食と農
第21回商品ふかぼり交流会を開催しました
美味しさの理由に納得!

森を育てて海を守ろう!
このマークが目印です

2023年発売の「だし香るやわらかとり天」
11月21日午後、第21回商品ふかぼり交流会がオンラインで開催され、北海道漁業協同組合連合会とマルイ食品株式会社の各担当者と組合員14人で交流しました。
まず、北海道漁業協同組合連合会から「東都北海道枝幸産いくら醤油漬け」の説明がありました。北海道の道北に位置する枝幸(えさし)漁港で水揚げされる、主に白鮭から筋子を取り出します。近年の鮭の漁獲量は減少傾向で、やはり海水温上昇(約4℃)が一因のようです。水揚げした鮭はすぐ近くの漁協直営工場に運び加工します。筋子からいくらを取り出し、熱をかけず滅菌海水で洗浄後、特製だれにつけ込みます。
本漁港の鮭の水揚げ時期は9月中旬〜10月中旬、この時期に一年間分の量をとって、冷凍保存しており、安定供給が可能となっています。また、海、川を守るために森を守る「※魚つきの森」活動をしています。
※東都生活協同組合・枝幸漁業協同組合・北海道漁業協同組合連合会は2007年に「枝幸魚(うお)つきの森植樹協議会」を立ち上げ、河川上流部の森林に植樹する活動を行っています。
つづいて、マルイ食品株式会社「だし香るやわらかとり天」と「チキン南蛮」です。
ひな鳥の確保から最終的な物流まで一貫してグループ会社で行っているので一定の品質と安定した供給が可能となっています。とり天は2023年発売の新商品。産直鶏でもある「南国元気鶏」のむね肉を使用しています。また、だし感にもこだわり、「かつおだし」と「北海道産真こんぶだし」を使用し、旨味成分の相乗効果で素材の美味しさを引き立てています。電子レンジ調理のみですぐに食べられ、冷めても柔らかいのでお弁当にもぴったりです。
チキン南蛮はアジの南蛮漬けからヒントを得て、国産若鶏ささみに天玉を使用した衣をつけサクサクした食感に仕上げたオリジナル商品です。肉の厚さを均一に仕上げているのでフライパン調理が可能です。酸味と甘みにこだわった添付のタレは、添えた野菜なども一緒に召し上がれるよう量を多めにしています。
生産者から直接お話を聞いて、多くの方の熱意と努力で作られていることを再認識できました。
「心をつなぐもーもータオルキャンペーン2023」もーもータオル贈呈式
酪農の危機の今こそ!ありがとうの想いをタオルとともに届けよう
2023年11月18日(土) 高秀牧場(千葉県いすみ市)近くの会場で「もーもータオル贈呈式」が4年ぶりに開催され、組合員19名(大人13名 子ども6人)が参加しました。
今年は組合員から白いタオル5,895枚とメッセージ387枚が寄せられ、贈呈式では、子どもたちから千葉北酪農業協同組合組合長の高橋憲二さんに白いタオルとメッセージの一部が手渡され、高橋さんからは「たくさんのタオルと心温まるメッセージをいただきありがとうございました。」と組合員へ感謝状が贈られました。

高秀牧場にて
2列目中央が千葉北酪農業協同組合組合長の高橋憲二さん(眼鏡・帽子の方)
交流会では、世界情勢や異常気象の影響、飼料価格高騰が酪農家の経営を圧迫し危機的状況であること、国産の飼料で牛乳や牛肉の生産を行う取り組みについてのお話しを伺い、参加者からは、「飼料高騰など大変なことばかりだと思いますが頑張ってください」「これから牛乳を飲む時に作っている人のことを考えて飲みたいと思います」などの感想がありました。

贈呈式会場にて
贈呈式に参加した組合員のお子さんたちと高橋憲二さん
贈呈式のボードは千葉北部酪農農業協同組合の職員さん作

牧場での餌やり体験
第16回商品ふかぼり交流会を開催しました
こどもから大人まで安心して食べられるハムとしめさば

シンプルな原料で無塩せきの
ハムウィンナー
丁寧な工程の「東都しめさば昆布〆」です

好みのパンに焼いたウィンナー
野菜などをはさんで手軽に美味しく
10月27日(金)午前、オンラインにてメーカー2社(株式会社鎌倉ハムクラウン商会と千倉水産加工販売株式会社)と組合員14人とそれぞれの担当者が交流しました。
株式会社鎌倉ハムクラウン商会は、地域ブランド「鎌倉ハム」の主なメーカー5社のうちの1社で、「無塩せき」、7大アレルゲン不使用、国産チルド肉使用のこだわりを持ち、主に生協と学校給食に卸しています。
参加者からは「鎌倉ハムって、各社違う会社とは知らなかった」との感想も。
市販品の「無塩せき」表示のハムでも、保存料や化学調味料入りのものがありますが、株式会社鎌倉ハムクラウン商会の無塩せきロースハムの原材料は、国産豚肉、塩、砂糖、香辛料のみ。長年利用されている方も複数いて「他のものは食べられない」「信頼しています」「いつまでも作り続けて」との声もありました。
千倉水産加工販売株式会社では、多くのしめ鯖メーカーが強めの酢に1度漬けで製造しているところ、骨抜き後、1度目は強めの酢に短時間、2度目はりんご酢入りの調味酢に漬ける製法で「東都しめさば」を作っています。
「母がしめ鯖を手作りしていたが、同じような工程でとても丁寧」と驚く参加者も。しめさば寿司作りの実演は「私にもできそう」と好評でした。
元々しめ鯖が苦手という方と、いつも利用している方に分かれましたが、皆さん試食後は「美味しかった」「これからは利用したい」と笑顔で話していました。鯖の不漁の現状も知り、楽しく学びの多い2時間となりました。
第17回商品ふかぼり交流会を開催しました
「素材の良さが味に直結!東都トマトケチャップ&ほうじ茶」
おすすめはナポリタン
素材の美味しさを感じます

夏育ちのお茶の葉が原料
化学合成農薬、化学肥料不使用
の「ほうじ茶」
10月27日(金)午後、第17回商品ふかぼり交流会がオンライン(Zoom)で開催され、オタフクソース株式会社、有限会社人と農・自然をつなぐ会と組合員15人が交流しました。
まず、オタフクソース株式会社より「東都トマトケチャップ」が紹介されました。
こちらのケチャップの美味しさの秘密は、国産の完熟トマトだけを使用していること。しかもハウスではなく露地で栽培したトマトを一つ一つ手摘みで収穫しているそうです。そうすることで、未熟な青や黄色の果実、傷のある果実が混入するのを防げるとのこと。
この手間が美味しさにつながっているのだと実感しました。また、トマトの繊維や果肉感を残した「あらごし食感」も素材そのものを感じられるこだわりのポイント。
ハヤシライスやナポリタンなどのレシピも紹介され、大いに盛り上がりました。
有限会社人と農・自然をつなぐ会からは「ほうじ茶」が紹介されました。
こちらは夏の太陽を浴びて大きく育った葉を使用することで大きな茶葉になっているとのこと。最適な時期に収穫した葉をそれぞれの時期の特性を生かし、緑茶、紅茶、ほうじ茶と、最適なお茶に加工していくことが美味しさのポイントなのだそうです。
豊かな土づくりのために有機の自家製たい肥を混ぜ込むことや、生命の多様性を大切にし、農薬、化学肥料を使わずに安全・安心なお茶を作るこだわり等を沢山聞かせてもらえました。
参加者からは「お茶は洗えないので無農薬だと安心」といったコメントが寄せられていました。
第18回商品ふかぼり交流会を開催しました
「東都肉餃子」と「東都黒豆塩大福」をふかぼり

産直豚肉と国産素材にこだわった
「東都肉餃子」をふかぼり

岩手県産の豆を使った
「東都黒豆塩大福(岩手県産大納言小豆使用)」をふかぼり
11月8日午前、オンラインで、美勢商事株式会社と食品卸の株式会社東京コールドチェーン、そして芽吹き屋でおなじみの岩手阿部製粉株式会社の3社と共に、組合員12名が交流しました。
まず、美勢商事株式会社から商品の詳細な説明を伺いました。
有機JAS認証を取得している同社の「東都肉餃子」は、添加物(化学調味料、合成着色料、保存料)を一切使用しないことにこだわっています。食の安全と安心を徹底的に追求する姿勢が伝わってきました。また、その美味しさの秘訣は、長野県塩尻市の豊かな伏流水にあります。
使用されている産直豚肉は米豚で、国産の野菜にもこだわりがあります。生地の皮づくりにおいても、水温と練り時間を長年の経験に基づいて最適化するなど、こだわりのつまった商品です。
次に、製造メーカーの岩手阿部製粉株式会社、食品卸の株式会社東京コールドチェーンによる冷凍「東都黒豆塩大福」についての話がありました。
この商品のこだわりは、すっきりとした甘さが特徴の岩手県産大納言小豆と、味と香りが強い鴈喰(がんく)い豆とも呼ばれる黒平豆を使用していることです。そして、岩手県産のひめのもちという餅米が強いコシとツヤをもたらしています。すっきりとした甘さは北海道産のビートグラニュー糖を使用しているからです。
-40度で16時間冷凍するという独自の方法で、冷蔵で解凍するのではなく、自然解凍で2時間が最も美味しくいただけると教えていただきました。
組合員からは個包装に関する質問があり、一個だけを解凍して残りは冷凍保存できるようにする配慮がされているとの回答でした。
第19回商品ふかぼり交流会を開催しました
「消費者の声に誠実な商品を目指す各メーカーの開発努力」

おかずキット
「5種の根菜と豚肉の黒酢あん炒め」

主役の一品が簡単に出来上がります

「金芽米の米粉丸パン」は冷凍品です
自然解凍や電子レンジで
美味しく召し上がれます
2023年11月8日午後、組合員15名が参加しグリーンリーフ株式会社と東洋ライス株式会社とオンラインで交流しました。
赤城山山麓にあるグリーンリーフ株式会社は自社で栽培し収穫した野菜を加工し、蒟蒻や漬物などとして販売しています。
「おかずキット」は、10年前より事業に着手。収穫した野菜をその日に加工し、鮮度を保った状態で翌日に出荷することにこだわっています。時短・フードロス削減・レンチンではない手抜きの罪悪感からの解放などの理由から、売り上げが増加しており、2024年には新工場が稼働する予定。消費期限の延長や、家族構成に対応できるパッケージへの要望などに応えられるよう更に努力を重ねていきたいとのことでした。
金芽米でおなじみの東洋ライス株式会社からは「金芽米の米粉丸パン」についてお話を伺いました。開発当初は、小麦粉のパンに比べ食感、味などが満足いくものでは無く、試行錯誤を重ねてきました。その後、米屋ならではの知識を生かし食感、味、見た目にもこだわった栄養豊富な金芽米とロウカット玄米の米粉100%で焼いた冷凍パンを開発しました。
アレルギーの方だけでなく、グルテンフリーなど他の健康効果を求めている方からも支持を得ています。また小麦粉パンに比べ腹持ちがいいことで朝食での利用などでも高い評価を得ています。現在はホテル、幼稚園、保育園などでも利用が増加しているそうです。
開発努力のお話しは、今後にも期待がふくらみ、参加者からは、質問や要望などが沢山あって、時間が足りないほどの交流会となりました。
第14回商品ふかぼり交流会を開催しました
定番料理以外のレシピも広がる毎日利用したくなる調味料

ドレッシングやソースにも使える
「シーザーサラダドレッシング」

ずっと使い続けたい
「東都みそ」
10月11日午前、エスエスケイフーズ株式会社・株式会社風見と松亀味噌株式会社の3社の方々、組合員15名、それぞれの担当者が交流しました。
日本初のチューブ入りマヨネーズを国内で初めて販売したのがエスエスケイフーズ株式会社とのことです。簡単便利に使用できるのは、メーカーの商品開発の努力があればこそです。
今回試食品の「シーザーサラダドレッシング」はびん入りですが、東都生協の多くの組合員の要望に応えた香料・調味料(アミノ酸)不使用です。クリーミーでコクがある理由は、自社のナショナルブランド商品と比較した際に、チーズを多めに使用しているから。参加者から「旨味を出す努力を知ってとても感動しました」といった声も。
難しいベシャメルソースもドレッシングの使用でパパっとお手軽に作れそうです。サラダにかけるだけでないドレッシングのレシピにイメージが膨らみました。
松亀味噌株式会社の東都生協プライベートブランド「わたしのこだわり」商品、「東都みそ」。そのおいしさの秘訣はなんといっても国産大豆を使用し、大きな木樽で熟成していること。国産大豆の調達は産地を限定すると不安定になるため、主要産地は東北方面に限定しているそうです。昭和8年創業から70本の木樽が使われ、熟成期間に熱を加えず、じっくり長期熟成によってまろやかな味と芳醇な香りが生まれます。
粒が無くて滑らかなので、スティックサラダの味噌マヨディップとして、おにぎりに薄く塗るにも使いやすく、参加者からは「親子共々大好きなおみそです」との声が上がりました。
第15回商品ふかぼり交流会を開催しました
作り手のこだわりや気配を感じられる商品

開封前の2品
素材を活かして丁寧に調理されています

オマール海老のビスク(写真左)
ジェノベーゼソースのパスタ(写真右)
手作りの味わいです
2023年10月11日午後、第15回商品ふかぼり交流会がオンラインで開催され、エム・シーシー食品株式会社と株式会社スープストックトーキョーの商品を通して、それぞれの担当者と組合員10人で交流しました。
エム・シーシー食品株式会社のこだわりは、プロの厨房や料理手順を大切にし、手作りに近いかたちで商品化していること。ジェノベーゼソースは、工場の中でも小さめな釜で少しずつ丁寧に調理されます。理由は、熱に弱いバジルの美味しさを最大限引き出すため。
試食した際も、バジルの色と香り、チーズの滑らかさやコクを感じることができました。
株式会社スープストックトーキョーの「オマール海老のビスク」のこだわりは、手間暇がおいしくする・余計なものは使用しない・素材を活かす・冷凍へのこだわり。鮮度を落とさずにフレッシュな状態を保つため、野菜は調理する日の朝切ったり、工場というよりは大きなキッチンで、機械に頼りすぎず、人がつきっきりで調理したり。
一杯のスープに美味しさの秘密が凝縮されていました。工場の様子を撮影した動画からも、どちらの商品も人の手で時間をかけて作られていることが分かりました。
冷凍食品のメリットの一つは、化学調味料に頼らなくても品質を損なうことなく、作り立ての美味しさをそのままいただけること。安心して食べられることも改めて分かりました。質疑応答では、安全・安心にこだわる参加者からの突っ込んだ質問も。メーカーと組合員の貴重な交流の機会となりました。
第10回商品ふかぼり交流会を開催しました
~組合員の声に寄り添う商品~

水餃子といっしょに新鮮な野菜もたっぷり

「東都ねじり糸こんにゃく」
味しみがよいです!
9月13日午前、第10回商品ふかぼり交流会がオンラインで開催され、グリンリーフ株式会社、株式会社若草食品の2社と、それぞれの担当者と組合員14人が交流しました。
グリンリーフ株式会社の「野菜と食べる!さっぱり水餃子」に使用されている野菜は、自社農場にて有機栽培された白菜やほうれん草を、朝収穫→加工→パッケージ工程、と新鮮なまま供給されています。
おかずキットは時短、フードロス削減、手抜きの罪悪感軽減を考え作られていると思いました。調理は水餃子を茹でる、ガーリックソースを温める、野菜を加えレンジで温めるだけ。少しの作業です。我が家では余り野菜も合わせ美味しくいただきました。
株式会社若草食品の「東都ねじり糸こんにゃく」は、25年程前に、とある生協組合員さんから糸こんにゃくを束ね「こういう商品があると味しみも早く、手間いらずで便利」とアイデアが出され、試行錯誤を繰り返し、66本の糸こんにゃくをねじって束ねるような製造ラインを自社で開発して製品化に成功したとのことです。
袋の水(保存水)はアルカリ水(水酸化カルシウム)です。こんにゃくはアルカリ性食品なので、なるべく空気に触れさせないことが大切。保存水を捨ててしまったときは、ラップでしっかり包み外気に触れないようにするのが良いそうです。
「わたしのこだわり東都一番つゆ」のみで煮込んでみたところ、つゆだけでしっかりと味が入り驚きでした。
~レシピ~
「ねじり糸こんにゃく煮」
①東都ねじり糸こんにゃくをざるに開け、水洗いする。(あくが気になる方は湯通しするか、塩もみする)
②お鍋に①を入れ、一番だし東都つゆを糸こんにゃくが被る程度入れる。
(2倍希釈ですが、そのまま煮込む方がより美味しく味がしみます)
③沸騰後弱火で30分ほど煮込み、火を止めて20分ほど置いて味をしみこませる。
④お好みで唐辛子をかけたり、からしをつけて食べる。
「ねじり糸こんにゃくの天ぷら」
①味付きねじり糸こんにゃくはしっかりと煮汁をきる。
②揚げ油を170℃に熱し、天ぷら粉(小麦粉1/2カップ、水1/2カップ、溶き卵1/2個)をくぐらせ、
からりとするまで揚げる。
第11回商品ふかぼり交流会を開催しました
関東でも好評な名古屋風きしめんと、安心して磨けるオーラホワイト薬用ハミガキEXをふかぼりしました

「オーラホワイト」
白い歯に導く薬用ハミガキ

"歯周病などの予防に!
9月13日午後、オンライン(Zoom)にて株式会社ニッキーフーズと伸栄商事株式会社の2社の方々、組合員13人、それぞれの担当者と交流しました。
株式会社ニッキーフーズの「名古屋風きしめん」は、冷凍麺の上に味付けされた油揚とスライスされたかまぼこがのっていて、麺を下に沸騰したお湯にいれて3分という手軽さは軽いお昼にピッタリです。
お出汁は名古屋風より若干薄味の関西風、油揚の味付は甘さ控えめでこの出汁によく合っています。麺の食感はきしめん特有の適度な柔らかさとのど越しの良さが保たれています。
刻み葱と花かつおも添えられていて、きしめんに必須の具材はそろっているので、材料の過不足なく冷凍庫から食卓への一直線が叶います。
伸栄商事株式会社の「オーラホワイトEX薬用ハミガキ」は、香りや味も控えめで、泡も抑えられているので、ハミガキ時間が長くても快適な使用感です。
清掃剤の粒子やフッ素の含有量も、長めで丁寧な磨き方を想定しているという意味の説明がありました。類似品は他社からも多数でていますが、この製品への期待感が増しました。