みんなの活動:これまでの活動報告

「次の世代へ伝える食 今私たちにできること」

管理栄養士・安藤節子氏を講師に、食育での食事の重要性について学習

2006.01.01

「おやつの与え方にも気を付けて!」

「おやつの与え方にも気を付けて!」

2005年10月26日、食と農委員会は食育に関する学習会を東京都消費生活総合センターで開催しました。講師は管理栄養士の安藤節子さん。組合員22人が参加しました。

◆食事とは何か

「現代は、情報が氾濫し、情報に振り回されて自分を根無し草にしている」「調理済みの加工食品があふれ、見て・聞いて・触って・匂って・味わうという五感を上手に使って感じるプロセスが奪われている」と安藤さんは指摘。

「食事の持つ意味は、一緒に作って食べること、会話をすることという生活行為」と話しました。

◆五感豊かに脳育て

赤ちゃんは、生まれてくると欲求を訴えます。食欲もその一つです。子どもの成長段階に合わせて、五感を上手に使って一緒に作るプロセスを経験させると脳も育ちます。

好き嫌いが出始めたときには、大人がおいしそうに食べて見せたり、子どもが嫌いなものを食べたときに褒めてあげることで、子どもは食べることを心地良いと感じるようになります。

食べることを強制するのではなく、食べたいという意欲が自主的・自発的に生まれ、それを育てる環境づくりを心掛けましょうということでした。

◆食育とは

季節の物が巡り巡ってくること、それが旬で、私たちは生き物が一番元気なときに、その命を頂きます。

「素材を食べることを大事にし、いろいろなものを子どもと共に調理して食べること、会話のある楽しい食卓をともにすることが何よりも大切」安藤さんは強調。

若いお母さんからも実生活に則した質問があり、充実した学習会となりました。