

無塩せき
ハム・ウインナー
ハム・ウインナー



「塩せき」「無塩せき」ということばを聞いたことがあるでしょうか? これはハムやウインナーなどの肉加工品に使われる用語です。ハム・ウインナーは、大きく「塩せき」と「無塩せき」に分けられ、発色剤を使って漬け込んだものを「塩せき」、それに対して発色剤を使わずに作ったものを「無塩せき(塩を使っていないという意味ではありません)」と呼びます。
なお、「無塩せき」はあくまで「発色剤不使用」ということで、「添加物を使っていない」というわけではありません。最近では「無塩せき」の肉加工品が見られるようになりましたが、まだまだ結着剤や保存料などが添加されているものが多いのが実情です。
ハムやウインナーは原料の豚肉を塩漬けにして余分な水分を抜き、燻煙して作ります。それゆえ、原料肉より重量が少なくなるのが自然ですが、中には原料肉よりも重量が増えるハム・ウインナーもあります。
例えば、製造の段階で結着剤などの食品添加物を加えると、肉と水の結着性が高まり、原料肉のロスがなくなります。また、でん粉などを加えると同じ重量の肉からより多くの製品がつくれます。
ハム・ウインナー、なにで選びますか?
東都生協では現在4メーカー((株)鎌倉ハムクラウン商会、信州ハム(株)、JA全農ミートフーズ(株)、(株)コ・ジャスナ)の肉加工品を扱っています。全ての商品が「無塩せき」で発色剤・結着剤(※)・保存料を使用せず、原料である肉の旨みを大切につくられています。
※信州ハム㈱では、結着目的で乳たん白、焼成カルシウムを使用しています。
東都生協のハム・ウインナーを食べたときに塩辛く感じた方もいるかと思います。東都生協のハム・ウインナーの塩分は1~2%程度。これは一般的な数字ですが、素材である肉の旨みを大切にしているため、化学調味料(グルタミン酸ナトリウムなど)を使っていません。塩かどを取り、味をまろやかにする化学調味料を使った一般のハム・ウインナーとくらべて塩分を強く感じるのかもしれません。
商品に記載されている「原材料表示」には、そのこだわりが見てとれます。
-
乾物・調味料・加工品
-
産直肉・ハム・ウィンナー類
-
牛乳・卵
-
パン
-
豆腐・納豆
-
その他