- 食と農をつなげていく実践活動に取り組んでいます。
- 食の安全と食料自給率を高める取り組みをすすめます。
お米を守ろう!~耕作放棄地の再生とお米づくり~
お米を守ろう!~耕作放棄地の再生とお米づくり~
4年目の「田んぼの学校」田んぼの整備 2回目
3月3日(土)田んぼの整備2回目を総勢22人で行いました。今回は、前回に引き続き“みんなの再生田2号”の拡張のための除草作業と“みんなの再生田2号”の周りの水路の泥を取る作業と“みんなの再生田1号”を耕運機で耕す作業を行いました。
今日はひな祭り。天気はよかったですがまだまだ風も冷たい中、みんなでがんばりました。
※次回の田んぼの整備3回目は、3月24日(土)です。
※2月18日(土)田んぼ整備1回目の様子はこちらをご覧ください。
◎この企画に興味がある方・参加したい方は、東都生協 事務局 伊藤kouryu@tohto.coopまでご連絡ください。
今日の作業の説明です。今日は強力助っ人の参加がありました。
↓↓↓4月から(農)船橋農産物供給センターの職員として働く佐瀬さんです(右写真の右側)。↓↓↓
↓↓↓“みんなの再生田2号”の周りの水路の泥を取る作業の様子↓↓↓
なぜ?この作業?
⇒2号田の周りの水路の高さが落ち葉や泥の堆積により2号田よりも高くなってしまい、2号田の水が周りの水路に抜けず(逆流してしまい)、2号田は湿地帯のようになっていました。水路の泥を取り2号田より低くすることで2号田から水を抜くためです。
そしてなんと…水路の泥を取る作業中に、泥の中からカメが出てきました~(冬眠中?)。
この「田んぼの学校」には、(農)船橋農産物供給センターからの協力者としてビオトープ管理士の方も参加しているので聞いてみました。以下、コメントです。
カメの種類名 : 「クサガメ」で間違いないと思います。顔の黄色い線模様と甲羅の中央、左および右の三本の隆起が特徴です。大きいものでは25cmくらいにまでなるようですが。また、触ると臭い匂いを 出すことが名の由来とも言われています。
ビオトープとしての観点から : クサガメは池、沼、川などを生息地としている日本の固有種です。したがって、その個体を誰かがその場所に持ち込んだ可能性も否定できませんが、印西の田んぼ周辺を生息地にしていたとしても不思議ではありません。
カメの世界では、今や日本中の池や沼を外来種であるミシシッピーアカミミガメ(俗に言うミドリガメ)が席巻しており、在来生物へ様々な影響を及ぼしていると考えられていますので、今回発見した個体が日本の固有種であったことは、印西の田んぼ周辺がカメとしてはまだ外来種で犯されていない貴重な場所である可能性を示しています。ミシシッピーアカミミガメがそこに存在していないことを期待します。
カエルの卵 : 昨年、成体を確認しているため、これはニホンアカガエルの卵と思われます。ニホンアカガエルは、生息地が減少しており、この田んぼは、貴重な生息地の一つとなっています。
|
この企画の最初の年に掘った井戸で、田んぼに水を供給するほどの水量がなかったため、現在は手動のポンプを取り付けて手足洗いとして使用しています。