食と農
実りの秋、「食の未来づくりフェスタ」開催!
組合員、生産者など4,000人を超える参加者が集いました
東都生協(コープ)は2011年11月5日、五反田TOCビルで「食の未来づくりフェスタ」を開催し、東都生協の組合員や近隣の方々、産直産地の生産者やメーカーの方々など4,000人を超える参加者でにぎわいました。
消費者・組合員になじみ深い産地・メーカーが出店して商品の展示や試食・販売をしたり、ステージでは楽しいパフォーマンスやまぐろの解体ショー、そして体験・ゲームや交流など盛りだくさんの企画で熱ーいお祭り! となりました。
同フェスタは「いのちをつなぐ大切な食べものを未来へ受け継ごう」と進める「食の未来づくり運動」の成果を皆で確かめ、食の未来を考え、思いを広げる機会にしようと東都生協が主催。
取引先団体の東都生協産直生産者団体協議会、東都生協共生会の共催、東京南部生協・東都生協住まいる会の協賛で開催されました。
サブテーマは「絆~きっと、ずっと、なかま❤東都生協~」
フェスタ会場には、自慢の商品をアピールするメーカー、産地の様子や思いを直接語る生産者、説明を聞いたり試食して商品をより身近に感じたという組合員・消費者の楽しそうな笑顔がいっぱいでした。
また、東日本大震災で被災した産地・メーカー支援のための販売や応援メッセージ集めなどの企画にも、参加者からたくさんのご協力をいただきました。
安全で安心できる食を次世代に受け継いでいくためには、消費者と生産者が直接手をつなぎ、さまざまな交流の機会を広げ、産直(産地直結)の提携を強めていくことが何より大切と、あらためて実感し合えたイベントとなりました。
この日、さまざまに繰り広げられた場面をご紹介します。
❑見て・味わって! の展示・販売エリア
100を超える東都生協の産直産地・メーカーが出店し、組合員にはおなじみの商品がいっぱい並びました。会場内は、出店者の威勢のいい掛け声、あちこちからの良い匂い、買い物を楽しむ参加者の熱気に包まれていました。説明を聞いてあれこれ試食したり、実際に使い勝手を確かめられて、そしてフェスタ特別価格で購入できるとあって、みんな笑顔。買い物バッグを一杯にしている人の姿も目に付きました。
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おなじみの産直産地・メーカーが対面販売 |
❑楽しいステージ!
ステージでは、楽しい企画が次から次へと...
◎オープニングは、東都生協・庭野吉也理事長のあいさつに続く職員有志によるソーラン節で元気にスタート
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庭野吉也理事長が開会あいさつ | 東都生協職員有志がソーラン節を披露 |
◎楽しいマジックショー
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マジックショーには参加者も出演 | 手さばきに思わず見入ります |
職人さんが見事な包丁さばきで、大きなまぐろ1本をさばいていきました。そして、試食には長ーい列。命に感謝しつついただきました。
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あざやかな包丁さばき | これがまぐろの頭!? |
ビール好きの方が参加して、ビールの銘柄を当てました。
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参加者によるビールの銘柄当て |
最後の締めくくりは豪華景品が当たる大抽選会。自分の番号が呼ばれるのをワクワク待ちます。
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大抽選会 |
❑食育コーナー
「ちりめんモンスターをさがせ」「ミルクで科学(いつもの牛乳がびっくり変身)」などの企画に子どもたちが参加。新しい発見にビックリ!!
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「ちりめんじゃこ」に含まれる生き物を探します | 探し出したちりめんモンスター、略して「チリモン」たち |
❑展示体験コーナー
「稲わらで作るミニリース作り」「国産大豆ぴったり計りましょうゲーム」「たまご☆いろ(色)いろ体験! 」「秋の味覚! 果物食べ較べ」など、参加体験型のお楽しみイベント・ゲームがいっぱい。
おとなも子どもも楽しみました。また、産地のパネル展示や自慢料理レシピの配布などもありました。
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果物を食べ比べ | 麦わらでミニリース作りを体験 |
東日本大震災の被災地の状況や支援活動の様子をパネルやビデオで紹介したり、東北応援セットの販売、支援募金などが行われました。たくさんの方が被災地応援メッセージにも協力しました。
また、販売エリアでの売上金の一部は、支援募金に充てます。
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被災地への応援メッセージがずらり | 東北応援セットを販売 |
❑じっくり考える・語り合うコーナー
別室ではじっくり交流したり、語り合う企画も行われました。
◎フェスタdeトーク
産地・メーカーの方と組合員がテーブルを囲んで交流する企画では「直接お話を聞いてよく分かったし、消費者の思いも伝えることができた」と好評でした。
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生産者と東都生協組合員がテーブルを囲んで交流 |
関心が高まる放射性物質。放射線の基礎知識や残留放射能自主検査の取り組みなどについて、東都生協の安全・品質管理部職員が解説しました。
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放射性物質について学びます |
若手生産者と東都生協の若い職員などが集い、これからの産直について語り合いました。
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生産者と職員が5チームに分かれて討議 | 産直の課題について協同して解決に当たります |
TPP問題に関する学習会を開催しました
TPP(環太平洋経済連携協定)の日本社会に及ぼす影響を学びました
「食料は人々の命に直結する必需財」 |
東都生協(コープ)の社会委員会は2011年9月26日、TPPに関する学習会を開催(会場:東都生協さんぼんすぎセンター)。講師に東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏をお招きし、TPP参加が日本社会に及ぼすものは何か、講演していただきました
東日本大震災復興のためにもTPPが必要だという議論が増えている現状を踏まえて、本来の震災復興はどうあるべきか、そして日本の農業・食料システムと日本社会の再生のために今何をするべきかについて、対案を示しながらのお話となりました。
鈴木氏は「TPPに関しては、ゼロか百かの極論ではなく、その中間にある現実的で適正なバランスある解を、双方が歩み寄って見つけるべきものであると」指摘。「TPPの議論を一つの契機にして、自らの安全な食をいかに確保していくかということについて、あらためて消費者一人ひとりが考えていかなければならない」と語りました。
また鈴木氏は「買いたたきや安売りをしても、結局誰も幸せになれない。食料に安さだけを追求することは、命を削ることと同じ。また、次の世代に負担を強いることにもなる」「みんなが持続的に幸せになれるような適正な価格形成を関係者が一緒に検討すべき」として、生産者と消費者を含めた国民全体にとっての食料の位置付けを再確認することの必要性を訴えました。
「狭い一部の利益、あるいは一部の情報だけに基づいてこの問題を拙速に進めてしまっては、日本の将来に禍根を残すことになる」「じっくりと時間をかけた議論を国民に喚起しなければ後で取り返しがつかないことになる」と鈴木氏は強い危機感を示しました。
当日は40人を超える参加があり、TPP問題の概要が分かりやすく提示され、それぞれが考える機会となり、非常に中味の濃い充実した学習会となりました。
参加者からは
「TPPが農業だけでなく生活全般に関わってくることだとよく分かりました。広い視野で見なくてはいけないとつくづく感じました」
「先生が大変よく研究されていて、楽しく分かりやすい講義でした。これからも意識を持ち続けることが必要だと思いました」
「あらためて問題点や今後の行動についても考えることができて良かった」
――などの感想が寄せられました。
※TPP(環太平洋経済連携協定):
全ての関税・非関税措置の撤廃を目指すFTA(自由貿易協定)の一種。国内農業とその生産基盤、食品添加物規制やポジティブリスト、植物検疫の緩和など食の安全・安心や安定供給を脅かすにとどまらず、人・物・金融・サービス・公共事業など、あらゆる分野を市場開放の対象とする。東都生協は「日本の社会・経済・産業全般に影響が及び、経済効果が期待できるどころか、むしろ低迷に拍車をかけるもの。具体的な交渉内容も全く国民に知らされず、国民への情報提供や国会での論議も不十分」などとして、日本のTPPへの参加に反対する立場を2011年2月24日付で表明している。
宮城県の蕪栗沼でマガンのねぐら入りと飛び立ちを見学
人と自然とが仲良く暮らすことの大切さについて学び・体感しました。
同地域は、産直産地・JA新みやぎ・田尻産直委員会の産直米「ひとめぼれ」「ササニシキ」「まなむすめ」の産地です。
蕪栗沼と周辺水田は2005年、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約湿地に登録されています。マガンなどの渡り鳥と蕪栗沼・周辺水田の関係など、豊かな自然の中で、人と自然とが仲良く暮らすことの大切さについて学び・体感しました。
<主な内容>
渡り鳥と農業の関わりについての話、マガンのねぐら入り観賞、夕食・交流、マガンの飛び立ち観賞、野菜収穫体験、正月飾り作り体験、餅つき体験など。
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<参加者の声やイラスト(抜粋)>
「お世話になり、ありがとうございました。娘2人で楽しい思い出となりました。夕方になると、あのねぐら入りの光景を思い出します。小さなことで、うつうつとしている時も、あの光景を思い出すようにしています。心が癒やされ、穏やかになります...。食事会、お餅つき、昼食のお餅料理、本当にありがとうございました。もてなしの気持ちが温かく、親子2人、田舎に帰ったような気分でした。私は子どものころ、お正月は父の実家の富山に帰り、大勢で新年を迎えました。毎日、大勢の人が家に訪れ、食卓を囲んだものです。そのような時代を思い出し、本当に懐かしかった。子どもも、たくさんの大人の中で、いろいろ声を掛けていただき、緊張しながらもうれしかったようです。本当に良い体験をさせていただきました」
「土、日にもかかわらず、私たちのために準備・用意してくださったこと、また奥様方にも餅つきなどで用意してくださったことなど、本当にありがとうございました。おかげさまで、普段の生活では体験できないことをさせていただき、
大変充実した2日間となりました。しいたけ栽培、長ねぎ収穫、正月飾り作りとみるのも初めてばかりで、子どもも楽しかったようです。特に子どもは「ごはんが違う!」と言ってました。買うことと、思いを馳せることしかできませんが、わずかでも力になっていければと思っています。自然が相手で大変なこともあると思いますが、どうぞ皆さま、お体に気を付けて頑張ってください。」
「『白河の関』を越えたのは初めてでした。鳥好きの息子(小2)に引きずられるように参加したイベントでしたが、大変面白く、充実した経験でした。7万羽のマガンの群れが飛び交う様は、田尻でしか見られない光景です。地元の皆さんの、保護に掛けるご苦労の結果であることを実感しました。同時に、単にマガンの保護だけではなく、周辺の広大な環境を守り、さらに、そこで安全・安心な農業を営んでおられることにも感動しました。類いまれなる美味な米やお肉を生産する背景には、このような努力と情熱があったことを知り、本当に有意義な旅だったと思います。しいたけ、長ねぎの農家にもお邪魔しました。文字通りお邪魔だったかもしれませんが、快く受け入れてきださったことに感謝します。
また、正月飾り作りも、貴重な経験でした。本当にありがとうございました。次回は別の季節に、また行きたいと思います」
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JAやさと有機生産者と「東都みのりボックス」利用者との交流会を開催
21人の組合員とその家族の参加がありました。
東都生協は2011年6月12日、2010年度の「JAやさと有機生産者と『東都みのりボックス』利用者との交流会」を開催。
この企画は、JAやさとの協力を得て、有機野菜をもっと知ってもらいたい、利用してもらいたいという思いで、「東都みのり青果ボックス」2011年春夏登録者を限定に行いました。21人の組合員とその家族の参加がありました。
訪問したJAやさととは、1976年に「産直たまご」を供給したのが東都生協との産直の始まりで、今では納豆・鶏肉・米・野菜・果物など多くの生産物を東都生協へ出荷しています。
今回の企画を通して「東都みのり」農産物の畑の見学や有機野菜生産者との交流を行い、「東都みのり」農産物がどんなところでどんな人が作っているのか、自分の目で見て感じ、産地および有機野菜の理解を深めました。
<主な内容>
JAやさと有機野菜生産者との交流(生産者から「取り組み報告」、組合員から「利用してみての意見・感想など」、意見交換・交流)、昼食・交流(JAやさとの有機野菜をつかった料理)、「東都みのり」農産物の畑見学(ゆめファームやさとにてなす・にんじん・大根の畑を見学)、新規就農制度の取り組みについて、レタス収穫体験、直売所で買い物など。
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- 有機農業生産者を育てるシステムを作り出して、やっと軌道に乗り出していて素晴しいと思いました。生命を支える食物の安全を追求したら、おいしく栄養価も高い野菜ができるのは当然の結果だと思います。しかも、自然食品店よりずっと安く入手できます。若い生産者が農業で身を立てる研修システムがあるのを今回初めて知りました。このような産直の在り方が、今後もっと主流になれば良いと思います。
知っているようで知らなかった有機野菜のことについて、いろいろと知ることができました。生産者の方からも、たくさん話を伺うことができ、農業についてたくさん知ることができて、楽しい一日でした。お昼ごはんもとてもおいしかた。(13歳)
日頃中々忙しく時間がないため、ただ利用させていただいておりますが、このたび機会を得て参加でき、大変有難かった。何しろ農に携わっている方々が生き生きとされている姿に、これからの農業もまんざらではないとうれしくなりました。国内産オンリーで生活したいものと思っても中々思うようにいかず、自然食のお店に重点を置いていましたが、今回参加させていただき、これからは東都生協さんの商品を主に生活できるかも?という気になりました。
「これからの日本の農業を考えたとき、若い方々の参加が必要で、研修生を育てていることを初めて知りました。とても良い方法ですね。若いご夫婦ともお話をさせていただき、どんな未来でも希望と不安がありますが、お子様が良く食べて、元気に育っているのが、未来が明るい証拠。どうぞ不安なく前に進んでほしい。農作物が一段とおいしくなるのが楽しみ」
生産者さんから直接お話を伺えたこは、貴重な体験でした。ましてや、私と同じくらいのお子さんを育てている方が、ご夫婦そろって仕事を辞めて農家になるという決断をされた事も驚いたし、熱意が伝わりうらやましくもありました。JAやさとに、その方たちを支える仕組みがあることも素晴らしく思いました。これからもJAやさとを応援し続けたいと思いました。
「化学肥料や農業に頼らない有機生産で安心して野菜本来のおいしさを味わうことができます。いつもありがとうございます。今回の交流を通して、有機生産の重要性を再認識しました。ここに日本の農業の未来があると信じたい。これからも『東都みのりボックス』を楽しみにしています。」
- 常々、化学合成農薬・化学肥料・農業機械に多額の費用を使う農業に疑問を感じていました。有機農業により、その方向の改善ができることを知りました。もっと多くの人々が購入することになっていけば良いと思いました。頑張ってください」
「プロに学ぶトマト作り体験・交流」を開催しました
トマトの苗植え・管理作業・収穫を体験
東都生協は2010年度の農業体験企画として、産直産地の(農)埼玉産直センター(深谷市)のご協力により「プロに学ぶトマト作り体験・交流」を開催しました。
トマトの苗植え・管理作業・収穫の体験を、延べ106人の組合員とその家族で行いました。(農)埼玉産直センターとは1984年から産直産地として提携し、微生物農法を実践した安全・安心でおいしい生産物を東都生協へ出荷しています。組合員との交流も活発で、5月のいちご狩りは人気の企画になっています。
今回は、(農)埼玉産直センターのトマトの生産者にご協力をいただき、出荷用のトマトの苗植え・管理作業・収穫というめったにできない体験をさせていただきました。
この体験および生産者との交流を通して、参加した組合員は生産者のこだわりを実感し、産地を知り、食べることについて考えるきっかけとすることができました。
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子どもの大好きなトマト。ハウスで育っている様子はとてもキレイで自然ってすごいなと素直に感動しました。また、生産者のお話から、とても丁寧に大切に育っている様子が分かりました
「子どもたちには、都会では経験できない事であり、貴重な体験になったと思います。トマトに限らず、全ての作物について、生産者の思いを感じながら食して行きたいと思います
「 ハウスの中はとても暖かく、ごみ一つないほどキレイ。しかもキメの細かい、かつ、科学と経験に基づいた手入れ...。いつも何気なく食べているトマトは、子どものように大切に大切に育てられたトマトなんだなあ~と実感しました。また、「埼玉産直センター」、この企画に参加するまでは注文書にその名前を見つけても「国産品」という認識しかなかったのですが、今回参加させていただいたことにより、親近感が湧き、「このトマトはあの方が作ったのかな?」「 あのハウスで育ったのかなあ?」と思いを馳せるようになりました
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「もったいない」はおいしいぞ!
産直産地・(農)房総食料センター(千葉県)との交流訪問報告
風評被害が心配... |
野菜たっぷり |
「とうもろこしを取るのは初めてで、とても面白かった」「子どもには貴重な体験に。とうもろこし1株から1本しか収穫しないなんて...感謝して食べなければ」など、参加者は畑からたくさんのことを学んだようです。
昼食は婦人部による野菜をふんだんに使ったメニューが勢ぞろい! 「 ごぼうたっぷりの炊き込みご飯」はおかわり続出。東都生協のもったいないシリーズ「豚肉となすで作る黒酢炒め」をアレンジした一品も大好評でした。
震災被害・風評被害が心配されましたが、現在、集荷場も復旧しています。また同センターの青年部には後継者が大勢いるというお話を伺い、今後活躍し発展していく力を感じました。
みんなが継続購入できるという安心感と、産地のおいしい「もったいない」の元気をいただき、心身ともに満腹になった産地交流訪問でした。
デリケートな果実、ブルーベリーのおいしさ堪能
産直産地、狭山マルタ(埼玉県)との交流訪問報告
ブルーベリーの収穫作業 |
収穫後、搾りたてのブルーベリージュース |
約300種もあるというブルーベリー。狭山では寒い土地に適した品種も暖かい土地に適した品種も風土に合うため、6月~8月の間ブルーベリー狩りが楽しめます。
ブルーベリーの木は5~6mまで育つので、収穫しやすい2mほどに剪定すること、収穫期には、デリケートな実の一つひとつを傷付けないよう心を配り、また100人で一斉に収穫することなどを伺いました。
その後は小雨の中、カッパを羽織って収穫体験。ブルーベリーをパックに詰めつつ、甘くおいしい実をお腹いっぱい食べました。実の先端部分は優しく摘まないとすぐ傷付いてしまいます。
生産者のご苦労が良く分かり、これからも生産者の方々を思ってブルーベリーをたくさん食べよう、とそれぞれ胸に思いを秘めながら現地を後にしました。
収穫体験と生産者との交流、有意義な夏の一日
野菜の収穫体験を通じて生産者と交流
とうもろこしの収穫作業 |
木陰でバーベキュー |
生産者の斉藤僚次さんです |
30度を超える炎天下、参加者15人はまずとうもろこしの収穫へ。おとなの背よりも高く育ったとうもろこし畑はとても広く、中に入ってしまうと誰の姿も見えなくなってまるで迷路に迷い込んだよう...。そのほかビニールハウスや畑でも、ピーマン、トマト、なすの収穫を楽しみました。
お昼は、緑豊かな広場の木陰でバーベキューをしながら、生産者の斉藤僚次さんや婦人部の人たちと楽しく交流。産地の思いのこもった野菜の新鮮なおいしさも堪能しました。
夏の暑い日の訪問でしたが、いろいろな野菜の生育現場を見ながら収穫を体験し、生産者とも語り合えて、参加者一同有意義な一日になりました。
2010年度 りんごの収穫のお手伝い&交流会
お手伝いを通じて産地への愛着も高まりました。
東都生協のりんごの産直産地・(有)ゴールド農園の協力を得て、2011年11月10日(水)~12日(金)に10人の組合員とその家族の参加により「りんごの収穫のお手伝い&交流会」を行いました。
りんごの収穫の最盛期であるこの時期に訪問し、りんごの収穫作業およびりんごの袋詰め作業のお手伝いをすることを通して、りんごや産地の取り組み、そして地域についての理解が深まり、産地への愛着も高まりました。
<主な内容>
ねぷたの館見学、㈲ゴールド農園 本社施設にて自己紹介・作業の見学、葉とらずりんごの収穫作業、葉なしりんごの収穫作業、生産者との夕食交流会、りんごの袋詰め作業、白神館見学、直売所で買い物、観光館で昼食など
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- 紅葉の真っただ中、岩木山の頂は雪化粧、広々としたりんご園、緑の葉に真っ赤なりんごとの、色のコントラストがとても素晴らしい。一本の木にびっくりするようなたくさんのりんごが実り、りんごの木もさぞかし重いだろうと変に心配してしまいましたが、これだけ実らすには技術と経験が必要だとか、とくにてんか(花の間引き?)によりりんごの収穫高が異なるのだと、若い生産者(三代目)が熱く語っていたのは印象的でした。後継者不足の心配もない様子で、私たちもおいしいりんごを食べ続けられそうでひと安心です。収穫最盛期、雪が降るとりんごが駄目になってしまうとのこと、産地では皆忙しく最後のりんごの収穫に追われていました。私たちも足手まといにならないよう? 収穫の体験をさせていただきました。一年がかりで実ったりんごを無駄に出来ないと、りんごの収穫・袋詰めと大変緊張し、疲れましたが楽しいひとときでした。
- かねてから、取りたての完熟りんごを食べてみたいと思っていましたので、夢がかないうれしかった。以前、近所の方から「青森の実家から送ってきたから」と頂いたりんごのおいしかったこと!! その後、どこで買ってもあのおいしさにはかないませんでした。収穫時に食べたあの「パシッ!!」とした歯ごたえ、甘味と適度の酸味に「これが待ち望んでいた味だ!!」と感激しました。収穫も初めての体験でしたので貴重でした。一個一個、立派なりんごでしたが、あれだけの実にさせる裏方の作業なども聞けて、大分「りんご通」になった気がしています。
- 収穫の作業は、雨が降っていなかったこともあり、大変楽しいものでした。最初のうちは、中々とれずにいましたが、そのうちに慣れてきて、どんどん楽しくなっていきました。「はい、もうそろそろ終わりですよ」の掛け声が少しうらめしかった。「もう少しとりたかったなぁ~」←と、気軽に言ってますが、それが毎日のこと、お仕事のこととなったら、そうは言えないのでしょうね。「では、1個どうぞ食べてください」と言われ、岩木山を見ながら食べたりんごは、本当に本当に本当においしかったです。1口食べるごとに「ん~♡ ん~♡♡ ん~♡♡♡」と、うなっていました。あの味は一生忘れないと思います。
- わずか3日間ですが、不思議ですね...ゴールド農園の大ファンになりました。今までもりんごは大好きでしたが、もっともっと好きになりました。特にゴールド農園のりんごは!! これからもおいしいりんごを東都生協に出荷してください。
- 息子のためにと申し込んだ今回の交流会でしたが、りんごの収穫は初めての体験で、私もすっかり夢中になってしまい、寒さも忘れて一日中りんごを収穫していました。収穫の途中でいただいたもぎたてのりんごのおいしかったこと!! でも、お蔭で次の日はあちこち筋肉痛で、少しは生産者のご苦労を知ることができました。収穫体験だけでなく、りんごの花を摘み取る作業や葉を摘む作業、年間を通して供給できるように袋をかぶせる作業などのお話しを聞き、私たちが一年中安全でおいしいりんごを食べられるのは生産者の方の日々の努力のおかげだと、あらためて知ることができました。また、収穫された後も、様々な検査や袋詰めなど、たくさんの人の手を通じて私たちの手元に届くとわかり、今まで以上にりんご1つ1つを大事に頂いております。これからもお体に気を付けて、おいしいりんごをたくさん作ってください。」
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2010年度たっぷりきのこの じっくり交流会
きのこ料理を使った簡単料理教室や施設見学を通じて生産者と交流
東都生協のきのこの産直産地で「きのこ学習会&簡単料理講習会」でもおなじみのJA中野市の協力を得て、2011年11月6日(土)~7日(日)に15人の組合員とその家族の参加により「たっぷり きのこ の じっくり 交流会」を行いました。簡単きのこ料理の講習やきのこの学習、栽培施設 種菌センター見学や生産者との交流を通して、産地の取り組みやきのこについての理解を深めました。
<主な内容>
きのこを使った簡単料理教室、夕食交流会、日本土人形資料館・中山晋平記念館見学、栽培施設・種菌センター見学、きのこもぎとり体験(えのき・しめじ・まいたけ)、直売所で買い物など。
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<参加者の声やイラスト(抜粋)>
- きのこ類については、これまでよく購入しているにもかかわらず、産地に関しては長野県で作られているぐらいの知識しかありませんでした。今回参加したことで、生産者の方々にお会いすることができ、きのこを用いた料理をいくつか教えていただいたことで「きのこ」をぐっと身近に感じられるようになりました。また、一年中ほとんど購入価格の安定しているきのこ類ですが、生産コストはシーズンによって大きく異なるということも分かりました。
- 温度管理・原料・清潔に作られれていることが分かり、勉強になり、かつ安心しました。これからも今まで以上に利用させていただきます。資料にもあったように、今毎日えのきだけを食べ続けております。
- きのこのおいしさにびっくりしました。香りも良く、そしてたくさん食べても飽きないことが、今回教えていただいたことです。きのこは菌でできているというのは知っていましたが、種菌センターで菌を見せてもらいびっくりしました。そしてきのこの生産には徹底した衛生管理、湿度・温度管理と、とても大変なことを知りました。うま味成分をたくさん含み、栄養も豊富で抵抗力のある体にしてくれ、そして女性の味方といえる食物繊維が豊富なことなど、これから今まで以上に食べたくなりました。」
- きのこ(だけの)カレー。ほんとうにきのこだけで、とてもおいしいカレーができてびっくり。きのこは大好きなので、これまでもおいしいと思っていましたが「もっとおいしい食べ方、しかも簡単!」と、いいことずくめなことがよく分かり、もっときのこが好きになりました。こんな素晴らしいきのことのことを、広くみんなに知ってもらおうとしている取り組み(きのこマイスター、いろいろな料理講習など)に、本当に感動しました。私も家族をきのこ好きにできるように、教えてもらったこレシピを実践したいと思います。また、きのこだけでなく、中野市の歴史や文化なども紹介していただき、産地へ行かなければ分からなかったことが盛りだくさんで、ためになる楽しい企画でした。
- きのこの糖度を上げるために、コーンコブミール、米ぬか、おから、海草などを利用し、努力されていること。また種菌の違いでJA中野市さんのきのこがおいしいことがよく分かりました。培地の安全確認を今後ともよろしくお願いします。」
- 交流訪問は3年ぶり2回目ですが、参加して、皆さまの熱い思いに感動しました。今までは中野市がどこにあるのかも正直よく分からなかったのですが、完璧です。さまざまな工夫を凝らしていることが本当によく分かりました。また、体にとても良いことも改めて学びました。それからきのこマイスターもコミュニケーションまでカリキュラムにしているのが素晴らしいと思います。娘が受けたいと申していましたので、夏休みに学校の臨海学校と重ならなければぜひ受けさせたいと思います。
- 今回の交流会はとても楽しかった。収穫はなかなかできない体験だったし、料理を作るのもとても楽しかった。特に「えのき氷」は、みそ汁に加えるととてもおいしかったし、なめたけはおかずにぴったりで、カレーライスは結構ボリュームがあっておいしかった。他にも「きのこのパスタ」などがあるといいかなと思いました。今まで、きのこの生産している場所にあまり注目したことがなかったので、良い機会になりました。これからは、中野市で生産されているきのこを買い、いろいろな料理を作って、家族で楽しく食べたい。(11歳女の子)
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