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2013年ピースアクション in ヒロシマ
東都生協 ヒロシマ平和代表団が広島を訪れました
原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑 |
被爆者の証言 |
原爆の碑巡り |
組合員から託された千羽鶴 |
原爆の子の像 |
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」は、継承や核兵器のない世界への思いを共有する場として、日本生協連・広島県生協連・長崎県生協連が毎年開催。取り組みがスタートした1978年から、東都生協も毎年、代表を派遣し参加しています。
8月5日は、日本生活協同組合連合会主催「虹のひろば」に参加。全国のさまざまな団体の平和に対する取り組みを見聞きしました。
その後、被爆者の方の証言をお聞きしました。多くの尊い生命が一瞬にして奪われ、一命をとりとめた被爆者も周囲からの偏見や差別による精神的苦痛を受けてきたこと、今なお多くの被爆者が後遺症に苦しんでいることを直接伺いました。
被爆に起因する不安な生活が依然として続いている現状をあらためて知りました。
8月6日は、平和記念公園で開催された広島市主催「広島平和記念式典」に参加。式典では、原爆が投下された午前8時15分に、全ての原爆死没者の冥福と核廃絶を祈り黙祷を行いました。
その後、平和記念公園でフィールドワークに参加し、生協ひろしま・碑巡りガイドの方より説明を受けながら、原爆ドーム、平和記念公園内にある原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑、原爆の子の像、原爆供養塔などを巡りました。
途中、東都生協ヒロシマ平和代表団は多くの組合員から託された折り鶴を献納しました。
最後に広島平和記念資料館を見学し、原爆の実相を学び、あらためて恒久平和の実現と平和の尊さについて認識を深めました。
参加者一人ひとりが今回学んだことを、家庭や職場、地域などで周りの人に伝え、戦争や核兵器のない平和な世界を目指していくことを確認して終了しました。
福島の子どもたちが産直産地で里山体験
福島の子どもたちが、産直産地・JAやさとの石岡市などで夏休みの思い出づくり
つくばエクスポセンターで |
キャンプファイヤー |
"マイ箸"作り |
おもいっきり外遊び |
田んぼの生き物調査 |
とうもろこしの収穫体験 |
朝日里山学校で参加者一同 |
この企画は、東日本大震災による福島第1原発事故による放射能汚染問題のために、思い切り屋外で遊べない福島の子どもたちに、夏休みの思い出の一つになるような体験や、参加した子どもたちのつながり・友達づくりの機会になればとの思いで実施。
7月30日朝、福島(福島駅前・郡山駅前)で見送りの家族と別れてバスに乗り込んだ子どもたちが、最初に訪れたのは「つくばエキスポセンター」(茨城県つくば市)。
先端科学を見て、触れて、楽しんで、お昼のお弁当を食べた後は、世界最大級(学校の25mプールよりも大きなドーム)のプラネタリウムで、星空の輝きや不思議な世界を体験しました。
その後、名峰「筑波山」の麓に立つ宿泊場所の「公営国民宿舎つくばね」(茨城県石岡市)に到着してほっと一息。
夕食後はキャンプファイヤーと花火を楽しみました。
次の日は「朝日里山学校」で小刀と竹を使って自分だけの箸作りを体験。朝日里山学校は、1955年に建てられた木造平屋建ての旧朝日小学校校舎を活用し、田舎体験プログラムなどに利用している施設です。
子どもたちは、ちょっとの空き時間にその校庭でボール遊びをしていました。
そして、東都生協の産直産地・JAやさとの田んぼに行って生き物調査。
田んぼの中にどんな生き物がいるか探した後、お昼のバーベキューは自分で作った箸でJAやさとの野菜やお肉をおなかいっぱい食べました。
最後はとうもろこしの収穫体験。取ったとうもろこしをお土産に、バスで家族の待つ福島へ帰りました。
参加したのは、小学4年~6年の52人の子どもたち。2日間、コープCSネットや東都生協の組合員・職員、YMCAせとうちのスタッフが、同行・お世話し、一緒に楽しく過ごしました。
また、現地では、JAやさとアグリやさとの皆さんが箸作りや田んぼ・畑での体験を支えてくれました。
短い期間でしたが、子どもたちは元気いっぱい、にぎやかに八郷の自然を満喫しました。夏休みの思い出の一つになったことと思います。
(協力:YMCAせとうち、JAやさと、NPO法人 アグリやさと、福島の子ども保養プロジェクト)
「私たちのくらしはどうなる?」TPP学習会を開催
TPPに加盟すると、くらしや食の安全はどうなるのかを学びました
講師の内田 聖子氏(NPO法人 |
質問には一つ一つ丁寧に説明 |
はじめにTPPの性格として「例外なき関税化によってあらゆる品目が自由貿易の対象になり、その範囲も極めて広い」と指摘。TPPは農業・食料分野だけの問題ではなく、食品添加物や残留農薬、遺伝子組換えなど食品の安全基準をはじめ、医療、保険、金融、労働、知的財産権など「非関税障壁」の規制緩和・撤廃も含まれており「私たちのくらしに欠かせないもののほとんどを完全自由化しようとしている」と話しました。
今でも日本の農産物の平均関税率は12%と、世界的に見ても低水準ですが、TPPでさらに自由化が進めば、国内農業は大打撃を受け、農業生産は4.1兆円減少し、自給率は現在の40%から14%に低下するという農林水産省の試算も紹介。
他のTPP加盟国は高い食料自給率を維持する一方、世界的な人口増加や気候変動、新興国の食の消費変化や国際食料市場への投機資本の流入など、多くの不安定要因が存在する中で国内農業が壊滅すれば、日本として食料の安定確保が難しくなることは目に見えています。
TPPが進めようとしている「貿易自由化」「関税の撤廃」は、日本のメディアでは「海外から安いものが入ってきて節約につながる」といった側面から報道されることも多いのですが、内田氏は「世界に貧困と格差が存在する中、これ以上貿易自由化を進めれば、先進国の大企業や投資家にとっては都合が良くても、貧困がさらに拡大することは1980年代以降の自由化の流れを見ても明らか」と指摘します。
また、TPPに加盟すると「日本の法律や制度よりTPPによる取り決めが優先され、国家の主権が、多国籍企業の利益に従属させられることになる」と警告。特に「ISD条項」というルールでは、TPPが国と国との協定であるにもかかわらず、投資家が直接国家を訴え、賠償請求ができることになっています。訴える先は日本の裁判所ではなく、アメリカの影響が強い世界銀行傘下の国際仲裁委員会で、しかも審理は全て非公開とされます。
このように、TPPは加盟国の中で圧倒的な経済力を持つアメリカが主導し、アメリカの多国籍企業に都合の良いルールを持ち込む場になっている実態を明らかにしました。TPP加盟によって利益を得るのは一部の大企業に過ぎず、国そのものが市場化・営利化され、企業利益を優先する社会へと、国家のあり方自体が変わってしまう危険性を秘めているのです。
さらに、一度TPP交渉に参加してしまえば途中で脱退することは難しく、日本が主張する農産物の"聖域"など全く関係ない状況になってしまうこと、またこうしたことについて日本のマスメディアが一切触れようとしないことにも言及。日本は、TPP交渉が進んだ中での途中参加となりますが「交渉過程は秘密で、情報を得ることも困難」と語ります。国民に内容が知らされないまま、交渉が進められる状況を、内田氏は「商品名や金額、支払い方法も分からない買い物」に例えます。
参加者からは「何一つメリットがないことが明らかなのに、なぜ日本政府がこうまで急いでTPP交渉に参加するのが分からない...」との質問も。
これに対し内田氏は「日本は戦後一貫してアメリカに従順で、軍事的な結びつきが強い上、昨今の領土をめぐる情勢などもあって、国民の意見よりも日米間の関係強化を重視している側面がある」と解説。私たちにできることして、情報収集に努めるとともにTPPの持つ意味について広く知らせ、反対の世論を大きくしていくことの重要性を強調しました。
東都生協は2011年よりTPPに反対してきました。それは、TPP加盟が国内の農畜水産業や地方経済に深刻な打撃を与えるのみならず、食の安全・安心やくらしそのものを脅かすものだからです。東都生協は引き続き、TPPに反対する取り組みを進めていきます。
焼く、煮る、蒸す...どんな料理にも お試しあれ「みつせ鶏」学習会
佐賀県の銘柄鶏「みつせ鶏」のメーカー・㈱ヨコオフーズに鶏肉の種類の違いや現状、おいしく調理するコツを学びました
みつ鶏黒胡椒焼き |
みつ鶏学習交流会 |
国内産の鶏は地鶏・銘柄鶏(「みつせ鶏」もこれ)・若鶏に大きく分類されることなどを学習した後、調理。「みつせ鶏黒胡椒焼き」を使った塩焼きそば、「みつせ鶏塩焼き」とねぎの炒め物、B級グランプリの郷土料理など、たくさんのメニューがテーブルに並びました。
おいしい調理のコツは、「皮の方から焼く」「レンジ加熱では、冷凍のまま重ならないように並べて、ラップをしない」。
地鶏のようなおいしさと、手ごろな価格のみつせ鶏。冷めてもおいしい。
特に「『甘ったれ焼き』は子どもが喜ぶ味付けでお弁当のおかずに活躍しそう」と話題は尽きませんでした。
今年度も飲茶講習会など楽しい企画が目白押し。ぜひブロックニュースをチェックして皆さまもご参加ください。
便利でおいしい食卓の味方 試食会でみんなで舌鼓
田柄ブロックで全国農協食品㈱の学習・交流会を開催
説明する全国農協食品㈱・窪田さん |
試食品。数多くの東都生協 |
冷凍米飯などを製造する全国農協食品㈱では、東都生協オリジナル商品も数多く製造しています。
会社・工場の製造工程の説明、調査役の窪田洋員さんによる取り扱い商品の解説の後、「焼肉ガーリックピラフ」「東都鶏ごぼうピラフ」「東都金芽米野沢菜としらすのおにぎり」などのご飯物のほか、「豚汁用野菜ミックス」を使った豚汁、「紅ほっぺの雪見いちご」を試食。
どれもとてもおいしく、「『豚汁用野菜ミックス』は便利でおいしい」「ピラフは買うものでないと思っていたけれど、利用したくなった」「いちごは大きいので1粒200円でも高くない」と大変好評でした。
今村典子委員長は、「大勢の方に参加していただいて光栄です。皆さんから全国農協食品㈱さんの工場見学を要望する声も上がり、試食会の成果がありました」と笑顔で語っていました。
「田んぼの学校」に参加して米作りを守ろう!
産直産地・(農)船橋農産物供給センターと協同して、耕作放棄地の再生と米作りを進めています
田んぼの草取り |
5年目の田植え |
よもぎ餅作り |
1年目は、(農)船橋農産物供給センターの皆さんと組合員が山林に道を作り、覆う木を切り、井戸を掘り、20数年荒れ放題だった田んぼを整備して「みんなの再生田1号」と名付け、米作りを開始。
現在は「みんなの再生田2号」と合わせて約23アールで、農薬を使わず安定した米作りを行っています。
今年は、田んぼの整備拡大と併せてイノシシから田を守ることも課題の一つ。また、参加者のための「やすらぎの場」作り、じゃがいも・落花生栽培も計画中です。
「米の低価格や後継者不足や老齢化により、休耕による荒れた田が毎年増加している現状や、米を食べることが農業支援になることを多くの消費者に知ってほしい」という生産者の思いを受け、組合員が家族で参加しています。
整備や米作りは決して楽な作業ではありませんが、自分たちで作ったお米の味は格別です!
大自然・農業・人・生き物のつながりを実感できる取り組み「田んぼ作りからの米作り」。今後は田植え、草取り、稲花見、稲刈り、脱穀、収穫祭などを予定しています。
2013年度「新商品おしゃべり会」活動
企画前の新商品を評価し、声を寄せ合う組合員による商品作りの活動
凍ったまま、すぐ炒められて便利 |
三陸産山かけめかぶ |
新商品おしゃべり会 |
初開催の会場となるため、登録メンバー紹介の後、理事が「新商品おしゃべり会」の運営や開催留意項目などを説明しました。また、調理・試食後には、商品部の職員から、商品の原材料や製造工程などの説明を受け、意見交換を行いました。
今回試食したのは水産部門の2品。1品目は産直産地・(農)房総食料センターのなすを使用した「いかと茄子のスタミナ炒め(みそ風味)」。 別添のみそ風味のたれを使い、フライパンで簡単調理できます。
メンバーからは「にんにくも入っていないし、『スタミナ炒め』のネーミングを変えるべき」「長く炒めてもいかが固くならなくておいしい」「結構ピリ辛。小さい子には食べさせられない」など、いろいろな意見が出ました。
なお、商品名は後日「いかと茄子の辛味噌炒め」に変更になりました!
2品目はたれと冷凍山いもが添付された「三陸産山かけめかぶ」。「日持ちするので、常備したい」「たれの袋は開け口が分かりやすかったので、山いもの袋も同様にしてほしい」などの意見が出ました。
大田センター会場は新しいメンバーが多かったにもかかわらず、大変活発な意見交換ができました。
メンバーの意見が商品名に反映されるなど、商品活動のやりがいも感じながら新年度の活動が始まりました。
パーソナルカラーできれいを磨く
似合う色と輝く私の見つけ方


さまざまな色の生地を顔に当てて、グループのみんなで各自似合う色を探します。「これはどう?」「似合う!」「くすんで見えるね」「さっきのよりも華やかよ」と話は弾み、「とても似合う。一番いい!」と拍手が湧くほど。
参加者は、「似合う色がはっきり分かって、良かった」「好きな色と似合う色は違うのがびっくり。新しい色が発見できた」「教わるのが楽しかった」など大満足でした。
保育が13人、会場でおんぶの乳児が5人という若々しい江東西ブロック。センターの組合員拡大担当職員とも連携して、9人いたゲストへフォローもできました。
地域委員会を中心とした新しい活動スタイルが始動!
多くの組合員が参加・参画できる活動スタイルに変更し、地域の活性化を目指す
地域委員会メンバー紹介 |
地域委員会全体会 |
全体会では、各地域の紹介の後、全地域で行う地域委員会の活動などを説明。分科会では、各地域ごとにブロック・とーと会・サークルの確認や、地域版「ワォ」の発行、連絡会の具体的な運営について話し合いました。
東都生協では2013年4月1日より組合員組織を改編。地域の多様な活動を取りまとめる「地域委員会」を中心とした、新しい活動スタイルを開始しました。多くの組合員が参加・参画できる活動スタイルに変更することで、地域の活動を活性化させることが目的です。
新スタイルとなってから初めての地域委員会ということで、出席者は皆、緊張しながらの委員会となりましたが、各地域の姿勢に意気込みが感じられました。今後の組合員活動が活発になるような新しい風が吹くことが期待されます。
2013年度保育ママ研修・登録会を開催しました
組合員同士の助け合い活動として、2013年度も安全で楽しい保育を目指します
2月1日東都人材バンク講師による |
2月4日・2月14日保育士による |
2月25日小児科医による |
保育ママ委員会による |
安全で楽しい保育を目指し、保育会場の整備や子どもの年齢に応じた特徴などを学びました。
今回の研修・登録会では、各回に専門の講師を招きました。100人の保育ママが登録し、2013年度の組合員活動、子育て中の組合員を支えます。
※保育ママ:
東都生協で組合員が参加して開催する委員会や学習会などで、開催時間中、参加者のお子さんを預かる保育スタッフ。組合員同士の助け合い活動で、研修を受け基準を満たした組合員が有償で担います。保育ママ制度の運用と推進は、保育ママ制度運用規程に基づき、理事会の下に設置される保育ママ委員会が担います。