
MOMOタオル贈呈式
東都生協(コープ)は畜産農家を応援するため、消費者から生産者へ搾乳作業に使用するタオルを届ける取り組みを毎年行っています。さらに今年度は、12月を「MOもう~1本月間」と位置づけ、「牛乳をもう1本飲んで、畜産農家にメッセージを贈ろう」と呼びかけたところ、7,012枚のタオルと、725枚のメッセージカードが寄せられました。
2月24日、東都生協の組合員15人がタオルとメッセージを贈呈するため、八千代牛乳の産地、千葉北部酪農農協 高秀牧場を訪問しました。
現地に着くと、さっそくタオルの授与式が行われました。
東都生協組合員の代表が、いつも安全でおいしい牛乳を作ってくれる生産者に感謝の気持ちを込めて、メッセージカードとタオルを、生産者の高橋憲二さんに手渡しました。
続いて千葉北部酪農農協の賀川職員が、今年度の取り組みを報告。
千葉北部酪農農協では、牛の排せつ物を液肥に還元して、地域の稲作農家、牧草畑、野菜畑に散布し、地域で資源循環型の畜産に取り組んでいます。まだ課題はあるものの、低コストで再資源化した液肥を利用して、地域の活性化や環境保全、そしてこの取り組みに賛同してくれる消費者の消費拡大につなげたいと、展望を語りました。
生産者の高橋憲司さんからは、畜産農家の経営状況が厳しい中、こうした組合員の応援が励みになるとの感謝の言葉の後、牛乳づくりに対する思いが語られました。「いい牛乳を作るためには、牛のどんな細かい動き、サインまで見逃さないこと。牛は裏切らない。牛と心を通わせることができれば、いい牛乳が生産できる」という話に、参加者は真剣に耳を傾けていました。
タオルの授与式に続き、千葉北酪農農協から、東都生協に感謝状が授与されました。
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タオルとメッセージを届けました |
メッセージには組合員の思いが |
生産者からの感謝状 |
牧場見学、昼食をしながらの生産者との交流のあと、午後から参加者は酪農体験にチャレンジしました。
エサやりの時、本物の牛をはじめて見て少し怖がる子どもも。しかし慣れてくると自分から牛に近づいて牛に話しかけたり、積極的にエサをあげるようになりました。
そして、搾乳体験。生産者からやり方を教わりますが、最初はなかなかうまくいきません。根気よく続けているうちにコツをつかめた人も。
また、生産者が搾乳しながらタオルで牛の乳拭きする様子を見ることもでき、自分たちが贈ったタオルがどのように役立てられているのか、しっかり見届けることができました。
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牛舎には子牛もいました |
牛さん、たくさん食べてね |
教わりながらの搾乳体験 |
参加者からは、「酪農での苦労や工夫していることを具体的に聞くことができ、勉強に なった」「生産者が牛を大切に育てると、牛もそれに応えてくれていることがわかった」 「大変な経営状況の中でも、夢、明るさ、情熱を持った生産者がいて、そのおかげで日本酪農が守られ、発展していくことがわかった」などの感想が寄せられました。
生産者と消費者が、互いの立場を理解しあい、感謝しあうことができた今回の企画。お互いに貴重な時間を過ごすことができました。
皆で記念撮影 |
たじり田んぼの生きもの宣言
その昔日本人は、たくさんの生きものを育む田んぼをまん中にくらしてきました。田んぼの周りには、里山や沼、川があり、それらが生きものたちのゆりかごとなって、命を育んでいたのです。 いつしか農薬と化学肥料に頼った農業になり、田んぼで当たり前に見かけた、トンボやカエル、メダカたちが姿を消し、彼らが息づいていた風景が懐かしくさえ感じられるようになってしまいました。 そして今、農業が持つ多面的機能が見直され、生きものたちへまなざしが向けられるようになってきています。 たくさんの生きものが息づいている田んぼを未来につなげたい、そんな願いを込めて、私たちは田んぼの生きもの宣言をしました。 | ||
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■たじり田んぼの生きもの宣言 私たちの未来に見えている風景は、四季折々に美しく姿を変える田んぼの中に、たくさんの鳥や虫、草花に囲まれて、食べる人を思いながら働く農家の姿です。そして、食卓で楽しく語らい、そこで育った生きものやお米をつくった人に思いを馳せることのできる消費者の姿です。私たちは、田んぼの生きものを一緒に調べ、話し合うことで、その未来が確実に訪れることを確認してきました。 私たちは未来の子どもたちにこのままの地球、このままの風景を残し、生物多様性を育み、持続可能な生産を支える水田農業を伝えていくために以下の宣言を行います。 ◇安全・安心な田んぼをめざします ◇健全な土づくりを行います ◇環境に配慮した栽培技術の向上に努めます ◇地域の多様な生きものを育みます ◇複合生態系としての「里地・里山」の多様性を維持します ◇田んぼと周辺の環境配慮に努めます ◇地球温暖化防止に貢献します ◇地域の文化を守ります ◇人と人のつながりを大切にします ◇産直活動を広げます ※上記は「たじり田んぼの生きもの宣言」の抜粋です。詳しくはこちらをご覧ください。 | ||
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■たじり田んぼの生きもの宣言マーク | ||
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このマークは、生物多様性によって人と田んぼが支えられていることを表わしています。背景の色は、水の青、植物の緑、大地の茶です。私たちがめざすべき「なつかしい未来」を象徴しています。 | |
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■産地の取り組みを応援しましょう 2009年12月15日、JAみどりの田尻支店(宮城県)で、「たじり田んぼの生きもの宣言」が発表されました。 田尻地域では30年ほど前から農薬の使用を抑えた環境保全型農業をすすめてきました。10年ほど前からは田んぼの生きもの調査を行い、生産者自身が田んぼの生きものたちに目を向けるようになり、5年前からは消費者も一緒に調査を行っています。 そして2009年4月に産地や生協のみならず、流通や精米を担う米の卸業者や行政も加わって、田んぼの生きもの調査プロジェクトを発足し、4回にわたる定期的な田んぼの生きもの調査と数回の話し合いを経て宣言に至りました。これは、日本で初めての、田んぼの生きものと共生した農業をすすめる宣言となります。 | ||
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■田んぼの生きもの調査が形になった カエルやアメンボ、クモなどが害虫を食べてくれ、イトミミズや微生物は豊かな土を作る。そんな生きものたちの力をうまく利用することで、農薬や化学肥料の使用を抑えることができます。 田んぼの生きもの調査を行うことでいろいろなことがわかってきました。冷害の年はトンボの羽化の時期が遅れること、使う農薬の種類によってトンボの数が異なること。まさしく生きものたちは、科学的なデータよりも多くのことを語ってくれます。 生きものを育む取り組みは少数の生産者や一部の田んぼだけで行われるのではなく、田尻のように地域全体で取り組むことが必要です。田尻の生産者の皆さんも、これまでの生きもの調査や、農法への応用など地道な活動が消費者に広まるということで、今回の宣言に大変期待しています。 | ||
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■生産者のからのメッセージ | ||
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田んぼの生きものが食の安全と環境を語る 佐々木陽悦(生産者・田尻地域田んぼの生きもの調査プロジェクト実行委員長) | |
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宮城県大崎市田尻地域の環境保全型農業は、30年ほど前の水稲の空中散布中止やダイオキシン系農薬排除の運動から始まります。そして、10年ほど前、6月の水田をミジンコを大きくしたような生きものがたくさん泳いでいるのに気がつきました。「タマカイエビ」です。 さらに、ユスリカを食べにツバメが乱舞し、6月末にはメダカやフナの稚魚が泳ぎ、夜には稲を登ってトンボの羽化がはじまります。 生きものは「ウソ」をつきません。生きもの調査をすることで農薬や化学肥料の削減と栽培方法により生きものの種類や数が違い、生きものは食の安全や環境の「モノサシ」となることがわかりました。 生協の組合員の皆さんと一緒にはじめた調査活動の中から「田尻地域田んぼの生きもの調査プロジェクト」が結成され、生きものが豊かな田んぼで生産されたお米に、全国で初めて「生きもの宣言マーク」を表示することを決めました。 今年は国連が定めた「国際生物多様性年」です。農業は人間の生存にとって必要な食料の生産を行うと同時に、地球上の多様な生きものの生息環境を保全します。このような環境保全型農業を一緒につくっていきましょう。 ■「たじり田んぼの生きもの宣言マーク」が付くお米 たくさんの生きものを育むよう、地域全体で環境に配慮した農業に取り組んでいる宮城県田尻のお米に「たじり田んぼの生きもの宣言マーク」を付けます。 ※価格は3月2回のものです。 | ||
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高台から見た田尻
緊急支援募金中間報告
募金の目録を渡す 東都生協中村副理事長 |
SVA関事務局長より、被災状況の説明がありました |
現地の支援活動について語るSVA白鳥さん |
村人が協力し合っての仮設住宅づくり |
完成した仮設住宅紫のペンキは村人が選びました |
シカブ村の幼稚園。建物が倒れないよう外から 木材で支えています |
壁のない建物で過ごす園児たち |
幼稚園の再建がはじまりました |
2月23日、社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)に、東都生協の中村紀子副理事長より、今回の緊急募金から2,864,320円分の募金の目録を贈呈しました。SVAはスマトラ島沖地震被災者支援活動として震災後、早い段階から被災地にスタッフを派遣し、被災者に直接支援物資を届けるなどの支援活動を行っています。
この日はSVAの関尚士事務局長と、緊急救援担当の白鳥孝太さんから、これまでの支援活動と今後の支援計画についての中間報告がありました。
SVAでは9月30日の震災直後から日本人スタッフを現地に派遣し情報収集を行い、10月上旬からは、インドネシア政府や国際救援団体などの支援が届かない地域での本格的な被災者支援活動を開始しました。
これまでに米、魚の缶詰、油、調味料などの食料を2,547世帯に届けたほか、仮設住居建設に必要な工具や資機材を921世帯に提供し、建設支援も行っています。
また、現地協力団体と連携し、医薬品や生活衛生用品を被災地域住民に直接届けるなどの活動も行いました。これらの活動費用約1,400,000円に、東都生協の募金が役立てられる予定です。
これらの被災者支援活動が一段落した2010年1月からは、復興支援活動を開始し、被災した村での子どものメンタルケアを目的に、図書室の建築や絵本の提供などを行っています。
今回の地震で、シカブ村パラクピサン集落では、村の幼稚園の壁が全壊する被害にあいました。震災後、園児たちは緊急避難用のテントで授業を受けていましたが、室温が高く体調不良を訴える園児がでてテントが使えなくなったため、壁のない幼稚園の建物を使わざるを得ませんでした。
しかしSVAの働きかけにより幼稚園の再建が決まり、東都生協の募金は、その建設費用にも役立てられる予定です。(建設費用、約1,400,000円 見込み)
完成は2010年3月末頃の予定です。
今後、復興支援活動がさらにすすみましたら、詳細をあらためてご報告させていただきます。
第27回 生産者と組合員と職員との交流集会
司会も生産者、組合員、職員で協力しました |
開会のあいさつをする庭野理事長 |
人気のコウケンテツさん |
トークも盛り上がります |
さすがプロの腕前、おいしそう! |
田んぼの生きもの宣言報告 |
組合員のリレートーク。日本型食生活を見直しましょう |
生産者も消費者との交流が楽しみ! |
冒頭に、東都生協庭野理事長が開会のあいさつを述べました。
2008年からすすめている、東都生協「食の未来づくり運動」では、持続可能な食を実現していくための行動提起を発信しています。生産と消費の現場を近づけ、国内農業が元気になることが食の未来につながることを広く伝えたい。「食の未来づくり 聞こう! 話そう! つなげよう!」というテーマで開催した、この場。生産者と消費者がお互いの現状を打ち明け、どんな取り組みができるのか話し合い、一緒になって現在の食と農のあり方について考えていきたいと述べました。
続いて、料理研究家のコウケンテツ氏から「キッチンから生まれる家族の絆」というテーマでトークショーを行いました。
家族がそろって食事をすると家族間の信頼と絆が深まることや、子どもや家族の健康のためにはバランスの取れた食生活が大切なことなどを、自身の体験を踏まえながえらユーモアを交えて話がありました。
トークの後は、東都生協の産直野菜を使った料理ショー。にんじん、ごぼう、菜の花、大豆もやし、それぞれのナムルを作りながら、料理の手順やコツを紹介。食材の産地紹介も交えながらのコウさんのお話と料理に、会場の人たちは、笑ったり、感心したり。この日のコウケンテツさんのオリジナルレシピは、参加者全員に配られました。
前日に都内5会場で開催した「地域別交流会」の報告の後、東都生協、JAみどりの田尻支店(宮城県)、大崎市田尻総合支所(同)などからなる「田んぼの生きもの調査プロジェクト」の「たじり田んぼの生きもの宣言」の発表と続き、組合員、生産者、職員7人で「私が目指す食の未来づくり宣言」のリレートークがありました。 生産者代表の一人、登米(とめ)ライフサービスの伊藤成一郎さんは、今から何十年後かに日本の農業が活発で元気になり、食料自給率も向上するといい。今、産地訪問に訪れている子どもたちがおとなになる頃、農業が憧れの職業になるように努力をしていく、と述べました。
組合員代表の奈須円香さんからは、生産現場の実態や生産者の声を聞くために、まずできることをやりたい。知る努力をして、機会があれば学習や産地訪問などの行事に積極的に参加し生産者の生の声を聞きたい。昔のように、日本で採れた生産物だけを食べる生活ができるのが理想だが、せめて国産のものを選んで買いたい、と熱意をこめた話がありました。
この後、参加者全員が参加してのじゃんけんゲームで会場は盛り上がり、大盛況の中閉会しました。
閉会後は会場のロビーで、生産者による試食・販売コーナー「いちば・未来」を開催。新鮮な野菜などを、安く生産者と交流をしながら買えるとあって、販売開始そうそう、売り切れてしまうブースもあるほどの大人気。
悪天候の中、2日間で1,300人以上もの参加者が集まり、本音で交流しあった2日間。生産者と消費者がお互いの立場をわかりあう、大変意義のある交流集会となりました。
~「飼料米ありがとう交流会」~
| 東都生協では、組合員が自宅でバケツなどを使って飼料米を栽培し、それを畜産農家の飼料として利用してもらう「牛さん・鶏さんにごはんをあげよう!」に取り組んでいます。穀物飼料などの高騰などで経営が逼迫している酪農を応援する目的で、昨年度からはじまったこの企画。大好評だった昨年度に続いて、本年度も多くの組合員が参加しました。 1月16日に、飼料米の栽培にチャレンジした組合員の中から26人が、みんなで栽培した飼料米のワラを牛さんに渡しに、千葉北部酪農農協 藤崎牧場を訪問しました。 現地に着くと、千葉北部酪農農協の加川職員からあいさつが。経営状況が厳しい中、こうした組合員の応援が励みになることや、飼料米を家畜用飼料にすることは生産コストや数量確保など課題は多いものの、将来的に実現できれば国内の飼料自給率向上に一石を投じることができるとの、飼料米への今後の展望が話されました。 そのあとに生産者の藤崎文雄さんから、この取り組みに参加した組合員に感謝状が贈られました。 | |
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| さあ、いよいよ自分たちで栽培した飼料米のわらを牛さんに食べてもらうために牛舎に移動。ところが普段から食べ慣れていないせいか、わらに興味を示すのですが、なかなかバクバクとは食べてくれません。そこで、普段から食べているえさをまぶすなどの工夫をして、根気よくわらを与え続けると、少しずつですが食べはじめてくれました。 | |
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| 昼食後には、バターづくりや乳しぼりなどの酪農体験を行いました。 藤崎さん夫妻が用意してくれたおいもで焼き芋を焼き、みんなで作ったバターをつけて食べました。 また、子どもたちは乳しぼりにもチャレンジ。最初はおそるおそるでしたが、やがて慣れてきてみんなうまくできました。 | |
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飼料米の栽培体験を通じて、畜産農家の苦労や、穀物自給率の実態を知るきっかけができ、参加した組合員にとって有意義な取り組みとなりました。






























