夏休みの自由研究に! 牧場で学ぼう!!
2019年7月24日 八千代牛乳生産者・鈴木牧場にて(千葉北部酪農農業協同組合)
2019.11.11
カテゴリ 食と農
講師は千葉北部酪農農協の |
乳搾り、私もできたよ |
乳牛への餌やり体験 |
いっぱい食べておいしい牛乳を作ってね |
同組合が生産する八千代牛乳は、安全・安心なNon-GMO(非遺伝子組換え)の指定配合飼料を食べて育った乳牛から搾った原乳で製造されています。日本で数少ないHTST法(殺菌温度75度、殺菌時間15秒)で殺菌しており、牛乳本来のうまみやコクを残したおいしい味わいです。
今回の企画は、そんな八千代牛乳の生産現場で酪農体験などを通して、八千代牛乳の取り組みや品質について、また、産地や生産者、酪農の現状などについても学ぶことが目的。
千葉北部酪農農業協同組合の信川さん引率の下、1時間目はジャージー種による搾乳体験、2時間目は乳牛が食べている飼料の説明や、餌やりを体験しました。
初めはおっかなびっくりだった子どもたちも、牛に触れているうちにしだいに慣れてきました。生後1カ月のかわいい仔牛には、交代でお乳を与えました。
昼食交流では、楽しいアイスクリームづくり体験も。
3時間目は聴診器・体温計を使った牛の身体測定。牛のブラッシングをした後は牧場主の鈴木さんから冷凍精子の話を伺いました。
4時間目は全員で牛乳の飲み比べです。牛乳が凝乳酵素・レンネットで固まるか、抗生物質が入っているかの検査も実施。八千代牛乳は、熱変性しやすい牛乳中の水溶性カルシウムがレンネットと反応して固まり、水溶性カルシウムが残存していることを確認。八千代牛乳のおいしさと安全性を再認識しました。
参加者からは「牛の顔が見える牛乳に感動した」「牛乳は得意ではないが、八千代牛乳なら飲める」「苦労もあると思うが、これからも頑張ってほしい」と生産者の皆さまへの感謝の言葉が多く寄せられ、充実した体験学習会となったようです。
酪農家を取り巻く環境は大変厳しいものですが、生産者と消費者の「ともに支え合う関係」をこれからも大切にしていきたいですね。