みんなの活動:これまでの活動報告

くらし
消費者力の向上をめざす取り組みをすすめます。
「直下型地震から家族を守るために」学習会報告

主催:組合員活動委員会  

自分のいのちは自分で守ろう

自分のいのちは自分で守ろう

安心米・美味しい鯖の味噌煮缶・東都<br>ミックスナッツなどを試食

安心米・美味しい鯖の味噌煮缶・東都
ミックスナッツなどを試食

 東日本大震災から4年、今後30年間に震度6弱以上の地震の確率は60%~70%(地震調査研究推進本部)と言われ、首都圏に直下型地震が起きた時の心がまえは誰にとっても必要です。大切な人や自分自身を守るために、防災・減災について日頃の備えを考え、効率的な防災食の備え「ローリングストック」を学び、防災食の試食も行いました。
 講師の東京災害ボランティアネットワーク(*)・福田伸章さんの講演は、東日本大震災直後に支援に入られた経験や、20年前の阪神大震災など幅広いデータと実例に基づいたわかりやすいお話でした。
 「自宅にいる時に地震災害が起こってしまったら、その直後どのような行動をとりますか?」という質問に、参加者から「火を消す」「出口を確保する」などさまざまな答えがありました。しかし、「まず頭も守る」が大切と阪神・淡路大震災の地震直後の写真を事例にしながら説明されました。寝室には懐中電灯・ホイッスル(救援を呼ぶため)・厚底スリッパ(足元が危険なため)を最低限備えておくとよいそうです。
 福田伸章さんがいちばん強くおっしゃっていたことが「災害時は誰かに助けてもらうのではなく、動ける自分たちは助ける立場にならなければならない」ということです。参加者の感想から「自分のいのちは自分で守ろう」「自分たちのまちは必ず自分たちで守ろう」と強く意識付けされたことが伺えました。くらしを守るためには、災害への備えは常にアンテナを張って情報をキャッチしましょう。

(*)東京災害ボランティアネットワーク.
阪神・淡路大震災を契機に設立され、東日本大震災・台風26号伊豆大島土石流災害など現地で支援。
首都圏の大災害への具体的な対応を検討し、住民.の防災意識を高める活動を実施しています。