みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

トマトへの理解を深める交流企画「トマトの学校」参加者の声

東都生協・オタフクソース㈱・㈱ナガノトマトの3者による協議会「トマト倶楽部」設立に先立って開催

2010.06.04

東都生協が2009年8月4日~8月5日に開催した、トマトへの理解を深めるための交流企画「トマトの学校」に参加した組合員の声をご紹介します。

同企画では「高原夏摘みトマトジュース」のメーカー、㈱ナガノトマト(長野県松本市)を1泊2日で訪問。加工用トマト畑見学と収穫体験、松本工場の見学を行い、トマトの歴史・栄養、生食用と加工用トマトの違いなどを学習し、昼食時には㈱ナガノトマト専属の谷口シェフによる料理講習を通じて同メーカーと交流しました。

なお、2009年8月11日には東都生協、オタフクソース㈱、㈱ナガノトマトの3者で協議会「トマト倶楽部」を設立。国内生産者の生活基盤を守り、国産のおいしいトマト製品を供給し、信州産加工用トマトを振興することが目的です。収穫援農企画など、組合員と生産者相互の理解を深めるための、さまざまな活動を実施していく予定です。


  • 思っていた以上に、親子ともども大変楽しかった。おいしいトマトやジュースができるように、日々、努力・開発している姿を見て、今後、もっと「ナガノトマト」の商品を利用したいと思います。トマトジュースもトマト料理も、大変おいしかった。
  • トマト畑でご説明をいただいたナガノトマト・高橋さんの笑顔からは、自分たちのトマトに対する自信と愛情と強く感じましたし「愛果(まなか)」というネーミングからは、その思いが会社全体のものであることが分かりました。トマトペーストの輸入自由化やトマト農家の減少といったすさまじい逆境の中で、本当に懸命な企業努力により活路を見出されていることが、新品種の改良やケチャップ(つぶ野菜入り)の開発などからもよく分かりました。工場でのリサイクル促進や、マイカップ使用など、時流へのキャッチアップにも熱心さを感じました。折しも食料自給率41%に上がったとのニュースがありましたが、トマト生産の現場や、貴社の想いを知った上で、今後、一消費者として、何ができるかを考えていきたいと思います。「畑でへたをもいだときに感じた青くささと新鮮さ」のように、今回の体験をいつまでも記憶にとどめておきたいと強く思いました。
  • トマト畑ならびに試験プラントでのお話を伺い、おいしいトマトづくりにかける「熱意」を非常に強く感じました。日頃、商品を選ぶ時に「どんな材料で」「どんな方法で」製造されたかを気にしながら選んでいますが、これからは「作ることに携わっている方々の顔を思い浮かべながら選べることの良さ」を実感できそうです。ナガノトマトの皆さまの熱意と技術力で、これからも安全で、安心して食べることのできる加工品を作り続けてほしいと思います。農家の方が、自分の家族に食べさせたいと思うような野菜を使って、より安全な食品も、ぜひ作っていただけたらと思います。


収穫体験1 収穫体験2 トマトの学校1
  • 真っ赤なトマト、おいしかった。谷口シェフのレシピ、早速試してみたところ、家族に喜ばれました。産地に行き、そこで生産者の思いを知るということは、本当に大事なことだと思います。また子どもを連れて体験したい。
  • トマトの学校たのしかったです。トマトもすごくおいしくてでかかったです。おうちでもおねいちゃんがトマトをおいしいといっていました。(8歳)
  • 息子たちと一緒にとても楽しく、かつ意味のある旅ができたと感じております。松本市より「愛果(まなか)」を中心に(ベースに)日本全国へいろいろな商品を展開していらっしゃる様子は、とても力強く思いました。私も昔のように仕事を中心に生活してみたくなりました!? 農家の方や工場のスタッフ、営業の方などさまざまな形で皆さんが頑張っていらっしゃる様子が、今回の訪問でよく伝わってきました。日本経済も弱っており、たくさんのご苦労が実はおありかと思いますが、これからも応援しております。 P.S.息子たちはスーパーに行くとナガノトマトの商品の在庫確認をしております! 皆さんのように誇りを持って仕事ができる大人になってほしいなと思っています。食育だけでなくさまざまなことを思った訪問でした。
  • ぼくにとっては、ナガノトマトの商品は全て、おいしかったです。特においしかったのは、ジュース用トマトです。中が温かくて、すごくあまかったです。ぼくは、これから、ナガノトマトにこだわりたいと思います。ナガノトマトの皆さん、これからもがんばってください。(12歳)
  • 今回の企画で一番楽しかったことは、やはりトマトの収穫です。真っ赤なトマトを取るのは、とても楽しかったです。家族全員で10個も取ってしまいました。早速、8月6日の朝にトマトに塩をかけて食べました。おいしかったです。(12歳)


トマトの学校2 工場見学 谷口シェフの昼食
《参加者からのおすすめコメント》
  • 思っていた以上に、ナガノトマトの会社の方々のトマトに対する思い入れを知ることができた。
  • トマトに関心があるかたは、ぜひ、行って、見て味わっていただきたい。
  • 体験あり、知識を深める場あり、試食ありで子どもも大人も十分楽しみながら、生産者の方々と商品への理解を深めることができました。
  • トマトジュース選びにこだわってみようと思える内容です。
  • 私たちの知らないところで、トマトのひとつの種にたくさんの人が関わっています。その熱い思いに感心し、これから、応援していきたい。
  • 畑での収穫体験はとっても楽しいですよ。子どもたちはカエルや虫取りにも夢中になっていました。谷口シェフのお料理は私はすごく好きです。ぜひ一度召し上がってください。

田んぼの生きもの調査&収穫体験 交流会 参加者の声

(農)山形おきたま産直センター交流訪問企画への2009年参加者の声~

2010.05.21

産直米の産地、(農)山形おきたま産直センターの協力により、2009年7月18日~19日に開催した「田んぼの生き物調査&じっくり交流」への参加者の声をご紹介します。

本企画は、田んぼの生き物調査と米作りの関係を学び、生産者との交流を通して産地の取り組みの理解につなげるために開催したものです。

田んぼの中から顔を出すカエルたち

田んぼの中から顔を出すカエルたち

田んぼの生きもの調査「何が採れるかな?」

何が取れるかな?

みんなで採取した生きものの調査

みんなで採取した生き物の調査

いろんな生きものがいるんだね

いろんな生き物がいるんだね

たくさんのブルーベリーにみんな夢中

たくさんのブルーベリーにみんな夢中

親子でブルーベリー収穫体験

親子でブルーベリー収穫体験

精米所見学

精米所見学

昼食交流

昼食交流

  • 「今どき、農家の子だって田んぼに素足で入ったりしない」というのに貴重な経験をさせていただき、ありがたく思っております。「トロトロ層」といわれるふかふかで柔らかくて温かい田んぼの土の感触は初めての経験で、足をとられて前へ進めず、生きもの調査どころではなかったというのが正直な感想です。有機栽培での生き物の役割には驚かされました。頭では何となく分かっていたつもりでしたが、イトミミズやカブトエビやクモが、どのように役に立つのか具体的なお話を伺ってはじめて「そうなのか」と納得しました。ちょっと感動しました。小さな生き物たちの力は、すごいものですね。ブルーベリー狩りは、安いお値段で、たくさん採らせていただき、申し訳ないくらいです。大変おいしくいただきました。ブルーベリー畑の近くは、立派な開拓の竣工記念碑が立っているのに、その周囲では、耕作していない土地が広がっていて、ちょっと悲しい風景でした。最後の日のお昼ごはんは、手作りのおにぎりやお漬け物、バーベキューでもてなしてくださって、本当にありがとうございました。生まれて初めて「熊汁」をいただきました。意外と臭みもなく、おいしくいただきました。「ひょん」という雑草のおひたしもおいしかった。精米所を見せていただき、虫喰い米や異物を精米段階で取り除いていることを初めて知りました。米の保存にも、きちんと温度管理がされているのを見て、家で米を無造作に保管していることを反省しました。有機農法は、大変なお仕事だと思いますが、これからも頑張ってください。私たちも生産者の方々を支えたいと思いました。これからは、お米の消費を増やすべく努力します!

  • 最初は田んぼの中に入るのが怖く、入れるのがやっとでした。でも、慣れたら、また入りたいなと思えました。水中の生き物の中に不思議な物や見たことない物がたくさんいてびっくりしました。たとえば、イトミミズなんかは初めて見ました。その他にもたくさんいました。これからも米などを作ってくださいね。頑張ってください。(お子さんより)
  • 田んぼに生きものを育てていくという考え方にびっくりしました。そういう方法で米と育てるということも知らなかったし、自然と共存していくこともすごいことだと思いました。皆さんの熱い思いが伝わってきて、参加して良かった。ブルーベリーは冷凍したものしか食べたことがなかったので、摘んですぐに食べられることや、プチッとした食感に幸せを感じました。帰ってからヨーグルをかけたり、そのままを食べたりして家族で取り合って食べました。山から眺めた景色の素晴らしさ、地元の食材を使ったお料理のおいしかったこと。耳慣れない山形の言葉...東京にいたら分からなかったことばかりでした。東都生協の組合員というだけで、このような交流ができるとは思っていませんでしたが、産地の様子や生産者の方々の努力や工夫を少しでも地元に伝えていければと思います。
  • 田んぼの生き物調査については、他の生産地に比べ、きっちりと体系立てて構成されていて分かりやすく、プロの域に達していると感じました。また、イトミミズの多さは際だっており、これまでの生産者の方々の地道な努力の結晶だと思いました。これからもトロトロ層を積み上げていってほしいと消費者として希望しております。最後に昼食交流会での数々の料理、本当においしくいただきました。本当にありがとうございました。
  • タイコウチがつかまってよかったです。こんどはミズカマキリやタガメをつかまえたいです。ありがとうございました。(お子さんより)

JAやさと農業体験・大豆コース 参加者の声

東都生協の産直産地、JAやさとで大豆作りからの豆腐作りを体験!

2010.05.21

東都生協は2009年7月4日~同年12月5日、JAやさとのご協力により、自分たちで育てた大豆で豆腐を作る農業体験企画を実施しました。

同産地は昔から養豚、酪農、養鶏などの畜産が盛んで、その家畜の有機物や落ち葉を堆肥にして、野菜や果物の多品目複合農業・環境保全型農業が行われてきました。

同産地と東都生協では地域ぐるみの総合的な産直「地域総合産直」を展開し、青果物・産直たまご・鶏肉・産直加工品「東都納豆」・産直米の茨城コシヒカリ「ぴっかりぴん」などを取り扱っています。本企画は作物や商品ができるまでの過程を学び、少しでも食べることについて考えるきっかけになればと思い開催しました。

学習会

学習会

大豆の種

大豆の種

草取り作業

草取り作業

種まき作業

種まき作業

収穫作業

収穫作業

脱穀作業

「脱穀作業

豆腐づくり1

豆腐づくり1

豆腐づくり2

豆腐づくり2

豆腐完成

豆腐完成

参加者の感想 ~JAやさと農業体験・大豆コース 2009年参加者の声から(抜粋)~

  • 初めて大豆づくりを体験できてとても良かった。大豆を通して、枝豆作りからの納豆・豆腐作りなど、いろいろな体験やお話を伺えて良い勉強になりました。
  • 豆腐・豆乳・おからと日々お世話になっている物がどのように種からできるのか体験でき、新鮮に思われました。
  • 私は豆作りが一番楽しかったです。自分たちで作った大豆から、難しい豆腐を作るからです。作った豆腐はすごくおいしくて、よかったです。豆腐を作り、大豆を育てるのは楽しかったし、お昼ご飯もおいしかくて良かった。また参加したいし、他の食べ物の農業体験もしたい。(お子さんより)
  • 親子ともども、4回にわたり貴重な体験をさせてもらいました。田舎を持たない私たちが畑に入って土を踏んだり、何か作業をさせてもらうことは、本当にお金を払わないとできないことであります。自然の中で過ごした短い時間の中にも、子どもなりに多くの気付きや発見があったようです。産地の方々は受け入れの準備などご苦労が多いかと思いますが、このような企画が数多く行われることを期待します。
  • 大豆をたねから育ててみてとても楽しかったです。くりひろいやいんげんまめのしゅうかくやなすのしゅうかくなどもやらせていただいてとてもうれしかったです。また友達もできてとてもうれしかったです。大豆のしゅうかくの時のだっこくきはとてもすごかったです。(お子さんより)
  • 短い時間ではありましたが、食べものを作ることに必要となる労力を多少なりとも身近に感じることができたとても良い体験でした。普段口にしている食べものの一つひとつへの感謝をあらためて感じました。
  • 豆腐作りは初めはすごく硬かったのに、すごく柔らかくなったのがびっくりしました。ミキサーに大豆を入れたらすごく柔らかくなっていました。次に火にかけて泡を取りました。ぼくもお父さんと交代で泡取りしました。その次に搾りました。お父さんと一緒に搾りました。すごく硬くて手が痛くなりました。75度にして天然にがりを入れて固めました。ようきに入れてかためました。ようきから出すのはぼくがやりました。すごくきんちょうしました。豆腐はおいしかった。(お子さんより)
  • 福岡県の田舎で育ち、田んぼ・畑を当たり前のように見て過ごしてきました。田舎にいれば自然に知っていく米や野菜の生育の仕方、季節ごとの旬の物も都会育ちの子どもたちにはなかなか分からないものです。ましてや小学校の校庭さえゴムチップ舗装され土に触れることもものすごく少ない日々の中で、種まきから収穫・加工までと、とても良い体験をすることができました。日本の農業について考える良い機会にもなり、また豆腐の消泡剤やにがりについても身をもって知ることができました。JAやさとの皆さんどうぞお元気で、これからもおいしい野菜を作ってください。買うことだけでしか応援できませんが、ぜひ買わせていただきます。


田んぼ生きもの調査&蛍鑑賞 2008・2009年参加者の声

産直米の産地、JAみやぎ仙南での農業体験、田んぼの生き物調査&ホタル観賞

2010.05.05

産直米の倉庫を見学"

産直米の倉庫を見学

カエルの生息調査"

カエルの生息調査

カブトエビも生息しています"

カブトエビも生息しています

トマトの収穫も体験できました"

トマトの収穫も体験できました

田んぼの雑草も調査します"

田んぼの雑草も調査します

田んぼの草取り作業を体験します"

田んぼの草取り作業を体験します

田んぼに入って生きもの調査"

田んぼに入って生きもの調査

田んぼで取った生き物を調査

田んぼで取った生き物を調査

夕食交流会で大内部会長からあいさつ"

夕食交流会で
大内部会長からあいさつ

産直米「無洗米宮城コシヒカリ」の産地、生き物や環境と共生した米作りを実践するJAみやぎ仙南(宮城県丸森町)との交流訪問企画に参加した組合員の声をご紹介します。

田んぼの生き物調査体験を始め、米の草取り体験・収穫体験など産地をまるごと体感できる企画です。環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料をできるだけ減らし、消費者の健康を考えた米作りを実践する同産地では、夜にはたくさんのホタルに出会うことができます。

参加者の感想 ――2009年度 田んぼの生きもの調査 参加者の声から(抜粋)――

  • 今年は2回目の参加でしたが、前回以上に楽しませていただきました。今年は2日間ともに田んぼに入ることもでき、子どもも大満足だったようです。私にとっては田んぼの草取りをしたことが貴重な体験となりました。完全農薬無散布の米を求める消費者は、私の家族も含めて多いのですが、それを作るには多くの労力が必要となることを体で実感でき、今後自分で何をすべきか考えるよいきっかけとなりました。2回目の訪問で、私も娘もますます丸森町のファンになりました。娘は「丸森に家を買えないの?」と言うほどです。生産者の皆さまには、これからもお体に気を付けて、今までのように素晴らしい農作物を届けてくださるようお願いします。
  • 私のパーカーの中にホタルが入ってしまって、パーカーの中で光っていました。もともとの光は黄色でしたが、パーカーの中で、パーカーのピンク色が透けてピンクに光っていました。
  • 大切に育てている田んぼに入らせていただき、貴重な体験となりました。田んぼがあんなに柔らかく、温かみのある土であったこと、感動しました。草取り体験では、農薬無散布の田んぼの大変さには頭が下がります。あの草の勢いにはびっくりでした。「手間をかけて育てていただいているんだなぁ」と思いました。食のありがたみを感じながら生活していきたいと思います。丸森町の元気さにびっくり、元気をもらいました。これからも元気な丸森町でいてください。
  • 丸森町の素晴らしさを体感することができました。生産者の姿勢、丸森町の自然に接すると、理想に近い日本の農村地帯の在り方に感銘を受けます。これからも大型の商業主義とは無縁の、小さくても質を重視した町であってほしいと希望しております。
  • 子どもたちに一番良かったのはホタルもさることながら「真っ暗闇」の体験です。学校で先生から「ぜひこの夏体験させてあげてください」と言われたことだからです。また田んぼに入った体験では、こんなに生き物がいるところで米が作られていることが分かり安心しました。最も印象に残った言葉は「米を何十年も作っているけれど、いまだにこう作れば良い米ができるという方法が分からない」。米作りの難しさ、皆さんのご苦労の一端が分かる言葉でした。
  • 田んぼに裸足で入ったことで田んぼの中はぬるぬるとしていること、ヤゴ、アメンボ、クモ、巻き貝、カエルなどなど、たくさんの生きものが共生しているということが分かりました。真っ暗の中で見たホタルは、きっと子どもたちの目に焼き付いたのだろうと思います。たくさんの自然に触れることができ、うれしく思っています。また「安全・安心な米」ということで頑張って米作りに携わっている方々と出会え、人としての生き方にも触れることができました。
  • 丸森町の風景や生産者・関係者の皆さんの温かいお気持ち、米作りに前向きに取り組む姿勢などが心に染みました。「たとえ生産量が減っても、安全・安心には代えられない」と、できるだけ化学肥料や除草剤などに頼らない米作りをされていることがよく分かり、これからも安心して丸森の産直米を頂くことができます。うちに遊びに来る子どもたちに「おにぎりがおいしい!」と言われたら「そりゃそうよ! 生き物たちがいっぱいいる田んぼでつくられたおいしいお米だもん!」って言えます。今回印象に残った1つは、紙(ダンボール)を使用して田植えをされたという田んぼです。雑草との熾烈(しれつ)な闘いを感じると同時に、私よりも年上の(?)皆さんがさまざまなことにチャレンジしていることが分かり「すごい!」と思いました。人生や仕事の先輩としても、良いものを見せていただけたと思っています。でも固いことは抜きにして、たくさんのドジョウ、カエル、イモリに眼をキラキラさせる子どもたち、暗闇に舞うホタル...それだけでも本当にうれしい風景ですよね。訪問翌日、小3の息子が学校に出す日記に丸森町のことを書きました。いつもは2行書くのにヒーヒー言っている子が、頑張って書きました。
  • 丸森町の方々の顔がとても輝いているように感じました。美しい田園を守っている自負でしょうか。米に対する愛情が伝わってきました。食の中心である米、小学校で田植えや草取り...など経験をして食づくりの大変さを体感してほしいと思います。
  • 田んぼや移動のバスの中で聞かせていただく生態系と米作りの話は理論的で簡潔、系統立っていて、これまでの皆さんが多くの議論と現場でご苦労を重ねてこられたからこそ、素人の私たちにも分かりやすい説明ができるのだと思いました。
  • 田んぼの生き物調査ではたくさんの生きものがいること、緑が多く空気がおいしく水がきれい...。昔は当たり前であったことが、今では大変貴重な風景になりましたが、丸森町には変わらず存在していることの素晴らしさ!! 生産者の努力があっての「今」だと感じています。皆さんの思い・信念には頭が下がり、胸が熱くなります。私たち都会の者が教わることがたくさんありました。自然を愛すること、米作りを精一杯頑張り、大事にすること、人を愛すること、自分だけではなく全てのものや存在を大切に思うこと...など。
  • 有機米の良さは頭では分かっていたつもりでしたが、生き物を発見し、毎日心を込めてお世話してくださる皆さまにお会いしたことで、丸森町のお米はみんなのパワーがぎっしり詰まったすごいお米なんだということを五感で感じることができました。
  • 田んぼの生きもの調査というタイトルに妻が引かれて「息子と行ってきたら?」と誘われたのがきっかけでした。米について少しくらい調べておかなければ...と思いつつもあっという間に出発の日。たくさんの生き物が米を育てている事実。雑草を抑えることがいかに大変かということ。生産効率の悪い地形。生産高と農薬無散布のバランスなどなど。百聞は一見にしかずでした。生産者の皆さん一人一人がさまざまな思いを持って米を作っているという当たり前のことを、胸に刻むことができました。安い物より安全な物。遠くの物より近い物に日本人が意識を向けることを信じています。丸森の皆さんの闘いを応援いたします。

田んぼの生き物調査&ホームステイ2008年・2009年参加者の声

産直米の産地、JAみどりの田尻産直委員会の協力による農業体験と田んぼの生き物調査体験

2010.05.04
 

カエルの生息調査"

カエルの生息調査

トンボの羽化の様子も見られました"

トンボの羽化の様子も
見られました

ブルーベリーの収穫体験も"

ブルーベリーの収穫体験も

「ミニとうもろこし」の皮むき作業を手伝います"

「ミニとうもろこし」
の皮むき作業を手伝います

受け入れ生産者との顔合わせ

受け入れ生産者との顔合わせ

昼食時に田尻営農センター・伊藤センター長より説明

昼食時に田尻営農センター
・伊藤センター長より説明

田んぼの土の中の生き物を調べます

田んぼの土の中の生き物を調べます

用水路の生き物を調べます

用水路の生き物を調べます

2008年、2009年も東都生協の産直米の産地、JAみどりの(宮城県大崎市)Aみどりの田尻産直委員会の協力により「田んぼの生き物調査」を実施しました。

同産地では生き物や環境と共生した米作りを実践し、産直米「無洗米宮城ひとめぼれ(田尻)」「無洗米宮城まなむすめ」を生産。今回は田んぼの生きもの調査に加えて生産者宅へのホームステイを行い、米作りの作業を通じて農家の生活を体験しました



参加者の感想 ――2008~2009年度 田んぼの生きもの調査&ホームステイ 参加者の声から(抜粋)――

  • 本当にお世話になり、ありがとうございました。娘は十分に楽しみ、とても良い思い出になったようです。食べ物の安全性は、生きることの基本でありながら、今はその基本を守ることが難しい時代です。しかし、田尻の皆さんのように安全でおいしい農作物を作り続けていらっしゃる方々が多く存在するというのは、大変ありがたく思います。毎日、安全でおいしい食べ物を食べられることに一層感謝するようになりました。これからも生産者の方々と私たち消費者が強く結ばれた関係を続けていくことができれば素晴らしいことだと思いますので、今回のようなホームステイ企画は、ぜひ継続していただきたいと思います。
  • 「米や野菜は1分1秒も待ってくれない」――こう言われた千葉さんの言葉に心を打たれました。私たち人間は日常生活の中で、そしてあらゆる場面で、選択や行動を迫られます。時にはそれから逃げてしまいたいという思いに駆られ、実際にそのことを後回しにしたり、放棄してしまうことさえあるけれども、自分の体や気持ちを優先させていたら作物は売り物にならなくなってしまう。この葛藤から逃げずに、栽培物や家畜と一緒に生きていくことの大切さを身をもって教えてくださったご家族に心より感謝いたします。ありがとうございました。
  • 5歳の娘に「田んぼ」を見せてやろう、と気軽に参加させていただきました。「田んぼの生き物調査」が定性的な単発の試みではなくて、今後の安全・安心を確認する取り組みの一つの軸になる定量的な定期的調査事業であることを知りました。なるほど分かりやすい環境指標でありますが、皆さんの地道な調査がないとデータとしては役に立たない、根気のいる取り組みだなあと思いました。また、田尻の人と土地の素晴らしさと農業と土に対する思いを理解させるべく、ホームステイをはじめいろいろな手間をかけていただき、勉強させていただくとともに、娘ともども大変楽しませていただきました。帰ってから家族を始め、周囲の人間には、皆さまの取り組みと熱意、温かさを語っております。
  • 田んぼの生き物調査には今まで関心がありませんでした。今回はホームステイに興味を抱き、参加しました。すくってきた泥をネットに入れ、何回も水で洗い、バットに移し、田んぼの生き物とやらに対面すべく、暑さにも耐えてカエルの前にしゃがみ込み、バットに目を凝らし、イトミミズ・ユスリカの幼虫を観察することができました。歩きながらのアマガエルのカウント、トンボの抜け殻なども観察し、生きものが生息すればするほど、水田が有機質になる様子がよく分かり、また、稲の葉の緑も濃いことに気が付きました。遠目に見る田園風景の見方も今後は変わるでしょう。米を食べる人が一人でも多く田に足を入れ、水田の生きものに関心が持てるように、今回の訪問を機に伝える役目をしようと思いました。
  • 知らない人たちを自宅に入れることは大変だったと思います。温かいもてなしに感謝しております。田んぼのある風景はやはり落ち着きます。稲に止まった、たくさんのトンボ、用水路のメダカやドジョウ、子どもたちのはしゃぎ声を聞きながら、いつまでも残していかなければいけない責任を痛感しました。子どもたちがいろいろな体験をしながら、自分たちの健康やそのもととなる食物が育つ土壌に関心を持ち、生きる力を培っていけるように今後も活動していきたいと思います。
  • 今回初めて「農家へホームステイ」という企画を情報紙で見て、どうしても参加したく応募し、参加させていただきました。私は四国の田舎育ちなので、小学生の頃は近くに田んぼもあり、川やあぜ道で遊んだものです。しかし、我が子はというと、習い事や塾に追われてあまり自由な時間はなく、近くに自然と触れ合い心豊かに生活していく...。そんな生活とは程遠い生活を送ってきました。そんな日常から離れ、自然の中にいる生きものや植物に触れ、何かを感じ取ってくれることを期待し、親子ともにワクワクしながら古川駅に到着しました。お世話になった中川さんのお宅はとても大きく立派で、また、都会とは何らかわらない生活に少しびっくりしつつも、庭に井戸、周りには用水池、畑、ビニールハウス、そして広大な田んぼがあり、自然・田舎を感じることができました。2日目の田んぼの生きもの調査では実際にイトミミズ・ユスリカの幼虫・カエルの数を調べましたが、こんなにもたくさんの生きものが生息しているとは思ってもいませんでした。実際に目で見て確認することで食の安全を実感することができました。我が子はザリガニやドジョウ、トンボなどを捕まえ本当に楽しそうでしたし、家に帰ってきてからも「また行きたい!! 中川さんの家がいい!!」「今度はいつあるの?!」と興奮し、主人や姉にいろいろな体験話をしていました。
  • JAみどりのの田んぼの生き物調査に興味があり参加しました。今回は生産者のお宅に宿泊させていただき、お手数をお掛けしましたが、生活を見せていただき、日々の農作業は大変でしょうが、豊かですてきな暮らしぶりと拝見しました。うらやましい限りです。また、翌日の生きもの調査では、実は虫類は少し苦手なのですが、そんなことは忘れてしまうほど、夢中になって調査に参加させていただきました。既存の水田と区画整理後の水田の比較調査を基本としてデータを蓄積することによって稲の栽培管理に役立てていこうとされていることに感心しました。田んぼの生き物調査は、これからの環境問題を意識する上で大変重要なことだとあらためて実感しました。参加されたお子さんたちも何らかの形で心に残っていくのではないかと期待しています。

東都生協の産直産地で古代米づくりを体験!

(農)房総食料センターの古代米 栽培体験交流会

2010.04.07

田植え

田植え作業"

田植え作業"

草取り

草取り作業"

草取り作業

かかしづくり

かかしづくりの様子"

かかしづくりの様子

かかしづくりの様子

稲刈り

稲刈り作業の様子

稲刈り作業の様子

毎年大好評の東都生協の産直産地、(農)房総食料センターでの「古代米 栽培体験交流会」。

古代米(黒米・赤米)の栽培体験を通して、米作りの苦労や喜びを感じ、「生産物を大切に感謝して食べる」ことへの理解を深めるきっかけとしています。

2009年の作業の様子と、参加した皆さまからの声をご紹介します。



参加者の感想
  • 楽しかった。雨天でしたがテントを張っていただくなど、田植えのできる工夫をしていただき、企画通りに進めて良かった。子どもはハプニング?(雨)でも何のその、逆にそれを楽しんでおり、親としてもありがたかった。私も田植え経験が初だったので、泥がこんなに癒しの効果があるとは思いませんでした。

  • 初めて田んぼに入った、あの気持ち良さを子どもとともに体験できて良かった。田んぼの中はとても温いという感じで、命を育む大地の温かさにパワーをもらいました。雨の中でもやらせていただけてうれしかった。

  • 初めてのかかし作りも楽しめました。娘も「かかし」という単語をしっかり覚えました。田んぼの中にたくさんの虫がいて、それを捕ったり、見たり。他の参加の子どもたちと一緒に戯れ、娘は大喜びでした。

  • 鎌で稲を刈るのが心地良かった。クセになりそうです。子どもたちが刈った穂を一生懸命運ぶ姿もほほ笑ましかった。田植え、草取り(稲の生長)、稲刈りという一連の作業があったことで、米というものに対する理解も深まったと思います。

  • 初めは難しいと思った稲刈りでしたが、慣れてくると体の使い方が分かり、面白かった。この企画が一番働いた充実感があったかな? 田植えも草取りもほんの少し関わっていませんが、実りの喜びを感じることができました。

  • リース作りもする機会がないので貴重な体験でした。無駄にせずに全てを役に立てることを子どもも知ったと思います。飾り寿司作りも一人では二の足を踏んでしまいますが、しっかり教えてもらったので、また家でもできそうです。

  • 3歳の幼児が参加できる企画が限られている中、やっと見つけた企画でした。都会育ちの娘が田んぼの土に足を取られ、穂を握りしめ、でも笑顔一杯でした。産地の方々に暖かく受け入れられ、毎年帰りたくなる場所になってしまいました。

  • 全てが子どもたちにとって初めての体験で、本当に貴重な思い出になりました。私も今回の体験に参加してから、野菜をメインに献立を考えるようになりました。生きていて、生長していく稲が、部分的にでも見られる機会となり、とても有り難かった。

  • 自然と共に生きている生産者の方々の優しさ、温かさ、懐の深さに胸を打たれました。きちんと選んで、ちゃんと払って、おいしくいただくことで応援します。


東都生協の水産品産直産地で「海づくり」を体験しました!

2009年度 枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー 参加者の声

2010.04.07

枝幸漁協での学習会

枝幸漁協での学習会の様子"

放流するほたての稚貝が到着

放流するほたての稚貝が到着"

これが到着した稚貝です

鮭の稚魚を放流

鮭の稚魚を放流

枝幸町の展望台からの眺め

展望台からの眺め

海の幸いっぱいのバーベキュー

海の幸いっぱいのバーベキュー

「海づくり」は「森づくり」からと、東都生協・枝幸漁協・北海道漁連の三者で発足した「魚(うお)つきの森植樹協議会」。豊かな海と川を育て、自然と共生できる漁業を通じて「魚つきの森」運動を進めています。

産直産地の北海道・枝幸町を東都生協の組合員が訪問し、ほたて稚貝・鮭の稚魚の放流や植樹など、「海づくり」を体験する取り組みを実施しています。

2009年度 北海道枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー参加者の皆さまからお寄せいただいた声をご紹介します。


参加者の感想(抜粋)

  • 澄み切った美しい空と海を守り育てている、枝幸の人たちと東京で暮らす私たちが交流できることを幸せに思っています。今後も枝幸からの活気にあふれた風を送り続けてくださることを心より願っております。

  • ガイドの中村氏の漁業外の知識の豊かさに感激しました。お天気に左右されて、予定通りの行動ができずハラハラしたのではないかと拝察しましたが、次から次へと盛りだくさんの企画をありがとうございました。漁業の枝幸だけではない文化や生活に触れ、大変感激しております。

  • 美しい豊かな自然と人々と感じました。冬の厳しさもきっと豊かさのもとなのでしょう。おいしい鮭やほたてをいただいて、枝幸(えさし)という地名を意識するようになったのはいつごろからだったでしょうか。訪れてみて、さらに安心と信頼が増しました。感謝しながらおいしくいただきます。笹原が少しでも森になっていくといいですね。

  • 昔から、見たり、聞いたり、試したりといいます。昨年秋の鮭の定置網漁・採卵・受精・新巻き造り・植樹や今回の稚魚放流・帆立貝の殻むきなど、ほとんどテレビで見ています。でも現場に立ち会ってみて体験することの意味、大切さをつくづく感じました。とてもよい企画だと思います。稚魚の耳にバーコードを付ける話には本当に驚きました。皆さんの研究・ご苦労を、心からすごいなと思いました。

  • 稚貝放流ができなかったのが残念ですが、海は見た目よりずっと波が荒く大変な仕事だと分かりました。ないだ船の旅しか知りませんので、かわいい稚貝が遠くから運ばれてきて時間との勝負。豊かな海で育まれて私たちにおいしい幸せをくれる。昔の取るだけの漁業、それだけでも大変ですが、計画的に育てる漁業...。初めて身近に知り、感謝でいっぱいです。

  • 市場は海が荒れて入荷がなく残念でした。白干工場、冷凍工場とも大規模で、大勢の人たちが雇用されており、今の雇用情勢と全く違った漁業で食べられるという状況をつくっていることに感動した。子どもが親の職業を継ぐのが当たり前、お嫁さん探しも必要ないという状況に"つくる漁業"の最前線に立っていると感じた。

  • 稚魚の放流ができたのはうれしかった。何匹故郷に帰るであろうか、4年後戻ってくる時期に来たいと思った。放流までの餌や温度管理など大変な作業の説明に驚くばかり。

  • 稚魚の耳石に、水温差でバーコードのように標識を付けて放流し、追跡調査し、漁獲高を計算したり。また回帰率は4%など、資源管理された漁業であることを知りました。


親子で産直野菜の収穫と料理を体験しました

東都生協の産直産地、(農)房総食料センターで収穫&料理体験

2010.04.05

雨の中の収穫となりました

雨の中の収穫となりました

それぞれ完全防備で臨みます

それぞれ完全防備で臨みます

房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦

房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦

うまくできるかな?

うまくできるかな?

「祭りずし」の完成です! きれいに仕上がったでしょ?

「祭りずし」の完成です!
きれいに仕上がったでしょ?

さっきまで畑で育っていたほうれん草と一緒に食べました

さっきまで畑で育っていた
ほうれん草と一緒に食べました

2010年3月6日、東都生協(コープ)は、親子で野菜の収穫と料理を体験する「産地でクッキング」を開催しました。東都生協の産直産地のひとつ、(農)房総食料センターで収穫体験をし、その野菜で料理を作るこの企画。当日はあいにくの天気にもかかわらず、11家族が参加しました。

現地に着くと、さっそくほうれん草の収穫に挑戦。参加者たちは長靴に履き替えたり、靴にビニール袋を巻いてほうれん草畑へ。足下の悪い中、皆泥だらけになりながらも、楽しそうに収穫をしていました。

そして昼食では、房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦。上手に海苔の上にご飯を載せてクルクルと巻きすを動かし花びらを一つ、また一つと作ります。外側は薄焼きたまごで出来上がり! さっきまで土の中で育っていた、採れたてのほうれん草と一緒に食べました。

「ほうれん草、苦手だったけどおいしいね」「このおすし、うちでも作れるね」など、楽しげな親子の会話が聞かれました。

参加者(小学5年生)の感想文から

「房総で体験して考えたこと、思ったこと」

ぼくが、体験して楽しかったことは、祭りずしづくりだ。

祭りずしは、千葉県の房総で独特の食べ物だ。もようは、バラの花やかたつむり、梅の花など、いろいろなものがある。

ぼくたちは、梅の花の模様を作った。巻きずしづくりは初めてなので、最初は難しそうだったけれど、思ったより簡単で、とても楽しく料理ができた。完成した巻きずしは、見本と同じようにきれいにできた。真ん中に梅の花と左右につぼみと枝が表現されていて、表面は卵が巻いてある。

ぼくは甘いものが好きで、巻きずしは、甘いすし飯と卵が合っていたのでとてもおいしかった。また、ぼくたちが一所懸命に作ったからおいしいんだなと感じた。

そのほかにも、ほうれん草の収穫や、直売売場にも行った。

ほうれん草の収穫は、ほうれん草を根ごと抜いて、根をはさみで切る作業をした。雨が降っていたので大変だったけれど、農家の人は毎日やっているから苦労しているんだなと思った。

家に帰ってから、収穫したほうれん草を、バター炒めにした。そのほかにも、かぶを塩もみにしたり、菜の花はゆでて、しょうゆとわさびを和えたりした。みんながとてもおいしいと言ってくれたので、すごくうれしかった。

生でも、ほうれん草はアクがなく、シャキシャキしてみずみずしかった。このように、料理をおいしくするには、良い素材がないといけないことが分かった。

このことを多くの人に知ってもらえば、外国の農薬が多い安い品物を選ばないようになって、国の自給率が上がると思う。
ぼくたちも、自給率を上げるためにも、今まで以上にご飯をたくさん食べて、国産の物を買っていきたいと考えた。

2009年JAやさと野菜コース参加者の感想

産直産地・JAやさと(茨城県石岡市)での通年農業体験企画

2010.03.30

苗植え作業の様子

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収穫作業の様子

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かぼちゃの収穫作業の様子.jpg

枝豆の収穫作業の様子.jpg

毎年大好評の「JAやさと農業体験 野菜コース」。農業体験を通じて作物ができる過程を学び、「食べる」ということについて考えるきっかけにしていただくために企画しています。

2009年度に参加した皆さまからは、「生産者の方と交流ができて良かった」「来年も参加したい」といった声をたくさんいただきました。昨年の作業の様子と、参加者の感想をご紹介します。



参加者の感想

  • 土が軟らかくて驚いた。
  • 生産者の生の声が勉強になった。
  • それぞれの作物の収穫方法、時期が分かって面白かった。市場に出す物はその流通期間も考慮していることがあらためて実感できました。
  • 最初に自分で植えた苗の成長に驚きます!
  • 消費者はわがままに、生産者に安全を求めますが、生産者にも生活があり、それでも、できるだけ安全なものを提供するために努力をしている。消費者もそれを知り、購入という協力をしていかなければならないと思う。
  • JAやさとは訪れるたびに癒される、すばらしい場所です。農家の皆さんも皆温かく迎えてくださるので、また行きたくなります!
  • どうしても「農業体験」というと、農業に興味がある人や食に興味のある人が参加するイメージがあるので「行かず嫌い」な人もいると思います。知らない土地に行って、そこで暮らしている人と交流してみると、いろいろ見えてくるものがあるものです。

2010.03.29

田植え

田植えその1

田植えその2

田植えその3

田植えその4

稲刈り

稲刈りその1

稲刈りその2

稲刈りその3

東都生協(コープ)では2009年度、豚に与える餌に配合する飼料米の栽培・産地交流を行いました。米作りの作業の他、生産者との交流や、豚肉の食べ比べや学習会など多くの取り組みを行いました。その時の作業の様子と、参加者の感想をご案内します。

※画像をクリックすると拡大します

  • 稲穂の先にたくさん見えるものがありました。頑張ろう! こめ豚! 頑張ろう! 生産者! 頑張ろう! 消費者!
  • 子どもたちが田植え~稲刈りと生長する飼料米を作る体験をして、小さいなりに食べものを育てる大変さを知り、食べものを大切にすることができるようになればいいなと思います。
  • 皆さんと接し、自然と関わって生活していると心が温かい人になるのかなぁと感じました。
  • 「米」「日本の農業」の大切さを感じさせていただける貴重な体験ができました。2~3回参加すると心の故郷になります。
  • 初めての田んぼ。にゅるっとした感触は今でも覚えています。腰をかがめて、1時間弱の体験でしたが、農家の方の大変さが理解できました。稲刈りでは、鎌を手に持ち稲を刈りました。奥まで行ってもまだまだ残っていて、一方コンバインの方は同じ時間で全てを刈り上げて、昔の人は手作業ですごく大変だったと思いました。機械の力はすごい。時間をかけて稲刈りをしても米の量はそんなに多くはなく、時間と労力がずいぶん費やされてしまう大変な作業だと思いました。生産者の苦労が伝わります。それを知らないと食の有り難さを感じられないと思います。
  • 水田を見たこともなかった子どもたちに、緑(自然)の多い中、泥水の中に入って稲を少しずつ植え、頑張った分だけ水田に植えた稲を見た時は達成感で一杯になり、親子ともどもうれしかった。今回の体験で、食べられることの有り難さを子どもなりに受け止めてくれていたらいいなと思います。

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