新世代チャレンジ・プロジェクト Tomorrow
新しい産直に挑戦する 若き耕し人たち
私たちは、組合員の笑顔あふれる食卓のために、 新時代の産直開拓者を目指して、ちからいっぱい働いています。食の未来づくり運動

新しい時代へのバトン

 1973年の設立以来、東都生協は「産地直結」で農産物を組合員にお届けしています。39年が経過した現在、産地も代替わりが進み、若い生産者が主役になりつつある産地もあります。
 若い生産者に就農の動機を尋ねると、「親父の背中を見て農業を継ぎたいと思った」、「自分の作った物を指名買いしてもらえるような仕事がしたい」とさまざまですが、「農業を通じて何がしたいの?」と尋ねると、皆さん口をそろえて、「組合員に安全で安心な農産物を届けたい」、「自分が丹精込めて育てた農産物を口にした組合員と、そのご家族の笑顔が見たい」、そして「おいしかったよ!」の言葉を聞いてみたい、という声が返ってきました。この思いは、39年前に産直を一歩ずつつくりあげてきた当時の生産者と同じ言葉です。親や地域が先人として育んできた東都生協との産直は、着実に次の時代へと受け継がれています。

若き耕し人たち

 そんな若き耕し人たちと共に、東都生協の若い職員や組合員が一体になって、何かできることはないだろうか…。その思いは2010年2月に「新世代チャレンジプロジェクト=Tomorrow=」宣言としてカタチになりました。
 宣言当初は何をどこから手をつけていいのかも分りませんでした。構想はあるが実現する手段は自分たちで作り出す…若者プロジェクトの前に楽なレールはなく、その試行錯誤は、まさに開拓そのものでした。
 例えば、環境に負荷をかけない持続可能な農業へのさらなるチャレンジとして、化学合成農薬や化学肥料を削減したり、その工夫をこらしたり、あるときは、東都生協職員との打ち合わせの中で生じた熱い思いを胸に、新品種の農産物を育て、インターネット注文で企画しても、あまり利用されなかったり…。チャレンジする若者は、悪戦苦闘する日々の中で前進してきました。

組合員を想うことが心の力に

 新しく物事を進めるのには心の力がないと前には進めません。若き耕し人たちは、日々の試行錯誤の中で、ややもするとなえる気持ちを組合員の笑顔あふれる食卓と、自分たちの思い描く夢を心の力に変え、希望を見つけ、モノをつくり出す喜びを実感しています。

 宣言から2年間、プロジェクトの事務局を努めてきた東都生協商品部・農産グループの松村奈穂子職員も若者です。最初は仕事の進め方さえ見えない中、彼女も、組合員の笑顔を想う生産者、生産者を想い野菜を食べる組合員を想い、心の糧としながら新たな取り組みを進めてきました。そして今、インターネット限定の新世代チャレンジプロジェクト商品も広がり、(農)埼玉産直センターの登録百年トマトも始まりました。

東都生協農産グループの松村奈穂子職員
挑戦者には応援者が必要です

 産直が次の世代に受け継がれることは、私たちの食の未来づくりにつながり、それは子どもたちの未来、日本の未来へとつながります。
 そこで組合員の皆さんにお願いがあります。産直農産物を利用し「生産者カード」を見つけたらぜひ、声を書いて生産者に届けてあげてください。おいしかったら「おいしかったよ」と、おいしくなかったら「○○だからおいしくなかったよ」…そんな声でも。これが若き耕し人への応援になり、彼らの試行錯誤の助けにもなります。そして交流活動に参加した際、もし彼らに会ったら「食べてるよ!」「がんばって!」と声を掛けてあげてください。若き挑戦者たち、若き耕し人への応援をよろしくお願いします。

高柳仁 37歳 (埼玉産直センター春トマト部会部会長)

【家族構成】妻、男の子2人(9歳、4歳)
【農業を始めたきっかけ】母ちゃんとばあちゃん、女手2人でやってきた農業はとても大変そうだった。
いつか自分が継いで2人に楽をさせてあげたかった。
【目標】命あるかぎりトマトを作り続け、いつか自分の理想のトマトを作る。
【夢】幸い、今のところ「パパと一緒にトマトを作る」と言ってくれているので、2人の子どもと将来一緒にトマト作りがしたい。

野口悟 33歳

【家族構成】妻、女の子1人(3歳)
【農業を始めたきっかけ】子どものころは農業が嫌いでした。ばあちゃんの死をきっかけに手伝ったトマトの収穫作業で、当時勤めていた会社にはない「やりがい」と「楽しさ」を感じて、農業の道に入りました。
【目標】親の持っている技術をもっと向上させ、より安全で、よりおいしいトマトを作りたい。
【夢】将来子どもたちの「なりたい職業ランキング」のトップ3に農業を入れたい。

海沢和弥 33歳

【家族構成】妻、男の子1人(7歳)、女の子2人(4歳、3歳)
【農業を始めたきっかけ】子どものころ、親からの洗脳で何も分からず農業をやりたいと言っていた。おとなになった今でも「農業をやりたい」と思えているから。
【目標】「ご指名トマト」、消費者に指名されるようなトマトをつくりたい。
【夢】今、洗脳している僕の子どもが大きくなってからも「農業がやりたい」と言わせたい。

前田さんのミニトマト

 熊本県八代マルタのトマト生産者、前田銀二郎さんはトマト農家3代目の32歳。トマトの生産量が日本一の地域で、農協に属さず、お父さんと一緒に東都生協にトマトを出荷してもらっています。自分の栽培したトマトがどういう評価を受けるのか広い視野で捉えたいと香港のスーパーにも出荷を始め、その様子は昨年テレビでも放映されました。
 前田さんはミニトマトの栽培にも取り組み、2012年1月4回から2012年3月1回まで1週置きにインターネット限定で扱ったところ、週に出荷できる上限の1,000点に近い注文をいただいています。ミニトマトは後を引いてしまうようなバランスのとれた甘みと酸味です。くしゃっとした笑顔の前田さんと素敵なご家族の写真も魅力です。ぜひお試しください!

次世代の担い手へつなぐ食の未来 「新世代チャレンジプロジェクト」宣言!とは

2010年2月13日「第27回生産者と組合員と職員の交流集会」にて
「新世代チャレンジプロジェクト宣言」が行われました。
新しい世代の生産者・職員それぞれの立場から意見を出し合い、新時代の産直を真剣に考えていきます。

今こんなことが進んでいます。

新世代チャレンジプロジェクト」は、みんなで手作りしながらさまざまな取り組みを進めています。まだまだ模索が続きますが、今はこんなことに取り組んでいます。

  • 産地相互交流訪問
     同じ品目を作る産地がお互いを訪問し、栽培技術などの交流を行いました。本来、栽培技術は飲食店でいう「秘伝のタレ」。それを惜しげもなく披露しあうことができるのは、それが農業の活性化につながると信じているから。東都生協に集う産直産地ならではの取り組みです。
  • 生産者の体験同乗
     自分たちの出荷した物が、組合員の手元にどうやって届くのだろうか? 自分たちの作った野菜や果物は、組合員にどのように受け止められているのだろう。自信を持って良いところや、もっとがんばるべきところはどこなのか? そんな思いで供給車両に同乗し、組合員や供給職員と意見交換をしています。
  • 「若者広場」を開催しました
     2011年11月4日に開催された食の未来づくりフェスタ「若者広場」にて、若い生産者と東都生協の職員の意見交流や学習会が開催され、これからの産直について活発に論議が行われました。
  • インターネット限定企画

     新しい品種や新しい技術を積極的に試す若い生産者。実際に利用者の反応を聞きながら、より良い商品を作っていきたい。そんな思いで栽培した野菜を、インターネット限定で企画しています。数量に限りがある場合もありますが、ぜひ注文画面をのぞいてみてください。カタログではスペースの関係から商品や産地の説明が十分にできないこともあるのですが、インターネット注文画面では詳しい商品情報が見られます。

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