福祉
子どもの上手な預け方No.6 子どもと親が共に成長できる子育てを!
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年3月-(3)号より
いつも一緒にいると、親も子も煮詰まってしまうことがありますね。子どもは、親に元気がないと、なかなか幸せにはなれないものです。
子どもと時間を共有できる時期は、子育て中はとても長く感じますが、子どもは常に変化していきます。親にその変化を楽しむ余裕があると良いのですが、現実には難しいことが多いようです。
大切な子育て時間を充実させるために、第三者との関係を作ってお互いにリフレッシュする時間を無理なく持ってはどうでしょうか。
今はさまざまな預け方がありますが、そのとき大切なことは、子どもと親、自分たちにとって無理のない預け方を見つけることです。
子どもの上手な預け方No.5 「子育て広場」など公共施設を利用するとき
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年3月-(2)号より
多くの自治体が、親子一緒に過ごす場として、保健所や児童館などで「子育て広場」を開設しています。
行けば同じ年頃の子どもを持つ母親同士、話は尽きないと思います。そこで起こるのが、おかあさんが話に夢中になりすぎて子どもから目を離してしまうこと。もちろん常勤のスタッフはいますが、人数は限られています。子育て広場では、子どもの安全は親が責任を持つのが基本的なルールです。
また回数を重ねるとグループが固定し、他のお母さんを寄せつけない雰囲気が出てくる、というのもよくある話です。子育て広場を大事にするためにも、新しい親子を孤立させないように、先輩は少し気にしてほしいものです。
きょうされんの皆さんと交流しました
機関誌 『東都生協だより』 2006年3月号より
作業所商品の「借り物競争」 |
かわいい商品が多く迷います |
2006年1月20日と2月6日の2日間「きょうされん東京支部と東都生協との交流会」が開催されました。
東都生協は21人、きょうされん東京支部は23団体85人が参加し、組合員と共同作業所のメンバーが直に触れ合い、和やかに交流できました。
きょうされんは、共同作業所や授産施設が加盟し障害者福祉の向上のための活動に取り組んでいる団体です。東都生協では1991年から、署名や作業所の自主商品の販売などを通して、障害者福祉の向上のために提携活動に取り組んできました。
この交流会では、現在取り組み中の第29次国会請願署名についての説明があり、「応益負担導入についての見直し」という大きな目標を掲げながら参加者全員で国会請願署名の成功を確認し合いました。
各作業所の活動内容紹介や自主商品のアピールがあり、参加した人たちは商品を手に取りながら、それぞれの商品への思い・工夫などをメンバーや職員から聞くことができる良い機会となりました。
作業所と地域の人たちとの場として設けた交流会ではありましたが、地域の組合員の参加が少なかったことは残念でした。今後はより多くの組合員がメンバーと交流できるように考えていきます。
子どもの上手な預け方No.4 仕事を持っているお母さんたちへ
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年3月-(1)号より
仕事と家庭を持ち忙しいお母さん。そんな毎日の中で、子どもたちにとってお母さんといる時間はとても大切なひとときです。
小さいうちに、お母さんから伝えてほしいことの一番は「楽しく食事をすること」です。そして食べる時には手を洗い、
食前食後のごあいさつ、食事の時にはテレビを消してなどです。
配膳などの食事の準備を手伝わせることは親にとって、かえって大変なものですが、子どもたちには大きな財産になります。
「カバさんのお口は?」というと、大きく口を開けてくれます。嫌いな物を口に入れ「あれ、どこに入ったかな? たぬきさんのお腹になっちゃった。」と楽しく話しながら好き嫌いなく食べさせましょう。
最後は水かお茶で口をきれいにし「ごちそうさま。おいしかったね」。
子どもの上手な預け方No.3 幼稚園や保育園の場合
組合員活動情報紙 『ワォ』 2006年2月-(2)号より
―― 子どもを預ける時に心掛けたいことをシリーズでお届けしています ――
ほとんどの子どもにとって最初の親子分離の時なので、大切に準備して進めてあげたいですよね。先生とのコミュニケーションももちろんですが、親子のコミュニケーションが大切です。
1.朝はゆとりを持って、子どものペースを守ってあげる
2.子どもの体調をよく知っておく
3.帰宅後、親子で向き合うひとときを持つ
大人は今までの人生経験から、いろいろなことを理解し納得して行動することができますが、子どもたちにとっては全てが初めて、未知の世界なのです。
子どもが安心して行動できる基となる親子関係ができると、自然と他者との関わり方が、親子そろって見えてくるのではないでしょうか。
保育ママも学びます
機関誌 『東都生協だより』 2005年12月号より
折り紙でコマが作れました |
自分の家庭を思い浮かべ、 |
2005年10月、福祉委員会主催による保育ママ学習・交流会が2カ所で開催されました。
10月17日にはさんぼんすぎセンターで、中野きぬ恵氏による「折り紙で子どもと遊ぼう!」が開かれ、活動に利用できる折り紙を学び、保育ママとして活動する上での工夫や悩みなどの意見交換をしました。24人が参加し、新しく保育ママに登録した人もいました。
10月24日には、東京都消費生活総合センターで、芹沢俊介氏による「おかあさんだけ頑張らない子育てPART2」が開かれ30人が参加。
子どもが暴力や殺人・自傷行為を起こすのは、成長段階での家庭環境が原因になることなどを実例を聞きながら学びました。
子どもには「安心・安定」を感じられる人の存在が大切で、「させられ体験」(子どもが自分の欲求を殺し、親に支配されている状況)で育った子は、自分をコントロールする仕方を覚えず、ささいなことでパニックを起こすそうです。
その後、自分の家族の例を出すなど真剣な質問が出され、出席者によるアドバイスや講師とのやりとりの中で、ヒントが得られたようでした。
コラム 子どもの上手な預け方No.2 保育ママに預ける時
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年11月-(3)号より
東都生協には、組合員が活動する時に子どもを預けられる保育ママ制度があります。
この制度は組合員同士の助け合いとして始まり、今も続いています。保育ママと協力して良い保育をつくりましょう。
預ける前に、お母さんとしばらく離れることを子どもに伝えてください。
急に置いていかれることは子どもにとって大きな恐怖です。ちゃんとお迎えに来ることが分かると、不安は半分になります。あとで子どもを褒めてあげることも忘れずに。
子どもにいつもと違ったところがあれば、預けるときにママに伝えましょう。終了後には、片付けを手伝いながら保育の様子を聞いてみては。子どもの新しい一面を発見することもありますよ。
ほっとはんど 研修会
機関誌 『東都生協だより』 2005年11月号より
豊富な家事経験を持つ |
東都生協くらしの助け合いの会 ほっとはんどが援助する会員の研修会を全3回で企画。
第1回は2005年9月21日、「家事一般」をテーマに中野センターで開催し、10人が参加しました。
介護福祉士の資格を持つ会員の安原友紀氏から「ウルトラCや最短距離はない。できる範囲でお手伝いしたいという思いを、援助活動に具体化して」と、ケアの7つの本質とコミュニケーションについて話がありました。
会員の鈴木香織氏からは「お掃除のこつ」を教わり、それぞれの経験を話し合いました。
専門委員会主催の情勢学習会を開催しました
福祉を巡る情勢と、他生協の子育て支援活動について学習
2005年度の各専門委員会の活動に先立って、世界や日本の情勢(状況)を学習し、委員会の重点テーマと課題を確認するために、5つの専門委員会がそれぞれ情勢学習会を行いました。
福祉委員会
2005年6月7日、東京都消費生活総合センターで福祉情勢学習会が開催されました。参加者は8人。
福祉を巡る情勢と、他生協の「子育て支援」について、日本生協連の二村睦子職員と松村陽子職員から学びました。
初めに、二村職員より他生協の「子育てひろば」の活動の紹介がありました。「子育てひろば」とは、0歳から3歳までの親子が集まる場所で、現代版「井戸端会議」などを行える自由なスペース。プログラムは最低限ですが、スタッフがいて、予約なしでふらっと気軽に利用できます。生協の施設・保険・人材がベースになって全国40生協で実施しています。
少子化の影響で、初めて抱く赤ちゃんが自分の子どもという人が多くなっているのが現状で、親・家庭・地域の子育て能力が低下している中、全ての子育て家庭で支援を必要としています。
その後、松村職員から介護保険制度、全国生協の福祉助け合い活動の取り組みについての話がありました。福祉委員会の活動のヒントとなる学習会でした。
2005年度保育ママ登録・研修交流会
組合員活動への参加時に子どもを預けられる組合員同士の助け合い活動「保育ママ制度」
保育ママ制度の大切さ再確認 |
保育ママとの楽しいひととき! |
2005年度の保育ママ登録・研修交流会が2005年3月31日から5月10日にかけて5カ所で行われ、152 人の保育ママ登録がありました。
各会場では福祉委員から、保育ママが組合員同士の助け合いの制度であること、保育時の注意、報告書の書き方などの説明があり、その後、いくつかのテーブルに分かれて、体験談や今後に向けての意見交換などを行いました。
実際の保育の現場では、主催者側が企画などの準備に追われ、保育ママとのコミュニケーションが不足になりがちだったり、また、保育ママからの声の集約手順が分かりづらいとの声もありました。
福祉委員会は、当日の意見を受け止め、保育ママ制度の相互理解を深めていきます。