みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

地域のつどいで「コモパン」学習会

コモパンの製造工場をバーチャル見学。長期保存可能な理由や味へのこだわりを学習

2021.09.08

スクリーン越しの講師に熱い視線

2021年6月28日、第6地域委員会は地域のつどいを開催。昨年度の活動やInstagramをパワーポイントで紹介しました。

続けて、コロナ禍でもできる組合員活動の一つとして、㈱コモの萩原敬介さんによるオンライン講習を開催。

さんぼんすぎセンターに集まった参加者は、巨大なイタリア製トンネル型オーブンで1日20万個ものクロワッサンを焼く工場の様子などをバーチャル見学し、コモのパンが長期保存可能な理由(天然酵母&乳酸菌の効果!)や味へのこだわりを学習。

「コロナ禍でも企画してくれてうれしい」「パワーポイントでの説明も分かりやすかった」と評判も上々、今後のオンライン企画にも期待がふくらみます。

もっと知ろうノンカップ麺! ラーメン学習交流会

トーエー食品㈱の環境配慮、国産原料使用、添加物・化学調味料を使わない製品づくりを学びました

2021.09.08

商品部・船本桃子さんも別室でトーク。笑顔で交流。

商品部・船本桃子さんも別室でトーク。
笑顔で交流。

「わたしのこだわり 東都しょうゆラーメン」はトーエー食品㈱の製品です!

「わたしのこだわり 東都しょうゆ
ラーメン」はトーエー食品㈱の製品です!

チキン味も人気!

チキン味も人気!

2021年6月25日、第7地域委員会はもっと知ろうノンカップ麺! ラーメン学習交流会を開催。

スクリーンには、ノンカップ麺でおなじみのトーエー食品㈱、剱 徳政さんの明るい笑顔。岐阜県関市の本社とオンラインでつながりました。

ノンカップで環境に配慮するばかりでなく、国産原料使用、添加物や化学調味料を使わない製品づくり、開発秘話などを伺いました。航空会社の機内食に選ばれたエピソードには一同大拍手!

「きのこと野菜のあんかけ」や「卵とじ」「そのまま!」など、アレンジレシピも好評で、使用頻度がアップしそう。皆さん備蓄チェックをお忘れなく!

ここがちがうね!! 東都生協の卵

収穫後農薬無散布、非遺伝子組換えトウモロコシで生産した産直たまごと産地の取り組みを学習

2021.09.08

分かりやすい資料にみんなが納得

分かりやすい資料にみんなが納得

第4地域・田柄ブロック委員会は2021年6月21日、東都生協商品部の渡辺彩香職員を講師に招き、産直たまごの学習会を開催。

親鶏が健康でなければ良い卵は産まれない。安全な餌(PHF※で遺伝子組換えをしていないトウモロコシ)を与える...コストがかかっても安全を届けたいという産地のこだわりです。

参加者が特に興味を持ったのは、国産飼料用米を餌とする「ひたち野 穂の香卵」。

餌の色をそのまま反映し、黄身はレモンイエロー。「白いオムライス、面白いかも!」「休耕田が増える中、飼料に国産米を使う取り組みは素晴らしい」など、多くの意見が飛び交いました。

鳥インフルエンザの影響で苦労しながら安全・安心な卵を届けてくださる産地を、今後も東都生協は応援します。

※PHF(ポストハーベストフリー):収穫後、防虫・保存のための農薬散布を行っていないこと

安全な加工食品を選ぶために~食品添加物の学習会を開催

2021年4月23日第2地域委員会「食品添加物のオンライン学習会」報告

2021.07.12

この商品はバジルとチーズたっぷり。天然のチキン・魚介エキスでうま味アップ!

この商品はバジルとチーズたっぷり。
天然のチキン・魚介エキスで
うま味アップ!

資料は事前配付。具体的な解説で、オンラインでも試食した気分に

資料は事前配付。具体的な解説で、
オンラインでも試食した気分に

第2地域委員会は2021年4月23日、食品添加物の学習会・中級編を開催。東都生協商品部・吉澤正義職員に安全な加工食品の選び方を学びました。第2地域では初めてのオンライン開催となりました。


化学調味料」と「うま味成分」に注目

スポーツドリンクやゼリーなど意外な食品にも多用されている化学調味料。実際の表示を参照しながら、その種類・コスト・特徴を学び、うま味を感じる成分について詳しく学習しました。


「ジェノベーゼソース」のうま味を見る

うま味は、「動物系×植物系」のように複数組み合わせるとおいしさが倍増するとか。「ジェノベーゼソース」のうま味成分は何か、他社商品との表示を比較。バジルやチーズが少量でも、調味料や添加物でそれらしく仕上げるそのカラクリを、吉澤さんがパズルを解くように分析。読み取るポイントを確認しました。


信頼できるメーカーを選ぶ

とはいえ、消費者が表示だけを見て添加物の用途を判断するのは容易ではありません。知識も大事ですが、一番確実なのは「堅実な食品づくりに取り組むつくり手を選ぶこと」と気付かされます。


「消費者にメリットがない添加物は使わない」

東都生協の基本的な考え方を再確認し、これからも支持したいと感じた学習会でした。


参加者の感想から

・事前に資料が届き、予習ができて良かった
・時間が短くて残念
・添加物に過剰に反応せず、冷静な視点で見ることが大事
・東都生協商品の安全性を再確認できた
・ホームページでいつでも視聴できるようになるとうれしい


(農)船橋農産物供給センターの「再生田」で草取り作業

みんなの再生田を守るため、生産者と東都生協職員有志が集結!

2021.06.22

産地の藤原さんから作業説明

産地の藤原さんから作業説明

整列して全ての株間を除草

整列して全ての株間を除草

株間除草機の先端はこんな感じです

株間除草機の先端はこんな感じです

水不足のため清冽な地下水を給水

水不足のため清冽な地下水を給水

山水を引く用水路に設けた取水堰を補修

山水を引く用水路に設けた取水堰を補修

アマガエルも随所に見られました

アマガエルも随所に見られました

再生田は全て湧き水を利用(すぐ下の一般の水田からは印旛沼の水を使用)

再生田は全て湧き水を利用(すぐ下の
一般の水田からは印旛沼の水を使用)

2021年6月19日、産直産地・(農)船橋農産物供給センターとの「田んぼの学校」の舞台、千葉県印西市の「みんなの再生田」で、東都生協の職員有志8人が産地の方々と夏場の草取り作業を行いました。



「田んぼの学校」は休耕田を再生して米作りを通年で体験する、東都生協組合員を対象とした農業体験企画。13年目となる今年も昨年同様に、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言を受け、感染症対策として組合員が参加しての活動を見合わせています。



コロナ禍にあっても、再生田の維持・管理は欠かせません。日頃の管理は(農)船橋農産物供給センターの皆さまにお願いしていますが、このほど東都生協職員有志8人と産地の方々で草取り作業を行いました。



作業場所は、田んぼの学校で再生した「1号田」「2号田」の田んぼ2枚。化学合成農薬や化学肥料は一切使用せず、生物多様性と自然環境に配慮した米作りを続けています。コシヒカリの田植えは5月中旬、(農)船橋農産物供給センターの皆さまにて実施していただきました。



稲は膝上ほどの高さにまで生長して分げつ(枝分かれ)し、この時期としては順調に生育していました。



併せて田んぼ全面にコナギ、イボクサ、オモダカなどの雑草の発生も確認。一行は昔ながらの手動式「株間除草機」を使い方を教わり、伸びた雑草を掘り起こし、肥料として田んぼに埋め戻していきます。



終日雨天で、水田の泥に足を取られながらの作業となりましたが、産地の方々の指導の下、これまでに再生した「1号田」「2号田」計27アール(2,700平方メートル)ほどの除草作業が滞りなく進みました。



山からの清水を再生田に供給する取水堰の補修も実施。田んぼは周囲の小高い山からの湧水などを利用した谷地田(やちだ)。高さの異なる「1号田」「2号田」に、水田の高さに合わせて用水路に土のうで堰を造り、パイプで導水しています。



しかし、この堰周辺に直径10センチメートルほどの穴が開いて漏水し、田んぼに山水が引けず、地下水をポンプで揚水している状況でした。アメリカザリガニなどの掘削による影響が考えられます。



堰の漏水を止めるため、一度土のうを全て取り除き、穴を壊してビニールでふさぎ、その上に新しい土のうを加えて積み直しました。



午後3時までにはこうした一連の作業が無事終了。作業する傍らで、アマガエルやニホンカナヘビ、クロゲンゴロウなど、さまざまな生き物の生息も確認できました。



米価の低迷や生産者の高齢化・後継者不足により、休耕田は毎年増え続けています。田んぼは、安全・安心な米の安定供給にとどまらず、多様な生き物を育む自然環境の保全、国土の保全、水源の涵養など多面的な機能を有しています。



こうした稲作の現状や大切さを知り、持続可能な米作りをみんなで守っていく取り組みが「田んぼの学校」。再び組合員が参加できる日が来るまで、生産者と共に、みんなで再生した田んぼを大切に管理していきます。



㈱ナガノトマト「トマトの学習会」を開催

同社が契約農家と共に開発した加工用トマト「愛果(まなか)」など希少な国産トマトについて学びました

2021.03.08

楽しく有意義な学習会でした

楽しく有意義な学習会でした

講師の㈱ナガノトマト・上村萌さん

講師の㈱ナガノトマト・上村萌さん

2020年11月27日、青井ブロック委員会は㈱ナガノトマト東京支店から講師を招き、足立センターで学習会を開催しました。

「近年の天候不順によりトマトの収穫は難しく、昨年夏は酷暑で加工用トマト『愛果(まなか)』の収量も多くなかった。ただ、幸いにも東都生協の分は確保できた」というお話も...。

おかげで2020年度収穫トマトのジュースが昨年末から供給されています。トマトはグルタミン酸が多く、栄養バランスに優れた野菜ですが、加工用トマトはさらに栄養価が高く、ギャバやリコピンも豊富なのだとか。

参加者からは、「知らないことをたくさん学べて、商品選びや調理の参考になった」「健康のために意識して使いたい」などの声がありました。

「表示読み解き力」を付けよう~食品添加物学習会・入門編

使われている食品添加物や原材料から商品を見極める

2021.03.08

入門編は希望者多数で抽選に

入門編は希望者多数で抽選に

事例満載。中級編も期待大

事例満載。中級編も期待大

2021年12月12日、第2地域委員会は商品部・吉澤正義職員を講師に食品添加物の学習会「入門編」を開催。加工食品の原材料表示が見やすくなりました。食品添加物を原料と分けて記載されるよう義務付けられたためです。

今回の入門編では、表示を読み解くポイントを学習しました。

生乳・卵なしでもプリンができる?

プリン4商品の原料を比較しながら、添加物を使う目的を読み解きます。原料を少なくするために「※水」に置き換え、添加物で「色、とろみ、香りをつける」などすると、なんと生乳や卵を使わなくてもプリンができる! コストを抑えたいメーカーの意図が見えてきます。
※日本では商品の原材料として「水」を表示しなくてもよい

使用目的を知ろう

流通過程での品質保持など、衛生面で必要な添加物についても確認。添加物を使う利点と使わない場合のリスクを「pH調整剤」などを例に学びました。

またプライベートブランド「わたしのこだわり」のハムは、添加物の使用を避けるために肉の品質選びや工場の衛生管理を徹底。誠実な取り組みを知り、信頼感が増しました。

安全性を保つ目的なのか、コストを下げるための使用なのか、消費者に利がある添加物なのか見極める読み解き力を身に付けたいものです。食品添加物への理解を深め、認識をあらためた学習会でした。



【参加者の感想から】

  • 東都生協の加工食品を大幅に見直した!
  • 添加物使用が商品価格に反映していることにあらためて気付かされた
  • pH調整剤のイメージが変わった
  • 添加物は危険だと思っていたが考えが変わった
  • これから表示をよく見ます!

産直産地・JAやさとオンライン交流会を開催

東都生協組合員の自宅とJAやさと生産者の畑をオンラインで結びました

2021.03.08

JAやさとプロジェクトメンバーが東都生協会議室から参加

JAやさとプロジェクトメンバーが
東都生協会議室から参加

組合員参加者はニックネームで呼び合いました

組合員参加者はニックネームで
呼び合いました

2020年12月18日、東都生協のJAやさとプロジェクト主催で「やさとオンライン交流会~もっと! 丸ごとやさトーク♪」を開催しました。

この企画は、登録商品「皮ごと丸ごとやさとの有機野菜セット」を利用する東都生協の組合員と、同商品を生産する産直産地・JAやさととのオンラインでの交流企画です。

参加した8人の組合員は自宅から、JAやさとの4人の就農者とJA職員はほ場(畑)などから参加しました。

各組合員が自己紹介と登録理由を話した後、JAやさと・有機部会長の岩瀬直孝さんは東都生協と有機野菜の歴史を、若手就労者は野菜の生育と収穫についての現状を報告しました。

その後、組合員からの質問にJAやさとの皆さんが丁寧に回答。さらに「レシピ提供、お便りください」「組合員と一緒に環境保全に取り組みたい」などのメッセージがあり、組合員からも「お気に入り野菜(トップは赤かぶ)」と「コロナ禍でも野菜を通じてのつながりが心の支えです」などの思いが伝えられました。

オンラインという新しい形態ではありましたが、90分が短く感じられるほど有意義な交流タイムでした。



Q&A(ほんの一例)

Q:各生産者(29人)の品種の決め方や分担は?
A:
各生産者が作りたいものを出し合い、数を考えながら決めています。

Q:作り続ける原動力は?
A:
組合員の皆さんからの生産者カードを見るとやる気が出ます。



チェック!①

「YouTube」東都生協公式チャンネル動画「行ったつもりで産地訪問~JAやさと編」もぜひご覧ください。(別ウインドウが開きます)



チェック!②

「皮ごと丸ごとやさとの有機野菜セット」を利用すると、「皮ごと丸ごと通信」が入っています。通信の「ズボラレシピ」はおススメ! 例えば「にんじんと紅くるり(赤大根)のサラダ」「わわ菜の塩昆布サラダ」などなど毎回楽しみです!


わたしの「いいね」を産地・メーカーへ届けました!(2021年3月)

「ひとりでも いえのなかでも できること わたしの『いいね』を発信しよう」報告No.5

2021.03.03

たべるン

(農)さんぶ野菜ネットワーク代表理事 富谷 亜喜博(とみや あきひろ)さん

(農)さんぶ野菜ネットワーク代表理事 
富谷 亜喜博(とみやあきひろ)さん

「登録 さんぶの『絆』みのり野菜セット 3種」


「登録 さんぶの『絆』みのり野菜セット
3種」

「ほたるいか甘酢漬け 110g(固形量60g)」

「ほたるいか甘酢漬け 110g
(固形量60g)」

エム・シーシー食品㈱ 栗山さん(左)と生井さん(右)

エム・シーシー食品㈱
栗山さん(左)と生井さん(右)

「鶏ひき肉と豆の和漢カレー 180g×2」

「鶏ひき肉と豆の和漢カレー
180g×2」
※画像はイメージです

組合員の皆さまから寄せられた「わたしの『いいね』」に対する産地・メーカーからのお返事紹介の第5弾です。今年度最後のご紹介になります。コロナ禍で産地・メーカーの皆さまと直接会えなくても、産地直結を実感できる取り組みになりました。

今回の紹介もぜひ商品利用の参考にしてくださいね!



いいね  横浜 ゆかママさん
登録商品「さんぶの『絆』みのり野菜セット 3種」

■登録の「さんぶの『絆』みのり野菜セット」は、新鮮でとてもおいしい。生産者さんからのメッセージも入っていて、作り手の顔が見えるようで楽しみもあります。フルーツ、肉などの登録商品も、次は何が届くか楽しみです。

産地・メーカーからのコメント  (農)さんぶ野菜ネットワークさんより

登録商品「さんぶの『絆』みのり野菜セット」をご利用いただき、ありがとうございます! このセットが、(農)さんぶ野菜ネットワークと組合員の皆さんとの間に「絆」をつないでくれましたね!

千葉県、そして山武地域は昨年9月の台風15号と10月の千葉県豪雨により大きな被害があり、ボロボロの畑やハウスを前に、生産者もうつむいてしまい、農業をやめることを考える人もいる状況でした。

しかし、組合員の皆さんのご支援・ご注文を受けて、「私たちの野菜を待ってくれている人がいる!」という思いを再度胸に抱き、前を向いて土を耕し、種をまくことができました。今後とも皆さんの「いのち」につながる、安全・安心でおいしい野菜を、真心込めて大切に育てていきたいと思います。

コロナ禍で日常のお買い物に行くにも不安が付きまとう難しい状況が続いていることとお察しします。今こそ、玄関先までお届けすることができる、産直の仕組みが活躍する時と思います。今後とも消費者の皆さん、間をつないでくれる生協の皆さん、そして生産者の「絆」でこの難局を乗り越えましょう! だいぶ肌寒くなってまいりました、どうぞご自愛ください。




いいね  第2地域 とーと会 すみれ会さん
「ほたるいか甘酢漬け」

■メンバーから強い推薦がありました。目などは取れていて食べやすく、甘酢なので、きゅうり、大葉、ワカメなどプラスしてアレンジ自由‼冷凍ですがすぐ解凍でできて便利とのこと。

産地・メーカーからのコメント  魚津漁協さんより

ご愛用いただきありがとうございます。ほたるいかの目は、一尾一尾丁寧に手作業で取り除いております。組合員様より評価いただけ従業員一同喜んでおり、今後ともおいしい商品をお届けできるよう努力してまいります。




いいね  板橋区 K・Hさん
「鶏ひき肉と豆の和漢カレー」

■本格的な辛さで、市販品と比べると脂もしつこくなく、おいしく食べられます。冷凍庫にも収納しやすい薄型タイプなので、場所も取りません。玄米ご飯と相性もいいので健康に気を使う方にもどうぞ。

産地・メーカーからのコメント  エム・シーシー食品㈱・栗山さんより

この商品のアピールしたいポイントをすごく分かりやすくコメントいただき、ありがとうございます。

鶏ひき肉と豆の和漢カレーはヘルシーを意識し開発した商品です。油の使用を極力控えたり、漢方でも使われる冬虫夏草や高麗にんじんなどをスパイスとして使用、軽い口当たりにするため小麦粉を使用していないなど、通常のカレーとは異なる内容で仕上げています。

薄いパッケージで冷凍庫の隙間にも入りやすいので、今後ともご愛顧いただけますと幸いです。玄米はもちろん、雑穀米やサフランライスと合わせるのもお薦めです。

北海道・枝幸漁協とオンラインで学習交流!

オンライン交流会「北海道の枝幸漁協をお家で実感~枝幸の海の幸の秘密を探る~」報告

2021.02.19

日本の最北地域・枝幸町と東都生協、参加者の自宅をつなぎました

日本の最北地域・枝幸町と東都生協、
参加者の自宅をつなぎました

Zoom運営会場は東都生協のさんぼんすぎセンター(東京都杉並区)

Zoom運営会場は東都生協の
さんぼんすぎセンター(東京都杉並区)

枝幸町から流氷の様子を中継

枝幸町から流氷の様子を中継

クリオネ(巻き貝の一種)。流氷と共にやってきます

クリオネ(巻き貝の一種)。
流氷と共にやってきます

北海道ぎょれんの竹花さん。パペットを使ってクイズを盛り上げていただきました

北海道ぎょれんの竹花さん。
パペットを使ってクイズを
盛り上げていただきました

クイズ「水揚げするほたては何年物?」

クイズ「水揚げするほたては何年物?」

枝幸漁協・女性部の方から料理のポイントを紹介

枝幸漁協・女性部の方から
料理のポイントを紹介

参加いただいた枝幸漁協の皆さまです!

参加いただいた枝幸漁協の皆さまです!

東都生協(コープ)は2021年2月7日、Zoomを使った「オンライン交流会 北海道の枝幸漁協をお家で実感~枝幸の海の幸の秘密を探る~」と題した学習交流会を開催しました。

産直産地の枝幸(えさし)漁業協同組合(※)・女性部をはじめ職員の方々、同組合産品の販売などを手掛ける北海道漁業協同組合(通称「北海道ぎょれん」)の方々や東都生協の組合員など72人が参加しました。日曜日開催のため、多くのご家族の皆さまにも参加いただきました。


昨年度までは、東京に枝幸漁協と北海道ぎょれんの皆さまを招き、直接顔を合わせて海の幸の料理を囲んでの学習交流を2日間にわたって実施してきました。

14回目となる今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン会議アプリ「Zoom」を使用したオンライン会議形式での交流会としました。


枝幸漁協からは、現地で間近に迫る流氷やクリオネなど、気温マイナス10度の世界をライブ配信。枝幸漁港からは幻想的な風景が静かに映し出されました。

漁協施設の外からの生中継では、曇天の下、"板"と見紛うような凍ったタオルや、目の前の海にすむクリオネの姿など、いてつく現地の様子を伝えました。東都生協の組合員は、自宅にいながら1,200kmも離れた産地の枝幸町に思いをはせました。


北海道ぎょれんが作成した枝幸についての参加型学習クイズでは、参加者が手元にあるフリップに答えを書き、Webカメラに向かって答えました。


設問は、タコ、ホタテ、サケ、そして「枝幸魚つきの森」植樹活動にちなんだ4問を出題。東都生協組合員は「全然正解できず、家族で笑いながら参加しました」「正解しようと集中しました」などの感想がありました。


参加者のお子さんからは「カニとホタテの種類は何種類くらいありますか」と鋭く難しい質問も。枝幸漁協、北海道ぎょれんの皆さまから一つ一つ丁寧な解説があり、理解が深まったようです。


参加者が驚いたのは、放流したサケ(別名:アキサケ、シロサケなど)がほんの5%しか元の川に戻らないこと。放流した5cm程度のサケ稚魚は、4~5年間回遊した後、約80cm・3~5kgほどの大きさになって母川に回帰しますが、この数は近年の海水温などの環境変化の影響で減少しているといいます。


東都生協が両団体と共に進める「枝幸魚つきの森」運動での植樹活動の大切さについてもあらためて学習。サケは生まれた川に戻り、産卵するといわれています。植樹活動により森の木々を豊かにすることで、山の栄養が川を通じて海に流れ、プランクトンが活性化することで豊かな海づくりにつながります。


現地では近年、降雪量が減少傾向でしたが、「今年は例年よりも雪が多い」として「雪かきは大変でも、降った雪が多いと、森の雪解け水が河川を通じて海へ栄養を送ってくれる」と話していました。


学習クイズの次に、枝幸漁協の女性部によるレシピ動画を上映。「ほたてバターご飯」「秋鮭の三平汁」「たこのアヒージョ」の調理方法が紹介されました。


参加者からは、それぞれのメニューの調理法について質問し、魚をあまり食べない子ども向けの調理の工夫などを相談。同組合女性部の方々が、東都生協の組合員に分かりやすくアドバイスしていました。


今回の交流では、参加者から事前に寄せられた質問や当日の質問にも丁寧に答えてくださり、参加者は産直産地をより身近に感じることができたようです。参加者が一体となって、おいしさの秘密を発見でき、充実した学習交流会となりました。


<参加者の声>

  • 流氷のライブ配信恐縮です。皆さまが極寒の中でお仕事されているおかげで、おいしい枝幸商品がいただけることが良く分かりました
  • 今年は寒さが厳しく、雪が多いと聞いて心配していましたが、皆さんの元気そうなお姿を拝見できてうれしかった。流氷や凍ったタオルの迫力、生きたクリオネの映像などもありがとうございました。お料理の紹介をしていただいたので、さっそく作りたくなりました
  • 枝幸町にお邪魔できる機会を楽しみに待っています。皆さんの健康を祈っています
  • 子どもはとても喜んでいました。質問に答えていただく双方向の交流を家でできるというのも新たな形でいいですね。とても楽しい交流でした



※枝幸漁業協同組合:

北海道宗谷総合振興局管内の南部、オホーツク海に面する枝幸町で活動する漁業協同組合。冬季は流氷に覆われるオホーツク海で、流氷が運んでくる動植物のプランクトンが豊富なため、さまざまな魚介が集まり、豊かな漁場となっています。漁の中心はケガニ、サケ・マス、ホタテ、タコなどで、特にケガニは全国的に高い評価を得ています。

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