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「TPP阻止! 4・24緊急座り込み行動」報告
東都生協は食の未来を脅かすTPP交渉に断固反対します
議員会館前に座り込み、 |
食の未来を脅かすTPP交渉に |
左から2人目は元農林水産大臣の |
その流れを止めるために東都生協は「TPP阻止!4.24緊急行動」の呼び掛け団体として参加しました。
2015年4月24日正午~午後5時、衆議院議員会館前で緊急の座り込み行動を行い、私たちの暮らしを脅かすTPP交渉参加の阻止を強く訴えました。
緊急の呼び掛けにもかかわらず全国より多くの人たちが集まり、シュプレヒコールを上げ国民の声や国会決議を無視したまま強引に妥結を図ろうとする安倍政権に対し、断固抗議をしました。
遠く北海道から参加した生産者は「農業を続けたい! 国産の大切な食料を国民に食べてほしい」と強く訴え、小さな子どもを持つお母さんからは「未来の子どもたちが安心して暮らせるために、TPP交渉断固反対!」と心に響く訴えがありました。
東都生協も消費者の立場として「食の安全や医療など私たちのくらしを脅かすTPPには入らない! 断固TPP交渉反対」と訴えました。
"リユースびんのある暮らし"フォトコンテスト
東都生協が選考した作品が「ユーモア賞」「優秀賞」を受賞しました!
「ユニーク賞」を受賞した作品 |
「優秀賞」を受賞した作品 |
リユースびんは、大切に使えば20~30回繰り返し使えます。使えば使うほど、資源やエネルギーを節約することができます。使い終わったリユースびんは、必ず東都生協に返却しましょう。
※びん再使用ネットワーク:
リユースびん活動に取り組む5生協のネットワークとして、1994年に設立。会員生協は、東都生協、生活クラブ連合会、パルシステム連合会、グリーンコープ連合、新潟総合生協。
第32回沖縄戦跡・基地巡り報告
「基地の中に沖縄がある」戦後70年の沖縄の現状を学びました
對馬丸の体験を語る平良啓子さん |
県民の意思を無視したまま建設が進む |
辺野古新基地建設反対の座り込みテント |
初日の全体会では、1944年当時9歳で疎開のために学童疎開船「対馬丸」に乗船し、アメリカ潜水艦の魚雷を受け、6日間の漂流をした平良啓子さんの「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」と、眞鍋 詩苑さんによる「若者から見た沖縄の現状と本土の皆さんに訴えたいこと」と題した講演がありました。
その後、夕食懇親会では、沖縄の民謡や踊りなど文化や伝統に触れながら、全国から参加された生協の組合員と交流を行いました。
2日目、3日目は「基本コース」「親子コース」「盛りだくさんコース」と3つのコースに分かれ見学を行いました。ちょうどニュースで取り上げられている、普天間基地や辺野古も訪れました。
「沖縄では辺野古が争点になった選挙全てに辺野古新基地建設反対派が勝利した。それだけの民意で『建設NO!』と表明しているのに国は民意を無視し続けている。しかし、新基地建設反対のうねりを止められる人は沖縄にはいない」。
「青珊瑚は三千年の賜物。壊すのは一瞬、二度と再生できない。東京で物を見ているのと、沖縄で物を見ているのでは違う。辺野古で起きている現実を捉えてほしい」という辺野古基地前で座り込みをしていた方の話が印象的でした。
参加者からは
「初めて沖縄の実態を知ることができました。私はやはり他人事のような感じで沖縄の問題を見ていたように思います」
「沖縄の人々と本土の人との基地に対する温度差を感じた」
――といった感想がありました。
改めて沖縄や日本の平和について考える3日間の旅となりました。
2014年12月のNO₂測定結果
東都生協組合員による二酸化窒素(NO₂)測定活動
地図をクリックすると拡大画面が開きます |
年に2回、同じ場所でNO₂の濃度を測定し、空気の汚れを知ることで、きれいな空気を取り戻すにはどうすればよいかを考えるきっかけづくりとしています。
■2014年12月の測定結果は以下の通りです。
①測定日時
・2014年12月4日(木) 午後6時 ~ 2014年12月5日(金) 午後6時
②測定規模
・測定カプセルの配付数:263個
・測定カプセルの返却数:236個 (回収率89.7%)
・有効測定数:193個
人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。
東都生協は、組合員が身近な所の空気の汚れを実際に測って確かめ、きれいな空気を取り戻すにはどうすれば良いかを考えていただくことなどを目的に、1988年から二酸化窒素(NO₂)測定活動を実施しています。
測定結果は「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供。同連絡会では、生協の他さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定活動の積み重ねが、こうした大きな運動を支えています。
東日本大震災から4年、被災地支援を続けています
宮城県石巻市での復興支援活動
支援物資のセット作業。食材は段ボールに |
仮設住宅を1軒1軒訪問し、物資を手渡し |
わかめの選別作業なども見学 |
震災で沈下した堤防をかさ上げ。 |
冷凍や冷蔵の食材は、箱にセットしてお渡しします。今回は産直たまごや卵スープ(匝瑳のたまごたっぷりスープ和風仕立て)、豚肉、香港餃子などの東都生協商品を詰め合わせました。ほかに産直米や東都もーもーティシュ、東都もーもーロール(トイレットペーパー)なども合わせて120世帯の方にお届けしました。
支援活動をしている最中、地域の区長さんから「大原中学校、大原小学校の運動会にも来てくれましたね。またお待ちしています」との声を頂戴しました。東都生協が身近な存在となっていることがうかがえます。
また、石巻市牡鹿総合支所の木村富雄支所長からは、今後の住居の高台移転についての計画も聞くことができました。間もなく2カ所の高台への移転が始まるとのことですが、牡鹿半島に暮らす方々が、仮設住宅を出て落ち着いた生活に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
訪れた時期はわかめの収穫最盛期。水産品の産直産地・(株)マルダイ長沼に隣接する浜で、収穫したわかめの加工作業を見学しました。港の周辺は、めかぶ、茎、わかめを取り分ける作業の活気にあふれていました。復興に向けた地域の皆さんの力強さを感じさせます。
なお、今回も震災直後から東都生協と一緒に支援活動をしている(有)匝瑳ジーピーセンター、㈱コープミート千葉の皆さんに協力いただきました。この場を借りて感謝を申し上げます。東都生協は、今後も被災地の現状に合った支援を考えていきます。
2014年度総代の活動がスタート!
総代就任に当たり、総代の役割と任務、総代会に至るスケジュールなどを確認
渋谷会場 |
新宿会場 |
生協の総代は、組合員の代表として生協最高の意思決定機関・総代会に出席し、決算や計画、定款改正、役員選出など生協運営で根本となる事項を決定します。決定した計画に基づく活動・事業の進捗の確認や策定にも積極的に関わり、組合員のくらしの要求・要望を生協運営に反映させる役割があります。
9つの地域で開催された総代オリエンテーションには多くの総代が参加。総代の手引を使い「役割と任務」「総代会までのスケジュール」などの説明や意見交換が行われました。
第2地域は、10月20日に品川区、10月31日に渋谷区、11月4日に新宿区の3会場で開催。前半は初めて総代になったグループと2年以上の経験者グループに分かれて説明会、後半はグループを組み替えて調理・試食会を行いました。
この場で交流を深め、地域コーディネーターとのつながりも確認。参加者からは「皆さんの話を聞いてより理解できた」「顔見知りが増え、会議に出席しやすくなる」との声が寄せられました。
太陽の光を浴びたみかんのおいしさを堪能
清水農民組合産直部会とは東都生協設立以来40年のお付き合い
爽やかな香りのみかん |
青空の下で昼食交流 |
日なたの上の方が甘いと聞き、みんな背伸び。もぎたてみかんは爽やかな香りが格別です。太陽の光をたくさん浴びた実はみずみずしく果汁たっぷり。口にすると日光のエネルギーを体に取り込んでいるような気持ちになりました。
その後青空の下で昼食を食べながらの交流。東都生協設立から40年のお付き合いで、現在4人で栽培しています。急斜面の草刈りは大変でも農薬はできるだけ使わずに作り、みかんが重くて重労働ですが、収穫の時はうれしい気持ちでいっぱいになるのだとか。
参加者からは「これからもお元気で、安心でおいしいみかんを作ってください。利用します」と...大満足の一日でした。
もぎたてのりんごを、皮ごと食べられる幸せ
サン・ファームすざか交流訪問報告
手作り栗おこわで交流 |
りんごの収穫体験 |
到着は11時30分とお昼間近だったため、早速、生産者の吉池実さんのりんご畑で昼食。3人の生産者と一緒に、収穫用のコンテナに車座になって、栗おこわや生産者の奥さん手作りのお新香をおいしくいただきながら交流しました。
秋晴れの青空と紅葉を背景に、りんご畑にはキリリと冷たい風が吹いていました。
参加者からは栽培について熱心に質問があり、生産者から半分の農薬で栽培する苦労が語られました。
続く「ふじ」「シナノゴールド」収穫体験では、もぎたてのりんごを皮ごと試食。これができるのは生産者の努力のおかげと感激でした。
生産者との交流やりんごの収穫は楽しく、昼食もおいしくて、充実した訪問となりました。
肌にも環境にも優しい石けん
ミヨシ石鹸㈱との学習交流会報告
ミヨシ石鹸㈱の方に教わりながら |
まず、石けんの汚れ落としの仕組みや、洗剤との違いについて学習。合成洗剤は繊維の油まで取るのでゴワゴワになり、柔軟剤が必要になります。石けんは適度な油分を残すのでふんわり仕上がり、柔軟剤は不要でお財布にも優しいとのこと。
「石けんかすはどう防ぐか」の疑問には、「小さじ1杯ぐらいのクエン酸か酢を入れて中和すると良い」と教えていただいてすっきり!
その後は、容器に重曹1カップとクエン酸一つまみを入れ「ミヨシ食器洗い石けん」を加え、ペースト状にしてクリームクレンザーを作製。参加者は、「肌にも環境にも優しい石けんをもっと使っていきたい」と、石けんをより身近に感じる機会になりました。
生産者と交流し、産直の醍醐味を味わいました
(農)佐久産直センター視察訪問
栽培について生産者が説明 |
農地見学 |
ひょう害で傷付いたりんご |
出荷基準を満たしたものだけを箱詰め |
北に浅間山、南は八ヶ岳、蓼科山に及ぶ千曲川の源流に沿った標高650~1,100mの高原地帯に位置する佐久市にある同産地では、降水量が少なく冷涼な気候を生かし、化学合成農薬・化学肥料をできるだけ減らした栽培に取り組んでいます。りんごやプルーンでも知られる産地ですが、殿様ねぎやモロッコいんげんなども栽培しています。
参加者は、あらかじめ産地との取り決めを記した農産物ガイドと産地についての資料に目を通してから視察を行いました。
農地見学(2カ所)では栽培方法を確認。りんご栽培は休む暇がないほど一年中作業があること、6月、8月、9月は「紅玉」生産量の4割が降ひょう被害に遭ったことなどの説明を受けました。
この際に東都生協が行った「つがる・紅玉のフルーツサポート支援企画」について生産者から感謝の言葉が述べられました。
組合員からは「もっと、ひょう害に対して支援するべき」「収穫体験をしながらひょう害りんごを購入するのも良いのでは」と、さらなる産地支援の声が挙がりました。最後に選果場では、選果の仕方や箱詰めの方法などを確認しました。
「東都生協の安全を確認できた」「生産者と直接交流ができることにこそ、産直の醍醐味があると確信した」と感想があり、直接確かめたことで東都生協と産地のつながりをあらためて実感できた一日となりました。