。
コースを実際に歩いた参加者は、射撃場、軍医学校、技術本部、科学研究所など、旧日本陸軍の関連施設が広範に分布していたことや、町の片隅には今もなお、当時の軍施設の目印が残されていることなどに気付かされました。
歴史の果たす役割などを学びながら、参加者はガイドさんの丁寧な説明に聞き入り、普段はあまり知ることの少ない東京の戦跡や歴史の問題を学ぶ貴重な場となったようです。
さまざまな人々が、とても無残に犠牲となった戦争の実相について説明を受け、知らなかった人へ話すこと、伝えていくことの大事さを実感する企画となりました。
【参加者からの感想】
- 説明を聞かなければ気付かず通り過ぎてしまう所もいろいろ話してくださって、とても勉強になりました。勉強を続け、子どもや友人と話し合いたい
- そもそも山手線をまたいで陸軍関連の施設がこれだけ多数あることさえ知りませんでした
- 二度と戦争が起きないように、みんなで声を挙げていきたい
- 「日本は戦争の被害者であると同様に加害者でもある」という視点を忘れないでいたいと思いました。