みんなの活動:これまでの活動報告

平和

第19回東都生協平和のつどい

>主催:共同購入事業部 組合員活動推進グループ 平和のつどい実行委員会

2023.11.14

「第19回 東都生協平和のつどい 響け 今こそ 平和の願い」を開催しました。


東都生協では、次世代に歴史の事実と平和の大切さを伝えていくため、平和について学び、交流する機会として「平和のつどい」を開催しています。

19回目を迎える今年は「響け 今こそ 平和の願い」をテーマに9月16日、足立区北千住の東京芸術センター21階「天空劇場」で開催しました。

ステージでは今年行われたピースアクション参加者の報告、東京被爆二世の会おりづるの子によるお話、東友会の方々へのひざ掛けの贈呈、ゴスペル演奏を上演しました。ロビーでは「原爆と人間」のパネル、平和への願いを込めたメッセージを集めた「平和の願いの樹」、折り鶴などの展示や「戦争ほうき(放棄)」キットの配布を行い、組合員など約210人が参加しました。



はじめに東都生協の平和活動を紹介

パワフルなゴスペルの歌声で幕を開けた平和のつどい。平和募金を活用して行われているピースアクションinオキナワ参加者、ピースアクションinヒロシマ参加者が報告を行いました。







東京被爆二世の会 おりづるの子 澤原義明さんのお話
澤原さんには被爆されたお母様の足跡や思いを写真や手記などをプロジェクターに投影しながらお話いただきました。直接お話を聞く、貴重な機会となりました。淡々と話される澤原さんのお言葉に会場がひとつになって、聞き入りました。













一般社団法人東友会の皆様へひざ掛けを贈呈
被爆証言に続き、東都生協組合員から(一社)東友会の皆さまに膝掛けを贈呈しました。この膝掛けは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会(ピースニットカフェ)・サークル(パッチワーク三本杉)のメンバーや地域委員会やブロック委員会などの企画でつなぎ合わせて作ったものです。





西村あきこさんとAko's Familyによるゴスペルコンサート
ニューヨークで活動される西村あきこさんとAko's Familyは力強い歌声で全7曲を披露。会場では一緒に歌ったり、手拍子をする姿が見られました。会場全体歌声の持つパワーに魅了されました。






ロビー展示コーナー
会場ロビーでは、「原爆と人間」パネル、組合員が毛糸で編んだ膝掛け、平和へのメッセージを集めた「平和の願いの樹」、折り鶴、戦争体験&平和募金企画参加者感想文、ミニ学習資料などが展示されました。また、自宅で簡単につくれる「戦争ほうき(放棄)」キットも配りました。




〈参加者の感想〉

・2世の方のお話を聞いて涙が止まりませんでした。いつまでも次の世代に語り継ぎ、戦争のない世の中にしていきたいと願って
います。

・戦後78年経ち、平和の大切さを皆忘れつつあります。これからも平和が大事だということを伝え続けてください。

・ゴスペルの素晴らしい歌声に元気をもらいました。また聞きたいです!

平和を伝えていくために、忘れてはいけない現実を、私たち一人ひとりが伝えていくことの大切さを実感した一日となりました。
これからも東都生協は平和活動に取り組んでまいります。

*なお「東都生協 平和のつどい」は組合員から寄せられた平和募金を活用して実施しています。

2023.11.06
平和のメッセージカード

  ※画像クリックで拡大表示されます(JPEG)

東都生協発「100万人のピースベル」は、国際平和デーの9月21日に鐘を鳴らし、身近な人と平和について語り合おうという取り組みです。

「国際平和デー」は、2002年に国連が定めた平和の記念日です。毎年9月21日を世界の停戦と非暴力の日として、全ての国と人々に、この日一日は敵対行為を停止するように働き掛けています。
参加者22名より、平和への思いを寄せていただきました。

    その一部をご紹介します。
  • 子どもたちの笑い声が、ピースベルのようにたくさん響きますように♪
  • この地球上に戦争がなくなります様に、二度と戦争はしないで下さい。5才の時 戦争経験者です。小学校は焼かれて入学式は近くの神社でした。
  • 暴力行為は不幸しか生み出しません。日本も過去の世界大戦で何百万人もの尊い命が失われました。戦争が愚かであり、いかに平和が大切であるかを忘れないため、私は毎年原爆の日8/6,8/9、終戦記念日8/15に黙とうをしています。そして9/21「国際平和デー」午後7時、ベルを鳴らし、平和を願い家族と語り合うことで、次世代にも平和の大切さをつなげたいと考えています。
  • 軍靴にて、ひまわりの花、踏まないで。
  • 平和も、つくれる。

平和を願って!ハンドベル演奏と「平和の鐘」

第7地域委員会にて国際基督教大学ハンドベル部(ICU Bell Peppers)の演奏会&国連に「平和の鐘」を贈った中川千代治さんのお話の朗読会

2023.03.06
「Bell Pepper」=ピーマンです(o^―^o)

「Bell Pepper」=ピーマンです(o^―^o)

♪爽やかな演奏に心が洗われ、癒やされました♪ とてもステキで涙が出ました♪ 多彩な奏法の説明も興味深かった♪ ブラボー!

♪爽やかな演奏に心が洗われ、癒やされました♪ とてもステキで涙が出ました♪ 多彩な奏法の説明も興味深かった♪ ブラボー!

第7地域委員会は2022年12月17日、「平和を願って! ハンドベル演奏と『平和の鐘』」を開催しました。

世界中で親しまれている「It's a Small World(小さな世界)」から始まったハンドベル演奏。澄んだ音色が響きます。

演奏は、国際基督教大学ハンドベル部「ICU Bell Peppers」の皆さん。目の前で繰り広げられる機敏なベルさばき、絶妙な連携で紡がれる美しいメロディに魅了されました。

後半は、ニューヨークの国際連合本部に「平和の鐘」を寄贈した中川千代治さん(元宇和島市長)のお話を朗読。「鐘の音」をテーマに、平和への思いを新たにしたいと企画しました。ただ一つの小さな世界の平和を願って。


「ウクライナ緊急募金」へのご協力ありがとうございました(最終報告)

募金総額2,474万6千円は、国連WFP協会を通じてウクライナの方々への食料支援に活用されます

2023.01.26
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食料引換券で入手したヨーグルトを手にする子どもたち
©WFP/Antoine Vallas

東都生協が2022年3月から取り組んできた特定非営利活動法人 国際連合世界食糧計画WFP協会(国連WFP協会)「ウクライナ緊急募金」には、組合員の皆さまから総額2,474万6千円もの募金が集まりました。ご協力ありがとうございました。

第1次分1,600万円(昨年6月に贈呈済み)に続き、2023年1月5日に874万6千円を国連WFP協会に送金しました。


【募金使途】
お預かりした募金は、国連WFP協会を通じ、ウクライナ国内、また近隣諸国へ避難している方々への食料支援に活用されます。


《国連WFP協会からのメッセージ》

12月は通常であればイルミネーションで飾られる年末のお祝いムードの月だったでしょう。しかし残念ながら、ウクライナではエネルギー危機が国全体を覆い、街は寒く、暗く、人々は二重の戦いを強いられています。そのような中、届けられる支援は、ウクライナの方々にとって希望の源となっています。皆さまからの温かいご支援に感謝申し上げるとともに、どうか引き続き皆さまのお気持ち、そしてご支援をお寄せいただけますと幸いです。

平和を考える「浅川地下壕の見学会」を開催

東都生協 第6地域委員会・平和募金企画

2022.11.07

1999年、隠されていたたくさんのダイナマイトが発見され、自衛隊が撤去するための足場がここに組まれた

1999年、隠されていたたくさんの
ダイナマイトが発見され、
自衛隊が撤去するための足場
がここに組まれた

2022年8月7日、第6地域委員会は平和募金企画として、浅川地下壕の見学会を開催。

浅川地下壕(八王子市)は、第2次世界大戦下に高尾駅(旧浅川駅)西南側の山稜に陸軍の倉庫として掘られ(総延長10km)、終戦間際には軍用機エンジンを製造するために使われました。

講師の浅川地下壕を守る会•中田均さんの説明を聞きながら、高尾駅から現地へ。地下壕内は岩肌がむき出しで足元は真っ暗なため、懐中電灯で照らし、ヘルメット着用で見学。

ダイナマイトを詰める穴•トロッコの枕木など当時の面影が残り、「高尾にこんな施設があったとは」「この地下壕のことを広めたい」という感想も。

同守る会は月1回見学会を開催、近隣の高校生たちも浅川地下壕を保存し伝える活動を始めているそう。戦跡を守り、平和を伝えていく必要があると、改めて考える機会となりました。

ウクライナの方に聞く ―ロシアによる侵攻―

東都生協 第3地域委員会・平和募金企画

2022.11.07

「日本ウクライナ文化協会」副理事長のナターリヤさん。両国の文化交流や避難民の受け入れなどの活動を続ける

「日本ウクライナ文化協会」副理事長の
ナターリヤさん。両国の文化交流や
避難民の受け入れなどの活動を続ける

「母国にとどまる家族や友人と毎日連絡を取っています」と語るアンジェリカさん

「母国にとどまる家族や友人と
毎日連絡を取っています」
と語るアンジェリカさん

第3地域委員会は2022年8月25日、同年2月に始まるロシアによるウクライナ侵攻について、ウクライナの方から直接話を聞き、現在進行中の戦争について学び、平和について考える学習会を開催。

来日されて15年、愛知県在住のナターリヤさんとアンジェリカさんを迎え、ウクライナの歴史や文化、戦禍の中で暮らす人たちの現況を伺いました。

破壊された街、不自由な地下室での生活、子どもの病気、市民への無差別攻撃におびえる日々。

報道では感じ取れない、残忍で凄惨(せいさん)な被害を伝える生の声に胸が詰まります。

「全世界でこの戦争を止めないと、さらに被害が広がる」「世界の平和は努力しなければつくれない」...辛い心情の中、語られたお二人の言葉を心に刻みました。

*この企画は会場とオンラインで60人を超える参加がありました。

2022.10.12

個人の尊重、表現の自由、平和主義などについて分かりやすく書かれている(大月書店)

※個人の尊重、表現の自由、
平和主義などについて分かりやすく
書かれている(大月書店)

2022年7月18日、第1地域委員会は「大人も子どももみんなで学ぼう! 憲法学習会」を開催。

「日々の生活の中で幸せだと思うのはどんな時?」という長尾詩子弁護士の問い掛けから始まった学習会。「ゆっくり食事をおいしくいただける時」「子どもが生まれた時」など一人ひとり回答し、「幸せ」が憲法の条文のどこに当てはまるのかを全員で探しました。

絵本『あなたこそたからもの』(※)読後の「なぜ戦争が起きたのか」との問いには、「わがまま・欲張り」「相手のものが欲しいという気持ち」「リーダーを正しく選べなかったから」などの意見が。

対話形式の学習会は、自ら判断するきっかけになります。参加した小学3年生の「難しかったけど、憲法が何のためにあるのか分かった。弱い人のためにある」という感想が印象的でした。

2022.10.03
平和のメッセージカード

※画像クリックで拡大表示(JPEG)

東都生協 第6地域では、国際平和デー(9月21日)の夜に鐘を鳴らし、家族や身近な知り合いと平和について語り合おうという企画、東都生協発「100万人のピースベル」に取り組みました。

「国際平和デー」とは、2002年に国連が定めた平和の記念日です。毎年9月21日を世界の停戦と非暴力の日として、全ての国と人々に、この日一日は敵対行為を停止するように働き掛けています。

アメリカ・ニューヨークの国連本部では毎年、国連事務総長が日本から贈られた「平和の鐘」(Japanese Peace Bell)を鳴らす特別記念行事が行われています。

参加した19人の方より「平和のメッセージカード」として、平和への思いや、「100万人のピースベル」への感想をお寄せいただきました。
その一部をご紹介します。

  • 終戦の月に生まれた私。食糧難で栄養失調になり、医師からもうダメかも知れないと母が告げられた。母の懸命な努力で生き長らえることができました。戦争で物事を解決することには絶対反対です。
  • みんなで鳴らそう"ピースベル"国際平和を祈りつつ...
  • この世に生まれた。たった一つの命。それはかけがえのない大切な命。その命は戦争のために生まれてきたものではない。幸せになるために生まれてきた命。だからこそ、誰もその権利を奪うことはできない。NO WAR ― そして平和で暮らせる日々も私たちの権利なのです。
  • かつて日本でも戦争をしていた不幸な時代がありました。人の幸せは、平和の礎の上にあります。9月21日午後7時、平和の尊さを忘れないために、わが子と共にベルを鳴らそうと思います。世界が平和であるよう祈ります。
  • できることなら、この日が、今起きている戦争・紛争が停止する方向へ向かうきっかけの日になってほしい。

生協の原点を学ぶ ~賀川豊彦記念松沢資料館を訪ねて~

第5地域委員会で賀川豊彦記念松沢資料館で生協の原点を学ぶ学習会

2022.09.12

保存された美しい木造チャペル

保存された美しい木造チャペル

礼拝堂での講義

礼拝堂での講義

解説を受けながら展示に見入りました

解説を受けながら
展示に見入りました

2022年6月30日、第5地域委員会は「生協の父」と呼ばれる賀川豊彦の功績を伝える「賀川豊彦記念 松沢資料館」を訪ね、協同組合の成り立ちや彼の思想を学びました。

100年も前から持続可能な社会を提唱・実践、「子どもは未来をつくる」と教育を重んじ、弱者救済と平和な社会の実現に力を尽くした賀川。

同志として共に歩み、女性運動の先駆者でもあった妻ハル。夫妻の足跡を刈谷雅夫事務長から伺う貴重な機会を得ました。

古い時計やステンドグラスのある礼拝堂での講義、静かな心地良い空間で過ごした有意義な時間でした。

2022.09.09

引き揚げ船の中での様子

引き揚げ船の中での様子

第9地域委員会は2022年7月28日、平和企画として平和祈念展示資料館(新宿区)の学芸員の方を講師にお迎えし、親子を対象に、「Zoom」を使った平和に関するオンライン学習会を行いました。大人14人・子ども7人の計21人が参加しました。

テーマは「海外からの引き揚げ」。敗戦によって外地での生活のよりどころを失い、身に危険が迫る過酷な状況の中をくぐり抜けて祖国に戻ってこられた約320万人に及ぶ方々の労苦について学びました。



引き揚げ船の中での様子

特に旧満州での引き揚げは、1945年8月9日のソ連軍侵攻により大混乱に陥り、過酷を極めるものでした。

反日感情を持つ現地農民の襲撃もある中、青壮年男子が徴兵されていたため、女性・老人・子どもだけでの引き揚げだったそうです。

想像するだけでも、恐ろしい状況です。

講師は「戦後すぐに平和が訪れたわけではない。戦争が起こると弱い者が犠牲になる。過去に起きたことを知る=未来の平和を考えることにつながる」とおっしゃっていました。



学習漫画「満州からの引揚げ 遥かなる紅い夕陽」

企画参加者には、同資料館より提供された学習漫画「満州からの引揚げ 遥かなる紅い夕陽」を配付。こちらは、同資料館の公式ホームページでも電子版がいつでも閲覧できますので、ぜひご覧ください。

平和祈念展示資料館ホームページ(外部サイトにリンクします)

<あらすじ>

亡くなった母親が遺した3冊の手記を手にした大助は、それらが、母親が満州へ渡り、やがて引き揚げてきてからの生活までを記したものであることを知る。満州からの引き揚げの苦しくつらい状況をつづった手記には、大助の父親や姉妹たちの悲しい思い出と、希望を失わず必死に生きてきた母親の姿があった。(総ページ数:72ページ)


皆さんは「へいわ」とはどのようなことだと思いますか? ぜひ考えてみてください。

<平和祈念展示資料館>

総務省委託機関。戦争が終わってからも労苦体験をされた、「兵士」「戦後強制抑留者」「海外からの引揚者」の3つのテーマを扱う。戦争体験の労苦に関するビデオ上映や、毎月第3日曜日「語り部お話し会」などを実施。
[交通案内]
●JR線・小田急線・京王線 新宿駅西口より徒歩約10分、新宿住友ビル33階



<参加者の感想>
  • 大勢の人を殺したら刑罰があるのに、なぜ戦争で人を殺しても刑罰を受けないのか納得がいかない。戦争はどんな人でも殺してしまうからかなしい。(小4)
  • 兵士対兵士の戦争の裏には引き揚げ者のような苦しい思いをした人がいることを知った(小6)
  • 低学年の子には、少し難しかったかもしれませんが、とても分かりやすい解説でした。
  • 資料館を訪れているような解説でした。資料をまとめていただきありがとうございました。
  • 小学生には、理解が難しい時間もあったかもしれませんが、クイズなど工夫されて、親子でZoomでの戦争と平和について考えることができた貴重な企画でした。


  • <参加者の方々の平和へのメッセージ>
    • 平和とは、自分の幸せだけでなく、誰に対しても暴力がないこと(大人)
    • 宇宙飛行士・毛利衛さんの言葉:「宇宙からは、国境線は見えなかった」―宇宙から見ると、とても小さな地球。そんな小さな世界で争う必要性があるのか? 人間社会だけでなく、地球が(環境・生物、などなど)平和であることを願うばかりです。
    • 戦争について「知る」こと、そして、「考える」ことが大切だと思います。「知」って、「考」えれば、戦争はなくなるのではないかと思います。
    • 人を傷つけない。お互いが寄り添って笑顔になれる。世界中が幸福を感じられる。そんな時代を迎えられることを諦めないことが大事だと思いました。
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