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くらぶち草の会を交流訪問
30年前から農薬無散布・化学肥料不使用です
農薬・化学肥料不使用の畑で |
好天に恵まれた交流訪問でした |
世田谷センターを出発し、道の駅「くらぶち小栗の里」に到着したのは午前11時ごろ。早速、みんなで小松菜、みず菜、サニーレタスの収穫体験を行いました。
苗の植え付けごろの台風の影響で生育が遅れ、全体にまだ小ぶりの仕上がりでした。その後、生産者と昼食交流をしました。
創始者の一人の佐藤さんからは、くらぶち草の会が30年も前から農薬無散布で化学肥料を使わない農業に取り組んできたこと、苦労したことなどを聞きました。生産者37世帯のうち、新規就農者が19世帯とのお話に、一同は驚きました。
「生産者の苦労話を直接聞くことができた。これからもっと買い支えたい」「たくさんの野菜を収穫できてうれしかった」と好評だった交流訪問。天候にも恵まれ、楽しいひとときを過ごすことができました。
各地域の連絡会で商品活動に取り組んでいます
地域の活動団体が情報交換を行う「連絡会」で、商品学習・試食を通じて、組合員に広く伝える活動を進めています
しっかり味わってコメントを |
原料:牛乳、いちごピューレ |
連絡会では組合員活動情報誌「Yui」を基に、商品委員会からの報告や新商品のリスト、「新商品おしゃべり会」で試食したこれからデビューする新商品の紹介を行います。また、商品委員会で選ばれた利用促進商品を試食し、アンケートに答えて、お薦めコメントを商品委員会につなげる商品活動も行っています。
商品を知るには食べてみるのが一番。商品の原材料や特徴、開発のコンセプトなど資料に沿って説明を聞き、試食します。
連絡会で試食した商品が「わたしのお気に入り商品」になることも。毎回、いろいろな意見が出ますが、全地域のアンケート結果を次月に共有しながら、商品のお薦めコメントを各団体で広めています。
11月の利用促進商品は「とちおとめヨーグルト」。栃木県産とちおとめ(いちご)の果肉がたっぷり入って風味豊かな商品です。乳酸菌以外は全て国産原材料を使用し、原料乳にこだわった、香料や着色料などの食品添加物を使用していないフルーツヨーグルトです。
今回のアンケート結果は、回収153枚のうち「おいしい」と答えた人が127人、「注文したい商品」との答えが116人と高い評価でした。
「栃木のとちおとめをふんだんに使ったヨーグルト」「このいちごの量でこの値段はとってもお得」「自然な甘さで、デザートやおやつにちょうど良いと思う」などのお薦めの声がありました。商品案内「さんぼんすぎ」で組合員の声として掲載されることもあります。試食した商品のおいしさを、組合員に広く伝えていきます。
熊本県の産直産地を視察訪問(八代マルタ、㈱果実堂)
安全・安心でおいしい野菜作りに向けた産地の取り組みを確認
トマトのハウスで栽培管理について確認 |
露地栽培の農地を視察 |
2016年11月11日~12日は、熊本県の八代マルタ(八代市)と㈱果実堂(上益城郡益城町)で実施。
1日目は八代マルタの前田農園(登録商品「銀二郎トマト」を生産)のハウスを訪れ、トマトの種まき、接木、定植など栽培期間中の状況や、有機質肥料を施肥していること、収穫終了後は太陽光による土壌消毒と微生物農法で栽培管理していることなどを確認しました。
ミニトマトのハウスでは収穫体験を行い、さらに選別の調整方法も視察。夕食懇談会で八代マルタの前田さん家族、㈱果実堂の皆さんとの交流を深めました。
2日目は㈱果実堂の有機ベビーリーフの農地を視察し、種まきから収穫までの流れを確認。
ベビーリーフとグランドリーフのパッキング工場、研究所、発芽大豆工場の施設見学では、トレーサビリティー管理と発芽大豆の製造方法について説明を受けました。 昼食後は和水町にあるグランドリーフの露地栽培の農地を視察して終了しました。
参加者からは「生産者や関係者から話を聞き、商品案内の倍以上の情報をダイレクトに得られた」「生産者がいかに真剣に生産に取り組んでいるかを知り、深く感銘した。これからは生産者の顔を思い浮かべながら買い求めるようになると思う」など、安全・安心な農産物であることを確認したからこその感想が聞かれました。
学習会「コミュニティカフェが地域で果たす役割」を開催しました
地域で共に高齢者のくらしを支えていくことの大切さを学びました
講師の浅川澄一さん |
組合員と役職員が一緒に学びました |
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年の東京では、介護を必要とする高齢者の人口が急増することが予想され、財源確保と人材不足への対応が迫られています。
その中で、どのように地域で高齢者のくらしを支えていくのか-「コミュニティカフェ」が趣味・文化活動の枠を越えて、福祉制度の隙間を埋める活動として広がりを見せている現状と重要性について学びました。
浅川さんは、国が進める施策や介護保険制度の変容など、福祉を取り巻く動向や地域社会への影響などについて説明。組合員が共に「地域福祉」や「助け合いの輪を広げる活動」について考える機会となりました。
現在、東都生協では、誰もが安心して暮らし続けていくことのできる地域社会の実現に向けて、世代を越えて、誰もが気軽に立ち寄って交流できる「多目的に利用できる空間」の確保に向けた検討を進めています。
東都生協組合員の平均年齢は60.5歳とシニア層の割合が高く、また、働く女性や共働き世帯も増加しており、高齢者や子育て層に対応したくらしの困りごとをサポートする活動の充実が求められています。
今回の学習会を通じて、行政の政策だけでは充足できない地域や組合員のニーズ・くらしの困り事を「互助=おたがいさま」の力で満たしていく場を創っていく必要性に対する理解を深めることができました。
<参加者した組合員の声>
- コミュニティカフェが国の政策の一つとして考えられていることを知り驚いた
- 自分自身のこと、老親のことを身近に考え始めたので本日参加しました。個人ではなく協同できることを忘れていました。少し心が緩くなりました。
- 東都生協が福祉の取り組みを進めようとしている理由・背景について理解が深まりました。
- 自分の住んでいる地域のコミュニティカフェについても情報収集してみたい、そこで何かできることがあるのか、考えるきっかけになりました
- 本日のような企画でより多くの組合員の学びの機会が持てれば、生協本来の活動につながると感じました
山梨のワイナリー・㈱ルミエールを交流訪問
明治時代の「石蔵」(地下発酵槽)が今なお現役、老舗ワイナリー
酵母の香りが漂う倉庫でスパークリング |
国の登録有形文化財指定された「石蔵」 |
半世紀に一度の11月中の積雪に |
11月としては半世紀ぶりに雪が降り積もった日で、残念ながらぶどう畑の見学はできませんでした。
醸造棟では今季のワインの仕込みが終わり、クリスマスから年始に向けてのスパークリングワインの出荷準備が進んでいました。
1901年(明治34年)に構築された地下発酵槽「石蔵」(国登録有形文化財)はまだ現役で活躍。見学時は仕込んだワインを抜いたばかりで、ほんのり香りが残っていました。
昼食は併設のレストランでフレンチを楽しみながらの雪見酒。まだ緑色をしたぶどうの葉に雪が積もっているのが見えました。悪天候での開催で高速道路の渋滞など心配しましたが、予定通りの時間に解散できて主催者も"ほっとひと安心"で終えました。
「東都オリジナルワイン 甲州」は山梨フルーツラインで収穫された甲州ぶどうを原料に作られています。皆さまもぜひお試しください。
第2回 やさと秋の里山祭り!
東都生協とJAやさと産直40周年記念式典も開催されました
産直40周年記念であいさつする |
餅つきに挑戦 |
そば粉をこねる |
親子で一緒にいも掘り体験 |
やさとの素材の盛りだくさんのお昼 |
イベント冒頭では、今年JAやさと東都生協との産直が始まって40周年目に当たるため式典が開催され、東都生協・庭野理事長もあいさつをしました。
参加者向けにはそば打ち、竹細工、ピザ作り、餅つき、お米の釜戸炊きの4つの体験コースが用意され、参加者は思い思いのコースで都会生活ではあまり体験できない作業にチャレンジし、また近くの畑ではいも掘りも体験しました。
「そば打ちは、子どもが一度やってみたいと言っていたが、一生懸命、夢中でやっていた。とても良い経験になった」また、「子どもはいも掘りは初めてで、連なって掘れたことに感動していた」などの感想が出されました。
昼食は、体験で作った、お餅、ピザ以外にも、農協の女性部の方々が準備してくださった、唐揚げ、かき揚げ、煮卵、だし巻き卵、ステックサラダ、おにぎりなど、JAやさとの素材のお料理を用意され、バイキング方式で思う存分味わうことができました。
食後には、参加者が全員参加して、JAやさとの酒、柿、米、卵、納豆などの賞品が当たるビンゴ大会が開かれ、お腹も、心も、おみやげも一杯となるイベントとなりました。
マガンのねぐら入り&飛び立ち鑑賞・交流 ― JAみどりの田尻産直委員会 ―
環境保全型農業に取り組む産直産地・JAみどりので、豊かな自然と農作業を体験!
ガイドの鈴木さん(中央)が説明 |
マガンのねぐら入り解説看板 |
マガンのねぐら入り(落雁・らくがん) |
早朝マガンの飛び立ちを鑑賞 |
圧縮エアーによるねぎの皮むき |
はるたち菜の見学 |
縄なえと正月飾り作りを体験 |
子どもも参加し餅つき |
心のこもった手作り料理の昼食にお腹も |
田尻地域では、約30年前から農薬の使用を抑え、環境に配慮した環境保全型農業に取り組んできました。さらに約10年前からは「田んぼの生きもの調査」を行い、生産者自身が田んぼの生きものたちに目を向けるようになり、2009年12月、日本で初となる「田んぼの生きもの宣言」を発表しました。「田んぼの生きもの宣言」全文はこちら
この地域にある蕪栗沼(かぶくりぬま)は、天然記念物の渡り鳥マガンの国内有数の越冬地で、最大10万羽が飛来します。東都生協では、マガンのねぐら入りと飛び立ちを観賞し、渡り鳥と蕪栗沼および周辺水田の関係や産地生産者の取り組みについて楽しく学んでいただくことを目的に交流訪問を毎年企画しています。
今回は、14家族22人が参加。2016年12月3日に東北新幹線で古川駅に到着後、ロマン館(宿泊・交流施設)でNPO法人蕪栗ぬまっこくらぶの鈴木耕平さんから蕪栗沼とその周辺地域、ラムサール条約(*1)、渡り鳥と農業の関わりなどについてのお話を伺いました。
午後3時過ぎ蕪栗沼に移動し、鈴木耕平さんから説明を受け、鳥インフルエンザウイルスの拡散を防ぐため、靴裏を石灰と消毒液で消毒してから7~8分ほど歩いた東側の道でマガンのねぐら入りを鑑賞しました。ねぐら入りが始まるのが遅かったのですが、後半、次々にたくさんの群れで飛んでくるのを見ることができました。
夕食交流会では、田尻産直委員会生産者4人、JAみどりの職員2人、そして鈴木耕平さんも参加いただき、懇親を深めました。
第2日目は、朝5時45分ロマン館を出発し、午前6時から西側のコンクリートの堤防の上を歩いて移動、少し高くなっているところに上がってマガンの飛び立ちを鑑賞しました。日の出後も太陽が雲に隠れていたため、なかなかマガンが飛び立たなかったため、予定より長時間、蕪栗沼で待機しました。
参加者からは「多くのマガンの姿を観て感動した」といった感想とともに、「マガンが越冬できるのは、ただ沼があるだけでなく、周辺に広がる豊かな田んぼと餌となる落ち穂などがあるからと分かった」などの声が出されていました。
その後、通木地区の高橋弘好さん宅に移動。作業小屋で長ねぎに圧縮した高圧エアーをかけ皮をむき、3本ずつテープで束ねる作業を体験させていただきました。
続いて、大嶺地区鈴木よしえさん宅では、白菜・大根の畑と、はるたち菜(かき菜)のハウスを見学しました。
午前10時25分からは大峰地域集会所で、生産者に指導を受けながら正月飾り作りに挑戦。わら縄をなうところから体験します。初めはうまくできなかった参加者も、徐々になうことができるようになりました。細い縄で輪を作り、松葉と昆布、半紙の飾りを付けると正月飾りが完成。上手に縄をなうことができるようになった人は、大きめに束ね途中から分けて2本の縄にしたものを使った正月飾りを作っていました。
午前11時30分からは、大嶺集会所の前で餅つきを体験。JAみどりの佐野さん、伊藤会長、千葉米部会長と男性の参加者、子どもたちなどで餅をつきました。
昼食は、生産者の奥さんたち4人の手作り。雑煮、あんこ餅、納豆餅、はるたち菜のおひたし、白菜・大根・かほく菜の漬物が並びました。生産者の奥さんから料理について説明いただきました。
マガンに感動し、さまざまな見学や、体験をした盛りだくさんの企画、そして生産者の皆さまから心からおもてなしいただき、皆さん大満足でした。
参加者からは「寒いのにマガンを観るなんてと思っていたが、本当にねぐら入りと飛び立ちに感動した」「ねぐら入りでのマガンの落雁(列をなして飛ぶカリの姿)を何年ぶりかで観ることができた」「至れり尽くせりで感謝、子どももまた来たいと言っている」「長ねぎの加工体験では、生産者の皆さまの手がかかっていることが分かり感謝!」などの感想が出されていました。
(*1)ラムサール条約
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。湿地の保存に関する国際条約で、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。1980年以降、定期的に締約国会議が開催されている。2016年11月現在、締約国は169カ国、条約湿地数は2,243湿地となっている。(参考:環境省ホームページ)
大盛況!「杉並センター産直まつり」
普段利用していない商品を試食して、生産者と交流できました
生産者・組合員・職員が |
その場で新しく東都生協に加入する方も |
普段は産地・メーカーの方と直接話せる機会はなかなかありませんが、会場では各団体・組合員・職員の交流が活発に行われ、産地からは日頃の取り組みを聞き、組合員は商品への要望を伝える、という貴重な場になりました。
「普段注文しない商品が試食できて、次回注文の参考になった」との声が聞かれたり、組合員以外の方が「安全・安心な商品なので利用したい」と加入につながったケースも...。
10年以上続いているセンターまつり、これからも頑張っていきたいという皆さんのパワーが感じられる催しでした。
参加した人はみんな大満足「房総秋まつり」
産直産地のおもてなしの心に感動!
ごぼうの収穫を体験 |
練馬地域と西東京地域の |
第4地域のとーと会「あせび」と田無北ブロック委員会は2016年10月30日、(農)房総食料センターが主催する「房総秋まつり」に参加。
少し寒さを感じる日でしたが、参加者の多くがさつまいもとごぼうの収穫体験を楽しみ、おまつり会場では豚汁で冷えた体が温まりました。
落花生摘み、野菜の輪投げ、手作りの料理、餅つき、舞台イベントなどの催しや生産者との会話も、皆それぞれに満喫。
お別れの時は一人ひとりお餅を手渡しされて「ありがとう」カードでお見送りまで...おもてなしの心に感動です!
2年に1度の房総秋まつり、みんなが行きたくなる気持ちが分かります。
車椅子で参加した組合員は「良い体験ができた」と喜んでいました。
練馬地域と西東京市地域との初の合同企画。「バスもスムーズに運行でき、このような少し離れた地域同士の企画も良い」との感想がありました。
子育てママも子どもたちもリラックス
子育て世代に向けた企画で東都生協商品をアピール
子ども同士はすぐ仲良しに |
親同士のおしゃべりができた |
参加親子みんなでハロウィンの飾り付けをしたり、お子さんに仮装させて写真を撮ったりと、楽しく交流ができました。
また、アレルギーを考慮したお菓子や米粉のパン、冷凍肉まん、おにぎり、豆腐の試食も行いましたが、どれも高評価。
会場の外で行った町田センター職員による野菜の展示販売では、市販の野菜価格が高騰していたこともありって、通りがかりの人にも喜ばれ、お1人の方が加入しました。
参加者は「試食でき、商品のことがよく分かった」「子育て世代にはありがたい企画、楽しかった」「子ども同士は遊べて、親同士はおしゃべりができて良かった」と満足げ。子育てママの居場所づくりと、東都生協商品アピールの良い機会になりました。
次回は来年2月24日開催予定。お近くの方はぜひどうぞ!