
【ほっとはんど】のことを、もっと組合員みんなに知ってほしい
【ほっとはんど】で、産後支援をしたいと語る高橋さん |
あなたは【ほっとはんど】を知っていますか? どんな活動をしているかわかりますか? 『いまでも【ほっとはんど】って何ですか? と聞かれることが多くて残念』と高橋さん。
東都生協くらしの助け合いの会【ほっとはんど】は、組合員同士の助け合いとして、1999年に設立された家事援助を行う有償ボランティアの会。例えば体調がよくないのでしばらく家事を手伝ってほしいとか、二人目の子どもが生まれるので少しの間、上の子の幼稚園のお迎えをしてほしいといった声に応えています。
コーディネーターとしての高橋さんの役割は、援助の依頼を受けたときに、援助を受ける会員(以下、受ける会員)と、援助をする会員(以下、する会員)の間をつなぐこと。『援助の依頼があったらお宅に伺って、どんなことをしてほしいかを具体的に聞きます。その上で、条件に合うする会員を探して、いっしょに訪問して覚書を交わして、援助活動が始まる。基本的にはここまでがコーディネーターの仕事』だといいます。『ただ、受ける会員とする会員の合う・合わないも時にはあって…』、合わないときや条件が変わったとき、長期間続けているときなどは再コーディネートするのだとか。『自分のコーディネートがうまくいって、する会員にも受ける会員にも喜んでもらえた時がいちばんうれしいですね』と高橋さんは話していました。
昔から子どもが大好き。保育支援がしたいと思って7年前に登録
高橋さんはもともと子どもが大好き。学生時代には保育士になりたいと思ったといいます。しかし『カラダが弱かったので、保育士は無理と思い直して諦めた』のだとか。そんな高橋さんが【ほっとはんど】に登録したのは、福祉委員をしているときに同じ委員の人に誘われたから。『保育支援がしたかったんです。でも最初に「お掃除をしてもらえませんか」と依頼があって「いいですよ」って答えたら、それから家事援助ばかりになっちゃって』、保育支援の機会がないと苦笑していました。
そんなこともあり、高橋さんは5年ほど前から地域の子育て支援NPOにも登録して、子どもの一時保育や送り迎えなどの有償ボランティア活動を行っているそうです。『私は子どもは自分で育てなきゃ ! と思って子育てした世代。あまり手伝ってもらえなかったから、手伝ってあげたら助かるだろうな』と思ったからだとか。実際、わずかな時間でも子どもを預けて趣味や息抜きの時間が持てると『若いお母さんはとても喜ぶ』といいます。その一方で、『お母さん、自分で見てあげて』と感じるときもあり、子育てはお母さんの手でと思う気持ちと、保育をしてあげたい気持ちと、自分の中に矛盾を感じることもあると話していました。子どもを主体に、どう子育てをし、どう支援する(あるいは受ける)か。これは支援する人と受ける人の双方で考えなくてはいけない点なのでしょう。
|
|
こんなことで『ありがとう』と言われ、お金までもらっていいのかなと最初は思いました
これからの【ほっとはんど】について聞くと『もっと、する会員が増えてほしい』と間髪を入れずに答えが返ってきました。現状、する会員は受ける会員の約半分しかおらず、『する会員のいない地域では、依頼があっても断るしかない』のだといいます。『介護保険も厳しくなりましたよね。だから介護保険でできないところを補えるようにもしたい』と話していました。高橋さん自身の今後としては『普通のする会員として産後支援をしたい』と、やはり保育支援に力を入れたい意向でした。本当に、子どもがお好きなんですね。
お手伝いしたいと思っても、特に家事や保育の資格があるわけではないし、他人のお宅で援助するということで、する会員になるのを躊躇する人もいるのでは? と聞いてみると『私も活動前は不安でした』と高橋さん。『でも実際に活動して、毎日家でやっているお掃除と同じじゃないって思って。こんなことで「ありがとう」と言ってもらえてお金までもらっていいのかなとも思いましたけど、それで心がなごんで、お互いによければすごくいいと思いました』。
また『家事が苦手でもいいんです。家事が苦手でもお料理なら得意よ、っていう場合もあるでしょ? 実際にお料理だけで登録している会員もいます。自分のやれるところで支援すればいいんです』と話します。敷居が高そうに見えても、やってみれば自分のやれることで、自分を活かせる、そのうえ大変な人を助けられる。【ほっとはんど】はそういう会なのだと感じました。あなたも自分を活かしながら、人のお手伝いをする活動に参加しませんか。実りは小さくはないようです。

|
受ける会員やする会員から日々寄せられる問い合わせなどを検討する「ほっとはんどコーディネーター会議」のみなさん。
コーディネーターの一人は、『「ほっとはんどに依頼してよかった」と言われた時は、私たちの活動は、ささやかだけれど役に立っているのだなと、本当にうれしかった』といいます。
また、代表幹事の安西幸子さんは、「ほっとはんどは、ご近所の助け合いをめざしている。身近なところで、だれにでもできる活動だからこその良さを大切に、これからも活動を広げていきたい」と抱負を語ります。
会のしくみ |
会員の種類 |
|---|---|
会員として登録した組合員同士が、助け合う活動です。
|
・援助する会員 |
活動内容 |
|
食事づくりや掃除、買い物、話し相手や産前産後のお手伝い、保育など |
|
謝礼 |
活動時間 |
1時間 750円(うち50円は事務費)と交通費実費 |
月曜日〜金曜日の午前9時〜午後5時まで |















