みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

「食料・農業・農村基本法」改正案に生協6団体が政府へ直接提言

「国内農業を守り、食料自給率向上へむけて!」~生協6団体が共同で策定した提言を発表し、衆議院第一議員会館で意見交換

2024.03.21
農林水産省・舞立政務官へ提言書を手渡す生協6団体

農林水産省・舞立政務官へ提言書を手渡す生協6団体

「食料・農業・農村基本法」改正に対し国内で積極的に活動を展開する生活協同組合6団体が、改正案への対応として2024年3月19日に農林水産省を訪れ、舞立昇治(まいたち しょうじ)政務官へ提言書を手渡しました。

「食料・農業・農村基本法」改正に対する提言はこちら(PDF)

その後、意見交換会「国内農業を守り、食料自給率向上へむけて!」を衆議院第一議員会館で開催し、生協6団体が共同で策定した提言を発表するとともに意見を表明しました。



提言内容の詳細と目的

日本国内の食と農が危機に直面し、食料自給率が先進国の中で最低水準で推移する中、政府は2月27日に「農政の憲法」と呼ばれる食料・農業・農村基本法改正案を閣議決定し、国会に提出しました。1999年の制定を経て、25年ぶりの改正となる見込みです。

提言は、食料自給率の向上、適正な価格形成、環境の保全、そして消費者への正確な食品情報提供といった4つの重要領域にわたる15の具体的提案を含んでいます。これらは、国内の食料生産能力の拡張、農業従事者の確保、そして農業経営の持続可能性の向上などを目的とした施策を政府に要請するものです。

今回の訪問には、パルシステム生活協同組合連合会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、生活協同組合連合会コープ自然派事業連合、生活協同組合連合会アイチョイス、グリーンコープ生活協同組合連合会、東都生協の6団体から代表が参加しました。

舞立政務官は、提言の概要を受けて「法が制定された当初の社会的背景を鑑みると、現行法は過度に輸入に依存しているとの問題提起があり、時代に即した法の改正が必要不可欠。提言は多方面にわたる重要な内容を含んでおり、詳細を検討したい。法改正を経た基本計画の策定に当たっても、引き続き意見を交換し、より包括的な支援策を模索するための持続的な見直しを推進していきたい」と応じ、提言の意義と重要性への認識を示しました。



産直に携わる400人近くが参加

意見交換会には、会場とオンラインを合わせて400人近くが参加。与野党からも多くの国会議員が出席し「消費者と生産者が一体となる産直に関わる生協ならではの提言の重要性を感じる」などのあいさつがありました。

開会に当たり、生協6団体を代表して、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長の村上彰一氏があいさつしました。続けて各団体が、提言を項目ごとに説明。パルシステム生活協同組合連合会副理事長の松野玲子氏からは国内農業・生産者を保護するための適正な価格形成について、生活協同組合連合会コープ自然派事業連合理事長の岸健二氏からは環境保全型農業・みどりの食料システム戦略について、生活協同組合連合会アイチョイス理事長の大宮隆博氏からは消費者の立場に立った食品安全について、それぞれ説明がありました。東都生協・風間理事長からは、食料自給率向上に向けた具体的な目標設定などを説明。

農林水産省からの説明、国会議員からの発言を挟み、参加した消費者、生産者からもそれぞれ、消費の現場、生産現場を代表した意見表明がありました。



東都生協・関係団体からの報告概要

主催者の1つとして提言の一部を説明した東都生協・風間理事長は「食料自給率の向上は食料安全保障のために不可欠であり、農業の多面的機能や脱炭素化の推進にも必要。具体的な目標を定めた対策と、担い手不足を解消する支援策が急務だ」と述べました。

東都生協・石渡副理事長は消費者として意見を表明。「市場価格に左右されない安定した生産基盤の構築、新規就農者の支援、経済的な負担が増え続ける生産現場の支援が急務。私たち消費者の声が、日本全国の産地を支える力になり得ると信じている。全国の消費者に対し、日本の農業が直面する危機的状況を訴え、未来の子どもたちのために、声を上げることが私たちの責任であり義務だ。私たちの提言が政策決定に当たって考慮され、実現することを切に願う」と提起しました。

生産現場からは千葉北部酪農農業協同組合代表理事組合長の髙橋憲二氏(東都生協産直生産者団体協議会会長)が登壇。「生産コストの増加に伴い、農業現場は厳しい状況に立たされている。私の周囲には、すでに農業を諦めざるを得なかった生産者もおり、深い危機感を抱いている。私たちが真に求めるものは、将来の世代へ農業を引き継ぎたいとの強い願いに応え、それを可能にする持続可能な農業政策の構築だ」と力強く訴えました。



食料自給率向上への具体的な施策など提言の一部を説明する東都生協・風間理事長


消費者の立場から東都生協・石渡副理事長が意見を表明


生産現場からの意見を表明する千葉北部酪農農業協同組合代表理事組合長・髙橋憲二氏


主催団体概要

パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一
グループ総事業高:2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
活動地域:13都県(宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡)

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区新宿6-24-20、理事長:村上 彰一
グループ総事業高:978.6億円/組合員総数41.8万人(2023年3月末現在)
活動地域:21都道府県(北海道、青森、岩手、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良)

生活協同組合連合会コープ自然派事業連合
所在地:兵庫県神戸市西区見津が丘3-8-5、理事長:岸 健二
グループ総事業高:265.8億円/組合員総数19.7万人(2023年3月末現在)
活動地域:10府県(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、徳島、香川、愛媛、高知)

生活協同組合連合会アイチョイス
所在地:愛知県名古屋市南区薬師通1-14、理事長:大宮 隆博
グループ総事業高:156.7億円/組合員総数13.2万人(2023年3月末現在)
活動地域:4県(岐阜、静岡、愛知、三重)

グリーンコープ生活協同組合連合会
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前1-5-11、代表理事:西村 大輔
グループ総事業高:635.6億円/組合員総数43.3万人(2023年3月末現在)
活動地域:16府県(福島、滋賀、大阪、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島、山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)

東都生活協同組合
所在地:東京都世田谷区船橋5-28-6、理事長:風間 与司治
総事業高:345.5億円/組合員総数25.6万人(2023年3月末現在)
活動地域:4都県(東京、埼玉・千葉・神奈川の一部)


お魚だーい好き。親子で枝幸をぎゅっと体験!

2023北海道枝幸漁協女性部との交流

2024.03.04

2024年2月17日(土) 午前・午後の2部制で「お魚だーい好き。親子で枝幸をぎゅっと体験!2023北海道枝幸漁協女性部との交流」を開催しました。今年度は4年ぶりに会場での開催となりました。59組(97名)の申し込みがあり、当日は午前19名、午後14名の参加でした。

会場には流氷と雄と雌の鮭の展示をしました。写真コーナーでは、大漁旗を背に鮭を持ったお子さんの写真を親御さんが撮られてれていました。クリオネは港に漂着せず、今年度は展示できませんでした。今まで開催してきた中で、初めての出来事でした。

鮭を持って

流氷

学習会では枝幸漁協の新井田さんより、枝幸漁業協同組合、北海道漁業協同組合連合会、東都生協の3者で取り組んでいる「魚つきの森」や、鮭、ホタテ、毛ガニの漁について学びました。参加者からは毛ガニの取り方での質問があり、かごに餌を仕掛けて網を沈めて取る「かにかご漁業」についてわかったと声がありました。

枝幸漁協新井田職員より説明

その他、枝幸漁協女性部の上野さんによる鮭の解体ショー。雄と雌の違いや魚の部位などをわかりやすく説明いただきながらさばき方を教わりました。お子さんも大人も、真剣なまなざしで見つめていました。鼻先はとがり尾びれの切込みが三角形なのは雄。鼻先と尾びれの切込みが丸いものが雌のようです。秋鮭の三平汁デモンストレでは調理のポイントを紹介いただきました。昆布からとった出汁と東都北海道枝幸産塩秋鮭切身から出てくる塩味、最後の塩味はご自身での調節です。家庭でも簡単に味わえる北海道の郷土料理を教わりました。

身近で鮭

鮭解体の様子

ほたてのカレーあえ、三平汁、各自で盛り付けた枝幸の海鮮丼を試食しながら、枝幸の方々と交流しました。各テーブルでは笑顔があふれ、一緒に試食してお話することは、会場開催ならでは。枝幸女性部の方々も楽しそうなひと時を送られていました。

本日のメニュー

女性部と交流しながらおいしい食事

事前の質問では女性部の方々のお仕事について質問がありました。ご家庭の漁により作業が違うようですが、お聞きした大久保さんのお宅はウニ漁もされているそうです。日中に漁から戻った船のウニは、夜手作業をして出荷しているそうです。作業を通し、女性部の方々のご苦労を伺えました。
参加者の皆さんからいただいたアンケートでは、「女性部の方々のお話がとても面白くて身近に枝幸を感じられた」「地域に誇りをもって仕事されていることが分かった」といった感想や、絵を書いてくれたお子さんもありました。
学習や枝幸女性部の皆さんのお人柄を通して、枝幸を身近に感じ、枝幸の商品に愛着をもつ機会となりました。

第22回商品ふかぼり交流会を開催しました

話を聞くと買いたくなる商品といえばコレ!!

2024.01.15
薬用リンクルホワイト

薬用リンクルホワイト
ファンデーション ナチュラル
一つで様々な効果と透明感を感じられます

東都そふと生揚げ

「東都そふと生揚げ」
東都きぬごし豆腐を菜種油で揚げ
なめらかな食感が特徴です

 創作料理

創作料理
「ごま香るなんちゃって揚げ出し豆腐

フライパンでカリっと焼くことで
香ばしさがアップします

12月15日午前、株式会社風見・株式会社マードゥレクスと有限会社須黒食品の3社がオンラインで組合員14人と交流をしました。


株式会社マードゥレクスからは、「薬用リンクルホワイト ファンデーション ナチュラル」の紹介でした。この商品には美白・シワ改善・肌荒れ防止に有効な薬用有効成分が入っています。また、光カバーパウダーが配合されており、シミ・色ムラ・毛穴やシワの凹凸をカバーして透明感を与えるファンデーションと話されていました。
参加者からは、「配合成分が気になる」や、「他の商品もお試しが出来るところはありますか」という質問もあり、皆さんとても興味を持たれていた様子でした。
今回、サンプル(詰め替え商品)を試すことが出来て、商品のタイトルにもある「透明感つけ肌仕上げ」を実感できました。



有限会社須黒食品からは、「東都そふと生揚げ」の紹介で、各豆腐や油揚げ、がんもどきの出来るまでの動画を見た後、須黒社長自らが「東都そふと生揚げ」を使って簡単な調理をしていただきました。調理は、「おとうふチーズ焼き(洋)」と「大根おろしの麺つゆがけ(和)」で二極の味わい方でした。
自社管理の油の酸化基準を守るため1回の油の使用期間が1週間であること、水質検査の基準が高いことなども話され、基準が厳しいのも美味しさに繋がっているのだとわかりました。
参加者も油や水の基準に関心を寄せていました。



東都そふと生揚げを使用した創作料理「ごま香るなんちゃって揚げ出し豆腐」
地域コーディネーターの創作した料理です。最後のごま油で香り良く仕上がります。
  1. 東都ソフト揚げを食べやすいように4等分にカット。
  2. レンジで2分程度温める。
  3. フライパンにごま油を入れ、2をカリッと焼く。
  4. 麺つゆ、水、みりん、顆粒だしで味を調節し沸騰させる。
  5. 大根をおろしておく。
  6. 3をお皿に盛り、大根おろしをのせ、4をかける。
  7. 仕上げにごま油を回しかける。

第23回商品ふかぼり交流会を開催しました

手間を惜しまない工程と、原材料・品質へのこだわり

2024.01.15
東都千葉のこめ豚ロース西京焼き

「東都千葉のこめ豚ロース西京焼き」
原料の豚肉においしさの秘密が!

カニのトマトクリームソース

「カニのトマトクリームソース」
をふかぼりしました

カニのトマトクリームソース

「カニのトマトクリームソース」
を使ったドリアを早速実践!

2023年12月15日午後、第23回商品ふかぼり交流会がオンラインで開催され、株式会社コープミート千葉とエム・シーシー食品株式会社、三菱食品株式会社の3社それぞれの担当者の方、組合員13人が交流しました。


株式会社コープミート千葉の「千葉のこめ豚」は、出荷前の約60日間に飼料用米を15%配合した餌を与えて育てた豚です。
豚は出荷前の約60日間に与える餌で肉質が決まります。国産飼料用米を配合した餌を与えると、イノシン酸含有量が増えて風味がよく、脂がさっぱりして食べやすい豚肉に仕上がります。さらに、国産飼料用米を使用することが飼料自給率の向上につながっているのです。
製造にもこだわりがあり、ほぼ手作業で安全・安心な製品を届けています。ロース肉のやわらかさの秘密は、独自開発された「筋切り機」!1枚ずつ手でタテ方向に肉を機械に投入。筋切り加工された肉は、食感が驚くほどやわらかいです。


M(水垣・創業者の苗字)C(缶詰)C(会社)が由来のエム・シーシー食品株式会社は、調合ではなく「大きな手鍋」で調理することにこだわっているそうです。
カニのトマトクリームソースは、保存料を使用しない-18度以下の冷凍食品。ソースを作る時には材料を入れる順番にもこだわり、素材を生かした調理方法で、出来立て熱々を充填パックして急速冷凍します。パスタはもちろんドリア、スープのベースなどのアレンジレシピも動画を交えて沢山教えていただき、早速実践してみました!

原材料や工程を交流会でメーカーの方から直接見聞きできたことは、美味しさの秘密が知れた優越感と、これからも安全な商品を口にできる安心感につながりました。

第20回商品ふかぼり交流会を開催しました

プロフェッショナルの商品開発力を実感!リピートしたくなる逸品です

2023.12.25
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年末のお掃除に大活躍間違いなし
「azumagic(アズマジック)コゲ取り洗剤」

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わたしのこだわり
「東都香りのブレンド珈琲」
でホッと一休みはいかがですか

11月21日(火)午前、オンラインにてアズマ工業株式会社、小川珈琲株式会社の各担当者と組合員14人が交流しました。


アズマ工業株式会社のアズマジックコゲ取り洗剤の説明では、「コゲは何層も汚れが重なってできているので、専用の洗剤を使うのが効果的。アズマジックコゲ取り洗剤はジェルタイプの泡が密着することで、洗浄成分を汚れの奥深くまで浸透させ、溶かして剥がします」とのことで、フライパンの底面の汚れ落としを実演していただきました。
洗剤をつけてから40分~50分放置し、水道水でさっと流すだけでスルッとコゲが落ちるのを見て感動。こすらずに済むので素材を傷つけることもありません。諦めていた自宅のガスコンロの五徳についたコゲも、こすらず簡単に落とすことができました。


小川珈琲株式会社からは東都香りのブレンド珈琲の説明。
東都生協PB(プライベートブランド)「わたしのこだわり」でおなじみの方も多いレギュラーコーヒー(粉)です。おいしいコーヒーを安定的に届けるために、生産国に独自の基準を満たす品質の生豆をリクエストして仕入れ、収穫から入荷まで品質管理とチェックを行い、豆の特徴を引き出す焙煎・ブレンドを行っています。
主な原産国はブラジルとエチオピア。焙煎方法は、豆をブレンドして1度で仕上げるプレミックスを採用しているので、比較的お手頃価格で提供して頂いています。深みがあり華やかな酸味を感じ、スッキリした味わいです。
開封後は、缶に入れて保管するのが良いそうですが、冷凍庫で保存することで、酸化を防止して香りも長持ちするそうです。

2023.12.25
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森を育てて海を守ろう!
このマークが目印です

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2023年発売の「だし香るやわらかとり天」

11月21日午後、第21回商品ふかぼり交流会がオンラインで開催され、北海道漁業協同組合連合会とマルイ食品株式会社の各担当者と組合員14人で交流しました。


まず、北海道漁業協同組合連合会から「東都北海道枝幸産いくら醤油漬け」の説明がありました。北海道の道北に位置する枝幸(えさし)漁港で水揚げされる、主に白鮭から筋子を取り出します。近年の鮭の漁獲量は減少傾向で、やはり海水温上昇(約4℃)が一因のようです。水揚げした鮭はすぐ近くの漁協直営工場に運び加工します。筋子からいくらを取り出し、熱をかけず滅菌海水で洗浄後、特製だれにつけ込みます。
本漁港の鮭の水揚げ時期は9月中旬〜10月中旬、この時期に一年間分の量をとって、冷凍保存しており、安定供給が可能となっています。また、海、川を守るために森を守る「※魚つきの森」活動をしています。

※東都生活協同組合・枝幸漁業協同組合・北海道漁業協同組合連合会は2007年に「枝幸魚(うお)つきの森植樹協議会」を立ち上げ、河川上流部の森林に植樹する活動を行っています。


つづいて、マルイ食品株式会社「だし香るやわらかとり天」と「チキン南蛮」です。
ひな鳥の確保から最終的な物流まで一貫してグループ会社で行っているので一定の品質と安定した供給が可能となっています。とり天は2023年発売の新商品。産直鶏でもある「南国元気鶏」のむね肉を使用しています。また、だし感にもこだわり、「かつおだし」と「北海道産真こんぶだし」を使用し、旨味成分の相乗効果で素材の美味しさを引き立てています。電子レンジ調理のみですぐに食べられ、冷めても柔らかいのでお弁当にもぴったりです。
チキン南蛮はアジの南蛮漬けからヒントを得て、国産若鶏ささみに天玉を使用した衣をつけサクサクした食感に仕上げたオリジナル商品です。肉の厚さを均一に仕上げているのでフライパン調理が可能です。酸味と甘みにこだわった添付のタレは、添えた野菜なども一緒に召し上がれるよう量を多めにしています。


生産者から直接お話を聞いて、多くの方の熱意と努力で作られていることを再認識できました。

「心をつなぐもーもータオルキャンペーン2023」もーもータオル贈呈式 

 酪農の危機の今こそ!ありがとうの想いをタオルとともに届けよう

2023.12.11

2023年11月18日(土) 高秀牧場(千葉県いすみ市)近くの会場で「もーもータオル贈呈式」が4年ぶりに開催され、組合員19名(大人13名 子ども6人)が参加しました。

今年は組合員から白いタオル5,895枚とメッセージ387枚が寄せられ、贈呈式では、子どもたちから千葉北酪農業協同組合組合長の高橋憲二さんに白いタオルとメッセージの一部が手渡され、高橋さんからは「たくさんのタオルと心温まるメッセージをいただきありがとうございました。」と組合員へ感謝状が贈られました。



高秀牧場にて
2列目中央が千葉北酪農業協同組合組合長の高橋憲二さん(眼鏡・帽子の方)


交流会では、世界情勢や異常気象の影響、飼料価格高騰が酪農家の経営を圧迫し危機的状況であること、国産の飼料で牛乳や牛肉の生産を行う取り組みについてのお話しを伺い、参加者からは、「飼料高騰など大変なことばかりだと思いますが頑張ってください」「これから牛乳を飲む時に作っている人のことを考えて飲みたいと思います」などの感想がありました。


贈呈式会場にて
贈呈式に参加した組合員のお子さんたちと高橋憲二さん
贈呈式のボードは千葉北部酪農農業協同組合の職員さん作

牧場での餌やり体験


第16回商品ふかぼり交流会を開催しました

こどもから大人まで安心して食べられるハムとしめさば

2023.12.04
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シンプルな原料で無塩せきの
ハムウィンナー
丁寧な工程の「東都しめさば昆布〆」です

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好みのパンに焼いたウィンナー
野菜などをはさんで手軽に美味しく

10月27日(金)午前、オンラインにてメーカー2社(株式会社鎌倉ハムクラウン商会と千倉水産加工販売株式会社)と組合員14人とそれぞれの担当者が交流しました。


株式会社鎌倉ハムクラウン商会は、地域ブランド「鎌倉ハム」の主なメーカー5社のうちの1社で、「無塩せき」、7大アレルゲン不使用、国産チルド肉使用のこだわりを持ち、主に生協と学校給食に卸しています。
参加者からは「鎌倉ハムって、各社違う会社とは知らなかった」との感想も。
市販品の「無塩せき」表示のハムでも、保存料や化学調味料入りのものがありますが、株式会社鎌倉ハムクラウン商会の無塩せきロースハムの原材料は、国産豚肉、塩、砂糖、香辛料のみ。長年利用されている方も複数いて「他のものは食べられない」「信頼しています」「いつまでも作り続けて」との声もありました。


千倉水産加工販売株式会社では、多くのしめ鯖メーカーが強めの酢に1度漬けで製造しているところ、骨抜き後、1度目は強めの酢に短時間、2度目はりんご酢入りの調味酢に漬ける製法で「東都しめさば」を作っています。
「母がしめ鯖を手作りしていたが、同じような工程でとても丁寧」と驚く参加者も。しめさば寿司作りの実演は「私にもできそう」と好評でした。
元々しめ鯖が苦手という方と、いつも利用している方に分かれましたが、皆さん試食後は「美味しかった」「これからは利用したい」と笑顔で話していました。鯖の不漁の現状も知り、楽しく学びの多い2時間となりました。

第17回商品ふかぼり交流会を開催しました

「素材の良さが味に直結!東都トマトケチャップ&ほうじ茶」

2023.12.04
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おすすめはナポリタン
素材の美味しさを感じます

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夏育ちのお茶の葉が原料
化学合成農薬、化学肥料不使用
の「ほうじ茶」

10月27日(金)午後、第17回商品ふかぼり交流会がオンライン(Zoom)で開催され、オタフクソース株式会社、有限会社人と農・自然をつなぐ会と組合員15人が交流しました。


まず、オタフクソース株式会社より「東都トマトケチャップ」が紹介されました。
こちらのケチャップの美味しさの秘密は、国産の完熟トマトだけを使用していること。しかもハウスではなく露地で栽培したトマトを一つ一つ手摘みで収穫しているそうです。そうすることで、未熟な青や黄色の果実、傷のある果実が混入するのを防げるとのこと。
この手間が美味しさにつながっているのだと実感しました。また、トマトの繊維や果肉感を残した「あらごし食感」も素材そのものを感じられるこだわりのポイント。
ハヤシライスやナポリタンなどのレシピも紹介され、大いに盛り上がりました。


有限会社人と農・自然をつなぐ会からは「ほうじ茶」が紹介されました。
こちらは夏の太陽を浴びて大きく育った葉を使用することで大きな茶葉になっているとのこと。最適な時期に収穫した葉をそれぞれの時期の特性を生かし、緑茶、紅茶、ほうじ茶と、最適なお茶に加工していくことが美味しさのポイントなのだそうです。
豊かな土づくりのために有機の自家製たい肥を混ぜ込むことや、生命の多様性を大切にし、農薬、化学肥料を使わずに安全・安心なお茶を作るこだわり等を沢山聞かせてもらえました。
参加者からは「お茶は洗えないので無農薬だと安心」といったコメントが寄せられていました。

第18回商品ふかぼり交流会を開催しました

「東都肉餃子」と「東都黒豆塩大福」をふかぼり

2023.12.04
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産直豚肉と国産素材にこだわった
「東都肉餃子」をふかぼり

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岩手県産の豆を使った
「東都黒豆塩大福(岩手県産大納言小豆使用)」をふかぼり

11月8日午前、オンラインで、美勢商事株式会社と食品卸の株式会社東京コールドチェーン、そして芽吹き屋でおなじみの岩手阿部製粉株式会社の3社と共に、組合員12名が交流しました。


まず、美勢商事株式会社から商品の詳細な説明を伺いました。
有機JAS認証を取得している同社の「東都肉餃子」は、添加物(化学調味料、合成着色料、保存料)を一切使用しないことにこだわっています。食の安全と安心を徹底的に追求する姿勢が伝わってきました。また、その美味しさの秘訣は、長野県塩尻市の豊かな伏流水にあります。
使用されている産直豚肉は米豚で、国産の野菜にもこだわりがあります。生地の皮づくりにおいても、水温と練り時間を長年の経験に基づいて最適化するなど、こだわりのつまった商品です。


次に、製造メーカーの岩手阿部製粉株式会社、食品卸の株式会社東京コールドチェーンによる冷凍「東都黒豆塩大福」についての話がありました。
この商品のこだわりは、すっきりとした甘さが特徴の岩手県産大納言小豆と、味と香りが強い鴈喰(がんく)い豆とも呼ばれる黒平豆を使用していることです。そして、岩手県産のひめのもちという餅米が強いコシとツヤをもたらしています。すっきりとした甘さは北海道産のビートグラニュー糖を使用しているからです。
-40度で16時間冷凍するという独自の方法で、冷蔵で解凍するのではなく、自然解凍で2時間が最も美味しくいただけると教えていただきました。
組合員からは個包装に関する質問があり、一個だけを解凍して残りは冷凍保存できるようにする配慮がされているとの回答でした。

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