みんなの活動:これまでの活動報告

学習会「コミュニティカフェが地域で果たす役割」を開催しました

地域で共に高齢者のくらしを支えていくことの大切さを学びました

2017.02.08

講師の浅川澄一さん

講師の浅川澄一さん

組合員と役職員が一緒に学びました

組合員と役職員が一緒に学びました

東都生協は2017年2月4日、福祉ジャーナリストで元・日本経済新聞社編集委員の浅川澄一氏を講師にお迎えし、福祉のまちづくり学習会を開催しました。東都生協の組合員と役職員74人が参加しました。(会場:新宿農協会館)

団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年の東京では、介護を必要とする高齢者の人口が急増することが予想され、財源確保と人材不足への対応が迫られています。

その中で、どのように地域で高齢者のくらしを支えていくのか-「コミュニティカフェ」が趣味・文化活動の枠を越えて、福祉制度の隙間を埋める活動として広がりを見せている現状と重要性について学びました。

浅川さんは、国が進める施策や介護保険制度の変容など、福祉を取り巻く動向や地域社会への影響などについて説明。組合員が共に「地域福祉」や「助け合いの輪を広げる活動」について考える機会となりました。

現在、東都生協では、誰もが安心して暮らし続けていくことのできる地域社会の実現に向けて、世代を越えて、誰もが気軽に立ち寄って交流できる「多目的に利用できる空間」の確保に向けた検討を進めています。

東都生協組合員の平均年齢は60.5歳とシニア層の割合が高く、また、働く女性や共働き世帯も増加しており、高齢者や子育て層に対応したくらしの困りごとをサポートする活動の充実が求められています。


今回の学習会を通じて、行政の政策だけでは充足できない地域や組合員のニーズ・くらしの困り事を「互助=おたがいさま」の力で満たしていく場を創っていく必要性に対する理解を深めることができました。


<参加者した組合員の声>

  • コミュニティカフェが国の政策の一つとして考えられていることを知り驚いた
  • 自分自身のこと、老親のことを身近に考え始めたので本日参加しました。個人ではなく協同できることを忘れていました。少し心が緩くなりました。
  • 東都生協が福祉の取り組みを進めようとしている理由・背景について理解が深まりました。
  • 自分の住んでいる地域のコミュニティカフェについても情報収集してみたい、そこで何かできることがあるのか、考えるきっかけになりました
  • 本日のような企画でより多くの組合員の学びの機会が持てれば、生協本来の活動につながると感じました