みんなの活動:これまでの活動報告

八千代牛乳のおいしさの秘密が分かりました!

千葉北部酪農農業協同組合「鳥山牧場」交流訪問

2013.10.21

レンネット(凝固)試験で牛乳の殺菌方法による違いを確認

レンネット(凝固)試験で牛乳の
殺菌方法による違いを確認

親子で乳搾り体験

親子で乳搾り体験

府中北ブロックは2013年7月28日、八千代牛乳のおいしさの秘密を知るために、産直産地・千葉北部酪農農業協同組合「島山牧場」の産地交流訪問を行いました。

青空教室の講師は、同農協職員の加川亮一さん。餌やり体験は、牛に声掛けするほど慣れて、台車いっぱいの牧草もすっかり空になりました。

レンネット試験では、子どもたちが真剣に取り組み、目で見て、八千代牛乳のおいしさの秘密がよく分かったようです。

この試験は、牛乳中の水溶性カルシウムが子牛の胃袋から抽出した凝乳酵素「レンネット」と反応して牛乳が固まる性質を利用したもの。

「120~150度2~3秒」など高温滅菌法瞬間殺菌法(UHT)による牛乳では、加熱によりカゼインたんぱく質に含まれていたリン酸が外れ、水溶性カルシウムと強く結合してしまうため、レンネットを加えても固まりません。

一方で「八千代牛乳」のような高温短時間殺菌法(HTST)による牛乳や生乳中には、体に吸収されやすい水溶性カルシウムが残存しているため、レンネットと反応して固まります。

おいしいバーベキューの後は、ドキドキの乳搾り体験。教え方が上手なので皆さん成功し、子どもたちはもう一度やりたい!と列を作っていました。

島山牧場の皆さんの笑顔の輝きは、丹精込めて世話をしている努力の証。参加者からは「楽しかった! 」「おいしかった!」という喜びの声ばかりでした。もっと利用していきたいですね。