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食べ物博士の実験教室
子ども向け東都生協商品の実験教室に小学生21人が参加
熱心に食べ物博士の話を聞きます |
「たまごプリン」はお湯に溶けません |
まず、東都生協の「たまごプリン」(茨城乳業㈱)と他メーカーのプリン3種との試食・食べ比べ。メーカー名は全て伏せてありましたが、一口食べて「これ東都生協のプリンだ!」と鋭く指摘するお子さんも...。
次に、プリンがお湯に溶けるか溶けないかを予想。東都生協のたまごプリンはたまご、牛乳、砂糖のみ。他はそれ以外に、寒天やゼラチン、増粘多糖類、カラギーナンなどが使われているという説明は、低学年には難しかったようですが、プリンが予想通りの結果だった子たちは誇らしげでした。
さらに、溶けたプリンをカップに戻し、冷蔵庫で再び固まるかを予想する実験を行いました。固まるまでの間は「野菜の色素(アントシアニン)のpHによる変化実験」も実施。
これは、クエン酸と重曹の水溶液を筆に付けて画用紙に自分の名前を書いて乾かし、ブドウの皮の裏側をこすり付け、アルカリ性と酸性による色の変化を観察するという実験です。あらかじめ赤シソ液を塗った画用紙も用意し、先ほどの筆で描くと青とピンク色になることを利用して、お絵描きにもトライしました。
冷蔵庫のプリンの様子を確認した後は、ブルーベリー入りホットケーキの試食!
最後に食べ物博士から「皆さん、成績優秀です」という言葉をもらい、実験教室は終了しました。
医者いらずの暮らし方とTPP加盟後の医療について
TPPで医療が受ける影響について考えました
講師の色平哲郎医師 |
長野県民が長寿で高齢者医療費が最小の理由は、保健師などの減塩指導もあるが、仕事(中山間地での農業)があるとの誇りがあるから、というお話から、TPP参加後の医療はどうなるのかまで、多岐にわたる内容でした。
「医療費が安いのは、無償に近い形で患者を往診する医師がいるから実現できたこと。しかし、TPP参加後は...例えば外国の大資本が低額病院を設立し、競争相手の病院が壊滅してから医療費をつり上げ、虫垂炎手術に何百万円請求といったことも起こりうる」と警鐘も。
安易に医療に頼らない生き方と、TPPで医療が受ける影響について、深く考えさせられた講演会となりました。
作りたてのこんにゃくのおいしさに感動!
こんにゃくの産地・秩父の農業法人株式会社ふるさと両神でこんにゃく作りを体験
こんにゃくいもの畑 |
こんにゃくいもから |
秩父地方では、アルカリ質の豊富な土壌、恵まれた水質を生かして、県内の生産量の70%に当たるこんにゃくいもを生産。
こんにゃくいもは、冬は凍らないように掘り起こして貯蔵庫にしまい、春にそのいもを畑に戻す、という作業を3年繰り返し、3年目にやっと加工され製品になるそうです。品質、味が良いのもうなずけます。
当日はこんにゃくいもからこんにゃくを作り、試食。こんにゃく作り終了証が全員に授与されました。参加者はそのおいしさに驚き、また、色とりどりの70種ものこんにゃく商品の展示にも興味しんしんでした。日ごろ食卓に上り、体にも良いといわれるこんにゃく。
産地交流訪問では、目からうろこの新しい発見がありますよ!!
生産者の顔を見て思いに触れ、安全・安心を確信
(農)茨城県西産直センターでとうもろこし・枝豆・すいかの収穫体験
野菜・果物の収穫を体験 |
生産者との中身の濃い交流ができました |
とうもろこし、枝豆、すいかの収穫後、昼食は、新鮮な野菜づくしのメニュー。特ににがうりのかき揚げは絶品でした。
生産者との交流会では野菜の知識を学び、生産者の思いに触れることができ、生産者の顔が見えたことでより安心もできました。
「風評被害やTPP問題で日本の農業はかなり厳しい状況にあることを踏まえて、消費者として安全・安心な国産を選ぶ意識の向上に期待しています」というお話も聞き、とても中身の濃い産地交流訪問になりました。
帰りの荷物はかなり増えて重くなりましたが、参加者はみんな大満足でした。
私に似合う色はどんな色?
パーソナルカラーを見つけて、自分磨き
左が講師の高畠瑞季さん |
同じ色でも明るさの違いで |
印象を左右する一番の要素は色。肌の色や目の色が一人ひとり違うように、似合う色も人によって違うことをカラーチャートを使って学習しました。
その後は、自分に一番似合う色探し。「好きな色が必ずしも似合うとは限らない」「今まで気にもとめなかった色が似合った」と反応もさまざま。
同じ色でも明るさが少し違うだけで人に与える印象が大きく違う、と驚きの声も上がりました。
ティータイムはブロック委員お薦め商品の試食と、講師の丁寧なアドバイス...。参加者の顔が一段と輝いた時間でした。
未経験の色で冒険する楽しさに、おしゃれな人たちの喜びの声がいつまでも会場に響き渡った一日でした。
「安全・安心」を「聞こう・知ろう」学習会
「東都生協の物なら安心して買えると再確認できた」
東都生協商品を試食しながら交流 |
初めに商品部・野地浩和部長が東都生協の歴史や理念、「食の未来づくり運動」や安全・安心を確保するための仕組みを紹介。また、東都生協の畜産物・農産物などの商品は、いつ・どこで・誰が・どのように作っているのかが「商品ガイド(仕様書)」と「eBASE(商品情報データベース)」で明確なことを説明しました。
次に安全・品質管理部の職員が、安全な商品を作るための科学的な方法を解説。東都生協いちおし商品である「河内晩柑」「東都惣菜屋さん白和え」「高原朝摘みトマトジュース」について、そのおいしさだけではなく、商品ができるまでの過程や思いなどを語りました。
後半はグループに分かれてイチ押し商品の試食を行い、商品部の職員も加わって懇談。「お弁当用に冷凍のまま入れられる商品が欲しい」「魚の切り身は2切れが使いやすい」などさまざまな意見交換ができました。
参加者からは「お薦めの声を職員からじかに聞け、熱意が伝わった。愛情を持って商品を見守っているのがよく分かった」「東都生協の物なら安心して買えると再確認できた」など商品政策が理解された学習会になりました。
(農)埼玉産直センターで収穫体験!
土づくりからこだわった、安全・安心でおいしい野菜・果物作りにかける熱意を実感
いちごの収穫体験 |
昼食交流会の様子 |
いちごの収穫体験や、肥料センターとトマト選果場の見学、昼食交流などを通して、親子一緒に産地の学習・交流を行いました。さらに、当初予定にはなかった水菜と大根の収穫も! 子どももおとなも初めての体験を楽しみ、笑顔がこぼれていました。
いちごの収穫体験では、生育を観察しながら、生産者からおいしいいちごの見分け方を教えてもらって、新鮮ないちごを収穫&試食。夢中になって探す姿は、まるで宝石探しのよう。
また、「土づくり基金」を利用して建設された「肥料センター」の見学では、誇りを持って話す生産者の姿からは、良い農作物を作ることへの気概を感じ、トマトの選果場見学では丁寧に出荷準備をする姿に感心することしきりでした。
昼食では、みずみずしいきゅうりやミニトマトを食べながら10人の生産者と交流。
野菜づくりにこだわる生産者たちの実直な姿に触れた参加者は、「"おいしい野菜作りは肥料から"という言葉を、試食した野菜からも実感した。今後は産地の方のご苦労をかみしめながら、感謝して食べたい思う」「いちごが真っ赤で甘くておいしかった。宝石みたいに光っていた(子どもの感想)」など、(農)埼玉産直センターから出荷される野菜がさらに楽しみになったようです。
第10回「東都生協平和のつどい」を開催
みんなで平和について学び、考えました
2万羽の折り鶴をもとに制作された |
折り鶴を色分けして配列しました |
東友会・木場耕平さんによる被爆証言 |
東友会の皆さんに膝掛けを贈呈 |
贈呈したモチーフ編みの膝掛け |
会場も一緒に手話ダンスを体験 |
展示に見入る参加者 |
「平和のメッセージカード」に記入 |
今回の会場、府中グリーンプラザ |
被爆者の証言、組合員から寄せられた折り鶴で作った「2万羽の折り鶴タペストリー」、国連に提出する組合員からの「平和のメッセージカード」などの展示のほか、俳優で弁護士の本村健太郎さんの朗読劇&トーク、エンターテイメントグループHANDSIGN(ハンドサイン)による手話&目で楽しめるパフォーマンスを上演。約150人が参加しました。
庭野吉也専務理事が冒頭あいさつで「つどいをきっかけに、平和について皆で日常的に考えていきたい」と呼び掛けた後、東都生協がこの間取り組んできた平和活動の様子を紹介。
8月に実施した日本生協連と広島県生協連・長崎県生協連が主催する「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」への東都生協平和代表団の広島・長崎訪問の様子や、沖縄戦跡・基地巡り、長野県の松代大本営地下壕見学会など、組合員から寄せられた平和募金も活用した、子どもたちに平和な世界を引き継いでいくためのさまざまな活動が映像で紹介されました。
このあと、一般社団法人 東友会の木場(こば)耕平さんに、長崎での被爆体験をお話しいただきました。当時12歳の木場さんは、長崎郊外の山中で塹壕を掘る作業中に被爆。激しい閃光と大きな地響きに続き、長崎方面に大きな雲が上がるのを目撃しました。「しばらくすると昼なのに空が真っ暗になり、灰が降ってきた」と話します。
下山すると、長崎県庁はじめ一面が火の海に。負傷者を運ぶ"救援列車"の汽笛が絶えず、ぼろ切れをまとったような大勢の人が、足を引きずって歩く姿に恐怖を覚えたそうです。爆心地にあった自宅は、井戸を残してがれきの山に。木場さんはこの原爆で母と妹を失いました。
「今は平和が当たり前でも、"行ってきます"と家を出てからは、無事で帰れるかも分からない世の中だった」と当時を振り返ります。福島第一原発事故による放射能汚染という目に見えない恐怖にも触れ、非核三原則(核兵器をつくらず、持たず、持ち込ませず)を堅持し、核兵器廃絶を訴えていくことの重要性を強調しました。
被爆証言に続き、東都生協組合員から東友会の皆さまに膝掛けを贈呈。膝掛けは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会「ピースニットカフェ」の4人がつなぎ合わせて作りました。膝掛けを受け取った東友会・山本英典副会長からは「毎年、心のこもった編み物を、会員の皆さまにお渡しして喜ばれている。これ以上の被爆者を生まないように、核廃絶に向けた運動を続けているが、東都生協が同じ思いでつどいを開催していることを有り難く思う」との言葉をいただきました。
続いて、HANDSIGN(ハンドサイン)による「手話&目で楽しめるパフォーマンス」を上演。同グループのオリジナル楽曲・デフリンピック(聴覚障害者のオリンピック)応援ソング「DREAM STAGE」をはじめ、手話とストリートダンスを融合させたパフォーマンスを披露しました。HANDSIGNメンバーが手話ダンスについてレクチャーする場面では、会場の参加者も立ち上がって手話ダンスを体験しました。
休憩をはさみ、俳優で弁護士の本村健太郎さんの手話通訳で伝える朗読劇&トーク。俳優の右手愛美(うて まなみ)さんも出演し、大川悦生作「おかあさんの木」「火のなかの声」を朗読しました。
「おかあさんの木」は、母親が戦争に出征した息子たちのために植えた7本の桐の木のお話。「火のなかの声」は東京大空襲を題材にした物語。いずれも戦争の悲惨さを訴え、平和への願いを込めた作品です。心に響くお二人の語り口に、会場はしんと聞き入りました。
会場ロビーでは、折り鶴のタペストリーを展示。組合員一人一人から寄せられた折鶴を、100羽を1本として組み合わせ、2万羽の巨大なタペストリーに仕上げました。デザインは、東都生協設立40周年、三本杉マーク、手話でラブ&ピースを表現する手の形、平和を象徴する「虹」をあしらったもの。戦争体験を風化させることなく語り伝え、平和の尊さをみんなで考えるきっかけになれば、との願いが込められています。
このほか「第五福竜丸」や「原爆と人間」に関するパネルも展示。
参加者からは、「とっても心にひびく内容だった」「被爆者の方の生の声を聞くことができ、とても良い経験となった」「子どもたちに平和の大切さについて伝えていきたい」などの声が聞かれました。
参加者それぞれが平和の尊さ、命の大切さについて考えることができた一日となりました。
皆さまからの「書き損じはがき」が大きな力に!
家庭でできるボランティア・書き損じはがきなど回収キャンペーンのお礼と報告
社会福祉法人 きょうされんが運営する |
自立支援事業に活用 |
この取り組みは、家庭に眠っている書き損じはがきや商品券、切手(使用済み・未使用)、中古CDやDVD、ゲームソフトなど換金可能な不用品を回収し、換金するもの。生み出された資金は、アジア・アフリカなどで飢餓や貧困に直面する人々の自立支援事業や、障害者の就労支援施設の修繕費用に活用されます。いわば、一人ひとりの「家庭でできるボランティア」です。
組合員から寄せられた不用品は、飢餓のない世界を創ることを目指して活動する国際協力NGO「ハンガー・フリー・ワールド」にて仕分けされ、同団体、および東都生協などのリユースびんを使用した商品の洗びんなどを受託する社会福祉法人 きょうされんが運営する授産施設「リサイクル洗びんセンター」で換金され、それぞれが有効に活用されています。換金額、用途などの詳細については下表をご参照ください。
一人ひとりの善意が集まって、大きな支援となりました。皆さまのご協力に感謝申し上げます。
実施期間 |
2013年2月~5月31日 |
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取り組み方法 |
宅配利用の全組合員に回収用の専用封筒を配付、郵送にて回収 |
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取り組み結果 |
参加組合員数・・・・・・・・・2,686人 換金額合計・・・・・・・・・・・4,418,547円 |
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配分額と用途 |
【はがき】 |
【はがき以外】 |
★ ご協力ありがとうございました ★
2013年ピースアクション in ナガサキ
ピースアクション in ナガサキ 東都生協 ナガサキ平和代表団[2013年 8月7日(水)~ 9日(金)]報告
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」は、継承や核兵器のない世界への思いを共有する場として、日本生協連・広島県生協連・長崎県生協連が毎年開催。取り組みがスタートした1978年から、東都生協も毎年、代表を派遣し参加しています。
1日目は、当時13歳で爆心地より約2.5kmの自宅で被爆をされた体験を持つ方に、直接お話を伺いました。いつもと変わらない日常が一瞬にして街が破壊され、たくさんの人々が犠牲になった当時の様子を語られました。
淡々と語られる内容にリアリティがあり原爆の恐ろしさを感じました。その後、長崎原爆資料館見学を行い被爆の実相について学びました。
被爆者の証言 | 平和祈念像 |
平和公園の原爆落下中心地碑を出発して如己堂、永井隆記念館、浦上天主堂などを巡りました。
原爆落下中心地碑には当時の浦上天主堂の一部が移設されていて、原爆の爆風で台座部分がずれている様子や、レンガの色が変色をしている様子など原爆の威力のすざましさを感じました。当時のキリスト教徒の歴史や過酷な運命についても学びました。
まち歩き出発前には、原爆落下中心地碑に東都生協の組合員が平和の願いを込めて折った千羽鶴を平和代表団として手向けてきました。
午後からは、長崎市市民会館で日本生協連が主催する「虹のひろば」に参加しました。
今年は北は北海度から南は沖縄まで約600人の参加がありました。地元の長崎女子高等学校による「龍踊り」(じゃおどり)や長崎市長のあいさつ、長崎赤十字社長崎原爆病院長・朝長 万左男氏の「核兵器の非人道性」に関するオスロ会議に出席しての講演、地元劇団による音楽とお話などを見学しました。
長崎市長のあいさつの中で「核兵器はお互いの不信から生まれたもの、お互いに信頼関係を築けない限り核兵器はなくならない」「であれば、長崎から世界に信頼の輪を広げて生きたい。ピースフロムナガサキ、ノーモア原爆」という言葉が印象に残りました。
千羽鶴を手向ける | 組合員の平和への願いを込めた折鶴 |
東都生協平和代表団の子どもたち |
原爆の碑巡り |
3日間の旅が終わりました。長崎に実際に訪れ、被爆の実相に触れ、改めて平和について考えさせられました。
被爆者の方々は皆一様に「あのような悲惨なことが二度と起きないように、私たちは次世代の人に命ある限り伝えていきたい。それが使命だ」と語っていました。
「こうした思いを引き継ぎ、核兵器のない平和な未来を目指していくことが私たちの責任」と感じることができた企画でした。
全国の生協代表団が集まった虹のひろば | 虹のひろばであいさつする長崎市長 |
長崎平和祈念式典 | 長崎平和代表団参加者 |