食と農
食と農通信 「これが旬。かぶ!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年3月-(1)号より
小かぶ
関ヶ原を境に東日本で多く生産されている。
冬は甘みが増すので炊き合わせや煮物に、春先は柔らかくなるので、酢漬けやぬか漬けに最適。
聖護院かぶ (大かぶ)
西日本で多く生産される。大きいものは4kgにもなる。
千枚漬けやかぶら煮などの煮物に用いられる。(煮くずれしにくい)
酸茎菜 (すぐきな)
根の部分は紡錘形、漬物の酸茎になる。
小かぶ料理法
春先は葉も実もやわらかくなるので漬物に、また葉はちりめんじゃこや桜エビ、ベーコンなど、うまみが出るものと炒め煮にするとおいしい。
食と農通信 「これが旬。春キャベツ!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年2月-(2)号より
●調理例 コールスローサラダ
1. 春キャベツ(1/2個)の芯を切り落とし、葉はザク切りする。ボールに入れて塩をふり、手でもんで水分を出し、半分くらいの量になったら水分を搾り取る。
2. 玉ねぎ(1個)は薄くスライスして水にさらしておき、ハム(5枚)はキャベツと同じに切る。
3. (1)(2)を合わせたものに、ノンオイルマヨネーズ(1/4カップ)を混ぜて、塩・こしょうで味を調えて出来上がり。
食と農通信 「これが旬。長ねぎ!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年12月号より
長ねぎは、ビタミン類は少ない一方、新陳代謝を高め、疲労回復に効果的な働きをする硫化アリルという成分を含んでいます。ビタミンB1の吸収を助け、その働きを高めるので、B1を含む食材(豚もも・ごま・など)と一緒に食べると良いでしょう。
また、鼻詰まりや頭痛を抑制し、体を温める効果もあるといわれています。風邪気味かなと思ったら、刻んだ長ねぎとしょうが+みそ適量に熱湯をかけた汁を試してみてください。
●調理例 ねぎみそ (4人分)
1. かたゆで卵(1個)を作り、黄身だけ取り出してつぶし、みそ(30g)に混ぜる。
2. 長ねぎ(1本)は白い部分をみじん切りにする。またかつおぶし(1/3カップ)を手でよくもんで粉にする。
3. (1)(2)をみりん(大さじ1)で混ぜてお皿に薄く塗りつける。
4. 焼き網を熱し、(3)のお皿を伏せてのせ、表面に焼き色がつく位に焼く。ごはんにのせてできあがり。
「次の世代へ伝える食 今私たちにできること」
管理栄養士・安藤節子氏を講師に、食育での食事の重要性について学習
「おやつの与え方にも気を付けて!」 |
2005年10月26日、食と農委員会は食育に関する学習会を東京都消費生活総合センターで開催しました。講師は管理栄養士の安藤節子さん。組合員22人が参加しました。
◆食事とは何か「現代は、情報が氾濫し、情報に振り回されて自分を根無し草にしている」「調理済みの加工食品があふれ、見て・聞いて・触って・匂って・味わうという五感を上手に使って感じるプロセスが奪われている」と安藤さんは指摘。
「食事の持つ意味は、一緒に作って食べること、会話をすることという生活行為」と話しました。
◆五感豊かに脳育て赤ちゃんは、生まれてくると欲求を訴えます。食欲もその一つです。子どもの成長段階に合わせて、五感を上手に使って一緒に作るプロセスを経験させると脳も育ちます。
好き嫌いが出始めたときには、大人がおいしそうに食べて見せたり、子どもが嫌いなものを食べたときに褒めてあげることで、子どもは食べることを心地良いと感じるようになります。
食べることを強制するのではなく、食べたいという意欲が自主的・自発的に生まれ、それを育てる環境づくりを心掛けましょうということでした。
◆食育とは季節の物が巡り巡ってくること、それが旬で、私たちは生き物が一番元気なときに、その命を頂きます。
「素材を食べることを大事にし、いろいろなものを子どもと共に調理して食べること、会話のある楽しい食卓をともにすることが何よりも大切」安藤さんは強調。
若いお母さんからも実生活に則した質問があり、充実した学習会となりました。
食と農通信 「これが 旬 。にんじん!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年11月-(3)号より
●ビタミンたっぷりメニュー
β-カロチンを有効に摂取するなら、天ぷら、野菜炒め、きんぴら、シチュー、グラッセなどのように、油を使って調理するのがベター。サラダも、マヨネーズや油を使用したドレッシングを使えばOK!
寒くなるころは根野菜がおいしくなり、体にも良いですよ!
12月1回 企画にんじんはHAPPY PRICE!!です。
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専門委員会主催情勢学習会が開催されました
農業政策の変遷と農業従事者の置かれている現状について学習
2005年度の各専門委員会の活動に先立って、世界や日本の情勢(状況)を学習し、委員会の重点テーマと課題を確認するために、5つの専門委員会がそれぞれ情勢学習会を行いました。
食と農委員会2005年6月9日、飯田橋の東京都消費生活総合センターで、食と農委員会の「情勢学習会」が開催され13人が参加しました。
現状の社会情勢を知り、委員会の方向性を見いだすことが目的でした。「食料・農業・農村の現状認識」というテーマで講師の日本大学生物資源科学部助教授の早川治氏が、農業政策の変遷を切り口に農家の置かれている現状を話しました。
「日本の農業は瀕死状態にあり、あと5年で就農者のピークは75〜80歳に。10年を待たずに日本の農業がなくなるというところまできている。どうしたら日本の農業を維持できるのか、消費者として何ができるのかを考えるのが大事」と早川氏。
日本の食料自給率を100%にするには、農薬、遺伝子組換えに対する考え方、ビルの中で作っている作物についてなどいくつもの質問が出されました。内容の濃い学習会で、私たち消費者がなすべきことを考えさせられました。
食と農通信「これが 旬 おくら!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年8月号より
●ビタミンB群、C群を期待するならこんな食べ方
<オクラ納豆> おいしいよ!
◎ 材料(4人分)
・おくら200g
・焼きのり1枚
・しょうゆ小さじ2・1/2
・削りがつお少々
◎ 作り方
(1) オクラは色よく茹で、小口切りにする
(2) 焼きのりはもう一度焼き直してポリ袋に入れ、よくもむ
(3) ボールにオクラを入れてよく混ぜ、納豆のように粘りを出し、しょうゆと(2)の海苔を混ぜ、削りがつおをのせる
8月2回企画 おくら
(農)房総食料センター(千葉)・JAやさと(茨城)
「小松菜を育ててみませんか」取り組み報告
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年4月号より
東都生協・食と農委員会は2005年12月、「小松菜を育ててみませんか」と題した企画を実施。
組合員からたくさんの応募・参加をいただき、楽しく進めてきました。
種まき・料理・産地見学という一連の企画は、2005年度の重点テーマ「食育を、食べ方・知識・ものづくりという3本柱で考える」ということをはっきりと形にすることができました。
Step1 "小松菜の種をまきましょう"(ものづくり)
100人ほどの応募があり、12月初旬に郵送した種を各自がまきました。
●発芽した時の気持ち(アンケートより)
「一斉に芽が出たのでびっくり。芝生みたいに生えそろい、感激しました」
「子どもと一緒にまいたので、祈るような気持ちで芽が出た時は本当にうれしかった」
「発芽を発見した時はうれしかった。寒いので、わらやポリシートをかぶせました」
Step2 "小松菜メニューのお料理しましょ"(食べ方)
参加人数:35人
全7品(蒸しパン・クリーム煮・天ぷら・みそ汁・おひたし・浅漬け・炊き合わせ)の小松菜づくし。12月9日には、50束の小松菜を料理しました。
●家族の反応(アンケートより)
「蒸しパンは子どもに好評」
「クリーム煮は中華風で冬にぴったり」
「天ぷらはわが家の定番に、桜えびとかき揚げ風に」
●アレンジメニュー(アンケートより)
「塩・こしょうで炒め、練りごまを加えて和え物風」
「ベーコンと少し炒めてマヨネーズ和え」
「ぬか漬けにも」
Step3 "東都生協の産地へLet's Go!"(知識)
参加人数:大人42人、子ども18人
2月11日に大型バス2台で、(農)埼玉産直センターを訪問。小松菜の畑・ミニトマトのハウスを見学して「野菜は生きている!と実感。堆肥工場では生産者の苦労が理解できました。バスの中では、小松菜の育ち具合も報告し合いました。
食と農通信「これが旬」いちご
食と農通信
そのまま食べるのもいいけれど、ちょっとおしゃれなデザートを作ってみませんか!!
ビタミンCの優れた供給源です(5~6個で1日の所要量以上を摂取できます)。食物繊維もじゃがいも以上に含まれています。カリウムも豊富なために血圧を安定させる働きもあります。
<かんたん・いちごムースの作り方> 10個
材料:いちご1パック、卵白2個分、グラニュー糖40g、生クリーム80cc、ゼラチン10g、水大さじ3
(1)卵白とグラニュー糖を合わせて角が立つまで泡立てる
(2)別のボールで生クリームを軽く角が立つまで泡立てる
(3)水に溶かしたゼラチンを湯煎で液状にして、つぶしたいちごを加えて混ぜ合わせる
(4)(1)(2)(3)を混ぜ、器に入れ冷蔵庫で1〜2時間冷やし固める。
食育講演会「食べものが身体を育み食の空間が子どもの心を育む」を開催
機関誌 『東都生協だより』 2005年3月号より
2005年1月18日、東都生協は渋谷区立商工会館にて食育コーディネーター・大村直己氏を招いて、食育講演会を行いました。参加者は19人。
飽食を経て崩食の時代ともいわれる今、大村氏は「基本に返ろう」と訴えます。
食卓のイメージとして「ご飯と一汁ニ菜(主菜+副菜)の日本型の食べ方を見直すことで、充分バランスの良い食事がとれる。具だくさんの汁ものならより結構
」として、大村氏は「食の情報があふれる中、部分的な情報に流されないで。どんなに良いものでも、それだけ・そればかりになっては良くない。食生活全体で考えましょう」と提起しました。
子育てに関連させながらの内容は、食も子育ても基本が大切ということを再認識できるものでした。
参加者からは「今妊娠中で、将来の子育てについて漠然と不安を持っていたが、話を聞いて糸口が見えてきた気がする」「現在、1歳の子がいるので、食育に関心があり参加した。食べるものと食べるということが、いかに大切かを改めて思った」などの感想が寄せられました。