食と農
東都生協の産直産地で古代米づくりを体験!
(農)房総食料センターの古代米 栽培体験交流会
田植え |
草取り |
かかしづくり |
稲刈り |
毎年大好評の東都生協の産直産地、(農)房総食料センターでの「古代米 栽培体験交流会」。
古代米(黒米・赤米)の栽培体験を通して、米作りの苦労や喜びを感じ、「生産物を大切に感謝して食べる」ことへの理解を深めるきっかけとしています。
2009年の作業の様子と、参加した皆さまからの声をご紹介します。
参加者の感想
楽しかった。雨天でしたがテントを張っていただくなど、田植えのできる工夫をしていただき、企画通りに進めて良かった。子どもはハプニング?(雨)でも何のその、逆にそれを楽しんでおり、親としてもありがたかった。私も田植え経験が初だったので、泥がこんなに癒しの効果があるとは思いませんでした。
初めて田んぼに入った、あの気持ち良さを子どもとともに体験できて良かった。田んぼの中はとても温いという感じで、命を育む大地の温かさにパワーをもらいました。雨の中でもやらせていただけてうれしかった。
初めてのかかし作りも楽しめました。娘も「かかし」という単語をしっかり覚えました。田んぼの中にたくさんの虫がいて、それを捕ったり、見たり。他の参加の子どもたちと一緒に戯れ、娘は大喜びでした。
鎌で稲を刈るのが心地良かった。クセになりそうです。子どもたちが刈った穂を一生懸命運ぶ姿もほほ笑ましかった。田植え、草取り(稲の生長)、稲刈りという一連の作業があったことで、米というものに対する理解も深まったと思います。
初めは難しいと思った稲刈りでしたが、慣れてくると体の使い方が分かり、面白かった。この企画が一番働いた充実感があったかな? 田植えも草取りもほんの少し関わっていませんが、実りの喜びを感じることができました。
リース作りもする機会がないので貴重な体験でした。無駄にせずに全てを役に立てることを子どもも知ったと思います。飾り寿司作りも一人では二の足を踏んでしまいますが、しっかり教えてもらったので、また家でもできそうです。
3歳の幼児が参加できる企画が限られている中、やっと見つけた企画でした。都会育ちの娘が田んぼの土に足を取られ、穂を握りしめ、でも笑顔一杯でした。産地の方々に暖かく受け入れられ、毎年帰りたくなる場所になってしまいました。
全てが子どもたちにとって初めての体験で、本当に貴重な思い出になりました。私も今回の体験に参加してから、野菜をメインに献立を考えるようになりました。生きていて、生長していく稲が、部分的にでも見られる機会となり、とても有り難かった。
自然と共に生きている生産者の方々の優しさ、温かさ、懐の深さに胸を打たれました。きちんと選んで、ちゃんと払って、おいしくいただくことで応援します。
東都生協の水産品産直産地で「海づくり」を体験しました!
2009年度 枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー 参加者の声
枝幸漁協での学習会 | 放流するほたての稚貝が到着 |
鮭の稚魚を放流 |
枝幸町の展望台からの眺め |
海の幸いっぱいのバーベキュー |
産直産地の北海道・枝幸町を東都生協の組合員が訪問し、ほたて稚貝・鮭の稚魚の放流や植樹など、「海づくり」を体験する取り組みを実施しています。
2009年度 北海道枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー参加者の皆さまからお寄せいただいた声をご紹介します。
参加者の感想(抜粋)
澄み切った美しい空と海を守り育てている、枝幸の人たちと東京で暮らす私たちが交流できることを幸せに思っています。今後も枝幸からの活気にあふれた風を送り続けてくださることを心より願っております。
ガイドの中村氏の漁業外の知識の豊かさに感激しました。お天気に左右されて、予定通りの行動ができずハラハラしたのではないかと拝察しましたが、次から次へと盛りだくさんの企画をありがとうございました。漁業の枝幸だけではない文化や生活に触れ、大変感激しております。
美しい豊かな自然と人々と感じました。冬の厳しさもきっと豊かさのもとなのでしょう。おいしい鮭やほたてをいただいて、枝幸(えさし)という地名を意識するようになったのはいつごろからだったでしょうか。訪れてみて、さらに安心と信頼が増しました。感謝しながらおいしくいただきます。笹原が少しでも森になっていくといいですね。
昔から、見たり、聞いたり、試したりといいます。昨年秋の鮭の定置網漁・採卵・受精・新巻き造り・植樹や今回の稚魚放流・帆立貝の殻むきなど、ほとんどテレビで見ています。でも現場に立ち会ってみて体験することの意味、大切さをつくづく感じました。とてもよい企画だと思います。稚魚の耳にバーコードを付ける話には本当に驚きました。皆さんの研究・ご苦労を、心からすごいなと思いました。
稚貝放流ができなかったのが残念ですが、海は見た目よりずっと波が荒く大変な仕事だと分かりました。ないだ船の旅しか知りませんので、かわいい稚貝が遠くから運ばれてきて時間との勝負。豊かな海で育まれて私たちにおいしい幸せをくれる。昔の取るだけの漁業、それだけでも大変ですが、計画的に育てる漁業...。初めて身近に知り、感謝でいっぱいです。
市場は海が荒れて入荷がなく残念でした。白干工場、冷凍工場とも大規模で、大勢の人たちが雇用されており、今の雇用情勢と全く違った漁業で食べられるという状況をつくっていることに感動した。子どもが親の職業を継ぐのが当たり前、お嫁さん探しも必要ないという状況に"つくる漁業"の最前線に立っていると感じた。
稚魚の放流ができたのはうれしかった。何匹故郷に帰るであろうか、4年後戻ってくる時期に来たいと思った。放流までの餌や温度管理など大変な作業の説明に驚くばかり。
稚魚の耳石に、水温差でバーコードのように標識を付けて放流し、追跡調査し、漁獲高を計算したり。また回帰率は4%など、資源管理された漁業であることを知りました。
親子で産直野菜の収穫と料理を体験しました
東都生協の産直産地、(農)房総食料センターで収穫&料理体験
雨の中の収穫となりました |
それぞれ完全防備で臨みます |
房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦 |
うまくできるかな? |
「祭りずし」の完成です! |
さっきまで畑で育っていた |
現地に着くと、さっそくほうれん草の収穫に挑戦。参加者たちは長靴に履き替えたり、靴にビニール袋を巻いてほうれん草畑へ。足下の悪い中、皆泥だらけになりながらも、楽しそうに収穫をしていました。
そして昼食では、房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦。上手に海苔の上にご飯を載せてクルクルと巻きすを動かし花びらを一つ、また一つと作ります。外側は薄焼きたまごで出来上がり! さっきまで土の中で育っていた、採れたてのほうれん草と一緒に食べました。
「ほうれん草、苦手だったけどおいしいね」「このおすし、うちでも作れるね」など、楽しげな親子の会話が聞かれました。
参加者(小学5年生)の感想文から
「房総で体験して考えたこと、思ったこと」
ぼくが、体験して楽しかったことは、祭りずしづくりだ。
祭りずしは、千葉県の房総で独特の食べ物だ。もようは、バラの花やかたつむり、梅の花など、いろいろなものがある。
ぼくたちは、梅の花の模様を作った。巻きずしづくりは初めてなので、最初は難しそうだったけれど、思ったより簡単で、とても楽しく料理ができた。完成した巻きずしは、見本と同じようにきれいにできた。真ん中に梅の花と左右につぼみと枝が表現されていて、表面は卵が巻いてある。
ぼくは甘いものが好きで、巻きずしは、甘いすし飯と卵が合っていたのでとてもおいしかった。また、ぼくたちが一所懸命に作ったからおいしいんだなと感じた。
そのほかにも、ほうれん草の収穫や、直売売場にも行った。
ほうれん草の収穫は、ほうれん草を根ごと抜いて、根をはさみで切る作業をした。雨が降っていたので大変だったけれど、農家の人は毎日やっているから苦労しているんだなと思った。
家に帰ってから、収穫したほうれん草を、バター炒めにした。そのほかにも、かぶを塩もみにしたり、菜の花はゆでて、しょうゆとわさびを和えたりした。みんながとてもおいしいと言ってくれたので、すごくうれしかった。
生でも、ほうれん草はアクがなく、シャキシャキしてみずみずしかった。このように、料理をおいしくするには、良い素材がないといけないことが分かった。
このことを多くの人に知ってもらえば、外国の農薬が多い安い品物を選ばないようになって、国の自給率が上がると思う。
ぼくたちも、自給率を上げるためにも、今まで以上にご飯をたくさん食べて、国産の物を買っていきたいと考えた。
2009年JAやさと野菜コース参加者の感想
産直産地・JAやさと(茨城県石岡市)での通年農業体験企画
苗植え作業の様子 | 収穫作業の様子 |
毎年大好評の「JAやさと農業体験 野菜コース」。農業体験を通じて作物ができる過程を学び、「食べる」ということについて考えるきっかけにしていただくために企画しています。
2009年度に参加した皆さまからは、「生産者の方と交流ができて良かった」「来年も参加したい」といった声をたくさんいただきました。昨年の作業の様子と、参加者の感想をご紹介します。
参加者の感想
- 土が軟らかくて驚いた。
- 生産者の生の声が勉強になった。
- それぞれの作物の収穫方法、時期が分かって面白かった。市場に出す物はその流通期間も考慮していることがあらためて実感できました。
- 最初に自分で植えた苗の成長に驚きます!
- 消費者はわがままに、生産者に安全を求めますが、生産者にも生活があり、それでも、できるだけ安全なものを提供するために努力をしている。消費者もそれを知り、購入という協力をしていかなければならないと思う。
- JAやさとは訪れるたびに癒される、すばらしい場所です。農家の皆さんも皆温かく迎えてくださるので、また行きたくなります!
- どうしても「農業体験」というと、農業に興味がある人や食に興味のある人が参加するイメージがあるので「行かず嫌い」な人もいると思います。知らない土地に行って、そこで暮らしている人と交流してみると、いろいろ見えてくるものがあるものです。
2009年度 飼料米栽培産直交流会に参加しました!
2009年度参加者の感想
田植え |
稲刈り |
東都生協(コープ)では2009年度、豚に与える餌に配合する飼料米の栽培・産地交流を行いました。米作りの作業の他、生産者との交流や、豚肉の食べ比べや学習会など多くの取り組みを行いました。その時の作業の様子と、参加者の感想をご案内します。
※画像をクリックすると拡大します
- 稲穂の先にたくさん見えるものがありました。頑張ろう! こめ豚! 頑張ろう! 生産者! 頑張ろう! 消費者!
- 子どもたちが田植え~稲刈りと生長する飼料米を作る体験をして、小さいなりに食べものを育てる大変さを知り、食べものを大切にすることができるようになればいいなと思います。
- 皆さんと接し、自然と関わって生活していると心が温かい人になるのかなぁと感じました。
- 「米」「日本の農業」の大切さを感じさせていただける貴重な体験ができました。2~3回参加すると心の故郷になります。
- 初めての田んぼ。にゅるっとした感触は今でも覚えています。腰をかがめて、1時間弱の体験でしたが、農家の方の大変さが理解できました。稲刈りでは、鎌を手に持ち稲を刈りました。奥まで行ってもまだまだ残っていて、一方コンバインの方は同じ時間で全てを刈り上げて、昔の人は手作業ですごく大変だったと思いました。機械の力はすごい。時間をかけて稲刈りをしても米の量はそんなに多くはなく、時間と労力がずいぶん費やされてしまう大変な作業だと思いました。生産者の苦労が伝わります。それを知らないと食の有り難さを感じられないと思います。
- 水田を見たこともなかった子どもたちに、緑(自然)の多い中、泥水の中に入って稲を少しずつ植え、頑張った分だけ水田に植えた稲を見た時は達成感で一杯になり、親子ともどもうれしかった。今回の体験で、食べられることの有り難さを子どもなりに受け止めてくれていたらいいなと思います。
JAやさと農業体験 野菜コース 参加者してよかった!
JAやさと農業体験 野菜コースの様子
苗植え作業の様子 | 収穫作業の様子 |
参加者の感想
- 土が軟らかくて驚いた
- 生産者の生の声が勉強になった
- それぞれの作物の収穫方法、時期が分かって面白かった。市場に出す物はその流通期間も考慮していることがあらためて実感できました。
- 最初に自分で植えた苗の成長に驚きます!
- 消費者はわがままに、生産者に安全を求めますが、生産者にも生活があり、それでも、できるだけ安全なものを提供するために努力をしている。消費者もそれを知り、購入という協力をしていかなければならないと思う。
- やさとは訪れるたびに癒される素晴らしい場所です。農家の皆さんも皆温かく迎えてくださるので、また行きたくなります!
- 「農業体験」というとどうしても、農業に興味がある人や食に興味のある人が参加するイメージがあるので「行かず嫌い」な人もいると思います。知らない土地に行って、そこで暮らしている人と交流してみると、いろいろ見えてくるものがあるものです。
休耕田に実りを! 田んぼの学校 第1回目
田んぼの学校 第1回目
東都生協が産直産地、(農)船橋農産物供給センター(千葉県)のご協力の下で進めている農業体験企画「たんぼ作りからの米作り」。
2009年の9月には「みんなの再生田第1号」と参加者みんなで名付けた田んぼでの稲刈りも終了し、おいしい米がたくさん取れました。今年は「みんなの再生田第1号」での米作りはもちろんのこと、新たに「みんなの再生田第2号」を作り、稲作に取りかかります。
作業前の休耕田を5月の田植えに間に合うように田んぼにします 「悪天候ですが、少しでも作業を進め |
今年最初の作業となるこの日は、朝から雨・風が強く、しかも途中から雪になるほどの悪天候だったにもかかわらず、東都生協からは41人、(農)船橋農産物供給センターの参加者や生産者を合わせて69人の参加がありました。
はじめに(農)船橋農産物供給センター代表理事の飯島さんが企画主旨を説明。
今年は米作りだけではなく、ビオトープ管理士の方を招いて自然との関わりについても学びました。ビオトープ管理士の是永(これなが)さんは、「この取り組みは自然保護に直接貢献できる活動」と説明。将来的には、この「みんなの再生田」で参加者自身による自家栽培ができることを目指しています。
ビオトープ管理士の是永さん。 | (農)船橋農産物供給センター | 右側が「みんなの再生田1号」 |
草刈り機の使い方や | スコップ・鍬、自分の手 |
子どもの参加者も頑張って |
今回はここまで! これからも田んぼの学校の様子をご報告していきます。次回は3月13日(土)に、同じ作業を行います。どこまで田んぼに近づくか、お楽しみに!
畜産農家にエールを贈る「MOMOタオル贈呈式」を開催
MOMOタオル贈呈式
東都生協(コープ)は畜産農家を応援するため、消費者から生産者へ搾乳作業に使用するタオル「MOMOタオル」を届ける取り組みを毎年行っています。さらに今年度は、12月を「MOもう~1本月間」と位置付け、「牛乳をもう1本飲んで、畜産農家にメッセージを贈ろう」と呼び掛けたところ、7,012枚のタオルと、725枚のメッセージカードが寄せられました。
2010年2月24日、東都生協の組合員13人がタオルとメッセージを贈呈するため、「八千代牛乳」を生産する産直産地千葉北部酪農農業協同組合 高秀牧場を訪問しました。
現地では、千葉北部酪農農業協同組合の賀川職員と生産者の高橋憲二さんが出迎えてくれました。
早速、タオルの授与式が行われました。組合員の代表として参加者の子どもたちから、いつも安全でおいしい牛乳を作ってくれる生産者に感謝の気持ちを込めて、メッセージカードとタオルを高橋憲二さんに手渡しました。
続いて千葉北部酪農農業協同組合より、東都生協にタオル寄贈への感謝状をいただきました。
同農協代表理事組合長の服部一幸さんからは「千葉北部酪農農業協同組合では85度から始まった殺菌温度が、年々高まる牛乳品質とともに78度、75度へと、より加熱のダメージの少ない生乳に近い状態の殺菌方法に改善してきました。この牛乳品質改善には、皆さまからいただくタオルが多いに役立てられてきました」とのメッセージをいただきました。
参加者は、組合員のタオルが役に立っていることを実感しました。
その後、高橋さんから高秀牧場の概要をお話しいただき、指定配合飼料の他にとうもろこしや麦を作り、サイロに保管し自前の飼料も食べさせていることや、飼育する際の工夫や苦労など組合員の質問に答えながら見学しました。
また、牛の排泄物を液肥にして、地域の稲作農家、牧草畑、野菜畑に散布し地域循環型の畜産に取り組んでいることなどの説明などがありました。まだ課題はあるものの、低コストで再資源化した排泄物を利用して、地域の活性化や環境保全、そしてこの取り組みに賛同してくれる消費者の消費拡大につなげたいと、展望が話されました。
千葉北酪農農業協同組合から、東都生協に感謝状が授与されました。
※写真をクリックすると拡大画面が開きます
タオルとメッセージを届けました | 組合員の思いがこもったメッセージ | ![]() 生産者からの感謝状 |
牧場見学、昼食をしながら生産者と交流した後、午後から参加者は酪農体験にチャレンジ。
搾乳体験は高橋さんからやり方を教わりました。間近で見た牛は大きくてちょっと恐くてなかなか近づけない子もいましたが、恐々さわると牛のおっぱいは温かく、優しく握るといっぱいお乳を出してくれて大感激でした。
また、タオルで牛の乳拭きする様子を見ることもでき、自分たちが贈ったタオルが、どのように役立てられているのかを知ることもできました。
餌やりでは子どもたちが大活躍。柵の中にいるとはいえ、たくさんの牛に近づくのは勇気がいること。初めは恐る恐るでしたが、だんだんと慣れていき、「たくさん食べてね」と思いを伝えながらの餌やりができました。※写真をクリックすると拡大画面が開きます
牛舎には子牛もいました | 牛さん、草を食べてね | お父さんと一緒だから恐くないよ |
酪農を取り巻く状況が厳しい中、高橋さんは明るく前向きに酪農に対する思いを語ってくれました。良い牛乳を作るためには、牛のどんな細かい動き、サインまで見逃さないこと。牛と心を通わせることができれば、いい牛乳が生産できる、牛は裏切らない、という話に参加者は皆、真剣に聞き入っていました。
参加者からは「酪農での苦労や工夫していることを具体的に聞くことができ、勉強になった」「生産者が牛を大切に育てると、牛もそれに応えてくれていることが分かった」
「大変な経営状況の中でも、夢、明るさ、情熱を持った生産者がいて、そのおかげで日本酪農が守られ、発展していくことが分かった」などの感想が寄せられました。
生産者と消費者が、互いの立場を理解し合い、感謝し合うことができた今回の企画。お互いに貴重な時間を過ごすことができました。
皆で記念撮影 |
2009年度JAやさと農業体験・米コース、参加してよかった!
2009年度 JAやさと農業体験・米コース参加者の感想
田植え |
草取り |
![]() |
収穫体験 |
稲刈り |
脱穀 |
収穫祭 |
参加者の感想
地元の農協の方々とNPO法人の方々のお力があってこそ! ということを実感しました。
体験することで、より米や野菜に愛着が湧き、食べものを大事にいただこう! という思いが強くなりました。
都内在住者にとって、農業はなかなかできない体験。参加も月1回程度だったので、共働き・子持ちの私たちも精神的な負担がなく、楽に通うことができました。また農業だけではなく、さまざまな収穫体験ができ楽しかった。
毎日食べている米がどのようにできているか知ることができます。JAやさとは自然がいっぱいで、心が洗われ、とてもリラックスできます。
東京育ちの私たちでしたが、自分たちの田舎に帰る気持ちで参加しました。旅行ではなく労働や仕事でもなく、田舎に帰る気持ちで毎回気軽に参加できました。初心者の方でもぜひ参加してもらいたいと思います。
JAやさとの交流訪問は東京からすごく便利です。こんなに近いところに素敵な故郷ができた感じです。
どんなに疲れていて「明日早起きで田んぼなんてムリ!」と思っていても、来るとすごいリフレッシュできる。田んぼの緑とても目に優しくて疲れも忘れ、エネルギーが充電される感じ。
自然豊かで行ったら必ず好きになるし、癒やされます。
自分たちの植えた苗が大きく育っていく様子を見られるのはとても楽しい。米を育てる他にもいろいろな企画を用意してくださり、やさとの自然、また、朝日里山学校の素敵な雰囲気も味わえてとても充実した企画だと思います。だまされたと思って一度来てみてください。絶対にJAやさとが大好きになりますよ!
今後、農業が見直される時代が来ると思いますが、ぜひ一度ご自分で体験されることをお勧めします。JAやさとの自然と原風景(朝日里山学校含む)はとても心地よく、心が癒やされる素晴らしい体験ですよ。自分が作った米がこんなにもおいしいと感じることのできる体験をぜひ一度味わってみてください。
産直米を食べて田んぼを元気に-田んぼの生きもの宣言-
生協・産地・団体・米穀事業者・行政が協同して環境保全型農業を推進
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このマークは、生物多様性によって人と田んぼが支えられていることを表わしています。背景の色は、水の青、植物の緑、大地の茶です。私たちが目指すべき「なつかしい未来」を象徴しています。 |
■産地の取り組みを応援します
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2009年12月15日、JA新みやぎ・田尻支店(宮城県)で、「たじり田んぼの生きもの宣言」が発表されました。
田尻地域では30年ほど前から農薬の使用を抑えた環境保全型農業を進めてきました。10年ほど前からは田んぼの生き物調査を行い、生産者自身が田んぼの生き物たちに目を向けるようになり、5年前からは消費者も一緒に調査を行っています。
そして2009年4月、産地や生協のみならず、流通や精米を担う米の卸業者や行政も加わって、田んぼの生き物調査プロジェクトが発足し、4回にわたる定期的な田んぼの生き物調査と数回の話し合いを経て宣言に至りました。これは、日本で初めての、田んぼの生き物と共生した農業を進めるための宣言となります。
■田んぼの生きもの調査が形に
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カエルやアメンボ、クモなどが害虫を捕食し、イトミミズや微生物が豊かな土を作る。そんな生門門ものたちの力をうまく利用することで、農薬や化学肥料の使用を抑えることができます。
田んぼの生きもの調査を行うことで、いろいろなことが分かってきました。冷害の年はトンボの羽化の時期が遅れること、使う農薬の種類によってトンボの数が異なること――まさしく生き物たちは、科学的なデータよりも多くのことを語ってくれます。
生き物を育む取り組みは少数の生産者や一部の田んぼだけで行うのではなく、田尻のように地域全体で取り組む必要があります。田尻の生産者の皆さんも、これまでの生きもの調査や、農法への応用など地道な活動が消費者に広まるということで、今回の宣言に大変期待しています。
■生産者からのメッセージ
![]() | 田んぼの生きものが食の安全と環境を語る 佐々木陽悦(生産者・田尻地域田んぼの生きもの調査プロジェクト実行委員長) |
宮城県大崎市田尻地域の環境保全型農業は、30年ほど前の水稲の空中散布中止やダイオキシン系農薬排除の運動に始まります。10年ほど前、6月の水田をミジンコを大きくしたような生き物がたくさん泳いでいることに気付きます。「タマカイエビ」です。
ユスリカを食べにツバメが乱舞し、6月末にはメダカやフナの稚魚が泳ぎ、夜には稲穂を登ってトンボの羽化が始まります。
生き物はウソをつきません。生き物調査をすることで、化学合成農薬や化学肥料を削減した栽培方法が生き物の種類や数に反映するなど、生き物が食の安全や環境のモノサシとなることが分かってきました。
生協の組合員の皆さまと一緒に始めた調査活動の中から「田尻地域田んぼの生きもの調査プロジェクト」が結成され、生きものが豊かな田んぼで生産された米に、全国で初めて「生きもの宣言マーク」を表示することを決めました。
今年2010年は国連が定めた「国際生物多様性年」です。農業は人間の生存にとって必要な食料の生産を行うと同時に、地球上の多様な生きものの生息環境を保全します。このような環境保全型農業を一緒につくっていきましょう。
■「たじり田んぼの生きもの宣言マーク」が付く産直米
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たくさんの生き物を育むように、地域全体で環境に配慮した農業に取り組んでいる宮城県田尻の産直米に「たじり田んぼの生きもの宣言マーク」を付けます。 ※商品名・価格などは2010年3月2回時点のものです。
高台から見た田尻地域(宮城県大崎市)