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「小松菜を育ててみませんか」取り組み報告
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年4月号より
東都生協・食と農委員会は2005年12月、「小松菜を育ててみませんか」と題した企画を実施。
組合員からたくさんの応募・参加をいただき、楽しく進めてきました。
種まき・料理・産地見学という一連の企画は、2005年度の重点テーマ「食育を、食べ方・知識・ものづくりという3本柱で考える」ということをはっきりと形にすることができました。
Step1 "小松菜の種をまきましょう"(ものづくり)
100人ほどの応募があり、12月初旬に郵送した種を各自がまきました。
●発芽した時の気持ち(アンケートより)
「一斉に芽が出たのでびっくり。芝生みたいに生えそろい、感激しました」
「子どもと一緒にまいたので、祈るような気持ちで芽が出た時は本当にうれしかった」
「発芽を発見した時はうれしかった。寒いので、わらやポリシートをかぶせました」
Step2 "小松菜メニューのお料理しましょ"(食べ方)
参加人数:35人
全7品(蒸しパン・クリーム煮・天ぷら・みそ汁・おひたし・浅漬け・炊き合わせ)の小松菜づくし。12月9日には、50束の小松菜を料理しました。
●家族の反応(アンケートより)
「蒸しパンは子どもに好評」
「クリーム煮は中華風で冬にぴったり」
「天ぷらはわが家の定番に、桜えびとかき揚げ風に」
●アレンジメニュー(アンケートより)
「塩・こしょうで炒め、練りごまを加えて和え物風」
「ベーコンと少し炒めてマヨネーズ和え」
「ぬか漬けにも」
Step3 "東都生協の産地へLet's Go!"(知識)
参加人数:大人42人、子ども18人
2月11日に大型バス2台で、(農)埼玉産直センターを訪問。小松菜の畑・ミニトマトのハウスを見学して「野菜は生きている!と実感。堆肥工場では生産者の苦労が理解できました。バスの中では、小松菜の育ち具合も報告し合いました。
東都生協くらしの助け合いの会
ほっとはんど2005年度活動スタート
機関誌 『東都生協だより』 2005年6月号より
活動計画を提案する |
選出された2005年度の幹事 |
2005年4月23日、さんぼんすぎセンターで東都生協くらしの助け合いの会 ほっとはんど第7回総会が開催されました。
活動のまとめと、2005年度の活動計画・予算、幹事の選出などが可決され、2005年度の活動がスタートしました。
提案説明の後、「新任幹事が多いので、予算を有効に使って手厚い研修をしてほしい」との要望が出されました。
また、援助する会員と援助を受ける会員との地域的なバラつきがあって、「待っていても活動に結びつかないこともある」「何かのときに助けてほしいから登録しているが、今は急がないので活動はなし」など、いろいろな実態が話し合われました。
今年度の幹事の2人からは、次のような抱負が寄せられました。
石綿美津江幹事
「未熟者ですが、よろしくお願いします」
鈴木知子幹事
「くらしを支え合う、自主的な家事援助活動がより充実し広がるように、皆さんと協力して取り組んでいきたいと思っています」
食と農通信「これが旬」いちご
食と農通信
そのまま食べるのもいいけれど、ちょっとおしゃれなデザートを作ってみませんか!!
ビタミンCの優れた供給源です(5~6個で1日の所要量以上を摂取できます)。食物繊維もじゃがいも以上に含まれています。カリウムも豊富なために血圧を安定させる働きもあります。
<かんたん・いちごムースの作り方> 10個
材料:いちご1パック、卵白2個分、グラニュー糖40g、生クリーム80cc、ゼラチン10g、水大さじ3
(1)卵白とグラニュー糖を合わせて角が立つまで泡立てる
(2)別のボールで生クリームを軽く角が立つまで泡立てる
(3)水に溶かしたゼラチンを湯煎で液状にして、つぶしたいちごを加えて混ぜ合わせる
(4)(1)(2)(3)を混ぜ、器に入れ冷蔵庫で1〜2時間冷やし固める。
食育講演会「食べものが身体を育み食の空間が子どもの心を育む」を開催
機関誌 『東都生協だより』 2005年3月号より
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2005年1月18日、東都生協は渋谷区立商工会館にて食育コーディネーター・大村直己氏を招いて、食育講演会を行いました。参加者は19人。
飽食を経て崩食の時代ともいわれる今、大村氏は「基本に返ろう」と訴えます。
食卓のイメージとして「ご飯と一汁ニ菜(主菜+副菜)の日本型の食べ方を見直すことで、充分バランスの良い食事がとれる。具だくさんの汁ものならより結構
」として、大村氏は「食の情報があふれる中、部分的な情報に流されないで。どんなに良いものでも、それだけ・そればかりになっては良くない。食生活全体で考えましょう」と提起しました。
子育てに関連させながらの内容は、食も子育ても基本が大切ということを再認識できるものでした。
参加者からは「今妊娠中で、将来の子育てについて漠然と不安を持っていたが、話を聞いて糸口が見えてきた気がする」「現在、1歳の子がいるので、食育に関心があり参加した。食べるものと食べるということが、いかに大切かを改めて思った」などの感想が寄せられました。
東京大空襲展&靖国神社見学会
組合員活動情報紙 「ワォ」2005年5月号より
テレビ朝日・多目的スペース「umu」 |
靖国神社の狛犬前で |
【東京大空襲展見学の感想】
- 絵や写真、体験者の方の説明など良い勉強になった
- 「1時間で10万人の死者」との数字を考えると、実際どれほど多くの人たちが被害を受けたことだろうと思いました。国民全体が戦争へと進んでいった。二度と戦争は起こしてほしくない、戦争は何も生み出さないから
【靖国神社見学での感想】
- 靖国神社で祭られている英霊は神様であることを初めて知りました
- 戦争は人間を変えてしまいます、戦争をしない国にするために考え、行動しなければ昔に戻ることになります。本当の戦争の怖さを語っていく時だと思います
- ガイドの方の説明が分かりやすく、知識を深められた
教育基本法学習会
2005年3月1日、多摩消費生活センター学習室A・Bで、講師に子どもと教科書全国ネット21事務局長の俵義文氏をお迎えして、教育基本法学習会を開催しました。組合員12人が参加しました。
【アンケートより】
- 教育基本法の改正の行き着く先の姿として、英国のサッチャー政権での教育改革(後)の様子を知ることができ、ショックでした
- 今、学校で学ぶ子ども達の前途を思うとつらい。子育て真っ盛りの組合員や職員にも知ってもらいたい内容でした
- テレビやラジオ、新聞などでの取り上げることも少ないように思います、私たちも情報にはもっと敏感になり、しっかり知る姿勢を持ちたいと思いました
教育基本法は11条からなる法律なんだ!!
- 第3条 教育の機会均等
すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならない - 第8条 政治教育
法律に定める学校では、特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治活動をしてはならない。 - 第10条 教育行政
教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。(教育基本法の中から一部抜粋)
おはしを上手に使いましょう
機関誌 『東都生協だより』 2005年2月号より
男性の参加者も |
2004年11月23日、東都生協・食と農委員会は「日本の食文化発見シリーズ講座」の第2弾として「お箸を上手に使いましょう」を開催しました。7組の親子が参加しました。
東都人材バンクの晴山園世氏を講師に、正しい「おはしの持ち方」や「配膳の基本」や大皿からの取り分け方などの食のマナーを学びました。その後実際に自分たちで配膳をし、食事を取りながら実習しました。
「普段、親が何度注意しても直らないので参加しました」とお母さん。
この日は子どもたちも、進んで講師から手ほどきを受け、終了するころには上手に箸を持てるようになりました。
基本的な配膳についても多くの質問が出され「年末年始のおもてなしの参考になりました」と好評のうちに終了しました。
3.1ビキニデー
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年4月号より
2005年2月28日~3月1日の日程で日本生協連と静岡県生協連が開催した「3.1ビキニデー」に東都生協から組合員3人が参加しました。
2月28日の「虹のひろば」では、さまざまなセッションが開催され、その中でも、ピースボート・野平さんの「日本・中国・韓国の市民による共通の歴史教科書作り」への取り組み報告は、特に参加者の印象に残ったようです。
3月1日には、1954年の米国による太平洋・ビキニ環礁での水爆実験で被ばくし、半年後に死亡したマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員、焼津市の久保山愛吉さんの菩提寺まで約1,800人で行進しました。
その後、被災51周年3.1ビキニデー集会では、生協が取り組む平和の活動をアピールしました。
この1954年3月1日に被災した第五福竜丸が夢の島(江東区)に保存されているのをご存知ですか。
毎年、「お花見平和のつどい」を行っています。今年も4月2日に開催されます。
きょうされん東京支部との交流会を終えて
機関誌 『東都生協だより』 2005年5月号より
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きょうされん東京支部と東都生協との交流会をさんぼんすぎセンター(2005年1月27日)、府中市ふれあい会館(同年1月28日)、昭島あいぽっく(同年2月17日)の3会場で開催。
延べ参加人数は共同作業所からは112人、東都生協組合員からは63人となりました。会場では各作業所の紹介、自主商品の展示や販売と自主商品の製作実演など和やかに交流が行われました。
製作実演は事前に何度も練習を重ねていたそうです。
当日は大勢の人の前で発表する真剣な表情を見て、参加者は心から応援したいと思ったようでした。
各作業所は地域とのコミュニケーションを持つことが重要と考え、これからも地域に根差した交流や関わりをつくっていきたいと発表していました。
当日参加した組合員と作業所で地域単位の交流について話し合っていたところもありました。
今後、東都生協としてもブロックや支部活動の中で作業所などの自主商品の紹介を行い、少しでもメンバーの成果を形にしていきたいと考えています.
きょうされん「第28次国会請願署名と募金」にご協力いただき、ありがとうございました。
期間:2005年2月1回~4回
署名:5,898筆(4月14日現在)
募金:380,127円(4月14日現在)
組合員の皆さまからお寄せいただいた署名は6月に国会へ提出し、共同作業所をはじめとした成人期障害者の施設充実や障害のある人も安心して地域で暮らせるような、具体的な手立てを求めます。
募金は署名用紙の印刷代やきょうされん資金として活用されます。
日本の近現代史についての学習会を開催
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年4月号より
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東都生協は2005年2月5日・12日の両日、明治大学文学部・山田朗教授を講師に招き、近現代史についての学習会を開催しました。
どちらの学習会とも参加者は、メモを取りながら熱心に聞き入りました。以下、学習会の概要をご紹介します。
第1回―膨張主義の系譜と植民地支配の特徴―
日本は、明治維新直後からロシアの南下を非常に恐れ、対外膨張を志向する。これは、「主権線」(国境線)を守るためにその外側に「利益線」を確保するという当時の考え方。
日本の植民地支配の特徴として、
- 皇民化教育の徹底
- 労働力の確保(強制連行、強制労働)
- 軍事力の補充(植民地にも徴兵制を導入)
- 物的資源の収奪(食糧、資源)
第2回―現代に残された課題―
サンフランシスコ対日講和条約(1951.9.8調印)によって戦後処理が行われた。
この講和会議はアメリカ主導で行われ、ソ連は署名を拒否、中国・台湾・韓国・北朝鮮は戦勝国ではないという理由で除外。日本のアジアに対する占領・支配の処理としては、きわめて不十分なものであった。
- 戦争賠償は総額で1兆円と少ない(ドイツの8兆円、日本国内への旧軍人への補償40兆円とは対照的)
- 直接の戦争被害者にわたるような処理がなされていない
- ODAの形でアジア諸国に供与されたものは、東南アジアへ進出した日本企業を経て日本に還流する構造となっていた。
このため、1990年代以降、50件以上の戦後補償を求める裁判が提訴されている。例えば、
- 強制連行・強制労働問題(虐待・賃金未払いなど)
- 従軍慰安婦問題
- 軍隊への食糧・物資・施設提供による問題(住民が餓死・病死)
- 日本軍の軍票(代用貨幣)が未処理
- 強奪された私有財産(文化財)問題
食と農通信 これが旬
組合員活動情報紙 『ワォ』 2005年1月号より
春の七草の筆頭野菜として親しまれてきた"せり"の香りの元となる成分には、保温効果・発汗作用があるため風邪予防や冷え症に良いとされています。
また、健胃効果があるので、お節料理を食べ過ぎた後の小正月には、せりを使った料理はいかが!
「簡単レシピ」
<せりのおかゆ>
(1)ご飯に水を加えおかゆを作る。
(2)粗く刻んだせりを散らし、しょうゆを少したらす。
(3)熱々をかき混ぜて食べる。
※おかゆは消化が良い上、体を温める働きがあります。せりの保温作用がますますアップします。ゆずの皮を散らすと香りもアップ。
<せり湯>
(1)せりを刻み、茶碗に入れる。
(2)砂糖・かつお節少々を加え、熱湯を注ぐ。
(3)好みでおろししょうがを加えてもよい。









