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東京の農業の実情を学びました
東京の農林業の振興を支える意義を学習
お茶の葉は、蒸し方によって |
2006年9月11日、東都生協の食と農委員会主催により、西立川にある(公財)東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センターを見学しました。参加者は16人でした。
まず、生産技術科の木曽雅昭さんから、センターの概要説明がありました。新品種の育成や病害虫の総合的防除、食の安全・安心を確保するための技術開発、地域資源を利用した食品開発など、都民に役立つ試験研究が行われています。
その後、東京の農業の現状、特徴と役割、課題などと、それに対するセンターの役割や課題を学習し、センターの中を見学しました。
東京の農家は、ほとんど直接販売などの市場外流通であること、消費地に近いことから若い生産者が出てきていること、そんな人たちを支援し、環境に負荷を与えない農業技術開発に努めていることなど、最も私たちに近い東京の農業を知る良い機会になりました。
テロとの戦いは果てしなき世界戦争への道
機関誌 『東都生協だより』 2007年3月号より
参加者は人権の大切さを実感 |
2006年11月25日、平和委員会主催で千代田区神保町区民館にて寺中誠さん(アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)を招き、「世界の戦争と人権」をテーマに学習会が開催されました。(参加者:10人)
「テロとの戦い」の実態は、お互いの敵をテロリストと呼び、誰に対する戦争かが分からないまま、勝ち負けのつかない戦争が果てしなく続くということ。
米軍拷問マニュアルに基づいた拷問と虐待が世界中で行われていること。イラク戦争のような情報戦が現代の戦争の特徴で、都市部への攻撃は子どもと女性の多くが被害者となり、またアフリカなどの紛争地域では10代の子ども兵士が何十万人もいて、過酷な訓練と行軍により精神を破壊していくことなどを学びました。
日本でも、入管法改正や共謀罪など人権に関わる問題があります。人権の大切さを意識し、日本と世界の人権の侵害に対して声を出すことが大事だと感じた学習会でした。
子どもの権利条約に関するワークショップを開催
1989年国連総会で採択された子どもの権利条約の4原則を学ぶ
子どもの権利を学びました |
「子どもの権利条約」という名前を聞いたことはありますか? 正式な名称は「児童の権利に関する条約」といい、子ども(18歳未満の児童)に保障されるべき権利を定めたもので、1989年11月国連総会にて採択され、1990年に発効しました。日本は1994年に批准しています。
この条約で定める権利は、(1)生きる権利(治療を受けるなど)(2)育つ権利(3)守られる権利(4)参加する権利--―に大別されます。2006年11月23日、東都生協の平和委員会は公益財団法人 日本ユニセフ協会の林田佳子さんを講師に、子どもの権利条約についてのワークショップを開催。5世帯12人の参加者とともに「子どもの権利条約」の条文が1つずつ書かれたカードを使いながら、子どもの権利について学びました。
小学校低学年の子どもにとっては難しい内容も含んでいましたが、「一番大切だと思う権利を5つ選んでください」という問いには、自分で考えながら「休み・遊ぶ権利」「搾取・虐待からの保護」などの権利を選んでいました。
子どもだけでなく、おとなも「権利」について再認識する機会となりました。
自分の気持ちに気付こう
子どもの虐待防止活動を考えるネットワーク事務局長の箱崎幸恵氏を講師に学習会
「そのときの自分の気持ちは?」 |
自分の気持ちに気付くには、 |
2006年11月10日、東都生協の福祉委員会が主催し、子育て支援企画「しつけ? 虐待? そのときの自分の気持ちに気付こう!」をさんぼんすぎセンターで開催しました。東都生協の組合員14人が参加。
講師は児童虐待問題のフリーランス・ライター、子どもの虐待防止活動を考えるネットワーク事務局長の箱崎幸恵さんです。
なぜ虐待をしてしまうのか? しつけと虐待はどう違うのか? をテーマに話が進みます。
参加者がそれぞれ「そのときの自分の気持ち」を紙に書いて発表し、それぞれの思いを分かち合い、言葉にして心をラクにしていくという参加型の学習会でした。「自分を愛するには、セルフ・エスティーム(自己信頼)を築くことが大事であり、人は自分が信頼されていると感じるとき、他者を信頼でき、信頼は連鎖する。暴力の連鎖を断ち、信頼の連鎖をつくりましょう」と結びました。
交流会では箱崎さんを囲んで悩みを話しながら、毎日の生活で言葉のキャッチボールをすることの大切さを実感しました。
食と農通信 「これが旬。丹波黒の枝豆」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年10月-(1)号より
枝豆は大豆を若い時期に収穫したもので、大豆と同じような栄養成分があり、大豆にはほとんど含まれないビタミンAやCが含まれます。
京都丹後・丹波地方で栽培されている正月用の黒豆を枝豆として収穫しました。
別名「ぶどう豆」と呼ばれる薄紫色(豆の表面の薄皮が薄紫色)の大粒の豆で、コクのある甘味が特長です。
料理例 ★枝豆のわさび粕漬け おいしい!
1. 枝豆を洗ってざるに上げ、実を出して布巾で水気を拭き、塩をまぶし手でこすりつけて5〜6分置く。
2. たっぷりの熱湯に入れ、少し歯ごたえの残る程度にゆでる。
3. わさび粕床(熟成粕200g、みりん30cc、砂糖30g、塩5g、練りわさび大さじ2)を練り合わせて作る。
4. (3)のわさび粕床に(2)の枝豆を混ぜる。
5. 熱湯で殺菌したびんに詰めて密閉し2〜3日置く。
粕ごと食べられる。(賞味期間は冷蔵庫保管で2カ月ぐらい)
沖縄で恒久平和への誓い新たに
平和募金企画「沖縄戦跡・基地巡り」
「魂魄(こんぱく)の塔」 |
2006年10月24日〜27日、組合員5人が日本生協連主催「第23回沖縄戦跡・基地巡り」に参加しました。
沖縄に到着すると「ひめゆり学徒隊」の体験者、島袋淑子さんの話を聞きました。当時は女学生も戦地に駆り出され、大変つらい思いをされた様子がよく分かりました。
2日目からはまだ暑さが残る中、戦跡・基地巡りをしました。多くの犠牲者を出した「チビチリガマ」や、2年前にリニューアルをした「ひめゆり平和祈念資料館」、沖縄戦の資料が多数展示してある「県立平和祈念資料館」などの見学を行いました。
戦後60年以上たった今日でも基地問題は解決しておらず、2004年に発生した「米軍ヘリコプター墜落事件」の現場となった沖縄国際大学1号館も見ました。
沖縄県民の皆さんは、今でも危険と隣り合わせの生活を強いられていることを再認識した企画でした。
身近な草の効果を再発見
東京薬科大学の指田豊名誉教授を講師に、同大学の薬用植物園を見学
草や木には名前の他に |
2006年10月18日、秋晴れの空の下、くらし委員会主催で「東京薬科大学の薬用植物園ウォーキング」を行いました。
講師は東京薬科大学の指田豊(さしだ ゆたか)名誉教授。
はじめに秋の七草と秋の薬草について説明があり、その後、都内一の面積を誇る薬用植物園の中を、見本園、自然観察路、温室と案内していただきました。
委員を含む23人の参加者からは「普段身近に見ている草の薬効が分かった」「春にもう一度、ぜひ来たい」などの感想が聞かれました。
食と農通信 「これが旬。柿!」
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年9月-(2)号より
料理例 ★柿と大根のなます
1. 大根(80g)は長さ6cmぐらいに千切り、柿は種を取り、薄いくし型に切る。
2. 大根、柿は別々に塩(少々)を振る。大根はしんなりしたら水気をきつく絞る。
3. 下漬け用の材料(酢:1/2カップ、だし汁:1/2カップ、砂糖:1/4カップ、塩小さじ1)を容器に入れて、「2」の大根を加えて4〜5時間漬ける。
4. 「3.」の汁をきつく絞り、柿と本漬用の材料(酢:1/3カップ、だし汁:1/2カップ、砂糖:大さじ3、塩小さじ1/2)を加えて好みの味になるまで漬け込んで出来上がり。