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上野公園で平和を学ぶ
第二次世界大戦の悲惨な記憶を風化させないために
平和委員が交代で説明したり |
2007年11月10日、平和委員会主催の「上野公園親子スタディーツアー」に、あいにくの雨にもかかわらず4組11人が参加。
海老名香葉子さんらが建立した「哀しみの東京大空襲」慰霊碑、核兵器廃絶を願い灯され続けている上野東照宮の「広島・長崎の火」、上野動物園内にある「動物慰霊碑」を回り、平和を祈念して千羽鶴を捧げました。
その後は園内の動物をよく観察しながらのスタンプラリーを行いました。
税務署でゲームもしたよ
楽しみながら税金について考えました
う〜ん重い〜。 |
2007年8月24日、くらし委員会主催の「夏休み東京上野税務署探検ツアー」が実施され、大人22人、子ども19 人が参加しました。
3班に分かれて税務署の中を巡り、クイズやゲーム、ビデオで税金について学び、最後に1億円を持ち上げて重さにびっくり。
大人は「良い企画でした。親だけのツアーもあればいいかも」「署員がソフトなイメージで意外でした」「めったに来ない場所に来られてよかった」など、子どもたちにも「ゲームもビデオも面白かった」と好評でした。
東都生協の活動の1つです
組合員が共同作業所でボランティアを体験
朝のミーティングは |
手際よく袋詰め |
2007年8月21日、きょうされん福祉作業所のボランティア体験が三鷹ひまわり第三作業所で行われました。
参加者は朝礼の後、作業所のメンバーと一緒にクッキーやケーキづくりを体験しました。
この日は納期が迫っていて、厨房 では売れ筋のクラッカーとクッキーが次から次へと鉄板に並べられていました。
同時進行でオレンジケーキの準備も。
「学校の卒論のテーマに東都生協を取り上げたんです。生協の活動の広がりを体験したくて今回は参加しました」という参加者の1人はお 母さんが組合員だという「東都生協第 2世代」。
クッキーの焼き上がる香りのする中で、黙々と仕事をするメンバーと一緒に袋詰めをしながら、作業所の活動を知る良い体験になりました。
地下に眠る戦争の遺産
今も残る戦争遺跡で日本の植民地支配と侵略戦争の実相を学習
地元の長野俊英高校の生徒さんに |
実際に地下壕の中に入って見学 |
2007年8月20日、長野県の松代大本営地下壕見学会が行われました。今回は40組・71人の応募があり、東都生協組合員20人が参加しました。
松代大本営とは、太平洋戦争末期、現長野市松代町の三つの山「象山(ぞうざん)」「舞鶴山(まいづるやま)」「皆神山(みなかみやま)」を中心に、善光寺平(ぜんこうじだいら ※長野県長野市を中心とする長野盆地)一帯に分散して作られた地下壕などの地下軍事施設のことです。この日ガイドを務めていただいたのは、地元・長野俊英高等学校(学校法人 篠ノ井学園)の生徒さんたちです。
今回は、象山地下壕(ぞうざんちかごう)の見学をしました。
当時、この地下壕を作るのに、朝鮮半島や中国本土の人々が強制的に連行され、作業に従事させられたことなどの説明がありました。
当時のまま残されている大本営を見学し「平和についてあらためて考えさせられた」という参加者の感想がありました。安全でおいしい水はどうやって
朝霞浄水場(埼玉県)を見学し、水の大切さを学びました
「あそこに見えるのが荒川の取水口です」 |
2007年6月27日、環境委員会主催の「夏休み親子水道ふれあい教室」が、埼玉県にある朝霞浄水場(東京都水道局が管理)で行われました。
参加した大人13人、子ども14人は5段階の浄水法について、実験を見ながら学んだ後、実際に水がきれいになっていく過程を見学しました。
「家の中でいちばん水を使うのはどこでしょう?」「...」「トイレです」という答えにちょっとビックリ。
「汚れた水が飲める水になるまでとても手間がかかることが分かったので、ムダにはできないと思った」という感想が子どもたちから聞かれました。
フェアトレード 〜買うことによる国際協力〜
適正価格で継続的な取引を通じ、途上国の生産者のくらしを支える
講師の話に熱心に耳を傾けていました |
2007年6月14日、渋谷区立商工会館で長坂寿久さん(拓殖大学国際学部教授)を講師に、平和委員会主催でフェアトレード学習会が行われました。
フェアトレードは、途上国の人々が工場や共同組合を作って、自立した民主的運営ができるように支援するNGO運動からはじまりました。
具体的には、環境に配慮し、強制的児童労働などがないように人権に対応し、さらに地域の伝統や資源を活用して継続性のある生産活動ができるように支援して、生産物を公正な値段で買い取って、人々が生活できるようにする活動です。
IFATという国際組織がフェアトレード基準を作り、FLOというラベル認証制度が作られています。
欧州では、コーヒー、紅茶などの食品を中心に貿易量が増えていますが、日本では認知度が低く、取り扱い量も少ないのが現状です。
私たち消費者がフェアトレード商品を活用し、途上国の自立支援、開発協力意識を高めていくことの大切さを学びました。
2007年6月東都生協NO₂測定結果
東都生協組合員によるの二酸化窒素(NO₂)測定活動
東都生協では、2007年5月31日(木)午後6時~6月1日(金)午後6時の24時間、簡易カプセルで二酸化窒素(NO₂)測定を行いました。その結果をご報告します。
東都生協では、組合員が空気中のNO₂測定活動に取り組んでいます。年に2回、同じ場所で測定して空気の汚れを知ることで、きれいな空気を取り戻すにはどうすればよいか考えるきっかけにしていただくことなどを目的としています。

▲地図をクリックするとPDFが開きます。
■二酸化窒素(NO₂)測定概要
測定日時:2007年5月31日(木)午後6時~6月1日(金)午後6時
配付数:885個
回収数:594個
有効カプセル数:566個
回収率:67.1%
※環境省が定めたNO₂の基準値は「0.04〜0.06ppmのゾーン、またはそれ以下であること」とされています。
人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。
東都生協は1988年からNO₂測定に取り組み、測定結果を「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供しています。この連絡会では生協のほか、さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定の積み重ねが大きな運動を支えています。
お問い合わせ:東都生協 組織運営部
TEL 03-5374-4756
(月曜日〜金曜日・午前9時〜午後5時)
東京から平和をアピール
核兵器廃絶と戦争のない平和な世界を目指して
行進をしながら沿道の人に |
2007年5月10日、核兵器廃絶と戦争のない平和な世界を目指して「2007ピースアクション in TOKYO & ピースパレード」が行われ、東都生協をはじめ各生協などの団体が参加しました。
午前中は東京ウイメンズプラザ(渋谷)で「2007ピースアクション in TOKYO」が開催されました。歌手横井久美子さんによるピースコンサートの他、参加団体リレートーク、今年亡くなられた伊藤一長長崎市長への黙祷などが行われました。
東都生協からはグループ「麦藁帽子」による朗読劇や、福永喜美代理事が平和の活動を報告しました。最後に核兵器廃絶に向けたアピール案の朗読が行われ、大きな拍手で採択されました。
午後からは、沿道の人たちに平和のメッセージが入った花の種を配りながらのパレードが行われました。各自思い思いのアピールをしながら参加。暑い中での行進でしたが、終点の宮下公園までの約40分間の道のりを、元気よく歩きました。
核兵器の恐ろしさを改めて認識させられたのと同時に、平和アピールの大切さを痛感したピースアクションでした。
米粉を使って楽しい食卓
機関誌 『東都生協だより』 2007年4月号より
レシピを見ながら講師の手元に注目 |
2007年1月31日、国産の米粉を利用してほしいと、食と農西小委員会主催の「米粉でびっくりクッキング」が、さんぼんすぎセンターで開かれました。
講師は料理インストラクターの吉田文子さん。委員を含む25人が参加していちご大福やクリームスープなど、ふだん使う小麦粉を米粉に替えたりして4種類の料理を作りました。
「米粉がずっと身近になりました。いろいろな料理に使えるのにびっくり」など思いがけない米粉の使い方にびっくりした感想が聞かれました。
東京で平和を大切に守り続ける
世界平和と核兵器廃絶への願い込めた平和募金企画
東都生協も第五福竜丸の |
2007年4月7日新木場駅に11人が集合、まず第五福竜丸展示館前広場で行われている「お花見平和のつどい・2007」に参加。第五福竜丸のエンジンをこの地に移送する運動をした各団体の報告を聞き、展示館内の見学をしました。
建造から60年たった第五福竜丸やさまざまな資料を目の当たりにし、原水爆の惨禍を学びました。
その後東京大空襲・戦災資料センターに移動。米国資料の公開による東京大空襲の実態のNHK番組ビデオを見て、米国が空襲を行った経過を生々しく知ることができました。
説明員の山本唯人さんからは、この戦災資料センターは民間の募金で運営管理されていて、館内に展示されている東京大空襲の資料は市民からの寄贈で集まった貴重なものと説明を受けました。建設のための募金活動には東都生協も協力しました。
次に横網町公園の東京都慰霊堂を見学しました。ここは関東大震災の時に避難した人々が焼死した場所で、震災犠牲者の霊を追悼しています。その後東京大空襲で亡くなられた方も慰霊堂裏の納骨堂に納められました。平和委員の永尾寿孝さんに慰霊堂や東京大空襲の話を聞き、平和を願う一日でした。