2019ピースアクションinナガサキに参加しました(8月7日~9日)
「戦争も核兵器もない平和な未来を ~ナガサキ・ヒバクシャの思いを継承し、日本・世界に広げよう~」
東都生協では毎年、平和とより良いくらしの実現に向け、平和募金を活用したピースアクションに取り組んでいます。
ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える取り組みです。
2019年8月7日(水)から8月9日(金)にかけて、被爆地での被爆の実相を学び、戦争体験の継承と平和の尊さについて考えることを目的に、親子2組4人が平和代表団として、2019ピースアクションinナガサキに参加しました。
8月9日には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に一般参加しました。
被爆証言
早崎猪之助さん(公益財団法人 長崎平和推進協会 継承部会員)は奇跡的に生き残った生存者の一人として、原爆投下の日の一部始終を語りました。
三田村静子さん(公益財団法人 長崎平和推進協会 継承部会員)は、「核兵器廃絶と、平和の尊さを若い人に訴えていきたい」と活動しています。原爆の悲惨さ、戦争の愚かさを継承していくため、自身の被爆体験を紙芝居にして上演しました。
お二人の話を伺い、被爆の実相や多くの思いを知ることで、参加者は平和の大切さを学びました。
生協平和のまち歩き
「城山小学校コース」として、ガイドさんの案内の下、原爆投下中心地から約500メートルに位置する城山小学校を中心に巡る「生協平和のまち歩き」に参加。
国の史跡となった被爆校舎や少年平和像、同校で勤労動員中に被爆死した林嘉代子さん(当時15歳)ら女学生をしのんで母親が寄贈した「嘉代子桜」、資料館などを見学しました。
現存する被爆当時の校舎は、1999年に「城山小学校平和祈念館」として改装され、当時の状況を伝える資料が展示されています。
長崎市永井隆記念館・如己堂、被爆遺構を見学
長崎市永井隆記念館・如己堂(にょこどう)、爆心地の北東約500mに位置する被爆遺構の浦上天主堂(うらかみてんしゅどう)を見学しました。
如己堂は、自らも白血病と闘いながら被爆者の救護活動に務めた永井隆博士(享年43歳)が、生前二人の幼子とともに亡くなる前日までに過ごした家です。
ナガサキ虹のひろば
8月8日には、長崎市民会館文化ホールで開催された日本生協連主催の「ナガサキ虹のひろば」に参加しました。
ステージでは長崎大学チアリーディング部「BERRIES」によるオープニングイベント、長崎大学核兵器廃絶研究センター準教授・中村桂子氏による学習講演「核兵器を巡る世界の動きと私たちにできること」、長崎市立長崎商業高校・美術部の皆さまによる被爆継承のための紙芝居が行われました。
「2019子ども平和会議inナガサキ」取り組み紹介、光岡華子さん(ナガサキ・ユース代表団5期生 Youth Union Peace共同代表)による取り組み報告「『人と人』で分かり合えること」され、被爆者歌う会「ひまわり」の皆さんよる原爆の被害を訴える力強い歌が披露されました。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
8月9日、式典会場に「平和の鐘」が響きわたる中、式典に参加した多くの方々と共に核兵器廃絶と恒久平和の実現を祈って黙祷し、核なき平和な世界を願いました。
平和公園で折り鶴を捧げました
長崎県長崎市「平和公園」では、平和への思いを込めて千羽鶴を捧げました。
参加者の感想より
- あらためて原爆や戦争はいけないと思いました
- あらためて、悲惨な過去を繰り返さないように、日本が誇る非核三原則や、平和憲法を守りたいと思いました
- 知ることの大切さを、あらためて確認できました
- 今回の体験で感じたこと、学んだことを次の世代に伝えていきたいと思います