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「上野公園親子スタディーツアー」を開催!
親子で平和の大切さをかみしめました
社会委員の説明を熱心に聞き入ります |
最初に、慰霊碑「哀しみの東京大空襲」前で、写真や資料を見ながら東京大空襲についての説明を受けます。
次に、上野東照宮の「広島・長崎の火」モニュメントに移動し、広島、長崎への原爆投下や被爆の悲惨さなどについての話や、絵本「原爆の火」の読み聞かせに聞き入ります。
上野動物園まで歩いた参加者は、園内の「動物慰霊碑」前で、人間以外の生き物も戦禍を被ってきたことを学び、絵本「かわいそうなぞう」を読み聞かせ。
お楽しみの動物園スタンプラリーでは、園内の動物をよく観察しながら親子で動物園をまわりました。
親子で平和の大切さをあらためてかみしめる一日となりました。
傾聴と話し方について学ぶ講習会を開催
心がつながるコミュニケーション PARTⅢ ~傾聴と話し方~
相手の話を聞く人・聞かない人を実演 |
2人1組みでロールプレイを行いました |
講師の小谷津光子さん |
今回の講習会は、組合員同士の自主的な家事援助活動に取り組む「東都生協くらしの助け合いの会ほっとはんど」と、保育の助け合い活動を運営する「保育ママ委員会」の共催によるものです。
講師のNPO法人P.L.A・小谷津光子氏から、まずコミュニケーションの基本は、心を込めて相手の気持ちを聞くという「傾聴」であることを説明。傾聴の3つの心構え(受容・共感的理解・純粋性)や、話をする人が望んでいることについて学びました。
その後、2人組になり、ロールプレイで「人の話を聞いていない人との会話」や、この反対の「人の話を聞いている人との会話」を実演。この学習会に参加した動機をテーマに、実際に会話を実習し、振り返りと話し合いをしました。
参加者からは
「今日の実習から、自分はまさに子どもの話を聞いていなかったことがわかった。これからは改善したい」
「次回、保育ママとして活動する時に、学んだことを生かしたい」
「子どもに共感したいが、ついつい上から押さえ付けてしまっていた。これからは『私はこう思うけれど』という範囲にとどめるようにしたい。」
などの声が出されました。
家事援助や保育の活動のみならず、家族や友人とのコミュニケーションにも役立つ学習会となりました。
東都生協では、子育て中の組合員が安心して活動に参加できるようにと、事前に登録した組合員による有償の助け合い活動として保育ママ制度を設けています。
また、組合員相互の自主的な家事援助活動として「東都生協くらしの助け合いの会 ほっとはんど」を運営し、組合員自身の手でくらしを支え合い、安心して住み続けられる地域づくりを目指した活動を進めています。
「Love & Peace音符と遊ぼう♪ Ⅱ」を開催
音楽やお話を通じて平和について考えました
ピアノ・チェロ・オーボエによる演奏 |
鎌倉幸子さんから平和の活動報告 |
「平和」についてのトークセッション |
東都生協は2010年11月20日、世田谷区の烏山区民会館ホールにて、「Love & Peace音符とあそぼう♪Ⅱ」を開催しました。
世界で起こっている現状に目を向け国際的な視野で平和を考えることを目的に「ピースコンサート」「平和の活動報告」「トークセッション」を行い、当日は107人の参加がありました。
開演は午後1時30分。キーボード奏者、アレンジャー、プロデューサーとして多方面で活躍されている井上鑑さんのピアノ、増本麻理さんのチェロ、tomocaさんのオーボエによるピースコンサートでは、多彩な楽曲が演奏され、平和を願いながら奏でられるアンサンブルの美しい音色に聴き入りました。
休憩をはさみ、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)国内事業課長の鎌倉幸子さんによる活動報告では、カンボジアの過去と現状について知ることができました。映像を交えた鎌倉さんからの報告は、ご自身の実際の体験も踏まえた、とても分かりやすいお話でした。
また、SVAが取り組んでいる「絵本を届ける運動」の報告もありました。これは子どもの図書がほとんど出版されていないカンボジア、ラオス、ミャンマーの難民キャンプ、アフガニスタンへ絵本を送る活動。
日本で出版されている絵本に翻訳文を印刷したシールを貼り付けるという気軽に参加できる国際協力です。東都生協でもこの活動に参加し、組合員の皆さんに協力していただき、今年は100冊の絵本を贈りました。
当日会場では「リサイクル・ブック・エイド」にも取り組みました。
家庭で不要になった本やCD・DVD・ゲームソフトを提供いただき、これをブックオフコーポレーション㈱の査定を経て、教育支援活動の資金としてSVAへ寄付し、アジアにおける図書館運営や図書館員の育成、絵本出版などに活用するという取り組みです。
一冊の本が、数千の子どもたちの学ぶ機会づくりにつながります。当日は計135点の本やCDなどが集まりました。
続いて行われたトークセッションでは、井上鑑さんと鎌倉幸子さんが「平和」についてトーク。
井上さんの「知らないことは罪ではないが、知らないまま無神経に突き進むのは罪」、鎌倉さんの「未来があると思えることが平和で、子どもたちの笑顔に未来はあると感じられた」との言葉を、参加者は印象深く受け止めました。
トークセッションを通じ、平和であるために「知ることの大切さ」をあらためて考えました。
最後にもう一度演奏があり、音楽の素晴らしさ、平和の大切さを再確認しつつ、この企画を締めくくりました。
「平和について考えるというのは日常ではなかなかできないことですが、音楽やお話を通じて世界を身近に感じることができました」との参加者の感想に表されるように、平和への思いを共有し、平和について考える企画になったようです。
世界にある現実を知り、考えること、関心を寄せること、各自が今できることを考え、実行していくことの大切さを感じる素敵な一日となりました。
新潟コシヒカリ(弥彦)の産地・弥彦村を訪問
産直産地・JA越後中央の位置する弥彦村に親しみを感じる1日となりました!
2010年11月11日に新潟コシヒカリ(弥彦)を生産するJA越後中央・弥彦営農センターが位置する弥彦村を、11人の東都生協組合員が訪問しました。
ちょうど紅葉が見ごろの弥彦村で米の低温倉庫見学や温泉、菊まつり、そして寺泊の魚の市場通りでの買い物などを楽しみ、弥彦村に親しみを感じる一日となりました。
■JA越後中央の低温倉庫
倉庫の奥まで積み上げられている新潟コシヒカリ |
現地に到着した一行は、JA越後中央の米を貯蔵する低温倉庫を見学しました。
9月に収穫された米(もみ)は、各生産者が乾燥し、もみすりをして玄米にします。同農協の倉庫に運ばれた玄米は、約1トン入りの大きな袋に詰められ、検査を受けた後、この低温倉庫に積み上がります。
低温倉庫には、玄米が入った袋(フレキシブルコンテナパック)が倉庫いっぱいに積み上がっていました。米の保管状況を初めて見る組合員が多く、整然と積み上げられている様子に圧倒され、品質管理がしっかりしていることに感心していました。
![]() 左は説明をするJA越後中央弥彦営農センターの本間センター長 |
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■寺泊の魚の市場通り
寺泊の魚市場通り(通称「魚のアメ横」)には、大型鮮魚店が軒を連ね、日本海の魚介類を中心とした海の幸が手ごろな値段で売られていました。
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米の消費量の低下、価格の下落、農家の高齢化など、米農家を巡る状況は厳しくなっていますが、こんなときだからこそ、生産者と消費者の関係を深めていくことが大切だといえます。
私たち消費者が今後も安心できる産直米を安定的に手に入れ続けるためには、消費地と生産地との距離を縮めていくことが必要。東都生協ではいろいろな形で産地との交流を行い、生産者の顔が見えるだけでなく、生産者にとっても消費者の顔が見える関係作りを進めています。
皆さまも産地・メーカー交流訪問に参加する機会があれば、ぜひご参加ください。
東都生協に感謝状が授与されました
障害者雇用や障害者施設の授産活動への貢献が評価されました
感謝状を授与される |
受賞の弁を述べる庭野理事長 |
今回の表彰理由は、世田谷区内の事業者として、障害者雇用や障害者施設の授産活動に貢献したことが評価されたものです。
感謝状の贈呈式は2010年10月26日、三軒茶屋キャロットタワー「世田谷文化生活情報センター生活工房」で開催。
障害者雇用に向けて取り組む企業を支援する取り組みを進める世田谷区、渋谷公共職業安定所、世田谷区障害者雇用促進連絡協議会から、東都生協・庭野吉也理事長に感謝状が手渡されました。
感謝状を受け取った庭野理事長は、「今回の表彰を大変うれしく受け止めています。地域に貢献する生活協同組合として、引き続き取り組みを進めていきたい」と述べました。
東都生協発「100万人のピースベル」~世界に平和を~
平和への思いをメッセージに!
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これは、9月21日「国際平和デー」の夜に、恒久平和の実現を祈念し、より多くの人々で鐘を鳴らそうという企画です。
家族などで、過去に起きた戦争や現在世界で起きている地域紛争や民族紛争、また核兵器の問題などを話題にして、世界平和について考える機会としてもらうことを目的としています。
事前に取り組みへの参加者を募り、申込者には、核兵器廃絶に向けた取り組み資料や、平和のメッセージカード、などをお届けしました。
今年は関連企画として、9月16日、上北沢の松沢資料館記念礼拝堂にて、「ユニセフ講演会&ハンドベルコンサート ~いまふたたび 平和を見つめ 鐘を鳴らそう~」を開催し、会場でも「 100万人のピースベル 」への参加を呼び掛けました。
参加者よりお寄せいただいた平和のメッセージは全て国連へ送付し、東京から世界平和を訴えます。
国際平和デー:International Day of Peace
国連が定めた平和の記念日。2002年からは毎年9月21日を「国際平和デー」に定め、以後、全ての国と人々にとって共通の理想である国際平和を祈念、推進していく「世界の停戦と非暴力の日」として、全ての国連加盟国、国連機関、地域組織やNGO、そして個人に対して、この日を適切な方法で祝い、この日一日は敵対行為を停止するよう呼び掛け、働き掛けている。ニューヨークの国連本部では、毎年9月21日に国連事務総長が「世界平和の鐘」を鳴らす特別記念行事が行われている。
参加者から寄せられた平和のメッセージカードの一部をご紹介します。
※画像をクリックすると拡大画面(PDFファイル)が開きます。
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2010年6月NO₂測定結果
東都生協(コープ) 環境の取り組み
地図をクリックすると拡大画面が開きます |
東都生協(コープ)では、組合員が空気中のNO₂(二酸化窒素)測定を行っています。年に2回、同じ場所で測定をし、空気の汚れを知ることで、きれいな空気を取り戻すにはどうすればよいか考えるきっかけとしていただくことなどが目的です。
2010年6月の測定結果は以下の通りです。
■測定日時
・2010年6月3日(木)午後6時~2010年6月4日(金)午後6時
■測定規模
・配付カプセル数925個
・回収カプセル数698個
・有効カプセル数535個(回収率76%)
人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。
東都生協は、組合員が身近な所の空気の汚れを実際に測って確かめ、きれいな空気を取り戻すにはどうすれば良いかを考えていただくことなどを目的に、1988年から二酸化窒素(NO₂)測定活動を実施しています。
測定結果は「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供。同連絡会では、生協の他さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定活動の積み重ねが、こうした大きな運動を支えています。
次回の測定は2010年12月2日に実施します。東都生協の組合員なら、どなたでも測定にご参加いただけます。詳細は、組合員活動情報紙「ワォ」をご覧ください。
東都生協の組合員でない方は、こちらをご覧ください。
長野の棚田で稲刈り体験 -JA佐久浅間-
無洗米金芽米長野コシヒカリ・あきたこまちの産地で稲刈り・はぜかけを体験!
2010年10月16日、無洗米・金芽米「長野コシヒカリ」「あきたこまち」の産地・JA佐久浅間の棚田で38人の組合員が稲刈り・はさ掛け体験を行いました。
同年5月29日に組合員が田植えを行った稲は、生産者の土屋さんの管理により順調に育ち、収穫のときを迎えました。
秋の青空が広がり、澄んだ空気の中、稲刈りとはさ掛けを行い、2時間近い作業に心地よい汗をかきました。
![]() まず、JA佐久浅間の日向さんから本日の作業の手順について説明を受けました。今回は、人数が多いため2つのグループに分かれての作業となりました。 |
![]() 田んぼの持ち主・生産者の土屋さんに、 稲刈りの方法を教えてもらいました。 |
![]() 私も稲刈りできたよー |
![]() 僕たちもー |
![]() 俺たちだって... |
![]() みんなで力を合わせて、50分ほどで刈り終わりました |
![]() 次に、刈り取った稲の束ね方を土屋さんから説明を受けました |
![]() 人数が多いので、みんなで行うとみるみるうちに 刈った稲が束ねられていきます |
![]() 男性が中心となり、はさ掛けを行う準備をしました |
![]() 大人たちの作業中、子どもたちはカエルやトンボ取りに夢中 「ほら、カエルが手にとまってる」 |
![]() 端から稲を掛け始めます |
![]() 束ねた稲を1対9くらいに分けて太い方と細い方を交互に掛けていきます |
![]() これが結構な重労働なので、掛ける人は交代しながら行いました |
![]() もう少しだ、がんばれ、がんばれー |
![]() 日光が全面に当るように、はさ掛けは南北の方向になっています |
![]() 予定以上に時間がかかりおなかはぺこぺこ、 金芽米のおにぎりと土屋さんの差し入れの 栗おこわ、そして産地の方が準備してくれたきのこ汁 がとても美味でした |
![]() あぐりの湯こもろ(小諸市)で汚れと疲れ を落として、東京に向かいました |
![]() 皆さん、お疲れさまでした |
今回、田植と収穫を体験させていただいた田んぼは、棚田ということもあり2アール(=200平方メートル)と狭かったのですが、それを手作業で行うのは意外と大変でした。
ちなみにこの田んぼで収穫できる米は玄米で約2俵(120kg)、平均的な日本人2人が1年間に食べる米の量だそうです。この2俵の米を売ることで生産者の手に入る代金は2万円ほど。
この100倍の面積の田んぼで米を作っても200万円。そこから種代、肥料代、農薬代、機械の燃料代などいろいろな経費を引いていくと手元に残るのは、労力に到底見合うものではありません。効率の悪い棚田が見捨てられていく理由が分かります。
田んぼは、食料の安定供給による食料安全保障にとどまらず、多様な生き物を育む自然環境の保全、国土の保全、水源の涵養などさまざまな機能を担っています。
こうした稲作の現状や大切さを知り、持続可能な社会に向けて、国内の米作りをみんなで守っていきたいですね。
JA秋田しんせい鳥海(ちょうかい)稲刈り体験
「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地で稲刈り体験!
2010年10月1日(土)~2日(日)の2日間、東都生協(コープ)の産直米「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地、JA秋田しんせいで稲刈り体験が行われ、東都生協の組合員10人(おとな7人、子ども3人)が参加しました。
1日目は稲刈り体験やお米の乾燥・もみすり施設を見学し、2日目はおいしいお米作りの条件の一つ「水」をテーマに、水と関わる場所をめぐりました。
曇り時々雨という天気で鳥海山は最後までその全貌を見せてくれませんでしたが、実りある体験ができました。写真でその様子をお伝えします。
![]() まず、収穫したもみの乾燥・もみすりを行う 「ミニライスセンター」を見学しました。 |
![]() 収穫してきたもみを大きな乾燥機で乾燥させ、 もみすりを行って玄米にします。 |
![]() 稲刈り体験では、まず生産者の高橋千恵子さん から稲の刈り方を教わりました。 |
![]() さあ、いよいよ稲刈りの始まりです。 |
![]() 初めての体験にワクワク、どきどき... よくできたね! |
![]() 私もうまく刈れました... ピース |
![]() みんなで一緒に「とったどー」 |
![]() 生産者や農協の方も一緒に、記念撮影 |
![]() 高橋さんは花も生産、花の摘み取りもさせていただきました |
このあと、ホテルで温泉に入り、夕食をかねて生産者や農協の方々と交流を深めました。
■2日目 10月2日(日)
鳥海山山麓は水が豊富なことで有名ですが、水は米作りにも欠かせません。2日目はその「水」をテーマにいろいろなところを巡りました。
![]() 観光名所にもなっている法体(ほったい)の滝 |
![]() 滝を展望台から見下ろしました |
![]() これは、温水路という田んぼの水に使われている用水路です。水深を浅くし段々をつけることで、鳥海山の冷たい雪解け水が徐々に温められていきます。 |
![]() 山麓のブナ林。ふかふかした地面にはたくさんの水が吸い込まれ、地下水となり、やがて清らな水となって湧き出てくるのです |
![]() ブナが低いところから枝分かれしているのは、昔、人間がブナの木を生活に使っていたからだそうです。人は森にも生かされているのですね |
![]() 鳥海山に染み込んだ雪解け水や雨水が岩肌から一気に湧き出している元滝。一帯はとても涼しく、天然のクーラーのようでした |
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東都生協がお届けする産直米のうち、約1割がここ鳥海の秋田あきたこまちですが、なかなか遠くて組合員が訪問する機会がありませんでした。今回は農協の協力もあり、やっと実現することができました。
「産直」といっても、米の場合は野菜や果物のように「生産者カード」が入っているわけでもなく、生産者の顔が見えにくいのではないでしょうか。今回のような取り組みを続けることで、産地と地理的には離れていても精神的には近づけていければ、と考えています。
JA岩手ふるさとで稲刈りと天日干しを体験!
登録米「岩手ひとめぼれ天日干し」人気ナンバーワンのわけを納得
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稲刈り、束ね、そして天日干し
まず田んぼの持ち主である小野寺贇(ひとし)さんから、稲の刈り方、刈った稲の束ね方を教わります。
小野寺さんがやると、「ザクッザクッ」と小気味良い音ともに、みるみるうちに稲が刈られていき、刈り取った稲を束にして数本の稲わらでくるりと回していとも簡単に束ねてしまいます。
参加者たちも早速稲を刈り始めます。はじめはぎこちなかったのですが、徐々に慣れてきて稲を刈るときの「ザクッザクッ」という音と手に伝わる感触が気持ちよく、すっかり熱中した様子でした。
束にした稲を稲わらで縛るのは、見ていると簡単そうなのですが、実際にやるとなると意外と難しく、手取り足取り教わって、ようやくできるようになりました。
さすがに今は、手刈りではなく、バインダーという稲刈り機が稲を刈って束ねてくれるので、稲刈りは体験程度で済ませ、主には棒に稲を掛けていく作業を行いました。
![]() 初めに小野寺さんが作業を説明 |
![]() さすがプロ、みるみるうちに刈っていきます |
![]() 稲を束ねるのに一苦労、見るとやるのとでは大違い |
![]() 稲刈り用の鎌。刃がのこぎりのようにギザギザしています |
![]() 「バインダー」という稲刈り機で2列ずつ刈っていきます |
![]() 天日干し用の棒を立てるため、地面にドリルで穴を開けます |
![]() 倒れないよう棒を立てるには力いっぱい、 穴に棒を突き刺す必要があります |
![]() 棒だけでは稲を掛けられないので、 小さな棒をいくつか結び付けていきます |
![]() 下に落ちないようにしっかりと稲を固定します |
![]() 交互に稲を掛けていきます |
![]() 力を合わせて徐々に高くしていきます |
![]() もう手が届かない... |
![]() この天日干しの姿を「穂仁王(ほにょ)」というそうです |
![]() 参加した組合員と生産者・小野寺さん |
![]() 皆さま、おつかれさまでした |
作業の後、生産者のお宅で軽い食事をいただきました。
夕方になり外に出ると「ほにょ」が夕日に染まってとてもきれいでした。これは、まさしく子どもたちにつなげたい風景の一つだと思います。
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通常のコンバインという機械での稲刈りでは、刈ると同時に脱穀(稲からもみを外す)し、もみは機械で乾燥されますが、天日干しは干している間にも稲からもみに徐々に栄養が移り、実が充実していきます。そして太陽と風の力でゆっくりと乾燥されることでよりおいしい米が出来上がります。
今回の体験で「岩手ひとめぼれ天日干し」が登録米でNo.1の訳が分かったような気がしました。