食と農
第8回 商品ふかぼり交流会を開催しました
試食(供)品を試してからの交流で、商品をより知ることができました!
「みつせ鶏肉だんご」約20個300g |
Aチームでは、㈱ヨコオフーズ、 |
Bチームでは、松亀味噌㈱、 |
2022年11月22日、東都生協は第8回商品ふかぼり交流会をオンライン(Zoom)で開催。東都生協の組合員21人が参加し、東都生協商品のメーカー担当と商品についておしゃべりをしました。
メーカーからは、㈱ヨコオフーズ、国分首都圏㈱[三島食品㈱]、㈱松亀味噌、㈱コジットの4社が参加しました。
事前にテーマ商品や資料を提供された組合員は、A・Bの2チームに分かれ、メーカー担当者から商品や会社についてのお話を伺った後、意見交換や質疑応答を行いました。
「みつせ鶏肉だんご」のみつせ鶏は、赤鶏を両親に持つ「赤鶏系銘柄鶏」に分類されます。
「赤鶏系銘柄鶏」は、みつせ鶏を含めて全国でわずか1.5%しか流通していない希少な種類の鶏肉。穀類の栄養を丸ごと生かしたオリジナル飼料を与え、風味豊かなみつせ鶏を育てています。
みつせ鶏の飼育期間は成長具合や天候などにもよりますが、およそ75日前後。抗生物質などが残留しないように長期の休薬期間を設け、飼育期間の大半を薬に頼らず、安全性に配慮して育てています。
三島食品は、創業1949年の広島県内の企業。「ゆかり」「炊き込みわかめ」は2020年に50周年を迎えました。
「ゆかり」は、学校給食でも使われています。国産の赤しそを100%、特に上部の若い新葉のみ使用しています。
「炊き込みわかめ」は、安定供給の観点から国産と韓国産のわかめを配合し、酵母エキスはうま味を出すため添加しています。
お薦めは「スープ」「厚焼き玉子」と、利用方法も教えていただきました。
「無添加あやこがね味噌」は、福島県会津産あやこがね大豆を限定使用、8~10カ月間熟成させた、天然醸造のみそ。じっくり長期熟成させることでアミノ酸も多く生成され、まろやかなコクと旨味が生まれます。
「創業以来90年の歳月をかけて蔵にすみ着いた酵母が、みそをよりおいしくしてくれる」とのことで、原料や製法にこだわった「無添加あやこがね味噌」のおいしさの理由が分かりました。
松亀味噌 ~レシピのアイディア~:- みその塩分は通常12%。減塩がお好みの場合、みそ汁にたくさん野菜を使うと良い
- みそ+マヨネーズで野菜のディップに!
- みそにみりんなどを加えてお肉や魚をみそ漬けにする際は、肉や魚の臭いがみそ床に付くため、野菜を数回漬けて水分が出てから肉や魚を漬けると良い
「パワーバイオお風呂のカビきれい」は微生物の働きを利用して6カ月間、カビや臭いを抑制するお掃除アイテム。商品の成分の微生物(B2-TS菌)は、土壌や空気中にいる自然由来の納豆菌に近い安心なものとのことです。交流会では「他の関連商品も利用したい」との声が多くの参加者から出されました。
第7回商品ふかぼり交流会をオンラインで開催
産地・メーカーの味・技へのこだわりや安全・安心を追求する姿勢を知り、ますますファンになりました
Aチームは |
Bチームは |
2022年10月28日、東都生協は第7回商品ふかぼり交流会をオンライン(Zoom)で開催。組合員28人が2チームに分かれ、産地・メーカーの各担当者と交流しました。
Aチームは「八千代低脂肪ヨーグルト」の千葉北部酪農農業協同組合と「おかずキット 野菜と鶏肉のカシューナッツ炒め」のグリンリーフ㈱の担当者の方と、Bチームは「エルベナホワイト薬用ブライトリッチゲル」の伸栄商事㈱と「チキンナゲット」の㈱秋川牧園の担当者の方とそれぞれ交流。
千葉北部酪農農業協同組合さんからは「八千代牛乳」使用・乳脂肪分1%の「八千代低脂肪ヨーグルト」の最大の特徴として、生きて腸まで届くプロバイオティクスのビフィズス菌と乳酸菌が含まれていることを説明。
参加した東都生協の組合員からは「その特徴を、ぜひパッケージへ記載してほしい」との要望が出されました。
「おかずキット」を製造するグリンリーフ㈱さんからは、原材料となる野菜の栽培・洗浄から流通に至るまでの工夫やご苦労を伺い、「10分キット」の料理のしやすさとおいしさの理由を知ることができました。
化粧品や健康食品などを全国の生協へ販売している大阪府の伸栄商事㈱さんからは「ブライトリッチゲル」のお話を伺いました。同商品のオールインワン化粧品としての利点や有効成分、1回の使用量や適切な使用タイミングなどについて、詳しく教えていただだきました。
鶏肉を中心に生産から加工・流通まで一貫した生産体制を確立している山口県の㈱秋川牧園さんからは、主原料となる若鶏の安全・安心・おいしさを保つためにこだわる飼育環境と飼料について説明。「チキンナゲット」のおいしさを追求する姿勢を知ることができました。
参加した組合員は「産地やメーカーからの説明を受け、こだわりや特徴を深く知ることができた。今後の商品活動や、商品利用に生かしていきたい」と話していました。
第6回商品ふかぼり交流会を東都生協商品のメーカーと開催
組合員の要望に応えるメーカーの魅力を感じることができました!
Aチームでは、トーエー食品㈱の |
Bチームでは、東葛食品㈱・ |
2022年9月29日、東都生協は「第6回商品ふかぼり交流会」を「Zoom」によるオンラインで開催。東都生協の組合員26人が参加しました。
事前にテーマ商品や資料を提供された組合員は、Aチーム・Bチームに13人ずつ分かれ、商品メーカーと商品や会社について説明を受けたり、質疑応答を行うなど各社35分ずつ交流しました。
●トーエー食品㈱さんとのおしゃべりから
商品紹介および特徴と誕生秘話では、工場見学に訪れた主婦の「カップがごみになる。カップに入っていない麺があればいいのに」という一言で生まれたそうで、5つの特徴(1)環境に優しく (2)健康に優しく (3)安全性 (4)簡便性 (5)オンリーワン志向 ――のこだわりを知ることができました。
●㈱にんべんフーズさん・三菱食品㈱さんとのおしゃべりから
かつお節の老舗、㈱にんべんの関連会社というだけあって、ここでしか手に入らないかつおだし汁を使用しているため、色と香りが違うことが分かりました。
「具材に対し、だしが多い」という試食の感想が多く、「だしを生かしたアレンジレシピを掲載してほしい」との要望に、㈱にんべんフーズさんも気付かされたことが多かったようです。
●東葛食品㈱さん・㈱東京コールドチェーンさんとのおしゃべりから
東都生協の要望から商品企画を考え、製造者へ働き掛けて商品化を実現する「食のコーディネーター」ともいうべき役割を㈱東京コールドチェーンが果たしていることを知りました。
一方、製造者である東葛食品㈱は、国産の材料・調味料を使用、材料・製造機械の洗浄にまで「安全・安心」を意識していることが分かりました。
●㈱クラブコスメチックスさんとのおしゃべりから
化粧品による肌トラブルが社会問題になっていた時代、コープ基礎化粧品は全国の組合員からの要望で誕生したコスメであることを知りました。
その後も組合員の声でリニューアルを重ね、「香料」「着色料」「鉱物油」「パラベン(防腐剤)」「石油系界面活性剤」「アルコール」の6つが無配合となり、こだわりは容器にもあるということも分かりました。
地域コーディネーター研修「産地・メーカーこだわり学習会」を開催
2回目の地域コーディネーター研修
コーヒーのおいしい抽出方法 |
(農)埼玉産直センター・山口理事長 |
2022年7月25日、組合員活動委員会は地域コーディネーター研修として「産地・メーカーこだわり学習会」を開催しました。
公募で4月から着任した地域コーディネーターには、年4回の研修が計画されています。
2回目となる7月25日には、後半活動への参考となるように商品について学習。小川珈琲㈱と(農)埼玉産直センターを迎えたオンライン学習会には、地域コーディネーター・組合員理事など47人が出席しました。
小川珈琲㈱からは、変化する栽培産地の収量に対応した高品質生豆を、安定して確保するための努力などについて学びました。
豆の種類・特徴に合った焙煎を行った後にブレンドする「アフターミックス製法」による東都生協オリジナルブランド商品は味わいも良く、手間とコストに対して市販品よりも価格を抑えています。
ドリップのコツは、最初に粉全体を湿らせる「蒸らし」。学習会後に試飲し、深い味わいを納得しました。
(農)埼玉産直センターからは、6月のひょう害で、なすやとうもろこしが5割~6割も出荷できない深刻な影響を受け、回復に1カ月かかるとの報告がありました。
一方で「食べてくださる組合員がいる限り、野菜の生産を続けます。3年ぶりに収穫祭を開催予定です!」とのうれしい情報も。
進行役の地域コーディネーターからは、「オンラインで学習会を主催するイメージも併せて学ぶことができた」との感想がありました。研修で学んだ商品知識や情報は今後、地域委員会主催の企画に生かされます。
おいしいお好み焼き教室
第2地域・とーと会「ばなな・くらぶ」でオタフクソース㈱から講師を招き開催
2022年7月5日、第2地域・とーと会「ばなな・くらぶ」はおいしいお好み焼き教室を開催。
3年ぶりに開催した夏のつどいでは、オタフクソース㈱からお好み焼き博士の菊地瑠菜さん、田中美紅さんを講師に迎え、プロ直伝の焼き方を学習。
キャベツの切り方、生地の混ぜ方、肉を乗せる・ひっくり返すタイミングに、みんな「え~っ、そうなの?」。そして出来上がりの美しさに歓声が上がりました。
今回は、取扱商品の「国産大麦のお好み焼粉」と「お好みソース 野菜と果実」を使用し、仕上げはやはり「わたしのこだわり東都マヨネーズ」。関東と関西で好みが分かれるソースの世界も奥が深い...。
たかがお好み焼き、されどお好み焼き。粉もん文化よ永遠であれ!! 早く試食できる日が来るといいですね。
産直産地・(農)船橋農産物供給センターとオンライン交流
マシュマロなす(白なす)、落花生の畑からライブ中継
ハウスからマシュマロなすの収穫を中継 |
マシュマロなすのお薦めレシピを紹介 |
(農)船橋農産物供給センター |
2022年9月25日、東都生協は産直産地の(農)船橋農産物供給センター(※)と、「Zoom」を使ったオンライン交流会を開催しました。当日は東都生協の組合員19組が参加しました。
前日まで台風の影響で悪天候が続きましたが、開催日当日は見事な晴天に恵まれ、屋外でのライブ中継も行うことができました。
5月に「マシュマロなす」「落花生(おおまさり)」の定植の様子をライブで行い、今回は2回目の開催。
(農)船橋農産物供給センターの畑から、5月に植えた「マシュマロなす」と「落花生」の成長した様子や動画を交えながら、収穫、選別の様子などをライブ中継で参加者に伝えました。
参加組合員には事前に「マシュマロなす」「落花生」とレシピを提供。生産者からは、ライブ中継で「マシュマロなす」の収穫や調理などを実演していただきました。
クイズあり、質問コーナーありと、あっという間の90分となりました。
(農)船橋農産物供給センターの生産者の皆さま、参加していただいた組合員の皆さま、ありがとうございました。
※農事組合法人 船橋農産物供給センター:
千葉県の北総地域を中心に、約120人の生産者が野菜を中心に米、果物を生産し、「畑と食卓といのちを結ぶ」活動をしている産直産地。東都生協との交流では、例年「田んぼの学校」を開催し、大勢の組合員が参加して米作りを体験しています。
第5回商品ふかぼり交流会をオンラインで開催
事前に「テーマ商品(試供品)」を試して、東都生協商品のメーカーと楽しくおしゃべり
Aチームでは、マルイ食品㈱ |
Bチームでは、全国農協食品㈱、 |
東都生協は2022年9月2日、第5回商品ふかぼり交流会をZoomによるオンラインで開催しました。メーカーのこだわりから食べ方、利用の仕方まで伺うことができ、まさに目からうろこ! の内容となりました。
参加した東都生協組合員27人はAチーム(マルイ食品㈱、アズマ工業㈱)、Bチーム(全国農協食品㈱、オタフクソース㈱)の2グループに分かれ、それぞれのメーカー担当者の方々と楽しく学習交流しました。
事前に提供されたテーマ商品(試供品)をもとに、参加者から多くの質問が出されました。
マルイ食品㈱
― 南国元気鶏使用「鹿児島県産竜田揚げ」と「チキン南蛮」 ―
添える野菜にもかけられるようにチキン南蛮のタレが多めに入っています。タレはササっとかけることで、しっとり・サクッとした食感を味わえ、2つの食感でおいしさ倍増だとか!
全飼育期間で抗生物質・合成抗菌剤を使用しない南国元気鶏の品質へのこだわりは、ヒナ・飼料・農家・加工・販売・物流まで一貫した体制で行っているマルイ農業グループだからこそできる強みだそうです。(南国元気鶏は2022年10月に、発売25周年を迎えます。)
アズマ工業㈱
― 「ふんわりワイパーシート」 ―
色は水色とピンクがありますが、どちらもホコリ取り効果は同じです。
表裏はありません。少しもんで毛羽立たせてから使うと良いそうです。薬剤不使用で(他社では通常使用)、畳などでの実演もあり、オンラインでもホコリの取れ具合を良く確認できました。
全国農協食品㈱
― 「東都エビピラフ」 ―
東都生協産地指定米を使用。原材料も極力国産を使用。(エビは、インドネシア産)。お米の炊飯は、釜炊き直火製法。
「国産米をもっと手軽に食卓へ!」をテーマに、便利でこだわりがたくさん詰まった商品開発が進められています。
オタフクソース㈱
― 「東都無着色中濃ソース」「東都無着色とんかつソース」 ―
日本初! カラメル色素不使用の貴重なソース。国産生野菜を使用した野菜スープと自家挽き香辛料が味の決め手です。りんごジュースと赤ワインを使用し、味にコクを追加。注ぎ口にたまる塊は、水で薄めてカレーなどに入れるといいそうですよ!
おいしいコーヒーの入れ方教室 ~㈱21世紀コーヒー~
第2地域・渋谷北ブロック「21世紀コーヒー㈱講習会」
最後の数滴は苦味となるため、 |
渋谷北ブロック委員会は2022年7月9日、コーヒーの品質を高めるため国を限定して大量買い付けをするなど、独自の工夫を行う21世紀コーヒー㈱によるオンライン学習会を開催。
同社の児玉研代表取締役が「コーヒーは赤道付近の標高の高い、涼しい場所で栽培される。世界共通の格付けはなく、国ごとに違う」といった豆知識や、ペーパードリップでのおいしい入れ方について伝授しました。
沸騰後2~3分置いた93度ぐらいのお湯で15~30秒、コーヒーの真ん中に「の」の字を描きながら入れるのがコツと聞き、各自で事前に送られた「いつもの珈琲」を入れました。
最後に参加者だけで行ったブレイクアウトルームでは「お湯の温度でこんなに味が違うとは!」「講師の手元が見えて良かった」などの感想が聞かれました。
第4回商品ふかぼり交流会をオンラインで開催
なるほど、納得! おいしさの秘密をふかぼりしました
Aチームでは美勢商事㈱「東都肉餃子」、 |
Bチームではエム・シーシー食品㈱ |
2022年7月19日、東都生協は「第4回商品ふかぼり交流会」をオンラインで開催。事前にテーマ商品(試供品)を提供された組合員が、東都生協商品を製造するメーカー担当者と商品について楽しくおしゃべりしました。
参加した東都生協の組合員30人は15人ずつ2チームに分かれ、Aチームは「東都肉餃子」の美勢商事㈱・「東都トマトケチャップ」のオタフクソース㈱と、Bチームは「パスタソース」のエム・シーシー食品㈱・「東都香りのブレンドコーヒー」小川珈琲㈱の担当者の方と、それぞれオンラインで交流しました。
美勢商事㈱さんからは「東都生協向けに配合した国産小麦粉」作りが結んだ東都生協との出会いから「国産原料を使用するこだわり」まで語っていただき、生産者の熱い思いが伝わってきました。
オタフクソース㈱さんからは、生食用と加工用トマトの栽培方法や栄養価の違いなどを紹介。
そのすっきりとしたおいしさの秘密に、参加された皆さんも「納得!」でした。
エム・シーシー食品㈱さんからは、パスタソース製造工程のこだわりについてのお話を伺いました。
「カニのトマトクリームソース」は、乳製品の風味を落とさないように工夫。
「ジェノベーゼソース」は、バジルの色と香り、チーズの滑らかさのために、一釜ごとに担当者が付き、製造しているとのこと。
小川珈琲さんからは、おいしいものを安定してお届けするための原料へのこだわりを伺いました。
SDGs達成に向けた「国際フェアトレード認証コーヒー」商品や、途上国の子どもたちの教育環境や女性たちの雇用整備の向上を目指す支援活動を行う「One of Love(ワン・オブ・ラブ)」プロジェクトへの寄付の取り組みなどを紹介。珈琲をおいしくいただくためのヒントや保存のコツも伺いました。
各メーカーのおいしさを追求する姿勢を知ることができ、おすすめレシピの交換など、メーカーさんと東都生協組合員の「商品愛」を感じる貴重な時間となりました。
地域のつどい+登録商品「北海道放牧豚」を知ろう
Non-GMO・PHF飼料にこだわり循環型畜産を実践する希望農場の「北海道放牧豚」についてオンライン学習
飼育日数は一般的な養豚より |
2022年4月27日、第9地域委員会は地域のつどい+登録商品「北海道放牧豚」学習会を開催。
オンライン開催となったこの日、前半の地域のつどいでは「コロナ禍は『じっくり学習する時間』となった」「オンラインでもいろいろな活動に参加できた」などの声が...。
後半は、商品部・千葉祐二職員による「北海道放牧豚」学習会。
北海道厚真町・希望農場の豚は、屋根付き豚舎と放牧地を自由に行き来し、ストレスのない環境で育ちます。
敷料は完熟堆肥のバイオベッドのため、糞尿は発酵処され臭気も抑制、冬は発酵熱が床暖房の代わりになるそうです。
飼料の「とうもろこし」「大豆油かす」は非遺伝子組換え(Non-GMO)で、さらに「とうもろこし」はポストハーベストフリー(PHF=収穫後農薬無散布)と聞き、「今後も循環型畜産を目指してほしい」と参加者も納得でした。