2010年度JAみどりの 田んぼの生きもの調査報告 その1
産直産地のJA新みどりの・田尻地域で1回目の田んぼの生き物調査を実施
2010.07.26
カテゴリ 食と農
(宮城県大崎市田尻の風景(5月末) |
田んぼの土に足をとられながら進んでいくと、オタマジャクシやアメンボが逃げていき、よく見るとカイエビやヤゴも見られます。
昨年度は「たじり田んぼの生きもの宣言」を行い、JAみどりの田尻地域の取り組みを広く伝えるため、供給している産直米に「田んぼの生きもの宣言マーク」を付けました。今年度は、より多くの組合員に共感を広げたり、産地では栽培技術への反映を目標に取り組んでいます。
今年度は3カ所の田んぼで、田んぼの水中にいる生き物、あぜの草花、カエル、水路の生き物、水質調査などを行いました。
![]() 田んぼの中にいる生きものを捕まえて、 |
![]() まわりの水路でも調査します |
![]() 田んぼの周りの水路では |
![]() 植物の調査では図鑑と見比べながら |
![]() 測定機器を使って水質も調査しました |
生き物調査を行うことで田んぼは米だけでなく、多くの生き物たちをも育んでいることを実感します。またこの生き物たちの力をうまく利用することで、農薬や化学肥料の使用を抑え、環境に優しい農業をすることもできるのです。
田んぼの生き物調査は、「消費者との交流」や「生きものたちへの気付き」から「農法への生きもの活用」へと進化しています。
