「表示読み解き力」を付けよう~食品添加物学習会・入門編
使われている食品添加物や原材料から商品を見極める
2021.03.08
入門編は希望者多数で抽選に |
事例満載。中級編も期待大 |
2021年12月12日、第2地域委員会は商品部・吉澤正義職員を講師に食品添加物の学習会「入門編」を開催。加工食品の原材料表示が見やすくなりました。食品添加物を原料と分けて記載されるよう義務付けられたためです。
今回の入門編では、表示を読み解くポイントを学習しました。
生乳・卵なしでもプリンができる?プリン4商品の原料を比較しながら、添加物を使う目的を読み解きます。原料を少なくするために「※水」に置き換え、添加物で「色、とろみ、香りをつける」などすると、なんと生乳や卵を使わなくてもプリンができる! コストを抑えたいメーカーの意図が見えてきます。
※日本では商品の原材料として「水」を表示しなくてもよい
流通過程での品質保持など、衛生面で必要な添加物についても確認。添加物を使う利点と使わない場合のリスクを「pH調整剤」などを例に学びました。
またプライベートブランド「わたしのこだわり」のハムは、添加物の使用を避けるために肉の品質選びや工場の衛生管理を徹底。誠実な取り組みを知り、信頼感が増しました。
安全性を保つ目的なのか、コストを下げるための使用なのか、消費者に利がある添加物なのか見極める読み解き力を身に付けたいものです。食品添加物への理解を深め、認識をあらためた学習会でした。
【参加者の感想から】
- 東都生協の加工食品を大幅に見直した!
- 添加物使用が商品価格に反映していることにあらためて気付かされた
- pH調整剤のイメージが変わった
- 添加物は危険だと思っていたが考えが変わった
- これから表示をよく見ます!