4年目の「田んぼの学校」田んぼの整備 2回目を実施しました!
日本の米を守ろう!~耕作放棄地の再生と米作り~
2012.03.20
カテゴリ 食と農
東都生協は2012年3月3日、(農)船橋農産物供給センターの協力の下、2回目となる「田んぼの学校」(千葉県印西市)を開催。田んぼの整備作業を東都生協組合員など総勢22人で行いました。
4年目となる今回は、前回に引き続き、「みんなの再生田2号」の拡張のための除草作業と田んぼ周りの水路の泥を取り除く作業、「みんなの再生田1号」を耕運機を使って耕す作業を行いました。
この企画は、後継者不足や米の低価格などで毎年、荒れた休耕田が増えている状況を消費者に知っていただき、これからの食と農について考えていただくこと、米を利用することが農業支援になるということを理解していただくことを目的に、2009年から始まりました。
当日はひな祭り。天気は良かったのですが、まだまだ風も冷たい中、みんなで頑張りました。
次回の田んぼの整備3回目は、3月24日を予定しています。2月18日の田んぼ整備1回目の様子はこちらをご覧ください。
今日の作業の説明です。今日は強力助っ人の参加がありました。
↓↓↓4月から(農)船橋農産物供給センターの職員として働く佐瀬さんです(右写真の右側)。↓↓↓
↓↓↓「みんなの再生田2号」周りの水路の泥を取り除く作業↓↓↓
なぜ、この作業をするのでしょう?
⇒2号田の周りの水路の高さが落ち葉や泥の堆積により2号田よりも高くなってしまい、2号田の水が周りの水路に抜けず逆流。湿地帯のようになっていました。水路の泥を取り除き、2号田より低くすることで2号田から水を抜くためです。
↓↓↓"みんなの再生田2号" 拡張のための除草作業の様子↓↓↓
まだまだかかりそう...です。
↓↓↓昨年はざ掛けで使用した竹も傷んでいるものは処分しました↓↓↓
↓↓↓時間切れで全部はできませんでしたが、「みんなの再生田1号」を耕運機で耕しました↓↓↓
↓↓↓今回出会った生き物たち↓↓↓
カエルの卵がたくさん見られました(次回来るときにはオタマジャクシになっているでしょうか)。
そしてなんと...水路の泥を取る作業中に、泥の中からカメが出てきました~(冬眠中?)。
この「田んぼの学校」には、(農)船橋農産物供給センターからの協力者としてビオトープ管理士の方も参加しているので聞いてみました。以下、コメントです。
「カメの種類は、クサガメで間違いないと思います。顔の黄色い線模様と甲羅の中央、左および右の三本の隆起が特徴です。大きいものでは甲長25cmくらいにまでに成長します。また、触ると臭い匂いを出すことが、名前の由来ともいわれています。
ビオトープとしての観点からは、クサガメは池、沼、川などを生息地としている日本の固有種です。したがって、その個体を誰かがその場所に持ち込んだ可能性も否定できませんが、現地・印西市の田んぼ周辺を生息地にしていたとしても不思議ではありません。
カメの世界では、今や日本中の池や沼を外来種で北米原産のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が生息域を拡大しており、在来生物へさまざまな影響を及ぼしていると考えられています。
今回発見した個体が日本の固有種であったことは、印西市の田んぼ周辺がカメとしてはまだ外来種に席巻されていない貴重な場所である可能性を示しています。ミシシッピアカミミガメがそこに存在していないことを期待します。
カエルの卵は、昨年、成体を確認しており、これはニホンアカガエルの卵と思われます。ニホンアカガエルは、生息地が減少しており、この田んぼは、貴重な生息地の一つとなっています。
この企画の最初の年に掘った井戸で、田んぼに水を供給するほどの水量がなかったため、現在は手動のポンプを取り付けて手足洗いとして使用しています。
4年目となる今回は、前回に引き続き、「みんなの再生田2号」の拡張のための除草作業と田んぼ周りの水路の泥を取り除く作業、「みんなの再生田1号」を耕運機を使って耕す作業を行いました。
この企画は、後継者不足や米の低価格などで毎年、荒れた休耕田が増えている状況を消費者に知っていただき、これからの食と農について考えていただくこと、米を利用することが農業支援になるということを理解していただくことを目的に、2009年から始まりました。
当日はひな祭り。天気は良かったのですが、まだまだ風も冷たい中、みんなで頑張りました。
次回の田んぼの整備3回目は、3月24日を予定しています。2月18日の田んぼ整備1回目の様子はこちらをご覧ください。
今日の作業の説明です。今日は強力助っ人の参加がありました。
↓↓↓4月から(農)船橋農産物供給センターの職員として働く佐瀬さんです(右写真の右側)。↓↓↓
なぜ、この作業をするのでしょう?
⇒2号田の周りの水路の高さが落ち葉や泥の堆積により2号田よりも高くなってしまい、2号田の水が周りの水路に抜けず逆流。湿地帯のようになっていました。水路の泥を取り除き、2号田より低くすることで2号田から水を抜くためです。
まだまだかかりそう...です。
そしてなんと...水路の泥を取る作業中に、泥の中からカメが出てきました~(冬眠中?)。
この「田んぼの学校」には、(農)船橋農産物供給センターからの協力者としてビオトープ管理士の方も参加しているので聞いてみました。以下、コメントです。
「カメの種類は、クサガメで間違いないと思います。顔の黄色い線模様と甲羅の中央、左および右の三本の隆起が特徴です。大きいものでは甲長25cmくらいにまでに成長します。また、触ると臭い匂いを出すことが、名前の由来ともいわれています。
ビオトープとしての観点からは、クサガメは池、沼、川などを生息地としている日本の固有種です。したがって、その個体を誰かがその場所に持ち込んだ可能性も否定できませんが、現地・印西市の田んぼ周辺を生息地にしていたとしても不思議ではありません。
カメの世界では、今や日本中の池や沼を外来種で北米原産のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が生息域を拡大しており、在来生物へさまざまな影響を及ぼしていると考えられています。
今回発見した個体が日本の固有種であったことは、印西市の田んぼ周辺がカメとしてはまだ外来種に席巻されていない貴重な場所である可能性を示しています。ミシシッピアカミミガメがそこに存在していないことを期待します。
カエルの卵は、昨年、成体を確認しており、これはニホンアカガエルの卵と思われます。ニホンアカガエルは、生息地が減少しており、この田んぼは、貴重な生息地の一つとなっています。
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