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きょうされんとの交流会を開催しました
-みんなが集まって暖かな出会い-
東都生協はきょうされんとの交流会を2012年2月17日、ルネこだいらで開催しました。
交流の目的は、共同作業所の方々との交流を通して福祉政策の現状を知り理解を深めること、共同作業所商品の普及を進めることにあります。東都生協組合員30人、きょうされんから16人が参加しました。
各作業所の活動や事業の様子を紹介 | テーブルごとに商品のキャッチコピーを考えました |
みんなで考えた、それぞれの思いのこもったキャッチコピー。ツボを得たキャッチコピーに作業所職員から「これ欲しかったです―」との声もありました。
みんなの思いがこもったキャッチコピー |
参加した組合員からは、「作業所が自分たちの街にあることをもっと意識し、みんなで住みよい社会にしていくことが大切」との声がありました。"あったか"な気持ちになった交流会でした。
各作業所の商品。自信作です | きょうされん東京支部・黒澤さんは |
東都生協が取り組む「きょうされん第35次国会請願署名」はこちら
4年目の「田んぼの学校」スタートしました!
日本の米を守ろう!~耕作放棄地の再生と米づくり~
生産者
「消費者にはもっと米を食べてほしいなあ」「もっともっと、米のことを知ってもらいたいなぁ」「うちの田んぼ、もう何年も米を作ってないから荒れちゃってね。本当は米、作りたいんだよね」
東都生協の担当職員
「その田んぼ、整備すれば米作れるんですか?」
生産者
「もちろん。いい田んぼだったし、きれいにすれば、山の湧き水で米が作れると思うよ。荒れ田(あれた)が 美田になって、米作って食べたら、きっと、感動もンだよ」
こんな会話から2008年度、産直産地・(農)船橋農産物供給センターの協力を得て、同産地の千葉県印西市での「田んぼづくりから始める米づくり交流」が始まりました。
2年目からは、この企画を通して米作りを学んだ参加者が、「いずれ家族の米を自分たちで作れたらいいなぁ」という思いも込めて、企画名を「田んぼの学校」としました。20数年米作りを休んでいた休耕田を開墾し「みんなの再生田1号・2号」と参加者みんなで名付けた田んぼでの米作りは、4年目を迎えました。
2012年2月18日(土)は、通年での米作り作業の1回目として、田んぼの整備を行いました。東都生協からの参加者と(農)船橋農産物供給センターの声掛けによる参加者など21人で、「みんなの再生田1号」の穴掘りと「みんなの再生田2号」拡張のための草刈り作業を行いました。
※次回の田んぼの整備2回目は、3月3日(土)です。
(農)船橋農産物供給センター代表理事 | 現地は前日夜に降った雪が残り、 |
田んぼ所有者の菊地さん(中央)と | 「田んぼの学校」企画にインストラクター |
「みんなの再生田1号」。 | 「みんなの再生田2号」。 |
「1号田」井戸から「2号田」まで | 直径65mmのパイプを埋めるのに、 |
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穴掘り、無事終了! 昼食休憩です |
午後の作業開始。パイプを穴にセットして、 |
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パイプを埋める作業も無事に終了! |
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パイプを埋める作業と同時に、2号田拡張のために草刈り機で草を刈りました。草が寝てしまっていて、草刈り機ではとても刈りにくく悪戦苦闘でした。ここの整備はまだまだかかりそうです。 |
笈川智臣シェフを講師に招き調理実習
ごはんが際立つ和食料理を、プロの料理人と一緒に調理! 日頃の食材のおいしさにびっくり!
今回は、プロの料理人・笈川智臣(おいかわともおみ)シェフ[レストラン尾前XEX(ゼックス)]を招き、バランスが良く、ご飯の味を際立たせる料理を実習。ねらいは、東都生協の産直米の特徴を知り、産直米の利用促進につなげること、また食の未来づくりで進める食料自給率向上について、みんなで考えることにあります。
まず笈川智臣シェフから、東都生協の食材をメインに使用した和食をテーマに、ひなまつりにちなんだ「ばらちらし」と、米粉を使った「治部(じぶ)煮」の調理をデモンストレーション。その後、参加者で調理実習を行いました。
笈川シェフ自らテーブルを回り、食材の特徴だけでなく、彩りや味付けのあんばいなど、丁寧にアドバイス。
調理の後は、参加者全員で試食し、笈川シェフへの質問タイム。食材の特徴を、基礎から文化・伝統に到るまで説明していただきました。また、「おもてなしの心」や日ごろの悩みについても語っていただきました。
食材や調理器具への向き合い方、また笈川シェフの情熱や気さくで丁寧な対応に、参加者は大満足でした。日ごろ使い慣れている食材がこんなに?! みんなおいしさにもびっくり! 大満足の様子でした。
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笈川智臣シェフ | 食材の準備は完了 | 笈川シェフのデモンストレーション |
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今回は和食がテーマ | テーブルを回りアドバイス | 彩りや味付けなどレクチャー |
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できあがり! 記念撮影 | 「ばらちらし」「治部煮」 | 色鮮やか!「ばらちらし」 |
・和食を作るにあたって、知らないこともあったのでためになりました。
・塩のふり方や、鶏をお魚に替えたときのポイントを分かりやすく教えていただきました。参加して本当に良かった。「料理は組み合わせ」ということがよく分かりました。
・日本料理での「あんばい」について勉強になりました。さすがプロという感じで、盛り付けや細かい処理のし方が参考になりました。簡単でおいしいメニューをありがとうございます。家でも作れそうです。一度お店にも行ってみたい! etc.
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産直米の学習では、東都生協商品部担当を講師に、当日使用したJA佐久浅間(長野県)の産直米「長野コシヒカリ天日干し」や、東都生協の産直米の特徴や登録米について学習。
JA佐久浅間の産直米「長野コシヒカリ天日干し」は、秋の収穫時期に小さなコンバインで刈り取り、稲束にした後、はざかけ(天日干し)をして、約半月かけてゆっくり水分を抜き乾燥させます。
天日干しの米は、養分がじっくりと米に移り、うま味として蓄えられるためおいしいお米になるとされています。そのため、一般には米の味が落ちてくる夏の時期でも、天日干しの産直米はおいしく食べることができます。
当日調理した「ばらちらし」にも大変良く合い、参加者でおいしくいただきました。安定的にお届けしていくために、日頃の産直米の利用を呼び掛けました。
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商品部担当から産直米の特徴などを説明 |
テーマ活動交流会を開催しました !
「来て! 見て! 聞いて! 私たちの活動」
東都生協(コープ)では、組合員のつながりを大切にし、テーマや分野ごとにネットワークづくりを目指すための活動交流の場として、2012年1月25日、文京シビックセンター区民会議室A・Bにてテーマ活動交流会を開催しました。
グループやサークル、支部運営委員会、支部テーマ別委員会、ブロック委員会、専門委員会から58人が参加し、日々の活動の発表や展示を行い、「くらし」「平和」「環境」「福祉」「食と農」「子育て」「商品」に分かれ、活動報告や今後のつながりについて意見交流しました。
団体発表では8団体から、ドイツ生まれの竪琴「ライアー」の演奏、簡単服飾のリメイク、生ごみ堆肥化の方法や成果、平和の朗読の実演、社会保障・消費者問題をテーマにした活動、子どもの本の読み聞かせや環境についてなど、日頃の活動報告がありました。
展示コーナーには、7団体から写真やイラストや作品などのさまざまなものが飾られ、参加者とも交流を深めました。
グループ交流では、自己紹介の後団体発表や展示の感想を発表し合い、活動を広げるためや交流の場を作る工夫などで話し合い盛り上がりました。最後にグループごとに発表し会場全体で共有しました。
【参加】
グループ10団体、サークル2団体、支部テーマ別委員会7団体、支部運営委員会2団体、ブロック委員会2団体、専門委員会3団体 計26団体
消費者力講座を開催しました
「消費者力UP! あなたの常識・非常識」――賢い消費者になるために!
東都生協(コープ)組合員活動委員会では2011年度、消費生活全般の消費者力を高める連続講座を開催し、第8回消費者力検定を受検する目的で、検定試験前に3回、終了後1回の計4回の連続講座を開催しました。講座には延べ82人の参加がありました。検定試験は21人が受験しています。
第1回は、連続講座のガイダンスの後、自己紹介ゲーム・クイズを行い、衣生活、食生活、住生活、環境の基礎知識を学習しました。
第2回は契約・悪質契約サービスについて学び、グループワークで内容証明郵便を作成、葉書でクーリングオフを作成しました。
第3回では、ライフプランとファイナンシャルプランについて考え、金融商品、家計についても学びました。
第4回は、第8回消費者力検定結果、成績票、級認定証、解答解説を配付し、検定の振り返りをしました。消費者被害の現状の事例を共有し、悪質業者への対処方法として、必要ない物は明確に断ることを再認識しました。「断り方ゲーム」で断り方を学びました。
今後の啓発手法では、グループに分かれてゲームや紙芝居をしたり、新聞の記事を参考にしながら企画を立て、実際に企画書を作成し発表しました。
大事なポイントとして、新聞などの内容を見落とさないこと。リコール情報など見落としがち。気になる記事はファイリングしておく、インターネットで検索してみる、国民生活センターのメール登録をしておき、賢い消費者になること...と講師からアドバイスを受けました。
参加された方々が賢く生活していくため、消費生活に関する知識を幅広く学び、身近な地域での啓発活動や地域づくりにつなげていくことが期待されます。
日時・講師 |
会場 |
内容 |
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第1回 |
2011年9月28日(水) 広重 美希さん |
東京都消費生活総合センター17階 教室1・2 |
衣生活(クリーニングトラブル他)、食生活(食に関する安全と表示)、住生活(住生活の様々な契約)、環境(低炭素社会と環境ラベル) |
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第2回 |
2011年10月13日 (木) 飯村 久美さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
契約・悪質商法・サービス。グループワークで内容証明郵便について、ハガキでクーリングオフを作成 |
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第3回 |
2011年10月26日 (水) 下本 国子さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
生活経済(ライフプラン・金融商品・家計など) |
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第4回 |
2012年1月12日(木) 広重 美希さん |
東京都消費生活総合センター16階学習室A |
第8回消費者力検定の分析「東都生協の消費者力」、第8回消費者力検定の解説、消費者被害の現状、ワークショップで 「今後の活動の生かし方(さまざまな啓発手法について)、グループ発表 |
第1回目の講座 |
第1回講座 |
第2回講座 内容証明郵便 | 第4回講座 |
第4回講座 |
第4回講座 |
介護学習会を開催しました
認知症を知ろう! ~正しく知れば怖くない~
学習会の様子 |
当日は21人の参加者があり、体験の一部を忘れる老化による"ただの物忘れ"とそのこと全体を忘れる"病気"認知症との相違や、介護家族を疲弊させる周辺症状(徘徊、妄想、不潔行為など)をどのように乗り切るのか、などについて学びました。
また、参加者は認知症のスクリーニングテストのひとつであるHSD-Rテスト(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)を実際に体験し、ビデオを鑑賞して、認知症の人へのより適切な接し方も学びました。症状の背景には不安や喪失感があることを理解して接する、受容的な態度で肯定も否定もしない、感情は保たれているという認識を持って接する、など、介護する側が寛容なこころで接することが大切であるとのお話でした。
講演の流れには認知症テストの体験、ビデオ視聴が組み込まれ、最後まで集中して聴くことができたようです。その後の質疑応答も、活発に行われました。
参加者からは
「認知症になっても人としての感情はある。そのまま受け入れることがとても重要であることが理解できた」
「具体的な治療法や薬の話が聞けて良かった」
――などの感想がありました。
くらし委員会では介護学習会第3弾として、2月28日(火)、文京シビックセンター地下2階研修室A・Bにて、「どう選ぶ? 介護施設 ~公的施設と有料老人ホーム~」を開催します。詳細は、組合員活動情報紙「ワォ」第168号をご覧ください。
東都生協 東京平和めぐりを開催しました
身近な地域で平和の大切さを知りました
「第五福竜丸展示館」では |
「東京大空襲・戦災資料センター」 |
今回は、水爆実験の被害を受けたマグロ漁船「第五福竜丸」と、推定10万人もの尊い命が失われた東京大空襲のそれぞれの惨状を知り、実相を学ぶこと、親子で平和について考える機会とすることを目的に、「第五福竜丸展示館」と「東京大空襲・戦災資料センター」をマイクロバスで回りました。当日は、高校生1人、小学生2人を含む16人が参加しました。
「第五福竜丸展示館」では、学芸員の市田真理さんに、1954年3月1日にビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けた第五福竜丸の展示に至るまでの経緯や、水爆実験による被害、また、福島第一原発事故の放射能被害などについてのお話を伺いました。市田さんは、核実験による影響が50年以上経った今もあることなど、核の脅威について説明されました。その後、館内の展示や展示館前広場の久保山愛吉記念碑、第五福竜丸のエンジンなどを見学しました。
「東京大空襲・戦災資料センター」では、1945年3月10日の東京大空襲に関するアメリカ軍が記録していた映像や当該者のインタビューなどが収められたNHKのVTRを鑑賞した後、学芸員の二瓶治代さんに、8歳で空襲に遭われたご自身の体験談を伺いました。当時の凄まじい状況をお聞きし、犠牲になった命を無駄にしないためにも、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないと強く思いました。その後、写真や地図をはじめ、防空頭巾や防毒マスク、溶けたガラス杯、焼夷弾などの展示資料を、説明を受けながら見学しました。
参加者からは
「第五福竜丸展示館の学芸員の方に詳しく説明を聞き、あらためて放射能の恐ろしさを感じ、怖いと思いました」
「東京大空襲・戦災資料センターでのガイドの方のお話はとても衝撃的で、こんな悲惨なことが実際にあったのだと身につまされる思いでした」
「平和を維持することの難しさを学べたように思う」
「平和について考えることはいつの時も必要。こんな近いところで学べるのはとても良いこと」
――などの感想がありました。
自分たちが暮らしている身近な地域で、至近なところから平和を考えていくことの大切さを知る企画となりました。
「福島で起こった原発事故を考える」学習会を開催
福島第1原子力発電所事故に見る「犠牲の構造」
「この国の犠牲のシステムは、 |
本年3月11日の東日本大震災に伴って発生した福島第1原子力発電所事故の実相を探りながら、まだ収束も見えない原子力発電所(以下、原発という。)をどのように認識していけばいいのか、原発を今後どうしたらいいのか、一人ひとりが考える手がかりの一つとすることが目的です。当日は組合員51人が参加しました。
高橋氏は「原発は犠牲の上に成り立っているシステムで、今回の福島第一原発事故でそれがより明確になった」と指摘。
「犠牲のシステム」では、「ある者たち」の利益が「他の者たち」の生活、生命、健康、日常、財産、尊厳、希望などを犠牲にして生み出され、維持されます。
今回の事故で具体的に見ると、
・中央と地方という構造的な差別による犠牲
・原発に関わる労働者の被ばくの犠牲
・ウラン採掘・精製の過程での被ばくの犠牲
・放射性廃棄物処理での犠牲
――の4重の犠牲が生じていると解説しました。
また高橋氏は、国家が特定の人たちに犠牲を強いることで利益を得るという犠牲の構造を、歴史的に見る重要性も指摘。戦前の戦争が「神風神話」によって、戦後の原子力発電が「安全神話」によって、それぞれ国策として推進されてきた事実に目を向けます。
戦時中に国体維持のため、また戦後も日米安保のための捨石として、米軍基地を押し付けられてきた沖縄の歴史を振り返るとき、今は福島が捨石とされている、と強調。原発推進論者の論拠の一つに「潜在的な核抑止力として機能している原発を排除すべきではない」との考えもあることを指摘します。
そして、原発については、推進した人だけでなく、反対したけれども止められなかった人や無関心だった人にも、それぞれにおいて責任を自覚すべきと述べ、最後に、問題は誰が犠牲になるかということではなく、犠牲のシステムそのものをやめることが肝心であると結びました。
参加者からは
「原発が、政治的、経済的な国の思惑から成り立っていることをあらためて考えさせられました」
「事故の場合や処理の方法が分かっていないのに、原発を進めていることが一番問題と思います」
「沖縄、福島、基地と原発。戦前・戦中と、変わらない日本の体質がよく分かりました。私たち一人ひとりが犠牲を強いていることを認識して、少しずつできることから行動していくことが必要と思いました」などの感想が寄せられました。
丁寧なお話で、非常に内容が濃く、今回の福島第1原発事故について考える手掛かりを、いくつも頂いた学習会となりました。
2011年6月のNO₂測定結果
東都生協組合員による空気中の二酸化窒素(NO₂)測定活動の報告
地図をクリックすると拡大画面が開きます |
2011年6月の測定結果は以下の通りです。
■測定日時:2011年6月2日(木)午後6時~2010年6月3日(金)午後6時
■配付カプセル数288個 回収カプセル数254個 有効カプセル数214個(回収率88.2%)
次回の測定は2011年12月1日に実施します。
人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。
東都生協は、組合員が身近な所の空気の汚れを実際に測って確かめ、きれいな空気を取り戻すにはどうすれば良いかを考えていただくことなどを目的に、1988年から二酸化窒素(NO₂)測定活動を実施しています。
測定結果は「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供。同連絡会では、生協の他さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定活動の積み重ねが、こうした大きな運動を支えています。
宮城県表浜(牡鹿半島)で6回目の炊き出し支援
東日本大震災で被災した産直産地・メーカーへの復興支援活動
今回の炊き出しスタッフ、 |
野菜の詰め合わせ作業 |
お肉、産直たまごなど生鮮品もセット |
産地の方が米を次々と炊きあげます |
心を込めてお弁当を詰めました |
産地・メーカーの皆さんも一緒に作業 |
寒風吹きすさぶ中、長い列が |
順番待ちの方々に温かい |
今回の炊き出しメニューは |
野菜や生鮮品のセットを手渡し |
「もーもーティシュ」も |
備長炭で焼きあげた、 |
ほど近い石巻漁港も |
㈱マルダイ長沼の事務所。 |
東都生協(コープ)は2011年11月16日、宮城県漁協・表浜支所の事務所がある石巻市小渕浜地区で6回目の炊き出し交流を実施しました。
同地区に位置する産直産地、宮城県漁協・表浜支所と㈱マルダイ長沼は、今回の東日本大震災で甚大な被害を受けました。東都生協では、現地からの要望を踏まえ、6月から表浜の被災者に「元気」を届ける交流(炊き出し、支援物資提供)を実施しています。
◇ 弁当や生鮮品など約500食分を配付 ◇
今回は東都生協役職員と、取引先の産直団体、㈱コープミート千葉、(有)匝瑳ジーピーセンター、㈱加工連、JAみどりのから総勢約30人が参加。炊き出し場所は小渕浜地区のコンビニエンスストア駐車場に設置しました。
仙台に前泊した支援チームは、午前9時に会場に到着。気温1度と今年一番の冷え込みで、強風でテントや机が倒れそうになる中、取引先のチームと合流し、準備を始めます。現地の㈱マルダイ長沼や宮城県漁協の皆さんも手伝いに加わっていただきました。
今回は、炊きたてご飯のお弁当(豚肉しょうが焼き丼とサラダ)、生鮮品セット(産直たまご、豆腐、パックご飯、しょうがみそ漬け)、野菜セット約500食を用意。備長炭でその場で焼きあげたあじの干物のほか、日用品ではもーもーティシュ5箱パックも用意しました。
「炊き出し」案内は、現地の担当の方が当日朝8時、がれき撤去作業の際に声がけを行ったそうですが、配付予定時刻の30分前には長い列ができました。予定を30分繰り上げて午前11時に配付を開始し、正午前には用意した弁当、物資を全てお渡しし、終了しました。
なお、今回の炊き出し、支援物資提供でも組合員の皆さまからお預かりした東日本大震災支援募金を活用させていただき、皆さまの想いを現地にお届けしました。
東都生協では引き続き、東京に住む東都生協組合員と産地・メーカーの思いを一つに、被災地と被災産地・メーカーの復興に向けた支援活動に取り組んでまいります。