「セモラ」は自立の強い味方
米ぬか100%の台所用石けん「セモラ」を製造する福祉工場エバーグリーンを見学
2006.12.06
カテゴリ 福祉
「セモラは、 |
メンバー全員、どの工程も |
2006年12月6日、福祉委員会主催で福祉工場エバーグリーンを見学しました。参加者はおとな6人、子ども1人。
エバーグリーンでは、精神障害がある方々への就労支援としてねり状米ぬか石けん「セモラ」を製造しています。
この日は前日までに仕込んだ石けんの充填作業日でした。できたての「セモラ」はまるでみそのような色と柔らかさで釜からにゅるにゅると出てきます。
それを工場のメンバーが、容器に1つ分ずつ入れて、計量、押して成形、ナンバリング、包装を行います。
「セモラは、よく泡立てて使ってください」と小さな工場ですが、一定時間ごとに作業者全員の手をアルコール消毒するなど、食品工場の品質管理を取り入れています。
また、仕込みごとにサンプルを保管し、組合員から品質に関するお申し出があった際は、即座に状況を確認できるようにしています。容器は焼却できる素材を使って環境に配慮しています。
メンバー一人ひとりは、障害を抱えながらも地域で自立して生活することを目指しています。「セモラ」を通しての東都生協組合員との交流は、とても励みになるとのことでした。
参加者からは、よく泡立てて使うとより洗浄力が出ることを再認識した、という声が多く聞かれました。