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食物アレルギー学習会をオンラインで開催
東都生協・アレルギー相談室の武内澄子さんが講演
東都生協は2021年10月25日、講師にアレルギー相談室・武内澄子さんを招き、「知って納得! 正しい知識を学ぼう!」と題した食物アレルギー 学習会をオンラインで開催しました。(主催:商品委員会)
食物アレルギーと症状
食物アレルギーとは、身体が食べ物を異物と認識し、過剰に反応して有害な症状が起きる現象です。発症後、急激に腹痛の症状が現れることをアナフィラキシーといいます。
進行が早く、血圧の低下や意識障害を起こすアナフィラキシーショックは大変危険です。目を離さないように気を付け、すぐに救急車を呼び、適切に対処して救急車の到着を待ちます。
●アナフィラキシーが起きた時の対処方法
①寝かしたまま膝下を30cmほど高くして血液を心臓に戻す
②吐き気がある場合は、嘔吐による窒息防止のため顔と身体を横向きに。歩かせたり、おんぶや抱っこなど身体を起こすことは絶対にしないで、救急車を待ちます。
●アレルギーの最近の特徴
年齢別新規発症原因食品は、年齢が増すにつれ、魚卵や木の実、果物、甲殻類と増えています。1~2歳児の3番目に多い木の実は、ベビーマッサージで使うナッツのオイルが原因とのこと。
また、花粉症の方が生の果物を食べると、喉がかゆい、ヒリヒリするなどの症状が口腔咽頭に起きるアレルギーもあります。加熱すれば症状は出ません。
アレルギーを誘発する食品添加物は、着色料や虫歯予防剤などにも含まれているので注意が必要です。
東都生協 アレルギー相談室は2023年7月12日を以って廃止しました。
「2021年度総代オリエンテーション」開催
地域の選挙区から選出された組合員の代表・総代が出席
2021年10月26日、第8地域委員会は「2021年度総代オリエンテーション」を開催しました。
総代オリエンテーションは、選出された総代が顔合わせを行い、総代の役割や任務、年間スケジュールを確認する場。今回はまちだ中央公民館で開催しました。
前半はスクリーンに動画を映し、全地域統一の説明・質疑応答、後半は各自の思いや意見を伝え合いました。
「商品の品質についても声を出していきたい」「初めての総代だが意見を出せるよう学んでいきたい」など抱負が語られたり、「東都生協の商品を友人にも勧めたい」「皆さんと交流ができて良かった」との感想が聞かれるなど、対面で会うことがなかなかできなかった昨今、貴重な機会になりました。
安心して暮らすために ~「ほっとはんど」学習会~
組合員同士の自主的な家事援助活動について学びました
第1地域委員会は2021年10月7日、東都生協くらしの助け合いの会「ほっとはんど」学習会を開催しました。講師は「ほっとはんど」の佐藤けさ穂さん、蝦名(えびな)明美さん。
「ほっとはんど」は有償ボランティアで、援助を受ける人・する人・賛助会員で構成され、依頼内容は掃除、洗濯、買い物など多岐にわたります。
参加者からは「話し相手の要望が一番多いと聞き、気持ちが温かくなった」「私にもできることがある?」「何よりお互い組合員というのに安心感を覚える」などの声が...。
特別な資格は不要、「ちょっとお手伝い」と考えれば援助の輪が広がるかも。今度はあなたの出番です。興味ある方は東都生協ほっとはんど事務局まで!
ほっとはんど事務局 03-5374-4748(月曜日~金曜日 午前9時~午後4時30分)
「ほっとはんど」について詳しくはこちらアジアの子どもたちに絵本を贈ろう
第2地域委員会主催ボランティア企画
幅広い年齢層の方が取り組みました |
第2地域委員会では、2021年の8月中旬から9月上旬にかけて、ボランティア企画「アジアの子どもたちに絵本を贈ろう」を開催。この企画は、紛争や貧困の中で絵本を手にする機会が少ない子どもたちに、絵本を贈る取り組みです。
緊急事態宣言発出中のため、自宅で絵本にビルマ語の翻訳シールを貼って事務局に返送、という形で開催しました。
幅広い年齢層の参加があり、「アジアの国々に関心を持つきっかけになった」「普段目にする機会の少ない言語に触れられ、ミャンマーの子どもたちのためにもなって、とても楽しめた」「親子ともども知らない世界をのぞくきっかけになった。もっと知りたい」など多くの感想が届いています。
オンライン「もーもータオル贈呈式」~たくさんのありがとうをタオルに込めて~
「八千代牛乳」生産者に東都生協の組合員から集められたタオルを贈呈
生まれたばかりの子牛を |
牧場の鈴木さんとライブ中継 |
鈴木さんの手元にタオルをお届け |
東都生協は2021年11月20日、2年に1回行われる「心をつなぐもーもータオルキャンペーン」※1を開催しました。(主催:組合員活動委員会)
組合員から集められたタオルを贈るもーもータオル贈呈式は例年、「八千代牛乳」※2の生産者の牧場を訪問して、交流と併せて実施していましたが、今年はオンラインにて開催。35人が参加しました。
初めに「八千代牛乳とは?」「もーもータオルキャンペーンのはじまり」などを学びました。今年度は、前回より多い「白いタオル」4,440枚、「メッセージ」282枚が集まり、贈られることが報告されました。クイズタイムもあり、子どもも一緒に楽しみながら参加しました。
産地からは、牛のお乳を実際に拭く様子などを動画で紹介されたり、千葉北部酪農農業協同組合・村上さんより自給飼料生産の取り組みが紹介されました。
生産者の鈴木牧場・鈴木耕太郎さんからは、生中継で牛舎の様子が紹介されました。贈呈式前日に産まれたばかりの子牛や配合飼料なども見せていただきました。質問タイムでは、時折聞こえる牛の鳴き声をBGMに鈴木さんとのやりとりを楽しみました。
最後のもーもータオル贈呈式では、時空を超え(画面越しに)、東都生協の組合員を代表してさんぼんすぎセンターの花沢組合員常任理事から牧場の鈴木さんの手元に無事、タオルをお届けしました。
今後も「八千代牛乳」を飲むことで、生産者を応援していきましょう。
※1「八千代牛乳を応援しよう! 『心をつなぐもーもーキャンペーン2021』」
牛のお乳をやさしく拭くために、新品の白いタオルを組合員が寄付をして、「八千代牛乳」生産者へ贈る活動です。今年度は、6月7日~9月10日に寄付を募りました。
白いタオルを使ってお乳を拭くことで、細菌数が少なく、品質の高い「八千代牛乳」が生産され、私たち消費者の元においしい「八千代牛乳」が届きます。
※2「八千代牛乳」
75度15秒の高温短時間殺菌法(HTST法)を採用。市販の牛乳の多くで採用されている120~130度2~3秒の超高温瞬間殺菌法(UHT法)と比べ、たんぱく質の熱変性による牛乳臭さが抑えられ、より生乳に近い味わいが楽しめます。HTST法は、新鮮で生菌数の少ない質の良い生乳だからこそ可能な殺菌方法です。飼料のとうもろこし・大豆由来原料はNon-GMO(非遺伝子組換え)。おいしさだけではなく、食の安全にもこだわって生産しています。
親子で憲法を学ぼう!「檻の中のライオン ~憲法ってなんだろう?~」学習会報告
組合員活動委員会主催・楾 大樹弁護士による憲法学習会
講師の楾(はんどう)弁護士 |
資料とパペットで分かりやすく解説 |
組合員活動委員会は2021年10月30日(土)、「親子で憲法を学ぼう! 『檻の中のライオン~憲法ってなんだろう~』学習会」をオンラインで開催しました。
「檻の中のライオン」の著者・楾 大樹(はんどう たいき)弁護士を講師に、もっと憲法について親子で学ぼうと開催しました。楾弁護士は、広島県の事務所から、ライオンとその他の動物のパペットを使って軽快に講演し、2時間半があっという間に過ぎました。
くらしを守り、次世代の子どもたちに平和な世界を引き継いでいこうと、組合員から寄せられた平和募金を活用しました。参加者は97人と、小学生から高校生まで幅広い世代が参加しました。
「憲法は誰のもの?」「『憲法』というルールを守らないといけないのは、誰?」と楾弁護士からの問い掛けで始まりました。「国民みんな」なのか、果たして「国民みんなじゃない」のか? ――改めて問われると、考えてしまいます。答えは憲法第99条。「国民みんなじゃない」のです。この条文では「天皇または摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務」を定めています。
楾弁護士は自ら作成したオリジナル「日本国憲法」ファイルを用いて、「私たちが人間らしく生きるために、みんなが共存して生きていくためのルールが憲法です」と話されました。
前半では、第99条:憲法を守るのは誰なのか、第11条:基本的人権は、生まれながらに授かっている人権、第13条:みんな同じ人間だけど、みんな違う人間。人間らしく自分らしく生きていくための憲法であることについて解説されました。
「ルールは、みんなで作りましょう」――憲法は、権力を持った人が勝手に作るべきものではなく、みんなが意見を出し合って作られるものです。
憲法とはそもそも何なのでしょうか? 関連する条文は、第98条、第96条です。第98条では憲法が国の最高法規であることを定め、憲法の改正手続きは第96条で定められています。国民主権とはどういうものかも、国家権力を百獣の王「ライオン」、憲法を「檻」に見立てて、仕組みを分かりやすく説明されました。
「この憲法も作り変えることができます。主権者である国民が『おかしいな』『変えるべき部分がある』と感じたら、意見を出していきましょう。しかし、主権者である国民もしっかりと勉強して理解することが必要。勝手に権力を行使できないように国民が注視し、怒るべきときは怒らないといけません」と楾弁護士は強調されました。
講演の後半は、まず第53条。「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その(臨時会の)召集を決定しなければならない」と定めています。内閣が臨時国会を召集しないのは、どうしてなのでしょうか?
戦争の放棄を定めた「第2章」は、平和と自由を守るものです。第9条2項は、憲法で戦争をしないように国家権力をコントロールし、縛り付けています。第14条では、全て国民が法の下に平等であることを定めています。楾弁護士は、関連して基本的人権(自由権)や表現の自由、民主主義について解説されました。
「果たして国民の何パーセントの人がはっきりと学んだ記憶があるでしょうか? 教育の中ではどれだけ、憲法は国民のためにあり、公務員などの権力者が暴走や悪さをしないようにしているのだと認識しているのでしょうか」と楾弁護士は問い掛けます。
私たちも、憲法の仕組みや大事にすべきことをもっと学び・知り、そしていのちとくらしを守るためによく考え、自ら行動すべき時には意思表示としての行動を取ることになります。それが恒久平和への第一歩で、お互いの意見の違いも受け入れて、どのように、この国での社会や暮らしを平和なものしていくか、語り合わなければならないことが分かりました。
主権者は誰なのか、主権者は憲法で守られているのか、いま一度確認する必要があることを考える機会となりました。
この講演は、10月31日の衆議院選挙前日に行われました。楾弁護士はすぐにYouTubeに講演の様子の動画をアップロードし、広く伝えられています。最後に、楾弁護士の書籍や絵本の紹介をしました。
「憲法とは?」―― 親子で、家族、友人、知人と話してみるきっかけとなった学習会でした。
<参加者感想より>- 憲法に対する考え方がよく分かりました。ファイルも見やすくありがたかった
- ずっと伺いたいと思っていた講師の先生のお話が無料で聞けるという素晴らしい機会に感謝します
- 小学校4年生の子どもと視聴しましたが、さまざま考えることがあったようで、とてもありがたく、これからの学びにもつなげていきたいと思います
- オンラインなので、気軽に聞けました。時事問題も聞きたかったので参加しました。知らないことばかりで面白かった
- 話の内容は分かりやすかった。小学生低学年には難しかった。語りたいことがたくさんあるならば、何日間かに分けてもいいだろうし、参加者への配慮も、もう少し必要だと思った
東都生協発「100万人のピースベル」に取り組みました
平和への思いをメッセージに!
「国際平和デー」とは、2002年に国連が定めた平和の記念日です。毎年9月21日を世界の停戦と非暴力の日として、全ての国と人々に、この日一日は敵対行為を停止するように働き掛けています。
アメリカ・ニューヨークの国連本部では、毎年この日に、国連事務総長が日本から贈られた「平和の鐘」(Japanese Peace Bell)を鳴らす特別記念行事が行われています。
参加者より「平和のメッセージカード」として平和への思いや、ピースベルに参加した感想をお寄せいただきました。
全11枚を紹介します。
※画像をクリックすると拡大画面(JPEGファイル)が開きます。
知ってる? 石けんのスゴわざ! 親子実験講座
太陽油脂㈱石けん親子実験講座
①混ざり合わない水と油に |
②かき混ぜると、 |
③「酢」「塩水」etc.... |
「『石けん』ってどうして汚れが落とせるの?」
2021年8月20日、第7地域委員会は「パックス」ブランドのメーカー・太陽油脂㈱・松山浩之さんを講師に、石けんについての親子実験講座をオンラインで実施。
実験を交え、石けんについて楽しく教えていただきました。
パックス製品は、天然の植物油が主原料。合成界面活性剤を使わない石けんは、川や海に流れても微生物や魚の餌となって循環します。
映像で「液体石けん」の製造、包装、出荷ラインも視聴。お家で工場見学もできました。
子どもたちにも身近な石けんが「環境を考える」きっかけになるとうれしいですね。
八千代牛乳をもっと知ろう ─オンライン交流会─
千葉北部酪農農業協同組合と「八千代牛乳」学習交流会を開催
おいしさの秘密教えます |
おいしいご飯、いただきます |
2021年8月26日、第3地域委員会はモーモーくんの牛乳でおなじみの千葉北部酪農農業協同組合との楽しい交流会を開催。
同産地の村上沙記さん・五香智嗣さんと、参加者の東都生協組合員の各家庭をオンラインでつなぎました。
まずは工場の成り立ちから、搾乳された生乳がどのような工程を経て私たちのところに届くのかを学習。
後半は生産者・高木信行さんからのビデオ放映のほか、鈴木耕太朗さんの牛舎からは、かわいい子牛が登場!!
朝夕2回の搾乳、餌やりや牛舎の掃除、堆肥づくりなど、生産者の1日は早朝から始まる大変な作業ですが、「牛が好きだから頑張れる」と熱い思いを語ります。
牛は2~3歳で初めてお産をし、1年に1回子牛を産みます。「人間と同じで、お産を経験しないとミルクは搾れない」と、参加者
からの質問にも丁寧に答えていただきました。
オンライン交流会は、第3地域委員会にとっても初めての試み。反省点を踏まえ、"身近に顔の見える交流会"としてこれからも続けていきたいと夢は膨らみます。さて、次はどこの産地に行きましょうか!!
総代・サポーター交流会を開催
千葉北部酪農農業協同組合と交流し、1年の活動を振り返りました
久しぶりの千葉北部酪農農業協同組合 |
第6地域委員会は2021年7月8日、2020年度の第6地域の総代とサポーターに感謝の意を込めて「総代・サポーター交流会」を開催。東都生協のさんぼんすぎセンターにて、集会&オンライン産地訪問の形で進行しました。
会の前半は、さんぼんすぎセンターに集まった総代・サポーターと、千葉北部酪農農業協同組合の村上沙記さん、酪農家の鈴木耕太朗さんをオンラインでつないだ産地交流会。
生産者の鈴木さんは牧場を始めた頃のことから牛や牛乳への思い、毎日の仕事について語られました。また、子牛の様子を牛舎からカメラ中継したり、クイズを出題するなど随所に工夫を凝らした楽しい交流となりました。
会の後半では、総代・サポーターが1年間の活動を振り返りました。メンバー一人ひとりから昨年度の活動報告を聞き、意見交換も行って参加者同士の交流を図りました。
終了後には「今回のような集会型とオンライン産地訪問を組み合わせた企画は、遠い産地や、なかなか入ることができない場所ともつなげられるので、通常企画としても有効では」「現地に行けなくても、牛舎の様子や鈴木さん、村上さんの思いが聞けた。参加して良かった」「フリップを使ったクイズは、思わず"へぇー"という内容もあり、盛り上がった」とたくさんの感想が...。
また、総代・サポーターから「やり残した感がある」という声がある一方で、「これからもできる限り参加したい」などの前向きな意見も聞かれ、交流会は今後につながる良い機会になりました。